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日別アーカイブ: 2019年6月19日

夏至が近づき、梅雨入りもせず、本日は水曜会

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今年は6月22日が夏至ですが、朝の日の出も早く、夕の日の入りも遅くなって、
明るい候になりましたね。
寝室のカーテンを遮光にしてから、目覚めが早朝過ぎることがなくなり、良い睡眠が取れてるようです。w

夏は、冬より睡眠時間が減るものですが、要は質の良い睡眠をとることが大事です。
携帯電話を枕元に置いたり、寝室ライトを点けたまま寝るのは良くないですね。w

近畿はまだ梅雨入り宣言されてないので、晴れが続いていますが、京都は特に雲
に覆われると盆地特有の蒸し暑さに閉口しますので、今の気象は良い塩梅です。w

土曜日には広く雨が降る予想なので、その頃に近畿も梅雨入り宣言されるのでしょう。
かつて、1963年には四国地方と近畿地方が梅雨入り宣言せず、梅雨明けだけ
宣言された年があったそうです。w

梅雨入りが発表されなかったからといって、極端な晴れ間が続いたわけではなかったとか。
夏至辺りは一年で最も昼間が長い時期ながら、陽がささないと実感は薄いですね。
梅雨時は湿気がうっとおしく、蒸し暑さが不快なものです。

が、本格的な猛暑の夏を迎えるまでに、梅雨は避けて通れませんね。
この時節には、体外の湿気に応じて、体内の「湿」に注意が必要です。

夏は暑いのが当たり前で、季節の運行に身体は自然と対応して行くものですが、
現代の生活では快適な余りその自然適応力を削いでしまって、却って身体を損な
うことが多いものです。^^;
基本的には、身体を内外から冷やさぬことが大事です。

クーラーの当たりすぎを避け、衣服や毛布で、冷え過ぎに注意して下さい。
蒸すときには除湿をして、部屋の湿気を極力減らし、外湿の邪を防ぎましょう。

特に、脾・胃を弱める食材は、意識して摂り過ぎに注意して下さいね。
湿気が多い時期に、摂り過ぎると脾・胃を弱めるものは、これらの食材です。

?刺身、寿司、生野菜などの生もの
?濃い味つけのもの
?甘いもの
?冷たい食べ物、飲み物(カニ、ジュース類、ビール、水割りなど)
?脂っこいもの(焼肉、フライ、ポテトチップなど)

今日は予約が入ってないので^^;「湿」について復習をしておきましょう。w
それを終えたら、頭蓋クリニアルと、硬膜を操作して脳脊髄液の循環を良くする法について学習することにします。

中医学の定義では、私達の体は、気・血・水によって運営されています。
この身体を潤している水分、体液のことを「津液(しんえき)」と呼びます。
「津液」 が不足すると、口や唇が渇き、皮膚がカサカサしてきます。

さらに、この 「津液不足」が進行すると「陰虚(いんきょ)」と呼ばれる状態となり、手足のほてりやのぼせなどの症状が発生します。
体を冷やす力を持つ「陰」の力がが足りないために、熱を抑えることが出来なくなったので、ほてりやのぼせが起きるわけです。

足がほてって眠れないといって、クーラー利かして寝たら、寝汗がかけずに、湿邪はますます溜まったり、冷えによって内臓や関節を痛めることも。^^;
逆に、津液が停滞し過剰になると、体が重くなり、むくみなどの症状も出てきます。

これが「水湿」と呼ばれる状態で、体に余分な体液があふれてしまったことにより起こるのが、この症状です。
「水湿」、略して「湿」とは、簡単に言えば、体の水分が溜まっている状態です。
この「水湿の邪」によってもたらされる症状は、その性質から、雨の日など湿気の多い日に悪化する傾向があります。

また、胃腸に影響を及ぼすことも多く、食欲や胃もたれなども引き起こしやすくなります。
それで、「水湿」になると、体が重い、顔や手足がむくむ、尿が少ない、悪心などの症状が出るのです。

あ。悪心は「おしん」と呼んで、胸のむかつき、吐き気がする症状のことです。
「あくしん」と読んでしまうと、悪い心で、人に害意を持つことになっちゃいますから。^^;

中医学には「補」う前に、まずは「瀉」すことにより邪の除去を優先させるという考え方があります。
余分な「水湿」を取り去ってからでないと、せっかくの体に良い成分が体に入っていかないですから。

