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日別アーカイブ: 2021年2月3日

本日は立春大吉にて、鬼を祓って、水曜会

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今日、2月3日は立春ですね。
正確には、立春の瞬間は本日の23:59です。w

いつも立春は2月4日とは決まっていません。^^;
2003年も立春は2月3日でしたし、1980年は2月5日が立春でした。w

昔は立春が1年の始まりと言われていて、暦の上では1年の始まりは正月、生活の始まりは立春と、それぞれ別のものとされていました。
立春の前日である節分の日に豆まきをして1年の厄を落とし、新しい1年を迎えた立春の日に今年も1年無事に過ごせますようにと願いを込めて、「立春大吉」のお札を貼ります。

「立春大吉」は、禅宗の寺の習慣から来たものですが、節分会の豆まきは文武(もんむ)天皇の時代、706年に宮中で初めて行われたそうです。
室町時代頃には、冬から春になる時期を1年の境目として、「立春」は新年の元旦を迎えるのと同じく大事な日として重要視され、豆まきをして鬼を追い払う行事として庶民にも定着して行きました。

節分の豆まきはもともとは中国から伝わって来た風習です。
立春や立夏・立秋・立冬等季節が変わる前の18日間は、陰陽五行説において土性が支配し、土用の期間といわれています。
古くからこの時期は万物変化が激しく不吉で、邪鬼が発生すると考えられていました。

このことから節分で豆をまいて悪気邪鬼を追い払うようになるのですが、立春大吉も同じように立春という季節の変わり目に、その邪鬼を追い払うために門に貼るようになったそうです。
いかにも縁起がよさそうな字面であるのはもちろんなのですが、立春大吉を縦書きにすると左右対称になります。
裏から見ても表から見ても、立春大吉と読めますね。

この立春大吉と書かれたお札を門や玄関などに貼っておくと、仮に鬼が入ってきても立春大吉のお札を目にすることで、入ったか出るのか分からず混乱して出て行ってしまうといいます。
節分の鬼って、アホやん。w

中国では、鬼は死んだ人の魂そのもので、姿かたちのないものとされていました。
日本もこの影響を受けて、当初は姿の見えないものとして伝わり、「死への恐怖や恐れ」から鬼は怖いもの、人に悪さをするものというイメージがついたと考えられています。

現在の日本でイメージされている姿かたちのある「鬼」は、仏教が由来になってあり、餓鬼道にいる「餓鬼」や「地獄の獄卒」のなどの事とされています。
この他にも、仏教の守護神であり戦いの神様とされている「阿修羅(あしゅら)」、毘沙門天に使える鬼族で、ヒンドゥー教の鬼神ラークシャサが仏教に取り入れられた「羅刹天(らせつてん)」なども仏教の中の鬼神とされています。

八大龍王堂のある大峯の龍泉寺には、役行者(役小角えんのおづぬ)が祀られていますが、常に前鬼・後鬼を使役したといわれています。
毘沙門天など仏教の四天王や執金剛神が踏みつけているのは、天邪鬼(あまのじゃく)ですね。

これは伝来からは、中国の河伯(かはく)という水鬼に由来するものですが、同じく中国の水鬼である海若(かいじゃく)が「あまのじゃく」と訓読されるので、日本古来の天邪鬼と習合され、足下の鬼類をも指して言うようになったそうです。
日本古来の神道では、本来の天邪鬼は悪者ではありませんでした。

日本古来の天邪鬼は、古事記や日本書紀に出てくる天稚彦(アメノワカヒコ)や女神天探女(アメノサグメ)に由来します。
例えば、天探女はその名が表すように、天の動きや未来、人の心などを探ることができるシャーマン的な存在とされています。
この説話が後に、人の心を読み取って反対に悪戯をしかける小鬼へと変化していったようです。

江戸時代の百科事典である「和漢三才図会」では、「先代旧事本紀」からの引用として、スサノオが吐き出した体内の猛気が天逆毎という女神になったとあり、これが天邪鬼や天狗の祖先とされています。
斯様に、諸説あるわけですが、鬼といい、神というも、仏と呼ぶも皆、人の創り上げたモノですので、上手に活用を図りましょう。w

人の心の中にも、鬼は住んでいます。w
疑心暗鬼を生ずはこの一例で、疑い始めると、暗闇の中に、いるはずのない亡霊の姿まで見えるようになるという意味ですね。

一度疑い始めると、何でもないことまで疑問や不安を感じたり、恐ろしくなってくることのたとえですが、好意や良言を疑って我意に囚われ苦を拡大したり、善き人の心を疑って縁を腐らすのは節分の鬼よりアホかと。w
癌になったら、新型コロナに罹ったらと懼れるならば、罹らぬように予防に徹することが大事で、心配や恐怖を持ち続けると、それが現実を招くものです。^^;

「福は内」といいますが、福とは「幸い、しあわせ」のことで、私たちの心と行動習慣が創り上げるものです。
「鬼は外」で、人を不幸にする心中の鬼も、立春大吉で追い払えると良いですね。w

感謝を忘れた心、人に親切にできない無慈悲な心、縁を大切にできない心、向上・進歩・成長を目指さない心、人と比較ばかりする心、結果ばかりに拘る心などなど。
それらこそ、心の内の邪気になり、鬼となって、人の幸福を害し、不幸にするモノでしょう。w

立春の今日から、辛丑年が始まります。
邪気、悪病、悪鬼退散を祈念して、新しい年を言祝ぎ、より良い世の中になりますように。(念)
よし、「立春大吉」と書いて、客間の入り口に架けておこう。w

さて、本日は2月最初の水曜会です。
11:00から1件、13:00から3件のカウンセリングを終えたら、開宴といたしましょう。w

今日のメニュは、以下の12品です。
1.菊菜と豆腐の摺り胡麻辛子白和え。
2.法蓮草のだし醤油絞りおひたし。
3.京揚げと京菜の胡麻油鶏ガラだし炒め。
4.いづみ式ブロッコリーの白ごまあえ。
5.玉ネギ・新じゃが・牛肉の肉玉じゃが。
6.聖護院かぶらの八丁味噌煮。
7.鶏のぶつ切り、短冊大根、白菜、豆腐の寄せ鍋。
8.いづみ式だし巻き玉子。
9.イワシの塩焼き。
10.鮭ハラスの炙り焼き。
11.新じゃがのレンジ蒸し、バター塗りエビチリソルト散らし。
12.エビ芋の煮っころがし。