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月別アーカイブ: 2025年3月

本日は第2土曜につき、3月度の気の科学体験講 座

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3月に入り、5日に啓蟄(けいちつ)の侯を迎えましたね。
啓蟄とは、「冬ごもりをしていた虫たちが土の中から出てくる頃」という意味で、春の気配を感じて、冬ごもりをしていた虫た
ちが活動を開始する頃を表しています。

このところ、雨は降っても冷え込まず、暖かくなってきたようです。
三寒四温の侯で、またぶり返す寒さもあることでしょうが、季節は着実に春に向
かっているようですね。

春の心は花心、ですから心に明るい花を咲かせるようにしたいものです。w
明るく暖かく、喜びや楽しみを感じるには、人体では幸福ホルモンのオキシトシ
ンの分泌が必要です。

本日は3月度の気の科学体験講座の開催日。
このところ気血水の水の技法を展開してきましたが、今回は特にオキシトシンに
主眼を置いて展開しましょう。

「水の技法」は、基本的に5つの型にまとめてあります。
ウォーターゲート現象と拮抗圧の理論で水の技法は成り立っていますが、人体の
約70%を占める水を動かすことは、内臓・筋肉・神経の機能に大変良い効果が
あるものです。

例えば、肩に痛みや硬結のある場合、そこから掌を腕に沿って撫でて、手が固さ
を感じたり止まるところを捉えて、二点一字に掌や三指で引いて拮抗圧を作って
待つと、肩が自然にほどけて行きます。
これが、水の技法「一の型」で、二点一字拮抗圧法です。

例えば、肩甲骨や背中に圧痛や筋硬結がある場合、仰向きにした身体のその部分
を掌で受け、その反対側の胸部に掌を当てて、ゆっくり沈めて止まるところで拮
抗圧が生じますから、そのまま待ちます。
長くて3分待つと、背中側が柔らかく解けてきますが、これが二の型の挟み掌拮
抗圧法になります。

逐一の技法は割愛しますが、三の型は遠位牽引拮抗圧法、四の型は自重受け陰圧
拮抗圧法、五の型は十字挟み掌拮抗圧法になります。
特に、五の型は自律神経、呼吸器、体幹に関して優れた効果がある方法で、私の
お気に入りでもありますがw、オキシトシンの分泌に良い効果があることが分かっ
ているものです。

不眠でお困りの方に施したところ、その日から安眠でき、家庭内のストレスも軽
減したとのことで、術者の私も喜びがありました。w
小脳テントと心臓椎骨靱帯から横隔膜にアプローチするこの技法、実は仰臥姿勢
にしなくても、座法でも出来ますので、ネオ活法としても活用していただけます。

「活法」というのは、戦国時代に発祥した施術療法で、戦場でたちどころに痛み
や動きの不調を解いて、即座に戦に戻らせたり逃がしたりする武術の裏技です。
いわば「殺法」と対になる技法ですが、施術台や寝具は要らず、場所も関係なく
その場で行い、即座に効果を表せる技法を、私は「ネオ活法」と読んでいます。

一例を挙げると、腰方形筋の圧痛や硬結を「打法」で解く技法があります。
腰方形筋は腰部の深層筋で、脊柱起立筋の外側、肋骨と腸骨の間で一部を触れる
ことができる筋肉ですが、慢性腰痛にはツキものの圧痛・硬結が表れるインナー
マッスルです。

一部しか触れられない中にあるので、振動や揺らぎを与えて解くか、横臥にして
経穴から刺激するかが一般的な方法でしょう。
私の「振動伝達法、打法」では、このようにします。w

伏臥姿勢で患部側の膝を90度に曲げ、足首を背屈させて足裏が天井に向くよう
にセットします。
片手で足裏を持ってこの姿勢をキープし、もう一方の手を卵を握るような形で拳
を作り、踵を上からタタタタタンとリズミカルに20回も打てば施実完了。w
腰方形筋に触れてみると、圧痛や硬結がたちどころに消えているでしょう。

閑話休題(話を元に戻して)w
人体を修復、調整してくれるのは脳ですから、原始脳を活性化させることが、さ
らに良い効果のあることです。
小脳テントと脳下垂体を結んで拮抗圧で再起動させる「水の技法、三の型・改」
が、追加の技法として優れた効果があります。

脳へのアプローチに対しては、目安の3分を待たずにできますから、一の型での
前頭骨調整、二の型での側頭骨調整、二の型・改での頭頂骨の調整を実践してみ
ましょう。
頭と身体全体の調子が良くなることを実感してください。w

オキシトシンに注目すると、内臓にはオキシトシン受容体が存在していることが
分かっています。
水の技法を使うと、これらの受容体の活性化も、各臓器の機能を改善することも
可能です。

