立秋から4日目、立秋過ぎの庚日の「末伏」から2日目の今日ですが、まだまだ暑いですね。^^;
三伏の候は終わったわけですが、朝の散歩で赤トンボを見るも、酷暑は続きそうです。
三伏に合わせ、朝鮮文化では暑気払いとしてサムゲタン、ユッケジャン等の鶏肉料理や犬肉料理を
食べる風習がありました。
鶏肉や犬肉が日本のウナギと同様に、夏場の強壮食品と認識されていたためです。w
中国医学では「冬病夏治」といって、「冬の病は夏に治す」という理論があります。
膏薬を体に貼って、冬に掛かりやすい病気を予防する処置が三伏に行われることから「三伏貼」と呼ばれています。
体質改善も含めて、十二支対冲関係にある6か月前から根治を図るのはとても有効。
運気論や因果律の観点からもお勧めで、冬に出る症状は、今から手立てして行きましょう。w
今までの展開を見返しながら、今月の展開について記してみましょう。
このところ、先々の展開に思考が走ってしまいがちなので、過去の軌跡を見返すことも大事ですから。w
中医学では、「気血水の循環」を重んじています。
バイブル「黄帝内経」にも、「不調あるところ、必ずオ(汚れの意)血あり」とあり、血流を良くすることは健康の大事ですね。
現在中国でも導入されてる「大沼式人体科学」を採り入れ、「全身の血行路の解放、完全手順」は、この観点から生まれました。w
別途、水をファシア(結合組織)と捉えて、波動を伝え、深層筋肉も緩める技法
も数種完成しました。
私たちの身体は脳・脊椎神経だけではなく、細胞間の連絡も電子が司っています。
気を電子電位の観点から捉えることでも、色んな発見ができました。w
皮膚、そして関節、筋肉・筋膜の電子情報にアプローチすることで、痛みや可動域の不調が治まります。
触れない方法、皮膚に触れる方法、筋・筋膜に触れる方法、そして骨・骨膜に触れる方法などです。
骨の電子情報は皮膚の電子量の10倍あること、そして骨膜に刺激を与えることで
骨膜連鎖反応で間脳などの原始脳が覚醒すること。
六層連動操法でも説く通り、骨膜から表層筋膜まで内から動かすことで筋膜の癒着や硬結が解かれること。
皮膚に触れて遊びを取り、骨膜に刺激を与えることで、皮膚や関節からだけではできない効果が生まれました。
この観点に人体の退化痕の再起動を加味すると、また別の治療効果が生まれました。
「拮抗圧臨界微震法」でもやりましたが、可動域の限界点ギリギリで拮抗圧を掛けて振動させると、電子発生から神経が通ります。
すると、今までの限界点を超えて、体が可動するようになります。
退化痕に刺激を与えて体を可動させると、可動域が良くなりますが、それだけではありません。
今まで繋がっていなかった神経伝達が働くことで、別の部分にも治癒力が発揮されるのです。
「神経連続反射弓形成法」は、自動不随意運動を誘発して、勝手に身体が動いて
神経伝達を再構成し、自己治癒力を引き出すものでした。
「退化痕刺再起動法」は自動不随意運動は上肢以外あまり起こりませんが、効果は即時に生じるものです。
皮膚・関節包内の感覚センサー解除→骨膜への情報のインプット・退化痕の再起動と
実践してきて、やはり痛みというものは拘縮した筋肉を如何に緩めるかという観点も無視できません。
ただし、陰陽論理で、ふにゃふにゃしてサボっている筋肉をちゃんと働かせることも大事です。
これには筋・神経の伝達を良くする施術と、簡単で短時間で済むセルフケヤーの指導が大事となります。w
例えば、腰痛や膝痛の場合、内腿の内転筋がサボっています。w
これを働かせるには、椅子に浅く腰掛け、お尻を浮かせてストンと落とし反動で素早く浮かせることを30回繰り返します。
1施術100万円するAKS療法では、筋繊維のスパズムを解くこの方法を「エ
キセントリック・ストレッチ」といってましたが、今はMCRというそうで。w
MuscleCelldeepReleaseの略ですが、「筋細胞ディープリリース」ですね。
AKS療法や六層連動操法、KMT整体やPLT療法など、優れた技法はいっぱいあることです。
然るに、必ずや限界があるのが臨床ですね。^^;
今まで痛みが生じている筋硬結には、経絡、内臓・体性反射やフラクタル反射反
応、ゼロG・P・Tポジションアクション、アナトミートレインなどを活用してきました。
筋膜の骨膜癒着、筋繊維のスパズム、斜めに走行する筋肉内の名もなき「斜筋」の拘縮を如何に解除するかが要となるでしょう。
明治まで居た「腱引き師」の秘密、4本の「筋絡」を学んだところ、経絡ともアナトミートレイン(筋膜の全身的繋がり)とも少し違い、退化痕の再起動との類似点があることに気づきました。
温故知新は大事で、分かって会得し習慣のようになってることも、新しい観点から見直し改めることが進化に繋がることですね。w
中医学の「推拿(すいな)」や「按摩」もそうですが、補寫の理を用い、14技法を全て駆使して全身に施術するのは、
