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月別アーカイブ: 2023年7月

後祭り巡行が終わり、猛暑続いて、7月最後の水 曜会

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祇園祭の後祭りは24日に巡行を終えましたが、4年ぶりの花笠巡行も復活し、
5万人の人出だったとか。
前日の宵山は2万5千人で、先祭りの35万人よりははるかに少ないものの、暑かったことでしょうね。w

こんな日に四条大宮から河原町に飲みに出かけると、ゆっくりとできません。^^;
人混みを嫌って、またぞろ敷地でバーベキューと花火を楽しみました。w

富山の本誓寺の伊藤了元和尚から戴いた能登の山海の珍味や牛肉、牡蠣も焼いたので、
翌日の食卓も豊かなものになりました。w
祭りの屋台の食べ物が美味しく感じるのは、外で食べるからでしょうね。w

ずっと以前のことですが、正月の松尾大社で屋台の牛串焼きが美味かったので、
持って帰って、酒の肴にしたら、不味かったもん。^^;
おにぎりにしたって、嵐山東公園の景色の中で食べると美味いこと。w
ただし、外で食べるおにぎりは、屋内よりも塩味を利かさないともの足りませんが。w

夏の心は祭り心で、お外で陽気を発散するのが良いですね。
7月の京都は祇園祭一色ですが、行事は末日まで続きます。

28日は神輿洗式が、夜8時から四条大橋で行われます。
神輿の飾りを外し、四条大橋の上で祓い清める行事です。

29日は神事済奉告祭が八坂神社で行われます。
見物客は少なく、祇園祭の終了を奉告し、神恩を感謝する行事です。

31日は疫神社夏越祭が、朝10時から八坂神社境内の疫(えき)神社で行われます。
素戔嗚尊が南海に旅をされた時、この疫神社の御祭神「蘇民将来」の厚いもてなしの真心を喜ばれ、疫病流行の際、
「蘇民将来子孫也」と記した護符を奉持する者は、疫病より免れしめると誓約された故事によるものです。

鳥居に大茅輪を設け、参拝者は之をくぐって厄気を祓い、「蘇民将来子孫也」の護符を授かりますが、
京都ではこのお札、よく玄関口に飾られてるものです。
私の家は、玄関ノブに松尾大社の夏越大祓の符があるので、わざわざ求めには行きませんが。w

8月になると、京都はお盆行事や寺・墓参りの行事で染められます。
六道まいり、六斎念仏、メインは五山の送り火で、万灯供養、地蔵盆と24日まで続くことになります。

それらの行事を陰とすると、7月の行事は陽ですね。w
今日の日の出は5:01で、日の入りは17:05になります。

早く目覚めて、蟻さんの如くせっせと働き、夕刻に飲みに出るにしてもまだ明るい。w
コロナ禍以来、昼からとか早くから飲むことが増えましたが、その方が夜更かしはなく、
夜間の飲食で消化器系に負担を掛けることも減ったようです。

土用の最中ですが、土を休めることが自然の配慮の期間です。
消化器系を損ねないよう、また暑気にヤられることのないよう、健康の原義「健体康心」で、夏を楽しみましょう。w

今月のルーティンワークを終え、指示書手渡し2件が残るのみで、予約はなし。w
8月からの気の講座の展開を目指して、研究をまとめねばです。

先ずは明治まで居た腱引き師の秘伝、筋絡を学び、退化痕の起動による神経伝達の再構築。
これは落ちていたブレーカーをオンにすることで、可動期の限界を超えて身体が動き、
他の切れてたり良く繋がっていない神経の伝達を良くするものです。w

筋膜というモノは、ネットスーツのように全身繋がっていますから、足元から首や肩の詰まりや硬結を解くこともできます。
陰圧、皮膚・骨膜の感覚センサー解除、退化痕の再起動の観点から、この新しい技法が生まれました。w

次いで筋繊維のスパズムを解く90度3D螺旋入力ですが、文字にするのが難しい。。^^;
筋繊維の拘縮は筋肉内の斜めに走行するいわば「斜筋」で起こっているため、
身体の部位ごとにこれを解く方法をまとめたいのです。w

これができると、治療ベクトルで筋肉を動かして骨に情報を与える技法で、筋繊
維拘縮による痛みが残ってるときに、きわめて有効な手段になります。
陰圧、螺旋による捻じり、関節包内感覚センサーの解除、ゼロG・T・Pポジションの観点からのまとめ上げになりましょう。w

