オフィシャルブログ

日別アーカイブ: 2019年5月29日

雨やんで空晴れ行くもやや蒸し暑く、本日は5月 最後の水曜会

DSC00735_R.JPG

昨日の京都は夕刻まで雨でしたが、今朝はどんよりした雲で、風がなければ蒸し
暑く感じます。
昨日の雨はしとしとと、梅雨のような降り方でしたが、五月雨(さみだれ)とは
言わんのですね。w

五月雨は、陰暦5月ごろに降りつづく長雨で、梅雨。
断続的にいつまでもだらだらと続くことの喩えで、6月の入梅からの雨ですね。

五月=皐月の「さ」は早いという意味で、「みだれ」は「水垂れ」という語源ら
しいですね。
早々に梅雨のような降り方をした昨日の雨は、梅雨の予兆のような?
そういう意味では、五月雨と言ってもあながち間違いではありますまい。w

昼からは青空も見えてきたので、明日も晴れるはずですが、気温はまた30℃を
超えることでしょう。^^;
これから蒸し暑く、湿度が増えて行くと、身体の「湿」にも予防が大事となりま
す。

暑苦しい空気の中では、カエルならともかく、ヒトは不快感が増します。w
そういう日の続く中、身体が重く感じ、倦怠感を伴ったり、むくみや、胸のむかつきを覚えたりすることはないですか?
実は、その症状は、身体の中の「水湿の邪」によって、起こっていることなのです。

「水湿」、略して「湿」とは、簡単に言えば、体の水分が溜まっている状態です。
この「水湿の邪」によってもたらされる症状は、その性質から、雨の日など湿気の多い日に悪化する傾向があります。

また、胃腸に影響を及ぼすことも多く、食欲や胃もたれなども引き起こしやすくなります。
それで、「水湿」になると、体が重い、顔や手足がむくむ、尿が少ない、悪心などの症状が出るのです。

あ。悪心は「おしん」と呼んで、胸のむかつき、吐き気がする症状のことです。
「あくしん」と読んでしまうと、悪い心で、人に害意を持つことになっちゃいます
からね。^^;

「水湿」の持つ性質は大きく二つに分類され、それぞれ「寒湿(かんしつ)」・「湿熱(しつねつ)」と呼ばれます。
特に「湿熱(しつねつ)」は、臨床上多くみられるもので、口が苦く粘る、尿が
濃く黄色くなる、便が臭くベトベトした軟便が多くなる、
関節が重く痛むなどの症状を伴います。
舌診で舌を観ると、黄色くぼってりとした苔が舌に付着しているのが特徴です。

鏡で、舌を見てみましょう。
もし、舌に白い苔がやや厚く付着してるなら、それは「湿」であり、未病の段階。
黄色くなってたら、内臓に障害が出てるので、早期に「水湿の邪」を除く必要があります。

舌の上にベットリと苔がついている方は、ハッキリ言って、湿邪が溜まっております。
^^;
舌苔(ぜったい)は、湿の具合を示しています。
厚くついている人ほど、湿がたくさんある証拠で、胃腸は自覚せずとも弱り、悲鳴をあげているのですよ。^^;

また、乾燥してヒビ割れがある人は、逆に体の水分不足です。
ジュースやダイエット飲料、冷たいものを、自分にとっては摂り過ぎていますよ。^^;

「水湿」が体の中で長く停滞すると、それが凝縮されて「痰飲(たんいん)」と呼ばれる状態になります。
「水湿」のさらに悪化した状態で、より邪が重くて動きにくく、取り除くことも困難になってしまいます。
症状としては、痰が多い(飲んだらいかんぜよ。^^;)胸苦しい、精神不安、嘔吐、腫れや痛み・しこり、果ては意識障害をも引き起こすのです。

「水湿」の症状や兆しがある人は、特にこの季節、生活を改めて水湿体質から脱却しましょうね。
中医学では、水の代謝は、五臓が互いに協調し合って維持されるとしますが、何らかの要因によりこれら臓器に異常が起こると、水液が停滞して「邪」に変化するのです。

