ヒーリング

42:三大交会穴療法について

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私たちの身体には、生体電流と共に経絡という「生気の流れ」があります。
これらのバランスが崩れると、人体に異常が生じます。

生体電流を調整するのに磁石療法がりますが、磁石にはN極とS極があり、N極からS極に流れる電流が、
経絡の気の流れを調整するのです。
市販の治療用磁石は、肌に付ける方が、N極になっています。
NSの判断さえつけば、市販の普通の磁石粒でも同じ効果を上げることができます。

人体の生体電流、経絡の気の流れの変調を、銅からアルミニウムに流れるイオン電位差を利用して
調整しようとするのが、11円療法です。
10円玉の銅、1円玉のアルミニウムの代わりに、銅箔とアルミ箔を使っても同様の効果があります。

ただし、腕時計やネックレス、眼鏡など金属製品を身に付けていると、他の金属が入ることで、
10円玉と1円玉、つまり銅とアルミニウムの電位差が狂って効果が減ることがあります。
また、心臓のペースメーカーを使っている人は、磁石がペースメーカーを狂わせる恐れがありますので危険です。

11円療法の創始者、故刑部忠和先生の気のパワーシールや、私の気光パワーシールは、

この経絡の気の流れの異常と痛みなどの不調を治療するために作ったものです。
金シールにはプラスの気を、銀シールにはマイナスの気を封じ込め、金シールから銀シールへ生気が
流れるように作ってあります。

11円療法は、刑部先生が全国的な講演の中で、その場で次々と治療して多大な驚きと喜びの声が
上がったものでした。
痛風で足の親指が赤く腫れ上がり、痛くて歩けない人に、襟首に金シール(10円玉)、痛む親指の関節を挟んで、
足首よ寄りに金シール(10円玉)、指先寄りに銀シール(1円玉)を貼ったら、即座に痛まず歩けたケース。
膝が痛くて歩くのにも不自由していた人が、腹部に金シール、膝の上下に金・銀のシールを貼った直後に、
痛みもなく階段を上り下りできたケース。
整形外科でも整骨院でも「こうなったら、もうダメだよ。」と言われた古傷のネンザの人に、腹部に金シール、
ネンザした足首の患部に銀シール、患部の反対側の足の同じ位置に金シールを貼ったとたんに、
力一杯ジャンプしてみせたケース。
20年来のリウマチで机に手をつくことができなかった人が、襟首と腹部に金シール、手首の関節を挟んで
金・銀シールを貼ったところ、その場で手のひらで机をぺたぺた叩いて、痛みがないのに驚いたケース。

枚挙にキリがありませんが、それらは三大交会穴を使った、最も簡単な治療法なのです。

交会穴(こうえけつ)とは、二つ以上の経脈が交わるところをさします。
局所の治療だけでなく、その他の経脈と密接に関係しているので、奇経療法と同じく、

全身の調整にも用いられるツボです。

三大交会穴治療法の基本点は、「陽は襟首」、「陰は腹部」、「陰の陰は胸」の3か所にあり、
治療点は痛むところです。
基本点の交会穴に貼る金シール(10円玉)は云わば砲台で、1円玉は弾丸、痛むところは的にあたります。
例えば、襟首の交会穴「大椎」の砲台(金シール)は、人体の陽の部分に砲口を向けています。
痛いところを的にして弾丸(銀シール)を撃ち込み、的に弾丸が命中すれば、痛みは瞬時になくなります。

この治療は、砲台も弾丸も決まっているので、効果はいかに的である痛点を正確に探すかにあります。
然るに、その痛点は、どんな名医より患者さん本人が一番よく知覚しているので簡単ですね。

イラストでも説明しますが、この三大交会穴をご紹介しましょう。
この基本点には、いずれも金シール(10円玉)を貼り、後は痛点を探って、銀シール(1円玉)を貼るのみです。

1.大椎(だいつい)

 
首を前に倒すと、首のつけ根に大きな骨が隆起します。
その最も大きな骨が第7頸椎で、その下のくぼみが大椎になります。
第7頸椎が分かりにくいときは、うつむいたまま頭を左右に動かしてみて、動く骨が第7頸椎で、
その下の動かない骨が第1胸椎です。

大椎の守備範囲は、人体の陽の部分全般で、外股に立ってバンザイをし、背中から日を当てて、
日の当たる部分全部の愁訴や疾患をカバーします。

2.中”月へんに完”(ちゅうかん)

 
胸骨剣状突起の下端(みぞおち)と、おへそを結んだ直線の中央が中”かん”になります。

中”かん”の守備範囲は、人体の陰の部分全般で、陽の場合と同じように立って背中から日を当て、
日焼けしない部分全部の愁訴や疾患をカバーします。

3.”月へんに壇のツクリ”中(だんちゅう)

 
胸骨の正中線上で乳頭の高さにあり、押すと痛い点が”だん”中です。
乳首を結んだ線分は、第4胸椎と第5胸椎の間を交差するのですが、乳房が垂れ下がった方は、
元あった位置から探ってください。(笑)
武術で使う急所の一つで、水月(鳩尾、みぞおち)を突くより強烈な点で、押さえると痛むのでわかりやすいですよ。

”だん”中の守備範囲は、陰の陰の部分全般で、心臓周辺から胸部、及び小指の先からわきの下の中央に
引いた線上全ての愁訴や疾患をカバーします。

この3つの交会穴さえ知れば、後は痛むすべての点を押さえて、痛みやしびれ、不調を治すことができますよ。

気の科学研究所でのヒーリングは、奇経八脈の気の流れを整え、三大交会穴を踏まえて、症状による特効点、
痛点を複合的に交差してその場で愁訴や痛みを消し去るものです。
そうして整体と気功を加えれば、多くの愁訴や痛みは解決できるものです。
痛みは生きているしるしですが、痛みを我慢することによって、身体も歪み、ストレスにも悩まされて、
日常生活にも楽しみや活気を損ないます。
縁を活用して、不調は早目に治すようにしましょう。