空亡年ゆえか、時に空しさも感じることがありますが、これも生きている証。w
今までやってきた幾つもの観点が螺旋を描いて合わさり、組みあがっていくのは
また楽しみではありますことよ。w

祇園祭の山鉾は、翌年また元通りに組みあがります。
違う観点を取り入れた技法の再構築は、さらに効果がアップするのが良いですね。w

学び、究めても、極めることは出来ないのが人体の不思議です。^^;
人生もまた同じですが、楽しみもって精進し、進化を目指して参りましょう。w

さて、本日は7月最後の水曜会です。
暑気バテしないよう、また土用期間ということを踏まえて、準備を整えました。w

今日のメニューは、以下の12品です。
1.叩きモロヘイヤ、刻みオクラ、山なめこ、ワカメの冷やし麺つゆ和え。
(これ、冷奴に乗せても美味しいですよ。w)
2.キャベツのシーザードレッシングコールスロー、ミニトマトを乗せて。
3.豚ロース、ゴーヤの卵チャンプルー、タイのスィートチリソースを周りに。
4.青瓜の汐吹昆布一夜漬け。
5.ヒジキ、蒸し黒豆、黒胡麻、ホワイトブナピーの胡麻油・麺つゆ炒め。
6.万願寺唐辛子とちりめんじゃこ、白胡麻の幽庵炒め。
7.いづみ式モロヘイヤの天ぷら、天つゆかブラックソルトで。
8.いづみ式ショウガ風味のズッキーニのてんぷら。
9.赤ちゃん里芋の煮っころがし、好みで山椒を振って。
10.伏見獅子唐の空焼き、削りカツオを散らして、生醤油で。
11.鮭ハラスの焼いたん、レモンを添えて。
12.黄金カレイの照り焼き。

先祭り過ぎ、明日から夏の土用にて、本日は水曜 会

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京都は連日、37℃近い猛暑続き。^^;
お外に出てると、暑うて暑うて、堪りませんわ。w

祇園祭の先祭りでは、宵々山で28万、宵山は34万人の人出でした。
17日の山鉾巡行では15万人の見物客だったそうで、カンカン照りの中、さぞ暑かったことでしょう。^^;

日曜はよく四条大宮に飲み歌いに出るのですが、宵山の日に出かける気分にはなれませぬ。w
歳取る毎に、人混みが苦手になってます。^^;

この日は、敷地でバーベキューと花火をしました。
野菜や牛肉のほか、贅沢にもアワビを焼いて食べましたが、飲みに行くよりは安かったかと。w

巡行の日なら、夕刻からは人混みもマシかもと、飲みに出るつもりがヒーリングの予約入り。w
今年は、連休に遊行に出かけられた例(ためし)がありません。^^;

コロナ禍の1年前までは、梅雨の時期にはバリ島へ飛んだり、秋にはチェンマイのイーペン(コムローイ)祭りを楽しんだものですが。。
今年はひどい円安なので、損した気分にならぬよう、涼しくなったら北陸辺りに美味い魚料理を求めて行くのが良いかもです。w

祇園祭は、先祭りの23基の山鉾を片付け、後祭りの11基の山鉾が組み立てられます。
21日から23日が宵山で、24日が巡行ですが、屋台露店・歩行者天国はありません。。

「後の祭り」の語源といわれていますが、それでも数万人の人出はあるので、混雑します。^^;
宵山の場所は山鉾が立ち並ぶ山鉾町です。

山鉾町は、四条通の内、東側の烏丸通から西側の新町通一帯で、
比較的に狭い範囲に山鉾が建ち並んでいる為、全ての山鉾を回るのがお勧めです。

私、人混みは嫌いますので、地方から縁あって来られた方を案内する以外、行く気はありませんけどね。^^;
また宵山が日曜日に当たるため、またぞろ敷地でバーベキューするかもです。w

明日からは、夏の土用に入ります。
土用は「土旺用事」の略で、土の気が盛んとなる時期で、8月立秋前の7日まで。
古来、土を休めることが大事で、土を犯す耕作や土木工事などが禁忌とされてきました。

18日間、土を弄れないのは不便ですから、便宜を図って間日が設定してあります。w
ちなみに、夏の土用は卯・辰・申の日が間日ですから、7月20,21,25日、
8月1,2,6日が間日となります。
土用中の着工や菜園作業が気になる方は、ご活用ください。w

