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日別アーカイブ: 2023年1月11日

3日後に初講座を控えて、腸内環境を考えつつ、 本日は水曜会

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今日、11日は鏡開きですね。
お供えした鏡餅を開いて、何とか料理に採り入れねばです。w

昔は餅がカッチカチになってたので、金槌で砕いて干し、揚げてアラレにしてましたが、最近では容器密閉なのでその苦労はないですね。
雑煮にしても、焼き餅にしても良く、多けりゃ冷凍も利きます。w

今日は、己巳(つちのとみ)日なので、初巳にして弁才天の供養日になります。
昨日の10日から21日までは宿曜陵逼(すくようりょうじ)期間に入っていますが、幸い私の同宿には当たってないので、お参りしても差し障りはないことです。w

宿曜陵逼期間には、イレギュラーな事態や物事の流れ、良くない因縁生起に注意して、確認に念を入れて行きましょう。w
それでも流石に空亡中、2日連続で切れた歯磨き剤を買うのを失念してましたわ。^^;

空亡期間は、亡失、失念。損失には注意が必要ですが、学び得たことが力となり、役立ちますので、学びを意識して行動して行きましょう。w
1年12カ月の内、2か月間は誰でも空亡月間がありますので、力を養う好機となりますからね。

能力といい、自己治癒力といい、潜在意識に負うところは多いものです。
意識の力は、脳全体の5%以下で、95%以上は無意識の働きが占めていますからねえ。w

然るに、意識にはハンドル効果があり、どう向けるのかは意識次第。
ポジティブに、より良い方へ、快い方へと向けて行きましょう。w

間を置いた反復で、意識したイメージを脳にインプットし続けることが、そのイメージを潜在脳に定着させ、実現化することになります。
事態や状況に当たって、より良くなるイメージを持つことが大事ですね。w

無意識も含めて、脳をコントロールしているのは、実は腸です。
発生学的に、脳は腸から生じたモノで、脳内の幸せや嬉しさを感じるセロトニンやオキシトシンなども、脳が生み出すのではなく、
腸から脳に届けられるものです。

それも実は、腸そのものが作るのではなく、腸内細菌が作るので、腸内環境を良くすることが、脳にも身体にも大事となります。
ヒトの腸管、主に大腸には約1000種類、100兆個にも及ぶ腸内細菌が生息しています。
最近は医学界でも注目されてきて、腸内細菌叢(そう)や腸内フローラと呼ばれていますね。

ヒトの腸内細菌は、善玉の菌と悪玉の菌、そのどちらでもない日和見菌と、大きく分けて3グループで構成されています。
これらの菌は互いに密接な関係を持ち、複雑にバランスをとっています。

健康な人であれば、善玉菌20%、悪玉菌10%のバランスになっています。
残りの70%は「日和見菌」といって、良い働きも悪い働きもする菌種です。善玉菌が優勢だと良い働きをしますが、悪玉菌が優勢になると悪さをします。

とはいっても、優柔不断なのは日和見菌だけではなく、善玉菌のなかには他の菌と作用し合うと悪さをするヤツがいるし、逆に悪玉菌でも状況次第で良いことをするヤツがいるのです。^^;
健康雑誌では、「善玉」「悪玉」とレッテルを貼って、それらの数だけが問題のように言われますが、実態はそれほど単純ではありませんことよ。w

ですが、悪玉菌は、たんぱく質や脂質が中心の食事・不規則な生活・各種のストレス・便秘などが原因で腸内に増えてきます。
腸内細菌は肥満、糖尿病、大腸がん、動脈硬化症、炎症性腸疾患などの疾患と密接な関係があり、これらの患者の腸内細菌は健常者と比べて著しく変化していることが知られています。

一方、健康的な腸内細菌は、ビフィズス菌や乳酸菌(正確には乳酸桿(かん)菌)などの善玉菌が優勢であり、その他の菌ができるだけ劣勢である状態です。
善玉菌は乳酸や酢酸などを作り、腸内を酸性にすることによって、悪玉菌の増殖を抑えて腸の運動を活発にし、食中毒菌や病原菌による感染の予防や、発がん性をもつ腐敗産物の産生を抑制する腸内環境を作ります。

また善玉菌は腸内でビタミン(B1・B2・B6・B12・K・ニコチン酸・葉酸)を産生します。
さらに善玉菌の体を構成する物質には、体の免疫機能を高め、血清コレステロールを低下させる効果も報告されています。

腸内環境を整える=善玉菌を増やす、には簡単に言って、善玉菌を直接腸に摂り入れることですね。
医学的には植便といって健康な人の便を移植する方法もありますが、汚物を移されるのは嫌だなあ。^^;

