方位の吉凶といえば、先ず、気学が定番になっていますね。
そもそも、「気学」という呼称は、大正14年、故園田真次郎(地角)氏によって命名された呼び名で、その内容は、干支九星学が主体であり、その根源は、易経に由来しています。
気学では、年々月々、方位の吉凶が移行していくものですが、その二大凶方位と呼ばれるものが、「暗剣殺」と「五黄殺」です。
「五黄殺」とは、後天定位盤の八方位に、五黄土星の巡った方位を指し、「暗剣殺」とは、その反対の方位を指します。
2007年では、五黄土星は、先天定位盤の八白土星の定位置「艮宮(ごんきゅう)」に巡りますので、艮(うしとら)の北東60度が、「五黄殺」に当たります。
「暗剣殺」はその反対側ですから、今年中宮に入る二黒土星の定位置、「坤宮(こんきゅう)」の方位、坤(ひつじさる)の南西60度が、2007年の「暗剣殺」となります。
「五黄殺」の方位を犯すと、自発的に、徐々にと、災難や損害が生じたり、縁や物事の結果を腐らせるといって恐れられます。(><)
艮の凶方位を用いたり、艮位凶相の家に住むと、次のようなことが生じやすくなるといいます。
●財産を失ったり、金銭の貸し借りや保証の件で損害を受けたり、信用を失う。
●商売や配偶者が悪く変わったり、縁や物事の流れが変動をきたす。
●長男が家出したり、相続人の縁が絶えたり、親子・兄弟や親戚の仲が悪くなる。
●欲を出して、損失を出したり、人間関係が悪化する。
●鼻や関節の病気、盲腸炎、乳癌などの病気に罹る。
「暗剣殺」の方位を犯すと、他動的、突発的な災いや損害を被り、その累を子孫にまで及ぼすことがあるといって恐れられています。(><)
坤の凶方位を用いたり、坤位凶相の家に住むと、次のようなことが生じやすくなるといいます。
●土地や営業で損害や損失を被る。
●怠惰に陥り、やる気や目標、希望を失う。
●疑いや不足が生じ、意地を張ったり、忍耐を失って、人間関係が悪化する。
●主婦や老婆に関係して、損害や災いが生じる。
●胃腸の悪性の病気を患ったり、それが元で生命をも失ったりする。
もちろん、陰陽五行の定理によって、相克相生の関係がありますので、生まれ年と生まれ月の干支九星との配合によって、その時々の吉凶も多少することは、自明の理ですが。^^;
こういったウラナイを、信じる、信じないは、人それぞれの自由です。^^
ただ、その時でなくても、後々災いが出た場合に、あの時こうしておけばと、後悔はしたくないですね。^^;
備えあれば憂いなしとか、心得あれば災難去るとか?(笑)
凶方位にゼッタイ出かけないなんて、できっこないですもんね。^^;
凶方位を防ぐ手段は、色々考えられます。
一般的によく用いられるのが、方除けのお札ですね。
地元の氏神、産土の神社や、方除け神社へ行って、ご祈祷を依頼し、お札とお守りをもらうこと。
身代わり不動や身代わり観音などの社寺で、災いや厄を形代が身代わりに受けるお守りをもらうこと。
気を込め、心を込めて、依頼されてそうした護符を作成することもありますが・・・
信じる者は救われるのか?未だ、クレームは付いたことがない。善哉、善哉。^^
次によく言われるのが、方違え(かたたがえ)の法ですね。
例えば、今年、一白水星の人が、暗剣殺の南西にある会社へ大事な商談に出かけるとします。
一白水星の人は、今年、南北各30度が大吉方、西方30度が吉方位ですので、南東へ直接赴かず、南30度にある顧客や関係業者を回ってから、西30度に入る目的地に向かうという方法です。
旅行や移転も、こうして吉方位に当たるところへ寄り、吉気を受けてから向かうが良しと言われています。
もう一つの手段は、気を養うという方法です。
日頃、吉のある気を養い、凶方位のダメージを受けないようにする方法ですね。
ノロウィルスやインフルエンザなどの流行しているところへ往くのに、日頃の元気と予防が大事な所以です。^^
予防は、凶方位に当たる方位を、家屋内できれいにして調えておくことです。
今年は、北東と南西が凶方位ですので、鬼門・裏鬼門は、日頃よく清掃して清めておくのが良いですね。
南天や生花を世話することも、良い方法です。
吉気を養う方法は、吉方位に当たる神社や気の良い土地の水や食物を取り寄せて、日頃の飲食に用いることです。
神社は、墓地と違って、その土地のエネルギースポットに建っていますので、産土社や吉方位の神社へ、お散歩や月参りなど、足しげく通うのもいいですね。^^
さて、お買い物に行って来よう。
原稿作成に集中した結果、今日の水曜会に出すドテ焼きが焦げ付き、鍋が一つ、パーになってしまった。。(><)
一月は南方30度が吉方ゆえに、物集街道を南下して・・・ふぬぬ。^^;