時間的にも労力的にも大変です。^^;
腱引き療法も、部位と症状に特化して活用すると、推拿按摩の補寫法と同じく優れた効果が発揮できます。
先日は、左の肩甲骨と胸椎の間の脊柱起立筋が右より大きく張っていて、身体のあちこちが痛む方が来られました。
この背中の形状は、ストレス大過を表す証でもあります。^^;
手っ取り早く、腰から背の筋絡を引いてから縦にスリックして神経伝達を促すと、形状は即座に治りました。w
カルテ解析で五行の偏りから生じている内臓の機能アップ、脳の偏桃体の反射区と運動・感覚野の連絡を行うと、全症状がなくなりました。
施術自体は全部で10分ほどですから、私も楽ちん。w
圧痛検査だけは痛みを出すものの、即座にそれが消えて行くのを感じてもらうのが大事です。
痛みを伴う方法は、防御反応が起こり筋を固めて施術効果が落ちるだけでなく、
脳が拒否するのでさらに効果が落ちてしまいますから。^^;
自己治癒力で治すのはクライアント本人ですから、拒否や嫌悪なく楽になって喜んでもらわねばです。w
そのために先ずクライアントの「治療スイッチを入れる」ことが良い効果があります。
8月の講座では、「腱引き師」の秘伝の応用から入り、「斜筋」のスパズム解除法を展開しましょう。
斜筋については、全身7部位の手順と方法をレシピにしました。
90度組み合わせポジションや対角線軸圧ポジションからの、「二重螺旋陰圧入力・牽引法」がこの技法の骨子になります。
文字にしてまとめるのが大変でしたが、レシピにしたって体験・体感しないと会得はできないでしょうね。^^;
気の科学は体験講座ですから、致し方ないのですが、やっぱり縁のものですね。w
縁に応じ、分を尽くして、一隅を照らしていきましょう(ワラ)
本当はまだ立位・座位による方法と症状別の方法があるのですが、まとめかけてもっと
より良い統合法があることに気づきました。^^;
寝かせてリラックスした姿勢で施術しても、立って歩いて日常生活に戻ったら、またぶり返すのを防ぐには・・
元から難のある立位や座位で、その場で良くなってもらえば良いことかと。w
脊椎からの感覚センサーの解除→深部筋細胞リリース→神経・筋組織伝達の再起動が、その次の展開になります。
下肢編、上肢編の2部構成になりますが、レシピは未完。^^;
3つの観点からの統合を色々考えてると、別途、身口意の三密から新しい「気光三密神経調律法」ができそうなので、これも次の展開課題です。w
最新の人体科学や生理学、整体法などには専門用語が多いのが厄介ですが、中医学と比べるとより具体的ではあります。
それでも、「剪断応力による細胞伸展センサーTRPv2の発動」とか説明してもワケワカメだし。^^;
そうした難解用語はあまり使わず、こうしたらこうなるという簡単で誰にでもできる方法にまとめておくと便利ですね。w
縁ある方に「家庭医」として痛みや不調ある方に役立ててもらったり、どこへ行っ
ても良くならない方を癒す「ヒーラー」や「セラピスト」として活用してもらえれば幸甚です。w
遠隔ヒーリングを依頼されるとき、折が合えば幼稚園児や小学校低学年のお子さんに助手を務めてもらうことがありますが、
こうした方法は効果てきめんで、お子さんも面白がって喜んでもらえます。^^
癒し合い、役立つことで、人間関係も良くなるものです。
ヒトはやっぱり「人間(じんかん)」に生きる存在ですね。w
今回の講座は、初参加となる方が来られるので、真っ先に実践ヒーリングから始めましょう。
私がどのように治療スイッチを入れて施術を展開するのか、参考になさってください。w
今日の京都は今夏一番の暑さで、午後2時の予想気温は38.9℃になるとか。^^;
水分不足もTL筋反射テストで簡単に分かりますので、これもご参考までに。w
水だし麦茶で水分補給をしながら、楽しい時間を過ごしましょう。^^v
講座を終えたら、会場をこちらに移しての無料懇親会です。
今日のメニューは、以下の12品になります。
1.キャベツのコールスローサラダ。
2.いづみ式長芋短冊の叩きモロヘイヤ・梅肉掛け。
3.さやいんげんの胡麻醤油まぶし。
4.土佐甘長唐辛子とちりめんじゃこの幽庵炒め。
5.鶏胸肉、冬瓜、クコの実の冷やしとろみ餡。
6.牛肉、舞茸、黒舞茸、豆腐の木こりすき焼き。
7.豚ロース、山なめこのフライドガーリックゴレン。
8.エリンギのバター醤油焼き。
9.京絹揚げのバター焼き、クルミ味醂味噌を添えて。
10.豚小間切り肉のニンニク・ロメインレタスゴレン。
11.イエロー・グリーンズッキーニの揚げびたし。
12.いづみ式新じゃがのジャーマンフライドポテト、トリュフソルトとブラックソルトで。
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福田 龍博