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日別アーカイブ: 2020年4月15日

明日から春の土用入り、漢方論で健体康心を願っ て、水曜会

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コロナ禍の最中で、京都駅も繁華街も今や閑散としていますが、12日から京都伊勢丹は臨時休業になってます。
今日からは高島屋、大丸、藤井大丸などでも、食料品フロアを除いて全館休業に入りました。

京都は緊急事態宣言を国に申請するも受けられず、大阪に準じて緊急事態体制を取っていますが、営業時間制限や休業などの保証は期待できないようですね。
東山三条の古川町商店街にある、いづみの美癒亭酒房は元から午後7時までの営業ですが、1日1,2組とかボーズとかで、家賃を交渉しなくてはならないようになりました。^^;

私の仕事でもかなりの減収は生じていますが、こういうときだからこそできることに時間を割いて、精進あるのみです。w
アインシュタイン曰く、「報酬とは役立ちの質量である」で、どれだけ人に役立てるかの質X量(人数)を高めて行くために、何を学び考えて行動するかが要ですね。

36年前に教員を辞めてから自営の道に入り、自分がやりたいこととできることで縁に応じて分を尽くしてきたつもりですが、自分の意志以上に妙に不思議と導かれてきたような気がします。
成り行きではなく、縁が作用してるのは間違いないのですが、神仏の計らいとしか思えません。^^;

この頃は、会得したことをさらに進化させるべく、発展させるべく、自分の時間を使うよう努めてます。
然るに、私にとって4月は母胎内に居なかった無縁の期間なので、非生産的な心労を排除すべく意識しています。

明日の16日からは春の土用に入りますが、土用は「土旺用事」の略で、人体の土気が旺じる期間です。
立夏の前日、5月4日までが春の土用期間ですが、春土用は寒くなったり暖かくなったりと、気候が変わりやすく1日の気温差も大きくなりやすいです。
そのため体調を崩しやすいのですが、5月病で代表されるような、やる気が無くなりやすく気鬱になりやすい時期でもあります。

五行の土気は、五臓六腑では脾・胃に当たる消化機能ですが、五情では「思」に当たり、憂悶や取り越し苦労を表します。
土用の時期に季節の変化に応じて心身に不調が出るのはまだ急性で軽度でしょうが、春の陽気の発揚の時期に外へ出たり、のびのびと陽気を発散せず、陽気が鬱し陰気に籠れば、より悪い不調になりかねません。

そういう意味からも、あんまり不安や恐怖、深刻な悩みなどに囚われず、ささやかな幸せや快いことを味わったり、明るく笑えることに意識を向けることが効果的です。
朝のニュースで、緊急事態になってから夫婦仲が悪くなったのが80%だとか。^^;

笑う門には福来るで、福が来てから笑ったるでは、幸福は来ないかと。w
食事は美味しくよく味わって、良い気を養うことが、心身の健康に繋がり、感染防止にも力になります。

土用の期間は、土を休めることが大事とされますので、あまり胃腸に負担を掛けないよう、暴飲暴食はいけません。w
夏の土用は、冬の枯渇した玄気を表す黒い食物、縁起食では未月の対冲にある丑の日にちなんで「う」のつく食物を摂ることが養生訓とされました。
その伝でいうと、春の土用は白秋の枯渇した気を補うべく白い食物、縁起食では辰月の対冲にある戌の日にちなんで、「い」の付く物が挙げられます。

白いものなら、大根、蕪、白菜、うど、長ネギ、カリフラワー、玉ネギ、しらす、イカ、白身魚などですね。
「い」のつくものなら、芋、インゲン豆、イカ、炒り子、いかなご、イワシ、イイダコなどですが、現代の陰陽師、あまり縁起食には拘りません。w

温故知新で、漢方のバイブルである黄帝内経には、疫病に対する2つの原則が記載されています。
1つ目は「気を増す」という考えで、生体防御能を増すことに他ならず、正しい食事・適度な運動・十分な休養が基本です。