また、「水湿」体質は余分な水分が溜まった状態ですが、体に必要な水分は積極的に摂らなければいけません。
代謝を良くすれば、古い水が溜まってしまうこともないのです。

代謝を良くするには、運動で、体全体の巡りを良くすることが不可欠です。
そして、適度に汗をかけば、体中の余分な湿が出ていくことになります。

ただし、運動が苦手な方や、クーラー漬けの生活の方、運動する気や時間のない方にとっては、その継続はなかなか難しく、だからこそ「水湿」体質になってしまったとも言えますね。^^;
そんな方には、長めのぬるめのお風呂で、たっぷりと汗をかくことをお勧めします。

しかし、汗をかいたから水分の補給が大事といっても、水分の摂取方法には、気を配ってくださいね。
冷たい水をガブガブ飲むと、これが「水湿」を生み出す原因となります。

特に日本の習慣では、レストランやラーメン店などでも、氷を入れた水やジュースを飲む傾向がありますが、好ましいことではありません。
暖かいほうじ茶や紅茶、麦茶やはと麦茶を飲むことをお勧めします。
水出しのお茶や沸かさぬ良い水を、がぶ飲みではなく、日中にこマメに飲むのが、最も良い水分補給法です。

風呂上りのビールやチューハイ、うまいんだけどなぁ。。あまり良くありません。^^;
アルコールで却って水分不足になりますので、ちゃんと水は補給しましょうね。

また、なまもの(お刺身や果物)や脂の多い食事は、胃腸に負担をかけてしまうため、代謝しきれずに「水湿」として溜まってしまいます。
「湿」傾向のある方は、くれぐれも、食べ過ぎに注意しましょう。w

夏には欠かせぬものですが、アイスクリームも「水湿」を生み出しやすい代表的な食べ物です。
チョコレート・パフェなんて、「水湿」には、最強最凶最悪のモノですよ。(ワラ)

冷たい甘いものは、分量や頻度を控えめにして、良い水分補給をお忘れなく。
除湿の必要な季節、体内の除湿も、考えてみてくださいね。

これらの「湿」に対して、これからの時期、利水作用のあるハトムギやインゲン豆、
水はけの源である腎を強化する大豆製品、
発散効果があり脾胃の機能を高める山椒・ウイキョウ・生姜・シソの葉などを食べることが、身体の湿気に対する予防と回復に効果的です。

特に湿気の多い京都では、これからの時節、山椒を摂ることが多いものです。
京都では、6月30日の夏越の祓には、和菓子の「水無月」が付き物ですが、特に夏至の風習食はないようです。
冬至には全国的に、ゆず湯に入ったり、小豆かぼちゃを食べたりという風習や行事食がありますが、夏至には、そこまで浸透している風習はないようですね。

四季折々の行事食には、季節に適応するための理があるものが多いものです。
夏至の行事食はないようですが、これからの湿に対抗して、身体の水はけを良くするような食事や習慣を心がけましょう。
夏場は、三毒を断つといわれる梅干しや、抗菌・抗ガン・血栓予防・食欲増進・
下痢止めなどに効能のあるワサビなどを良く摂ることもお勧めします。

さて、キッチンとPC前を幾度も行き来して、料理の方は仕上がりました。w
今日の水曜会のメニューは、以下の15品です。
1.刻みオクラとナメタケのワサビ入り麺つゆ和え。
2.もずく納豆。
3.ミョウガとナス、九条ネギの昆布だし醤油・胡麻油和え。
4.ホウレン草の摺り胡麻・豆腐・塩コショウ白和え。
5.アボカドのチーズ焼き、削りカツオ掛け。
6.アナゴとキュウリの中華ポン酢和え。
7.焼きナス、摺り生姜、削りカツオにエゴマの葉を添えて、ちょっぴり醤油で。
8.イカと白身魚のカラフル野菜南蛮。
9.ヤマブキの実山椒煮。
10.豚ひれ肉、ズッキーニ、新玉ネギ、シメジの黒酢酢豚。
11.京絹揚げの田楽味噌焼き、九条ネギを散らして。
12.生姜たっぷりの新玉ネギ、人参入り肉じゃが。
13.豚バラ肉と空心菜のナンプラー炒め。
14.鯛のお頭の酒蒸し、ワサビを添えて。
15.南紀の梅干し。w