夏の土用は、丑の日ウナギが定着してるようですが、丑の日に拘らずとも、冬の
枯渇した玄気を補うべく、黒い食物を補うのが陰陽五行の食養生になります。w
ウナギは高いので、ヒジキ、黒豆、黒胡麻、海苔などがお勧めの家庭薬膳になります。

和食の基本である「五味五色」では、さらに茄子やブドウなどの紫色の食物、ゴ
ボウ、椎茸、キクラゲ、クルミなどの茶色の食物も、黒に該当するとされてるよ
うですね。w

黒い食べ物は抗酸化作用をもつアントシアニンやクロロゲン酸などのポリフェノールを豊富に含んでいます。
目に良い成分として知られているアントシアニンですが、病気や老化の原因にな
る活性酸素を取り除くため、免疫力の向上やアンチエイジングにも良いといわれ
ており、クロロゲン酸には糖の吸収を遅らせる効果があります。

食事は大事、食餌に非ずで、バランス良く、気分的にもおいしく味わうことが良いですね。
土気は人体では火脾・胃の消化機能を指しますので、飲食過多で土気を損なわな
いよう、土用の食事を配慮しましょう。w

そういえば、ウナギと梅干しは「食い合せ」が悪いとされてきましたが、現代で
はむしろ良い組み合わせであると証明されています。
だから迷信だったというのではなく、ウナギがさっぱりと幾らでも食えるので、
食べ過ぎないようにという戒めだったかもしれませんえ。w

逆に、夏に食欲が落ちてバテる人には、酸味を利かせてサッパリと食べられる料理が良いですね。
夏は基礎代謝が誰でも落ちていますので、一般的には夏は太りやすいようですよ。w

食欲はあまり減ってませんが、ずっと71kgだった体重は68kg台で、ちくと痩せてきたかも?w
もう、ラーメン・チャーハンセットとか、かつ丼・うどん定食とかは、多くて食えませんが。^^;
それでも、朝に素麺や蕎麦、冷製トマトパスタなど禁断の麺類を食べさせてくれるのが倖せです。(ワラ)

買い換えた新しい体重計では内臓年齢も出るので、計ってみたら13歳若かった。w
BMIなどの数値も標準域だったので、心も軽く身も軽く、夏の宴を楽しみましょう。^^

さて、本日は、土用入り前日の水曜会。
今日のメニューは、以下の12品です。
1.いづみ式サニーレタス、スライスオニオンの和風玉ねぎドレッシングサラダ、海苔を乗せて。
2.鶏胸肉の手作り生ハム、胡瓜を添えて、いづみ式冷製トマトソースと手作り胡麻ドレで。
3.冬瓜とクコの実の冷やしとろみ餡。
4.ヒジキ、黒胡麻、蒸し黒豆、ホワイトブナピーの胡麻油麺つゆ炒め。
5.豚バラ肉と山なめこのバター醤油炒め。
6.肉厚豚ロースのガーリックバターステーキ、レタスを添えて。
7.ベーコンと空心菜のチェンマイ風炒め。
8.牛バラ肉、舞茸、エノキダケ、黒キクラゲ、豆腐、明石麩のすき焼き。
9.一日干し椎茸とうらら揚げの卓袱煮。
10.京万願寺唐辛子とちりめんじゃこの幽庵炒め。
11.カボチャと蒸し黒豆の炊き合わせ。
12.ブリアラの幽庵煮付け、山椒を振って。

7月度の気の講座を終えて、本日は水曜会

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7月度の講座では、治療ベクトルと退化痕の再起動の2観点によるもので、骨から正しい情報を原始脳にインプットして、身体を治す方法を展開しました。
人体は電気信号で動いていますが、気を電子と捉えると、電子量は骨:皮膚=10:1になります。
骨に正常な位置や可動の情報を与えると、原始脳に働いて、神経・間接・筋肉が正常に再起動してくれるのです。

治療ベクトルは余すところなくお伝え出来ましたが、頸骨からの技法が残ってしまいました。^^;
休憩なしのあっという間の2時間半で、内容の濃いものにはなったかと思います。w

