ヒーリング

04:五十肩の手当て

コメント

銅とアルミの気光パワーシールがない場合は、11円療法とタバコ灸を試してみましょう。

1.患側(痛む側)の内関(手のひらに最も近い、手首の横ジワの中央から、指3本分だけ、肘寄りの点)
に十円玉を貼り、肘寄りに1cm離して一円玉を貼って下さい。

2.患側の後ケイ(渓のシを取って右に谷。字がないなあ^^;)
(手を握ると小指の側面にできる太い折ジワの先端)に十円玉を貼り、手首寄りに1cm離して、
一円玉を貼って下さい。

3.患側の肩グウ(骨ヘンに隅のツクリ)と肩リョウ(骨ヘンに寥のウカンムリを取った字)に、11円療法。
それにしても、字がないっ。^^;
腕を横に水平に上げると、肩先の前後にくぼみができます。
前のくぼみが肩グウで、十円玉を貼ります。
後のくぼみが肩リョウで、一円玉を貼ります。

銅とアルミの電位差によって、約0.13μAの電流が生じ、経絡に沿って気の流れを調えるのが、
11円療法です。

この11円療法を30分している間に、つぎの点穴(ツボ)に、タバコ灸を7回ずつ、繰り返して下さい。

タバコ灸は、タバコの火先をツボに近づけておき、熱ッと感じたらサッと遠ざけます。
気が滞り、圧痛のあるツボは、熱く感じるまで、若干のタイムラグが生じることが多いです。
一呼吸、待ってから、また繰り返すことが効果的です。

タバコがなければ、線香を束ねて、同じ位の太さにして代用して下さい。

4.患側の天宗(肩甲骨のほぼ中央で、圧痛のあるくぼんだところ。)

5.患側の肩甲骨の内縁圧痛点(肩甲骨の背骨側の縁を指で圧し、痛みを
感じる点が、2,3箇所はあるはずです。)
6.その他、腕を動かしてみて、痛みの出る点にも、タバコ灸をして下さ
い。

五十肩の運動障害には、次の3通りがあります。

A.腕を前にまわしたり、上に上げられない・・・
これは、肩関節の後縁部に老化や異常が起きていることが原因です。

B.腕を横から上げられない・・・
これは、肩関節の上縁部に老化や異常が起きていることが原因です。

C.腕を後ろにまわすことができない・・・
これは、肩関節の前縁部に老化や異常が起きていることが原因です。

5と6に挙げた痛点には、米粒療法が効果的です。
圧痛点や動かして感じる痛点に、洗い米を絆創膏で貼り、5秒ほど押さえる簡単な方法です。

針灸や漢方の古典、黄帝内経の「霊枢」の経筋第十三に「痛み似て輸となす。」とあります。
痛いところを治療点とするという意味です。

米粒療法と称して、古代から受け継がれてきた刺激鎮痛法ではありますが、現代の痛みの最新知識、
すなわち「脳から抹消神経に対する下行性抑制制御機構の賦活」という痛みの生理学的抑制機構が、
その効果を実証しています。

優性疲労状態にある筋肉や腱や骨膜などは、軽く揉みほぐしても、痛みは軽減しません。
かと言って、無理に強く揉むと、逆に収縮が強くなり、却って痛みを発してしまうことになります。

米粒を貼って、押すことによって、Aδ(デルタ)神経線維とC神経線維に、同時に刺激が与えられ、
痛みを軽くする筋肉そのものの持っている生理的な特性を利用して、自動的に筋肉が緩んでくるのを
待つことが、米粒療法の基本的な療法となります。

慢性であれば、毎日、以上の方法を続けて下さい。
7日は毎日続ければ、痛みの化学物質である、アセチルコリンやヒスタミンやブラジキニンなどが、
皮膚の下から、上がって来なくなりますからね。

また、圧痛点に貼って、痛い姿勢をとると、関連痛と呼ばれるこの痛みは消え、ちょっと違う場所が痛みます。
この関連痛のマスキング現象によって現れた次の痛点にも、同様に、米粒を貼って下さい。
都合、3度は、その場で貼り増ししていくことが、効果的です。