5月に入って2日から19日の間と、30日から6月25日の間が宿曜陵逼(すくようりょうじ)期間となります。
農業暦の「二十八宿」ではなく、因果律の「二十七宿」を用いる宿曜学は、空海が唐より持ち込んだ密教の一つです。
約27.3日で公転する月が、日々に宿る星々が「二十七宿」なのですが、今も
なお寺社や宮中の祭事、儀式を律する範(のり)として伝承されています。
古法「二十七宿」は、その高い的中精度をもって、戦略や政略、大事決定の選日に用いられました。
元来、密教ですから、一般には広めないものですが、当時は幕府の命で、「御止
め流」として説くことが禁止されていました。w
「宿曜陵逼」期間というのは、日々の宿が曜日を圧迫して犯す期間のことです。
個々の宿から見る三凶宿が吉宿に逆転する代わりに、六吉宿が転じて凶となる期間で、
とかくイレギュラーな事態や物事の運びが生じやすくなります。^^;
命・胎の宿に厄難が生じたり、悪い因縁生起が生じないよう言行の禁忌事項があ
る六害宿が定められています。
明日の壁宿は、私にとっては克宿に当たり、投資、預金、金銭貸借、商談、講演、
宣伝、政治折衝、ギャンブルやダメ元でと賭け的言行が禁忌となります。
今日でなくてよかったこと。w
今日の室宿は、私にとっては衰の距離三に配当し、凶は吉に転じ、普通は悪事を
止め平常に戻すこと、治療、服薬に吉とあります。w
一般には、宿曜陵逼期間には、イレギュラーなことや良くない因縁生起に注意し
て、確認に念を入れることが大事となりましょう。
弘法大師空海の教えでは、「東方観世音菩薩は六害宿の凶難を避けしめ、
普賢菩薩、文殊菩薩は、羅刹日の難を避けしむ。」とあります。
東を向いて、観世音菩薩を観想・祈念して、入我我入を図るとしましょう。w
第2土曜日の本日は、風薫る五月の月例講座です。
今回のメインは、骨格の歪み法則と先ずは筋肉、次いで骨を動かす陰陽治療ベクトルです。
そして、人体にある退化痕を再起動することで治療スイッチを入れる方法になります。
レシピにまとめると、図表2枚、手順3枚になりますので、焦らずじっくり進めましょう。w
私の膝痛にも即効があったので、セルフケヤーにも活用してもらえます。
骨に正常な位置や可動の情報を与えると、原始脳に働いて、神経・間接・筋肉が正常に再起動してくれます。
また、人体のあちこちにある退化痕を再起動することで、人体が修復する機能を発揮したり、
身体の可動や筋出力などのパフォーマンス効果を高めることができます。
DNAレベルでの細胞の修復や、人体の回復には、全身の血流を良くすることと、
通常生活レベル以上の酸素を摂り入れてミトコンドリアを活性化する第三次呼吸が大事となります。
「減腔呼吸法」は、施術にもセルフケヤー指導にも良い効果がありました。
今回は、新しく肋間筋や肋椎関節、横隔膜を働かせる「全身4D呼吸法」をお披露目します。
これに退化痕刺激を取り入れると、体幹の回旋などもすごく良くなることが分かります。
鳥や獣はいつも身づくろいして、身体をケヤーしていますが、ヒトは普段行いませんね。w
嘴や爪、舌などで身繕いをすると、皮膚の感覚受容器を作動させ、血流も良くする効果があります。
そんなことをしないヒトでも、痛みを感じたら無意識に手を当て、皮膚の感覚受容器に訴えて痛苦を消そうとするものです。
その自然な所作の中に、自然治癒や自己修復の秘訣があるのでしょうね。w
自然は凹凸のでこぼこがあるものですが、私たちの生活では平坦な物に触れるこ
とがほとんどなのも、生活の便利が良くなってることもまた、自然の力を人体か
ら退化させてる原因かもです。w
「自分」とは、「自然の一部分」の略だと考えています。
人体はミクロコスモスですから、宇宙と同じく全てを究めることはできないでしょうが、
温故知新も含めて気づき、発見して、人こそが人を治し、癒す方法を求めて行きたいと思っています。
講座を通じ、面白く楽しい時間を共有して、「家庭医」としての技法を会得し、活用してください。
お役に立てれば、幸甚です。w
講座を終えたら、会場をこちらに移しての無料懇親会です。
今日のメニューは、以下の11品になります。
1.ピーマンの摺りおろしニンニク・生姜、醤油・オリーブオイルサラダ。
2.キャベツとミニトマトのコールスローサラダ。
3.水菜と赤パプリカの和風摺りおろし玉ねぎドレッシングサラダ。
4.大根のクリームシチュー煮込み。
5.牛バラ肉、ヒラタケ、シメジ、マイタケ、エノキダケ、豆腐の木こりすき焼き。
6.薄切り鴫茄子のケチャップチーズ焼き。
7.いづみ式京うらら揚げと小松菜の炊いたん。
8.各種野菜と大豆のカレー。
9.エリンギのバター醤油焼き。
10.サバの水煮とブロッコリースプラウトのマヨマリネ。
11.カレイの煮つけ。