アラカルト

125:2015年の傾向

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2015年は、2月4日から乙未(きのとひつじ)の年に入ります。
黄帝内経の気交変大論には、乙の年は金運不及とあります。
金運が不足する年は、制する木気が盛んになり、火気が広まります。
そして火の成長作用だけが気ままに振舞って、万物は繁茂し、気候は暑く乾燥します。

今年は、猛暑になりそうですね。

人は肩や背中が重い、鼻が詰まる、くしゃみが出る、血便が下るなどの病気に罹りやすくなり
ます。ふむ、葛根湯を常備して、花粉症には早目に小青竜湯を用いることにしましょう。

金気が制約を受けるため、来るべき時にやってこないとあり、秋が遅れそうですね。
これに対応して、天上の金星の光が弱まり、火星の光が強くなり、白い色の穀物は成熟する
ことができないとあり、米価は値上がりが予想されます。^^;

金気を抑える火気が広まると、水気が報復にやって来ます。
すると突然、冷たい雨や雹(ひょう)、霜、雪などが降り、万物を損ねます。
このとき、天上の水星の光が強くなり、火星の光が弱まって、赤い色の穀物は成熟できないと
あります。今年も雪害に注意を要しますね。

人はこのとき、寒気に襲われたのに却って陽気が上昇するため、頭の後ろが痛くなり、それが
頭頂まで広がって熱が出る症状となります。
秋から冬は、頭痛を伴う発熱やインフルエンザなどに用心しましょう。
罹ったと思ったら、麻黄湯(まおうとう)が効果的です。

また、口内炎や口のできものに罹りやすく、ひどい場合は心痛が出るとあります。

五常政大論には、水気報復の作用は、鱗のある動物は隠れ、豚が病気になるとあります。
また、冬の蔵気が早くやって来るため、厳しい寒さとなるでしょう。

別の観点から観た2月4日からの1年は、三碧木星が中宮に入る年です。
三碧木星の天象は、雷雨 にわか雨 落雷 雷鳴 稲妻 地震 噴火 津波 旋風 竜巻 東風。

一白水星が暗剣殺になりますので、水害対策は大事ですね。
虚言による愛情関係の破れにも用心しましょう。w

三碧は太陽が天に昇る作用で進出をさします。
象意にある進出・顕現・繁栄・発展を目指して、新たな一年を良い年にしましょう。^^v
今年のあなたの傾向と対策を知り、良き年が開けますように。(念)