普通に、口から善玉菌を摂るのが一般的に良いですよね。w
食品ではヨーグルト・乳酸菌飲料・納豆・キムチや糠漬けなどの漬物など、ビフィズス菌や乳酸菌を含む発酵食品です。

ただし、これらの菌は腸内にある程度の期間は存在しても、住み着くことはないとされています。^^;
そのため、毎日続けて摂取し、腸に補充することが勧められます。

なお、善玉菌は生きて大腸まで到達しないと意味がないと言われますが、死んでしまっても善玉菌の体を作る成分に有効な生理機能が期待できます。
然るに私の場合、毎朝のように味噌汁を摂りますが、いつもキノコと海藻か野菜を水から沸かしたら、火を止めて賽の目に切った豆腐を入れます。

そしてカツオや煮干し、焼き飛魚などのダシを入れてから、味噌を溶くようにしています。
そうすれば湯温が60℃以下になるので、味噌の酵素が生きたまま摂り入れられますから。w
ついでに言うと、ダシの香りが飛ばないので、味噌も少ない目になり、塩分量が控えられます。w

二つ目に、腸内にもともと存在する善玉菌を増やす作用のある「プレバイオティクス」を摂取することです。
プロバイオティクスとは、人体に有益な生きた微生物、という意味ですが、最近は「善玉菌を増やす食品」の総称として使われることが多くなりました。
食品成分としてはオリゴ糖や食物繊維で、これらの成分は野菜類・果物類・豆類などに多く含まれています。

消化・吸収されることなく大腸まで達し、腸内にもともと存在する善玉菌に、好きな炭水化物の「エサ」を優先的に与えて、数を増やそうという考えです。w
オリゴ糖は、大豆・たまねぎ・ごぼう・ねぎ・にんにく・アスパラガス・バナナなどの食品にも多く含まれていますので、これらの食材を食事に取り入れると良いでしょう。

そこらを踏まえて日常の料理に出すのが、「家庭薬膳」となりましょう。
これも「家庭医」の勧めで、食が身体を作るのですから、食事は大事、食餌に非ずです。w

3日後は第2土曜日なので、1月度の気の科学体験講座を開きます。
発生学的に、脳は腸から作られるのですが、全ては皮膚から作られますので、皮膚の操作は内臓にも脳にも大きな効果を与えるものです。

腸内細菌叢のことがまだまだ未解明であるように、皮膚の作用もまだまだ未解明なのが現状です。^^;
が、皮膚には健康や治癒に役立つまだまだ多くの可能性があると言い換えることもできるでしょう。w

ある法則に則って、皮膚をただ軽く撫でるだけで、身体の可動域や出力が良くなることを体感していただければと思います。
人を治したり癒したりする経験のない人でも、誰でもできる方法があり、それが「家庭医」の勧めです。w

痛みや苦のある縁ある方に、是非役立ってあげてください。
根本、ヒトは人間(じんかん)に生きる存在で、接するだけで人の力になったり、癒しになったりしているものです。

逆もまた真なり、とも言えますが。w
自分の不快が、他の人も不快にし不幸にはしないよう、それが礼儀でもありましょう。

お辞儀することを儒教や礼法では、「揖(ゆう)」と言い腰を折るのですが、目上の人や場には「一揖する」のが礼儀です。
会えば首を頷くようにするのは「会釈(えしゃく)」ですが、多くの人が「揖」と「釈」を同時に行ってるようですね。w

「礼の混同は非礼なり」と儒教にも礼法にもあり、武道でも「礼」は大事とされています。
武道は全て「礼に始まって礼に終わる」のが作法で、殺意や害意を持って相手をやっつけるものではありません。

「礼う」と書いて、「うやまう」と読むのですが、作法や所作には優れた効能が隠されているものです。w
やってみれば分かることですが、正しく「揖」や「合掌」すれば身体のバランスや出力が良くなり、
混同したり間違うと、即座にてきめん悪くなります。^^;

そうした体感、体験を通じて、健康の語源「健体康心」を目指しましょう。w
今年の展開を楽しみにしながら、今夕は水曜会の歓談を楽しみましょう。^^

今日のメニューは、以下の11品です。
1.さやいんげんの摺り胡麻和え。
2.青パプリカと牛肉のオイスターソース炒め。
3.小松菜と京うらら揚げの炊いたん。
4.豚ロース、白菜、豆腐、キノコ、キムチ入り胡麻担々鍋。
5.鯖の水煮のマヨポン、紫キャベツのスプラウト乗せ。
6.伏見甘長唐辛子と赤甘唐辛子のちりめんじゃこ幽庵炒め。
7.いづみ式菜の花の辛し和え。
8.近江蕪と鏡開き餅の味噌雑煮。
9.丸ごとミニ玉ネギのコンソメ煮。
10.ニシンの粒山椒鞍馬照り煮。
11.ブリアラの幽庵炒め照り焼き。

福田 龍博