漢方では徹底的に冷えを嫌いますので、冷たい飲食物を避け、適切な衣服で体を温めることですが、体内を温める熱した生姜をよく摂り、シナモンなどで血行を良くすることも効果的です。
胃腸が弱ると、防御機能が弱りますので、土用の期間は特に大事ですね。

高齢者や感染リスクの高い医療関係者の方には、感染予防に補中益気湯をお勧めします。
昔、高尾病院の院長だった洋さんと韓国に行ったときは、喫茶店で飲んだものです。w

2つ目は「感染源を避ける」で、密閉・密集・密接の悪の三密を避けて、手洗いを徹底することですね。
新型コロナだけでなく、インフルエンザも同様の感染予防ですが、今回の手洗いの徹底で、新型コロナよりも毎年はるかな数の感染者と死亡者が出てるインフルエンザの感染者が大幅に減っています。

もしも、コロナに罹ったら?
今現在、漢方ではどういう処方が効果的なのか調べてみました。

「今回の新型コロナウィルスは、上咽頭のみならず,気道の奥深く肺胞に達するところで増殖し,症状が出てから一気に悪化すると言われている。
そうすると発熱を認めた時点で,葛根湯・麻黄湯では対応は不可能と考えられる。
柴葛解肌湯か柴陥湯を処方するが、柴葛解肌湯は葛根湯と小柴胡湯を合方すると近いものができる。
生薬治療が可能であれば、中国で既に効果が実証されている「清肺排毒湯」を処方するのがよい。」

新型コロナに対する中医薬として、今回作られたのが「清肺排毒湯」で有効性が実証されており、軽症から重症まで時期を問わずに幅広く用いるように書かれています。
処方内容も詳しく発表されていますが、いわば傷寒論処方である、麻杏甘石湯,五苓散,小柴胡湯,射干麻黄湯,茯苓飲にカッ香が配合されたような内容です。

ふむ。この処方内容なら香港や中国から取り寄せるまでもなく、医師の処方箋なくても、生薬を扱う漢方薬局で入手できますね。
気光によるエネルギー療法と手洗いなどの徹底で予防には万全を期してますが、何せ今年は死運大凶^^;用心して、備えあらば憂いなしで、罹っても安心です。(ワラ)

その際は、長崎の杏薬局徳永さんか、東京のタスクフォース鈴木佑ちゃんに役立ってもらうことにしましょう。w
風邪の症状を感じたら、結果を待たず、飲んだらよかっちゃろうたいね?w

土用は春が終わり行き、初夏を迎える時候です。
憂悶に鬱することなく、明るい方向へ時節へと考えを向け、ただ待つよりも今できることを行動に移して行きましょう。

いつもの日常がままならぬ今日この頃なら、非日常も味わってみましょう。
ささやかなことで、楽しみや喜びは、見出したり、味わったりできるものですから。

さて、本日は水曜会。
料理を仕上げて、学習と研究に勤しみ、ご来客をお待ちします。
今日のメニュは、以下の10品です。
1.水菜とツナのマヨネーズ・長崎かけ醤油サラダ。
2.炒めガーリック入りキャベツのすりおろし玉ネギドレッシングサラダ。
3.鶏胸肉の生ハム、ヨーグルト・柚子胡椒・マヨネーズドレッシングを添えて。
4.キャベツ、玉ネギ、海老名高原ソーセージのボルシチ。
5.壬生菜と刻み京揚げの和風だし炒め。
6.鶏レバーとニラのオイスターソース炒め。
7.いづみ式新じゃがとコゴミの天ぷら、ヒマラヤの紅塩とエビチリソルトを添えて。
8.シラタキたっぷりの人参入り肉玉じゃが。
9.鶏もも肉の幽庵炙り焼き。
10.鶏もも肉のガーリック和風照り焼き。