次回も、人体の退化痕に刺激を入れて、可動域を限界からさらに動かせる方法の復習から入りましょう。
椅子から立ち上がるだけで、体軸が整う方法も復習しましょうか。w

武術的に体軸が整った状態というのは、真っ直ぐ立ってどう押されても崩れないだけではありません。
身体を前後屈しても、体を回旋しても、スイングやボール投げなどの動作を途中で止めても、
びくともしない姿勢が体軸の整った姿勢と言えます。

10日の月曜日に、熊本での学会を終えた愛弟子、スイスの重治朗が家に再来しました。
6月末に武術の気光道の奥伝を授けましたが、それの確認と試行の際に、この姿勢作りを伝えました。

体後屈させて胸を押したり、90度にお辞儀させて仙骨を頭方向に押すと、彼も姿勢が維持できませんでした。w
そこで、椅子から立つ際の秘訣を伝えたところ、見事に体軸が整いました。

チューリッヒ大学での副学部長の仕事で大変だろうけど、母国ドイツの武術道場
主ベッカー(別家)さんにも伝授を分け与えてくれるよう伝えました。
次はいつ会えるか分らんけど、進化を目指して精進してくれることでしょう。w

整体やヒーリングでは、改善するのは当たり前で、解決・解消を目指すべきです。
次の講座では、退化痕の再起動と活法から生まれた腱引き師の4つの筋絡の技法を統合的観点から展開しましょう。

また、痛む原因は斜めに走行する名もなき斜筋が硬結を起こすことから、人体各部の斜筋硬結を解く方法をお伝えせねばと思います。
これには、人体各10部位を対象とする方法があります。

さらなる新たな展開では、痛みのメカニズムは筋繊維のスパズムと筋細胞のカル
シウムイオン滞留であることから、絶対的な治療システムを考察し展開して行きましょう。

全ての動作時痛には、感覚センサーを再起動する関節センサーアクティベーションが即効があります。
それには、上位・下位の肋椎関節、胸肋関節、胸鎖関節、仙腸関節だけを捉えれば事足りるものです。w
上肢の肘、手首、指の動作痛には、まだ橈舟関節、橈月関節のセンサー解除が必要ですが。

然るに、残った痛みは筋肉の問題で、筋繊維のスパズムが原因ですから、筋細胞深部リリースを施します。
この対象は、小・中殿筋や深層外旋六筋、大・小菱形筋など7か所になります。

そして最後に、神経と筋肉を再起動する神経・筋ファシリテーションを施すのです。
この対象も、広筋(大腿四頭筋)や多裂筋、棘下筋・肩甲下筋などの7か所になります。

歩き始めや荷重すると痛む変形性膝関節・股関節症タイプでは、この上でまだ距
骨下関節、距舟関節、第2足根中足関節のセンサー解除が追加されます。

以上が、現在予定している今年の後半の展開になります。
書いてみるとややこしく難しそうに見えますが、実技はいたって簡単で、誰でも出来て即座に効果の分かるものです。w

今や、整体など人体科学の領域でも、今までのレベルを超える理論と技法が発表されています。
今までの知識や技法に安住してるのは怠りですが、新しい技法を枝葉を増やすように取り入れても進化は難しいでしょう。^^;

違う幾つかの観点からの交わりから、如何なる螺旋を描けば統合でき、より効果のあるものになるのか。
人こそが人を癒し治すのですから、進化するコンピューターに負けることなく、
人として進化して行きたいものですね。w

さて、本日は水曜会です。
京都のお盆は8月ですが、7月盆の地方では明日が迎え火になります。

手元の暦には、12日の今日は草市とあります。
草の市とは、盆の行事に用いる蓮の葉、真菰筵、茄子、鬼灯、燈籠、土器などを売る市のこと。
昔は十二日の夜から翌朝にかけて立ったそうですね。

京都は祇園祭の最中ですから、お盆はまだという感じでいます。w
然るに、さるクウボウ君が講座後の懇親会で、「また葛の葉の天ぷらが食いたい」
と宣ったので、朝の散歩では草摘みしました。w