横隔膜とのリンクで、胃を活性化する技法、十二指腸間膜から肝臓を活性化する
技法、十二指腸曲部D3位置から膵臓を活性化する技法がありますが、それぞれ
一の型で簡単にできることです。w
「家庭医」として臓器の不調に役立ててもらいたい技法ですが、これらは自身の
セルフケヤーにも役立つものです。

私は、神経→内臓→関節→筋肉の手順を、痛みや不調・不具合の解決の優先順位
にしています。
痛みを訴え、身体の可動を制限している神経の伝達の不具合を解消するのは、最
も時短で手っ取り早く、即座に効果の表れることです。

然るに、残った痛みや不具合、戻りまでをなくすには、内臓をないがしろにしては成りません。w
ヒーリングでもカウンセリングと同様にカルテを作成して解析するのは、起こっ
ている、あるいはこれから起こるであろう事象の傾向と、拡大・発展か収束・終
結へのベクトルを観るだけでなく、陰陽五行の傾きと解析するためにあります。

時に、こんな病気や症状だけどどうしたら良いのかという問い合わせがありますが、顧問先や会員さんな
らば、そうした質問は無料で行なっていますが、面識のない方にはお答えし難い
ものです。^^;
HPの買取とか、もっと集客できるというセールスの問い合わせも無用に願います。w

縁に応じて分を尽くすのが私のコンセプトですが、連絡や問い合わせれば即、縁
が生じることではないのは当然で、誰でも縁は選ぶべきでしょう。
無用の労力は極力省き、礼儀と縁ある方にこそ、役立ちたいものです。w

閑話休題(徒事・あだしごとはさておき)w
食も陰陽五行で成り立っていますが、足りぬを補い、過剰を制することが健康の王道。
年度や季節、月によっても天の気の陰陽五行は移り変わって行きますが、それに
対応して五行のバランスを良く保つことが大事となります。

内臓体性反射で、例えば肝臓や胆嚢に不調があると、右側の首や肩、腰や膝、股
関節など、右側に偏った痛みや可動域不全が生じていることが多いものです。
血液検査やエコー検査などに不調が見受けられなくても、TL(セラピー・ロー
カリゼーション)検査で肝臓や胆嚢位置の肋骨に触れるだけで、腕や足の筋出力
が格段に落ちることは分かることです。w

人体の横の隔膜、骨盤隔膜からは、腎臓、腸、生殖器にも水の技法でアプローチ
できます。
身体の内から気血水を良く循環させ、全身を良くして行けるよう、これらの技法
を体験し会得してください。w

講座を終えれば、会場をこちらに移しての懇親会です。
今日の懇親会のメニューは、以下の11品です。
1.ホウレン草のお浸し、だし醤油絞り。
2.いづみ式湯がきブロッコリーの黒胡麻和え。
3.揚げ豆腐、小松菜、ブナシメジのタイ・タクミソース炒め。
4.京青丸大根の炊いたん。(小餅を入れてもOK)
5.鶏胸肉のカタクリ粉コーティング、セロリ葉、ミックスナッツの鶏ガラだし炒め。
6.豚ロースの生姜焼き、ミニトマトを添えて。
7.鶏レバーとニラのオイスターソース炒め。
8.近江蕪の味噌煮。(小餅を入れてもOK)
9.小かぶらのとろみ餡。
10.小里芋の煮っころがし。
11.自家製絹揚げ、山椒いりこ味噌を添えて。

3日後に3月度の気の科学体験講座を控え、本日 は3月初めの水曜会

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一昨日から京都は雨で、うっとうしい天候ではありますこと。w
散歩はできず、飲み歩きも家を出るのが億劫になりますから、外に心が開き難くなりますね。^^;

「天空はいつも晴れ」とイメージし、思い定めて、敢えてこれからの明るい展開について考えてきました。
おかげで、次の展開のレシピは2部完成しました。

気の科学体験講座では現在、気血水の水の観点からの展開を広げています。
「水の技法」を5つの型にまとめ、それぞれの応用を復習を兼ねながら進めてい
ます。

拮抗圧による周波数共鳴とウォーターブリッジ現象で気血の循環を良くし、神経
伝達と臓器などの内部組織の活性化を図る技法が「水の技法」。
最初は、体内の約70%を占める水は振動を伝達する性質のあることから、「揺
らぎ法」や「振動法」で、筋肉の硬結や関節の強張りを解くことをメインにして
いました。

現在展開中の技法は、内臓由来による様々な不調や身体を元から修復する機能の
妨げを解消すべく、幸福ホルモンであるオキシトシンの分泌やオキシトシン受容
体を活性化しつつ、血液循環・神経伝達・内臓機能を高めることを主眼として展
開しています。

