「おなかを冷やすと、おなか壊すよ。」
子供の頃、よく言われたのではありませんか?^^
この下痢は、腹部を冷やしたため、腸の働きが低下し、水分を吸収する力が衰えたためです。
下痢にもいろいろあるものですね。
水寫性(すいしゃせい)下痢というのは、水のような便がシャーッと出る下痢。
鶏鳴(けいめい)下痢というのは、明け方に必ず下る下痢。
頻便(ひんべん)は、朝、何度も出る下痢。
老人小児性下痢というのは、年齢により抵抗力がないために起こる下痢。
下痢の原因にも色々あって、物理的な腹部の冷えや弱りだけでなく、精神的なストレスや
不規則な日常生活などから来る神経性のものも多く、これという理由がないのに下痢したり、
年中下痢気味の方も多いものです。
これら、いずれの下痢にも、これから述べる方法には特効があります。^^V
ただし、食中毒や伝染病、腹風邪などは、邪毒を出すために下痢が起こっているのですから、
むやみに止めてしまうのは、却って悪いことになるので、留意しておいてくださいね。^^;
1.先ずは全身の気脈を調えるため、奇経に気を通しましょう。
右足の公孫に金シール(10円玉)、左手の内関に銀シール(1円玉)を貼ります。
指圧気功で通す場合は、両手の親指を強く当て、手足を振動させるように震わせて通すと
よいです。
次に、右手の列穴に金シール、左足の照海には銀シールを用いて、同様に圧法します。
2.次に三大交会穴療法に移りましょう。
腹部から下半身を司る大交差点に当たるツボは、中完(ホントはニクヅキに完^^;)です。
ここに金シール(10円玉)を貼ります。
関元というツボが、恥骨上縁とへそを結び、その線分の恥骨から上へ5分の2のポイント
にあります。
ここに銀シール(1円玉)を貼って、両方、温かい掌や温灸や蒸しタオルで温めます。
3.最後に、下痢の特効点を攻めましょう。
① 安田点:足の外くるぶしの前側の下で、足の皮の表裏の境目にある、下痢の特効ツボ
です。
銀シールを貼って、一押し3秒のツマヨウジ針を5回押した後、タバコもしくは線香灸を
10回繰り返すと完璧です。
梁丘(りょうきゅう):胃腸を調えるツボで、膝蓋骨の外側から指4本分幅だけ上
で、圧痛のある点です。
安田点と二点一字に結んで攻めると、大変効果的なので、ここに金シールを貼り、
一押し3秒でツマヨウジ先端で5回押した後、タバコか線香の束灸を10回繰り返します。
② 液門:手の甲側、小指と薬指の付け根の間で指先で手首めがけて押し込むと圧痛のあ
る点で、下痢の特効秘穴です。
ここに銀シールを貼って、一押し3秒のツマヨウジ針を5回押した後、タバコもしくは線
香灸を10回繰り返して下さい。
水当たりや夏場の渋り腹などには、吉野から大峯の産では「陀羅尼助(だらにすけ)」長
野の方なら「御岳百草丸」などが良く効きますが、
これらは、主成分をミカン科の落葉高木「キハダ」の内皮から抽出されるオウバクエキス
としているものです。
私は家に常備していますが、行に出かけたり、海外へ遊行するときは、必ずカバンのドラ
エモンポケットに入っているのです。(笑)
お金を掛けず、サバイバルでは、ヨモギの葉と茎を摘んでよく洗い、オン・キリキリと
絞った液を飲むと、テキメン効いてきますよ。^0^
ワイルドだろぉ?(爆)