一首、献上。w「いつまでも あると思うな 葛若葉 葛枯れる頃 我も枯るやも」

梅雨明け宣言はされず、今日も京都は暑いことです。^^;
ひんやりとしたものも用意しておきましょう。w
今日のメニューは以下の13品です。
1.サニーレタスとスィートコーンのシーザードレッシングサラダ。
2.刺身湯葉コンニャクの麺つゆ和え、ワサビを添えて。
3.冷やした冬瓜の餡とじ。
4.鶏のレバー・ニラ、オイスターソース炒め。
5.豚ロースの生姜幽庵焼き。
6.エビ・イカなど海鮮とニンジン・青梗菜の中華炒め。
7.いづみ式葛の葉の天ぷら。
8.カボチャのソテー、パルメザンチーズ掛け。
9.新じゃが、人参、玉ねぎ入りポークカレー。
10.一日干しどんこ椎茸のチーズ焼き。
11.椎茸と京うらら揚げの卓袱煮。
12.三重の干しニギスの焼いたん。
13.鯛アラの煮込み、山椒を振って。

本日は、7月度の気の科学体験講座

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6月30日に夏越(なごし)の祓を終えて、家の玄関ノブには、茅の輪のお守りが飾られています。
1年を折り返して、湿と猛暑に負けずに、実りの秋を目指して後半を展開して行きましょう。w

今年の前半は、皮膚の感覚受容器の働きにメインを置いたものでした。
関節の動作時痛には、APA(関節センサーアクティベーション)が最も時短で即効のある手段です。

Articular Proprioceptor Activationなどの専門用語などはほとんど使わず、
陰圧法による皮膚・関節の感覚センサーの再起動法といった言葉にしてますが。w

皮膚の感覚センサーの観点からは、皮膚に流れるエネルギーラインの法則があります。
資料として「皮流図」をお渡ししましたが、皮膚を法則に沿って撫でるだけで、
痛みや可動域が改善するものです。

例えば、座位でも立位でも、片手を伸ばして掌を上にして、身体は真っ直ぐにして
その腕がどこまで後方に回旋できるかをやってみましょう。
腕を前に戻して、肘をもう一方の掌の上に置きます。

そして4指で肘を、外から内にサッサッサと3回軽く撫でてみます。
これだけのことで、同様に腕を後方回旋してみると、すごく可動域が良くなります。w

即効で痛みや可動域制限が解除する方法の一つですが、戻りなき完治を目指しては、それだけでは不十分かと。^^;
臨床では、足元からのアライメントを整えたり、筋硬結ある筋繊維を解いたり、
内臓の具合を良くしたり、クラニアル操作で脳から治す技法などを加味しています。

5月からの展開は、今まで以上に治癒・修復力を根本から引き上げる効果を狙ったものです。
人体の骨格には歪みの法則があり、螺旋を描いて働いています。

骨格が歪んでいるのに、普通の人の姿勢が歪んでないのは、すべからく筋肉が骨の歪みの反対方向へ常時働いて、歪みを補正しようと頑張ってるからです。w
人体の生命力とは時計回りの螺旋上昇だと考えていますが、反時計回りの地球の自転+引力の螺旋の重力に耐え、先天的システムエラーによる骨格の歪みに耐え、
ヒトの筋肉は常時働いてるわけです。

したがって、骨格に歪みの方向を治療ベクトルとして、骨から筋肉を戻してやると、筋肉の緊張が緩むだけでなく、骨も8割方が補正されます。
仕上げは骨を捉えて、歪みの逆方向へほんの少し正すだけで、神経が働き歪みが修正されます。
いずれも、その手技は中医学整体の推拿(すいな)の手法を用いることが、最も簡単で効果的です。

人体は電気信号で動いていますが、気を電子と捉えると、電子量は骨:皮膚=10:1になります。
骨に正常な位置や可動の情報を与えると、原始脳に働いて、神経・間接・筋肉が正常に再起動してくれます。

3か月前の「神経連動反射弓形成法」では、関節に3Dのベクトルを加えて、自動不随意運動を誘発するものでした。
今回の展開では、骨に情報を与えることで、脳と神経の関係で、自然に身体が正常化するものです。

人体のあちこちにある退化痕を再起動することで、人体が修復する機能を発揮したり、
身体の可動や筋出力などのパフォーマンス効果を高めることができます。

平坦で凹凸のない環境で立ち居振る舞いし、身をよじって動かすことのない日常生活では、退化痕は増えるのが当然でしょう。
脳力もそうですが、眠っていた機能が甦り発揮されるとき、今までの限界をブレークスルーするような現象が表れることがあるものです。w

犬猫でも鳥でも、身づくろいして身体をケヤーしていますが、ヒトはそれを無意識でしてるだろうか?
然るに、痛いところに手を当てるのは、無意識の文字通りの手当です。w

そこに、意識的に、より効果のある「手当」をすることが、ヒトとして最高の「癒し」になるのではと思います。
今回の講座は、治療ベクトルと退化痕の再起動の2観点によるもので、骨から正
しい情報を原始脳にインプットして、身体を治す方法の仕上げです。