波動や振動の伝達という観点からは、最も安全かつ効果的な「波動伝達整体法」
を完全手順としてまとめてみました。
一あるいは四指当て揺らぎ法、重ね掌如意輪法、陰圧微震法による手技で、人体
の12カ所を順に「手当」して行く技法になります。
同じ観点から、特に陰圧微震法については、肩から上肢の不調には4つの追加の技法があります。

如意輪法については、気光エネルギー療法として、触れてもいいけど身体に触れ
ずとも効果を如実に発揮できる法が完成しているので、セルフケヤーや遠隔ヒー
リングへの応用も含めて、これからのお披露目を楽しみにしていますが。w

手技施術としては、神経→内臓→関節→筋肉の手順が優先順位としていますが、
関節から筋肉の痛みや不具合については、今までは関節包内にある感覚受容器セ
ンサーの再起動に重きを置いてきました。
ここに来て、運動療法や操体法を見直し、最新の理論を学ぶにつけて、関節が本
来の溝のレールをズレることなく動くことが戻りや取り残しなく最後に残る筋肉
の痛みや可動障害を解決できる方法になることと考えています。

要するに関節由来の筋スパズムを解除する方法ですが、アジャストやマニュピレー
ションではなく、本来の関節の動きを簡単かつソフトに復元して、残った痛みや
動きの不具合を解消しようとする技法になります。
いわば「ネオ関節活法」で、痛みを与えず安全かつ即座に痛みや可動域制限を解
除する技法です。

今のところ、腰仙関節、肋椎関節、椎間関節、胸鎖関節、脛腓関節、距腿関節の
6点に絞って、それぞれの検査法と施術法が出来上がっています。
さらに人体の復調・復元には自律神経の問題は避けて通れませんので、腸の動き
を阻害する腹直筋、腹斜筋を緩める肋骨、並びに神経伝達の中枢に当たる頸椎の
関節レールによる技法をまとめています。

人体の横の法則として横隔膜や骨盤底膜、小脳テントにアプローチしているのが
「水の技法」にありますが、縦の法則である経絡と筋絡をゾーンとして捉えアナトミートレインの法則と融合させる
ことが次の課題で、これができると経穴のさらに有効な活用が図れます。w
まだまだ、これにて完成と甘んじては居られぬことです。^^;

現在の「水の技法五の型」で、後頭部と胸骨に触れて、小脳テントと心臓椎骨靱
帯から横隔膜への拮抗圧を作ることで、呼吸と血液循環やオキシトシンの分泌が
良くなることが実証できていますが、よく自動不随意運動が引き起こされること
です。
これは今まででも頭蓋のクラニアル操作でよく起こる現象で、潜在脳が神経回路
を修復、再起動させることによるものですが、脊椎反射や伸張反射を活用すると、
さらに良い人体修復機能が働くのでは?と考えています。

中医学の推・拿・按・摩・擦法や日本の伝統療術であった腱引きや活法を神経・
関節・筋肉に血流などの観点から見直して、反射活用という視点からの技法もで
きることでしょう。w
今までの観点や方法では解決できなかった問題は、違う観点から違う方法でアプ
ローチすることが解決の道ですから、今までのことに胡坐をかいて進化を目指さ
ないのは怠慢になります。^^;

人間、イメージすることが現実を生み出してきたのですから、明るいイメージは大事です。w
「Act As If」で、良いイメージを持って、もう、そうであるように生
き生きと味わって前に進んで行きましょう。w

3月の講座では、「水の技法」一の型から五の型までを復習かつ応用する方法を展開します。
特に内臓由来の不調や不具合、内臓機能や血流循環を良くする簡単で効果的な技
法になります。
「水の技法」は3,4,5月のいずれかに、会員さん達の要望あれば、遠方の方
の都合を優先して、特別集中研修を企画しましょう。w

さて、本日は3月最初の水曜会です。
常連さんは今日は来ないようなので、縁ある方は何時でもどうぞ。w

今日のメニューは、以下の11品です。
1.春キャベツのコールスロー、ミニロケットトマトを乗せて。
2.いづみ式湯がきブロッコリーの和風玉ねぎドレッシング掛け。
3.自家製絹揚げ、山椒いりこ味噌を添えて。
4.鶏胸肉の片栗粉コーティング、セロリ、ミックスナッツの鶏ガラだし炒め。
5.鶏胸肉ミンチ、エノキダケ、セロリ葉のつくねバーグ。
6.豚ロースのガーリックステーキ。
7.牛バラ肉、豆腐、京水菜の麺つゆ煮付け。
8.近江蕪の味噌煮。
9.小カブラのとろみ餡。
10.サバの味噌煮。
11.ししゃもの焼いたん、レモンを添えて。