身近な仏教用語

24:挨拶

コメント

こんにちは。
お読みいただいて、ありがとうございます。

挨拶という言葉は、子供でも知っていますが、漢字の意味は如何でしょうか?

「挨」は、押す、「拶」は迫るという意味の漢字なのですが、普通は使いませんよね?^^;
本来、挨拶という言葉は、禅の用語でした。

禅家で、門下の僧に押し問答して、その悟りの深浅を試すことだったのです。

そこから、人に会ったときや別れるときなどに取り交わす、礼にかなった動作や言葉を表わすようになりました。

相手に対して、敬意や謝意をなどを表わすこと、またその動作や言葉を挨拶というわけですね。

最低限度の挨拶という行為の社会的意義は、相手に敵意や害意を持っていませんよという表明かも?

「こんにちは。」と言って、ブスッと刺す通り魔もいませんね。(笑)

職場でも、家庭でも、「おはよう。」とか「いってらっしゃい。」とかの、挨拶のない場に、
礼も調和もないでしょうが、言葉は言霊。
気を込めて、和気を大事にして欲しいものです。

「あ・い・さ・つ」も、アカルく、イキイキ、サワやかに、ツキ合える言葉や動作、
態度や表情があれば、普く通じるのですが、普通でなく、不通の職場や家庭もよく見受けられます。^^;

笑顔がない、声が濁り沈んでいる、返事がない、相手を見ていないなどなど・・・

朝一番が今日の一日のスタートなのに、不快な思いはしたくないですね。