レシピはまとめてありますので、ご希望があれば、集中研修で会得してもらえることです。w
私的には、次のステージ展開がありますので、さらなる新たな展開を楽しみにしています。

講座を終えたら、会場をこちらに移しての無料懇親会です。
今日のメニューは、以下の12品です。
1.モロヘイヤの叩き、ヤマナメコ、ワカメの冷やし麺つゆ和え。
2.サニーレタス、赤パプリカ、スィートコーンの和風玉ねぎドレッシングサラダ。
3.青瓜と塩昆布の一夜漬け。
4.冬瓜の冷やし餡。
5.セロリとニンジンの中華スープ。
6.豚バラ肉、エリンギ、シメジの和風炒め。
7.牛バラ肉のバーべキューソース炒め、山盛りのサラダ菜を添えて。
8.セロリなど夏野菜のチキンスープカレー。
9.山椒香る九条ネギと薄揚げの衣笠煮。
10.三重からのサンマの味醂干しの焼いたん。
11.いづみ式モロヘイヤの天ぷら、ブラックソルトか紅塩で。
12.トースターの中にある^^;ズッキーニのパルメザンチーズ焼き。

3日後に7月度の気の講座を控えて、本日は7月 最初の水曜会

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7月に入り、早や猛暑日が出来してますが、京都も蒸し暑いことどす。^^;
朝、散歩する嵐山東公園では、もうセミが鳴きだしましたよ。w

5月以降、散歩は草履を愛用してますが、足が締め付けられず、指が動かせるのが良いですね。^^
足指の間にある退化痕に刺激を入れるべく、鷲が岩を掴むがごとく、地をグリップしながら歩いています。w

前回の講座でお披露目した「足指前進」は、わずか1m進んだだけで、体幹の前屈などが楽にできるようになります。
下を見ず、姿勢を真っ直ぐにして、踵を浮かさずに足指をワーム(尺取虫)のように動かして前進するだけのことです。

ですが、足の退化の進んでる人は、なかなか上手く進めないようです。^^;
多汗をかくような運動ではなく、痛苦も伴いませんので、一日一度だけでもトレーニングを続けてください。w

退化痕を刺激して動かすことによって、今までの身体の可動域限界が解除されます。
また、切れてたり、うまく繋がっていなかった神経が繋がることで、神経連動反
射弓が形成されたり、使ってなかった身体の復元力がアップしてきます。

人体の退化痕はあちこちにありますが、長掌筋もそのひとつです。
手の親指と小指をくっつけて、手首を底屈(内に曲げる)すると前腕の中央に浮き出る筋が長掌筋です。

日本人では、5%程度の人は浮き出ないそうですが。w
この筋肉を切り取っても、握力にも手首の可動にも、何の影響もないので、整形
外科手術では、腰の靱帯損傷なんかに使われています。

神は、人体のためにスペアを与えてくれたのか?w
そんなはずはないでしょう。^^;

この退化痕も、活用が図れることです。w
気を付け!の姿勢で立って、真っ直ぐに垂らした片腕を、体の後方へどこまで挙上できるか試してみましょう。

次に、親指と小指の指紋をくっつけるようにして、やや手首を内に曲げ、長掌筋が浮き出た腕でもう一度腕の後方挙上をやってみましょう。
すると、俄然、可動域が良くなることが分かります。

2度ほどやれば、神経が繋がって、脳が覚えているので、指を真っ直ぐに垂らしてやってみても可動域は良くなっています。
逆に、長掌筋を浮き出しての腕の後方挙上が、指を揃えた時よりも可動域が悪くなる人は、肩甲骨に問題があることが分かります。w

人は、ネコ科の動物のように自在に肩甲骨が動かせないので、肩甲骨下筋などにも退化痕があることです。
中国拳法の少林拳や形意拳には、肩甲骨を動かすトレーニングがあります。

私は二十歳前の時、形意拳の修行で五行拳の後、十二形を老師から授かる際、初めに虎形を教わりました。
自身が虎になったかのようにイメージして、四つん這いで肩甲骨を高く持ち上げたりするのです。w

