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日別アーカイブ: 2019年8月21日

京の地蔵盆を控えて、本日は水曜会

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京都は16日の送り火が終わって、23,24日は地蔵盆を迎えます。
基本的に地蔵盆は、8月の23,24日で地蔵菩薩の縁日を中心に行われますが、
準備する親や地域の方たちの都合によって、この日の前後の土曜日から日曜日に
かけて行われるところが多いですね。

また最近では、子どもが少なくなったため、2日間の開催を1日だけに短縮する場
合もあります。
発祥地である京都では、町内ごとに地蔵尊の前に屋台やテントを組んで花や餅な
どをお供えし、ゲームなどの遊び、福引きなどを楽しみます。

地蔵尊は、民間では子どもの守り佛として古くから信仰されていました。
地蔵尊はサンスクリット語では「クシティ・ガルバ」と呼びますが、
クシティは「大地」、ガルバは「胎内」「子宮」の意味で、意訳して「地蔵」とされています。

この地蔵菩薩はお釈迦様が入滅してから未来仏の弥勒菩薩がこの世に現れるまで、
人間界のみにあらず、地獄・飢餓・修羅・畜生・天といった六道すべてにおもむ
き、人々を救済するという存在です。

平安時代以降に阿弥陀信仰と結びつき、地蔵信仰が民間に広がり、
道祖神と同じように村を守る役割も果たすようになります。
そして、地獄の鬼から子供を救うとして子供の守護神ともなり、現在に到っています。

平安時代以降、全国にお地蔵さんは広がり、それぞれの道端にも道祖神のように
石地蔵が見られるようになったのです。
京都では室町時代に地蔵盆が大流行しましたが、東京では江戸時代になって、やっとお地蔵さんが作られたそうです。
今もそうですが、東京ではお稲荷さん信仰の方が盛んなようですね。

京都では8月22日・23日に、旧街道の入口に祀られた6体の地蔵尊を巡る「六地蔵めぐり」が行われ、多くの参拝者で賑わいます。
各所で授与される6色の「お幡(はた)」を集め、家の玄関先に吊すと、家内安全や無病息災のご利益を授かれるといわれています。

六地蔵は、平安初期の政治家、学者、また歌人としても知られている小野篁(たかむら)によって刻まれたと伝わる地蔵尊です。
篁が48歳の時、熱病にかかって仮死状態となり、地獄の世界へと至ったとき、
地獄で苦しむ罪人たちを救う、ひとりの僧に出会います。

僧は、自分は地蔵菩薩であり、より多くの人びとを救えるよう自らの姿を刻んで
ほしいと篁に頼み、篁を生き返らせてくれました。
蘇生した篁は約束を守り、1本の大きな桜の木から6体の地蔵の姿を刻むと、伏見
の地(現在の六地蔵あたり)に安置したそうです。

時を経た平安末期、後白河天皇の時代に都に疫病が流行ったとき、天皇は疫病退
散を願い、平清盛に命じて都へ通じる街道の入口6カ所に六角堂を建てると、そ
れぞれに伏見に祀られていた地蔵尊を移して安置しました。

室町時代ころから、この6体の地蔵を巡拝し家内安全、無病息災を祈願する「六
地蔵まいり」の風習が始まりました。
現在は8月22日・23日の2日間で行われ、参拝者は、「お幡(はた)」と呼ばれる
札(一カ所300円)を授かり、これを6カ所で集めて、家の玄関先に吊るしておく
と、家内安全、無病息災、家運繁栄のご利益が授かれるとされています。

ちなみに、京都の六地蔵は拝観料は無料で、以下の各地にあります。
・大善寺(伏見六地蔵)/伏見区桃山町西町24
・徳林庵(山科地蔵)/山科区四ノ宮泉水町16
・上善寺(鞍馬口地蔵)/北区上善寺門前町
・源光寺(常盤地蔵)/右京区常盤馬塚町1
・地蔵寺(桂地蔵)/右京区桂春日町9
・浄禅寺(鳥羽地蔵)/南区上鳥羽岩ノ本町93

私は、桂離宮の裏で生まれましたが、保育園も幼稚園も小学校も桂で、嵐山に引っ
越した中学でも、高校もまた桂でした。w
桂でお地蔵さんと言ったら地蔵寺の桂地蔵を指しますが、阪急桂駅からは東へ徒
歩10分ほどに位置しています。

こちらの地蔵尊は篁が木材の根元、一番太い部分を使って刻んだと伝わる、六地
蔵の中で最も大きいもので、「姉井地蔵」と呼ばれています。
ご本尊のお地蔵様は、地蔵盆の日のみ、間近で拝む事ができます。

桂地蔵さんは、普段はひっそりしていて参拝客をあまり見かけませんが、地蔵盆
には寺周辺に夜店が並び、演芸大会も催されて、大勢の参拝客で賑わいます。
嵐山に来てからは行かなくなりましたが、子供のころは桂の地蔵盆の夜店が楽し
みでした。w

例によって、20日から25日は特に顧問先への指示書作成に大わらわですので、
なかなか地蔵尊のご縁日はご無沙汰続き。^^;
松尾の鈴虫寺にも、奥嵯峨の愛宕念仏寺にも、特別な時以外は参拝できずにいま
す。。

鈴虫寺(華厳寺)のお地蔵さまには、一つだけ願をかけてありますので、成就す
ればお礼参りを欠いてはいけませんね。
私が中高生のころはそんなに参拝者は多くなかったのですが、現在はすごい人気
です。
年がら年中鳴いている鈴虫の声や幸福地蔵のご利益も人気ですが、このお寺の説
法が落語のようで面白いのですよ。w

地蔵菩薩はただ一人、飾り物を付けずに僧形で、阿弥陀如来も救えなかった地獄
の亡者全員を救う誓願を立て、地獄まで赴いた菩薩です。
その真言は、「オン・カカカ・ビサンマエイ・ソワカ」ですが、「オン」は「南
無」と同じで、「カカカ」は「呵々(かか)大笑」の音で、サンスクリット語で
は「ハハハ」と発音します。

意訳するに、「お〜い。ワッハッハと大笑いせよ。笑顔とともに成就あれかし。」でしょうか。
地獄の苦しみの中で、敢えて大笑いし、笑顔を出すことで逸早く地獄の苦しみからも救われるぞ。
そのような密教の教えが秘められている真言ですね。w

大地の地蔵菩薩、宇宙の虚空蔵菩薩は、干支守護仏の勢至菩薩、調和仏の普賢菩薩とともに私にとっては大事な護持仏です。
温故知新で、仏教や密教からも色々と学び、会得して行きたいものです。w

さて、指示書作成集中期ですが、本日は水曜会。
夕刻までにできる限りを進め、夏の夜を楽しみにしましょう。w

今日のメニューは、以下の10品です。
1.キャベツとイエロープチトマトのコールスローサラダ。
2.水ナスの昆布・塩水漬け。
3.鶏胸肉片栗粉まぶし、ズッキーニ、赤パプリカのパルメザンチーズソテー。
4.鶏ハートの塩・山椒串焼き。
5.牛肩ロースのステーキ、フライドオニオン乗せ。
6.湯がきブロッコリー、ヨーグルト辛子マヨネーズソースで。
7.コンソメ煮込み豚足、クルミ味噌で。
8.豚骨ベースの冬瓜、大根、人参、男爵芋、玉ネギ、ソーセージ入りゴールデンカレー。
9.丹波ヒラタケとエリンギのバター醤油ソテー。
10.切り干し大根と蒸し大豆の和風炒め。