つまり、「水湿」とは 2 次的な病因なのです。
よって根本的な解決には、水湿を生み出しやすい体質の改善に努めるべきでしょう。

ただし、まずは水湿を取り除く事が大原則です。
中医学には「補」う前に、まずは「瀉」すことにより邪の除去を優先させるという考え方があります。
余分な「水湿」を取り去ってからでないと、せっかくの体に良い成分が体に入っていかないですから。

また、「水湿」体質は余分な水分が溜まった状態ですが、体に必要な水分は積極的に摂らなければいけません。
代謝を良くすれば、古い水が溜まってしまうこともないのです。

代謝を良くするには、運動で、体全体の巡りを良くすることが不可欠です。
そして、適度に汗をかけば、体中の余分な湿が出ていくことになります。

ただし、運動が苦手な方や、クーラー漬けの生活の方、運動する気や時間のない方にとっては、その継続はなかなか難しく、だからこそ「水湿」体質になってしまったとも言えますね。^^;
そんな方には、長めのお風呂で、たっぷりと汗をかくことをお勧めします。

しかし、汗をかいたから水分の補給が大事といっても、水分の摂取方法には、気を配ってくださいね。
冷たい水をガブガブ飲むと、これが「水湿」を生み出す原因となります。

特に日本の習慣では、レストランやラーメン店などでも、氷を入れた水やジュースを飲む傾向がありますが、好ましいことではありません。
暖かいほうじ茶や紅茶、麦茶やはと麦茶を飲むことをお勧めします。

水出しのお茶や沸かさぬ良い水を、がぶ飲みではなく、日中にこマメに飲むのが、最も良い水分補給法です。
風呂上りのビールやチューハイ、うまいんだけどなぁ。。あまり良くありません。^^;

アルコールで却って水分不足になりますので、ちゃんと水は補給しましょうね。^^v
また、なまもの(お刺身や果物)や脂の多い食事は、胃腸に負担をかけてしまうため、代謝しきれずに「水湿」として溜まってしまいます。
「湿」傾向のある方は、くれぐれも、食べ過ぎに注意しましょう、コバヤシ君。
(ワラ)

夏には欠かせぬものですが、アイスクリームも「水湿」を生み出しやすい代表的な食べ物です。
チョコレート・パフェなんて、「水湿」には、最強最凶最悪のモノですよ。(ワラ)

冷たい甘いものは、分量や頻度を控えめにして、良い水分補給をお忘れなく。^^
除湿の必要な季節、体内の除湿も、考えてみてくださいね。^^v

これらの湿に対して、これからの時期、利水作用のあるハトムギやインゲン豆、
発散効果があり脾胃の機能を高める山椒・ウイキョウ・生姜・シソの葉などを食べることが、
身体の湿気に対する予防と回復に効果的です。

このところ多忙な日々が続いていますが、5月も後2日で終わりですね。
本日は、5月最後の水曜会。
料理を調え、4名分の解析に集中しましょう。w

今日のメニューは、以下の12品です。
1.いづみ式コンニャク麺のトマトジュース二杯酢めんつゆ冷麺。w
2.壬生菜の摺り胡麻・豆腐・辛子白和え。
3.刻みオクラとメカブの麺つゆ和え。
4.エリンギのバター醤油焼き、ホタテ貝見立て。w
5.はんぺんのアーモンドチーズ焼き。
6.絹揚げのバター焼き、洋風ケチャップソースで。
7.湯がきブロッコリー、辛子マヨネーズで。
8.ベークドポテト、酒盗・クリームチーズで。
9.豚バラ肉、ホワイトブナピー、シメジ、人参、小松菜のオリエンタル生姜炒
め。
10.牛バラ肉、マイタケ、エノキダケ、九条ネギのオリエンタル胡椒炒め。
11.キハダマグロの山掛け。
12.赤身卵「どん玉」の温泉玉子、卵料理用醤油で。