最初は、動くかい!猫じゃあるまいし、などと思いましたが、ちゃんと動くようになるものです。
すると、なんと少林拳の突きに弾勁が用いられるようになったものです。w

少林拳と形意拳では、勁の発動の仕方や歩法も異なるものですが、進化というのはその直線上にあるのではなく、螺旋の交わりから生じるものかと。w
武術だけでなく、施術もまた同じで、陰圧法、ゼロGPTPアクション、反射点、
拮抗圧法、感覚センサー解除法などの違う観点からの交わりから進化が生じることが多いものです。

肩甲骨下筋の退化痕や肋椎関節、後部横隔膜を動かすには、単なる深呼吸ではできないことです。
「全身4D呼吸法」は、それらを左右2呼吸ずつで再起動することができます。

痛みの原因、細胞内のカルシウム滞留を解いたり、DNAレベルで細胞を修復するには、細胞内のミトコンドリアを活性化する第3次呼吸が必要です。
それには通常以上に自然に酸素を摂り入れる十全な呼吸と、全ての神経が通っている脊椎を良く可動稼働させることが大事になります。

これも、やり方は簡単なものです。w
肩幅に立って、腕を前に伸ばして手を揃え、左右の体回旋がどれくらい可動するかを調べてみましょう。

それでは、この呼吸法をやってみましょう。w
肩幅に立ち、両腕を下45度に広げ、腕を外旋し(外に捻じって)肩甲骨を背中でくっつくようにします。

息を吸いながら、その形のまま体を右もしくは左に回旋していきます。
止まったところで息を止め、両踵を浮かしてトンと床に踵を打ち付けます。

そうしたら息を吐きながら、さらに体を回旋させます。
すると、最初に制限のあったところよりも、さらに体が回旋できてることでしょう。

次に、その位置のまま、腕を肩の高さに挙げて、木の幹を抱えるように、腕で輪っかを作ります。
そして深く息を吸って、止めたら踵を浮かして床をトン!息を吐きながら、さらに体を回旋させましょう。

左右、このように2呼吸するだけなので、手間も労力も要りません。w
終わって、術前検査と同じやり方で体幹の回旋をしてみると、その効果が実感できますよ。^^

先週、今やスイス人になった重治朗は、20数年前に右手を骨折しましたが、手首が60度しか底屈できない状態でした。^^;
武術研修の合間に、人体の治療ベクトルで前腕の法則通りに先ず筋肉を、そして逆方向へ骨を動かしたところ、即座に手首が90度痛みなく可動できました。

また、先週の水曜会では、動脈解離後透析患者になった重度一級障碍者の免許を持つボウ君から、
手の反射区を用いたセルフケヤーをしたところ、血圧が20下がったとの報告も受けました。^^
薬を飲み続けるのは病人であるので、できるならば普通に飲食して身体を造り、健体康心でいたいものですね。w

3日後の7月度の講座は、こうした復習も含め、2系統からの感覚センサー→骨→原始脳→神経・関節・筋肉となるアプローチの仕上げを予定しています。
今からワクワクしていますが、復習の練り合わせよりも、その次の展開にもっとワクワクしています。w

いやはや、人体の持つ可能性とは面白く、進化を目指すことも楽しいものですね。^^
アラ古希になって、これからどこまで究められるかですが、10年単位で顧みて、今が一番と思えることが倖せでもあります。w

さて、本日は水曜会。
今日のメニューは、以下の13品になります。
1.山なめこ、刻みオクラ、ワカメの冷やし麺つゆ和え。
2.キャベツ、赤パプリカ、ミニトマトのシーザードレッシングサラダ。
3.ズッキーニのシュレッドチーズ・パン粉焼き。
4.アボカドのパルメザンチーズ・パン粉焼き。
5.牛テールの赤味噌煮込み、新じゃが・木綿豆腐入り、青ネギと辛子を添えて。
(昨日が父の誕生日だったので、差し入れしたものw)
6.トウモロコシの皮ごとレンジ蒸し。
7.豚バラ肉と山なめこのバター醤油焼き。
8.いづみ式モロヘイヤの天ぷら、2種のソルトで。
9.散歩のとき摘んだいづみ式葛の葉の天ぷら、同じく。
10.セロリ、人参、鶏胸肉のチキンスープカレー。
11.鶏胸肉の卵とじ、三つ葉をたっぷり添えて。
12.三重産アジの干物の焼いたん。
13.三重産ブリの味醂干しのソテー。