と き | 2020年 1月11日(土) 第2土曜 午後2時から午後4時半まで |
ところ | 桂西口会館 |
内 容 | 1 気光の実習 体の調子を整え、気力・体力を高めるには 完全呼吸の行法で、一気に心身の覚醒を 調気功 四肢調整法を応用したスワイショウⅠ法 頭蓋クラニアル法によるセルフケヤー 特修 人体の崩れ4パターンと4つの調整法 ガチガチに硬結した脊柱起立筋を瞬時に緩める法 腹部の圧痛をゼロにするポジションから痛みを消す法 関節包内センサーをリリースする法 2 講話 七赤金星が中宮に入る年の特徴と自分との関係 陰陽五行の理による自分の健康と運気への活用 今年の恵方、庚(かのえ)の方とその活用 黄帝内経による庚子年の気象医学と太衝脈について 3 瞑想実習 呼吸のたびに心をクリーニングし、自在な自分を創ろう リラクゼーションと集中のための気光呼吸法 意識と呼吸を用いる小周転法 仏頂尊をイメージした気光瞑想 聖音を用いたリラクゼーション 光との入我我入 ※テキストをお持ちの方はご持参下さい。 ※当日はリラックス出来る服装でお越し下さい。 ※気功実習と講話の間に休憩をとります。その間、お体の調子の悪い方は無料で痛苦や不調を解消するヒーリングを行いますので、ご遠慮なく当日お申し付け下さい。 ※ 講座終了後、例によって無料懇親会をします。お時間の許すかぎりご参加ください。 主催:気の科学研究所 ℡番号075-861-6230 代表 福田龍博 |
光陰、矢の如しと申しますが、いやはや歳を取るごとに、月日の経つのが毎年早いこと、疾いこと。^^;
還暦過ぎて早や6つ、行政では高齢者に分類され、近年では緑寿という祝いがあるとか。w
1年は、その人にとって、人生分の一に相当しますので、一年ごとに経過は早くなるようですね。
さて、平成の世が終わり、令和になって初の正月、立春からは庚子の年、七赤金星が中宮に入る年です。
七赤金星の象意は、沢、金銭、酒食、口、悦び、少女、笑いなどですが、人体に関しては、肺臓、口腔、右わき腹などを表します。
然るに、庚子は干の金気が支の水気を生む年ですので、地支の子の意味合いが強くなります。
実は、ここ最近は相生の年というのがなく、甲午(木生火)から6年ぶりの相正の年になります。
「漢書」律暦志によると「子」は「孳」(し:「ふえる」の意味)で、新しい生命が種子の中に萌(きざ)し始める状態を表しています。
「子」は種子が土中で発芽した瞬間を表し、生命のスタートであり、繁殖や発展を意味しているわけです。
「庚(かのえ)」という漢字は、杵を両手で持ち上げる象形と植物の成長が止まって新たな形に変化しようとする象形からできた文字で、「かわる」や「つぐ」という意味があります。
これらを考え合わせると、「庚」とは結実の後に転身することを意味します。
七赤金星の易は 兌(だ)ですが、易卦伝には「 兌は正秋なり。万物の説(よろこぶ)所なり。故に曰く 兌の説言(えつげん)す」とあります。
時節では秋分、秋の彼岸に当たり、万物は皆悦んでいるという年ですので、自他ともに喜び、楽しみとなることを生み出して行きましょう。
前の庚子年は、60年前の1960年でしたが、この年はどんなことがあったてしょう?
世界史的には、アフリカの多くの国が植民地から独立を果たした年だったんですね。
コンゴ共和国、カメルーン、ナイジェリアなど、なんと17もの国がヨーロッパの国から独立していました。
日本では、日米安保条約が改定され、それに伴って安保闘争が起こった年です。^^;
所得倍増計画がスタートした年でもあり、まさに結実の後の転身で繁栄、増産を目指した年だったようです。w
歴史は繰り返すといわれますが、人も社会も螺旋を描いて進化できると良いですね。
人の人生も四季に例えられ、青春、朱夏、白秋、玄冬と移りゆくものですが、それぞれのテーマに沿って、良い思い出を作って行きたいものです。
個人個人の運気や、生じる事象は人それぞれですが、運気律・因果律を踏まえた上で、
時空を超えて良くない因縁が、因果を表さないようにしたいものです。
秋蒔き小麦を春に蒔いたり、春蒔き小麦を秋に蒔くのは愚かな結果を招きますから。^^;
易卦伝にいわく、易をよくする者は、卦が違えど、答えは一つ。w
運気と因果の法則から今年の自分自身の課題と傾向を知り、対策を練っておきましょう。
運気学説は、古代中国に生まれた天と人間の関係についての非常に重要な学説です。
この学説は、天文、地理、暦法、気象、物候(季節ごとに現れる生物の周期的変化)、
医学など、科学のさまざまな分野に及び、大きな影響を今日にも及ぼしているものです。
黄帝内経(こうていだいけい)は、現存する中国で最も古く、系統的で整った医学書ですが、
運気学説に関する最も初期の文献でもあり、漢方や針灸を学ぶには、必須の文献といえます。
そもそも、運気とは、黄帝内経にある、「五運六気」の略語なのです。
五運は五行(木火土金水)の運行、六気は「風熱湿火燥寒)の気象の変化をいいます。
黄帝内経は「素問」と「霊枢」から成り立っていますが、運気に関する「運気七編」は「素問」に含まれます。
中国の伝説上の帝王、黄帝とその大臣の岐伯との対話形式で書かれていて、なかなか趣の深いものです。
干支や二十四節気などの用語や区分も、この「黄帝内経」に記載されているものです。
新年初の気の講座では、2020年庚子(かのえね)年について運気論から色々と考察してみましょう。
今年の予兆や、健康のこと、人間関係のこと、仕事のことなど、参考になればと思います。
五行において、私たちの内臓(五臓)は、食べ物の味(五味)と深い関係を持っています。
気のテキストP.23・24にも掲載しました通り、辛味は肝臓などの呼吸器系、
甘味は脾臓すい臓、酸味は肝臓、苦味は心臓、塩辛い味は腎臓というように関連しています。
味も偏りすぎると、それに関連した内臓機能が弱まることになります。
かといって、おいしくなければ料理が楽しめませんね。
ちょっとした気配りで、料理は美味にも、楽しくも薬にもなるものです。^^
懇親会では、リラックスした雰囲気の中、出席される方相互の親睦を深めつつ、楽しく語り合いましょう。
メニューは未定。どんな料理が出来上がるかは、新春の市場と私の気分で、当日のお楽しみです。(笑)
肩肘張らずに講釈抜きで、家庭薬膳を囲んで、和気藹々の新年会にしましょう。
たくさんの方のお越しをお待ちしています。