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日別アーカイブ: 2019年5月1日

令和元年元日、本日は5月初日の水曜会

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昨日で平成が終わり、今日から令和が始まるわけですが、私の場合はさしたる感
慨もなく、常時の生活と変わりありません。w
GW中とあって、嵐山は混雑してて、買い物が不便ですね。^^;
予約で来られる方は、阪急をお勧めします。w

立夏は今年は5月6日なので、5日までは春の土用。
五行の土気が旺じる期間とあって、土を休めることが大事とされます。

人体では、土気は脾・胃に当たり、消化機能を司ります。
胃や食道が荒れたり、腹部に圧痛があったり、胃腸の不調を感じるときは胃を休
めることと、湿といわれる身体の水はけの悪さを解消することが大事となります。

土剋水の理で、土気が旺じると水気が剋されますから、水気に当たる、腎・膀胱
系を傷めないよう、土気に当たる甘味のでんぷん・糖質は量を控えることがよろ
しかろうかと。w
木気は土気を制しますので、旺じた土気を制するべく、木気に当たる青菜や青魚
の量を増やし、酸味を補うことが効果的ですね。

腎・膀胱系の気を損ねると、水の循環が悪くなり浮腫みが出るだけでなく、子宮
や腰、膝など下半身の鈍痛や、耳の不調やめまい、頭痛などが生じることもあり
ます。

経穴では、水はけを良くするツボは先ず「水分」が挙げられます。
「水分」は、余分な水を体の外に出してくれるツボです。
おへそから指1本分上にあるこのツボを押します。
息をゆっくり吐きながら、両手の中指を押し込むように強めに10回程度押してく
ださい。

腎の不調を解消したり、腎を強化する経穴は、「腎兪(じんゆ)」が挙げられま
す。
「腎兪」は、膀胱や腎臓の働きを刺激し、水分をスムーズに排せつさせるツボで
す。
ウエスト辺りの高さにある背骨の出っ張りから、指2本分両外側に位置するツボ
を、息を吐きつつ親指で10回ほどやや強く押します。
わき腹をつかむように手を置くと、腎兪が押しやすいですね。

「水分」を押さえると圧痛があったり、「腎兪」を押さえると鈍痛があったり、
腰部の筋肉が固く張ってて指が入らない場合は、水気が滞ってる場合が多いです。
脚のすねの骨を指で強く押しこんでみて、凹みがすぐに戻らない場合は、浮腫み
があり水気が滞っている証です。^^;

食養では、主食たるでんぷんを減らして、その分、水気に当たる豆腐、納豆、高
野豆腐などの大豆製品を多くしたり、ヒジキ、黒豆などの黒い物を摂ることが効
果的です。
また、土生金、金生水の理で土剋水を通関して防ぎ、土から水へと気を循環させ
るべく、金気は水気を生む母で、金気は土中に生じますから、色では白い大根や
レンコンなどの根菜を多く摂ることも効果的です。

健常な人でも、春が終わるこの時期には、秋に摂取した白秋の気が枯渇してるた
め、春の土用の養生訓では、白いものである大根、シラス、豆腐などを食べるこ
とが勧められています。
夏の土用の丑の日に、「う」のつくものを食べるのが縁起食で、その伝では春の
土用は戌の日に「い」のつくものということになりますが、現代の陰陽師、そう
した縁起には拘りません。w

不調がある場合は、なるべくなら早めの手当てが、解決を早めます。
経穴を圧すか金銀パワーシールを貼って、気の流れを正常に整え、痛みや不調を
解消する場合、私は奇経八脈と三大交会穴と特効治療点を用いて、三方二点一字
法など立体的な組み立てをするのを主としています。

例えば腰痛の場合、整形外科病院へ行っても、骨に異常がなければ、「腰痛症」
という診断で、漢方を扱わないところでは、ほとんど湿布薬と痛み止めしか手立
てがありません。
およそ9割方がこの原因不明の腰痛症なのですが、腰痛などの痛みのある部分は
作用点であって、原因ではない場合がほとんどですので、黒幕になっている部分の筋硬結を解くことは必須です。

動かして痛むようなストレッチやリハビリ運動は、つらい上に、脳に痛みを覚え
させるので、どんなものでしょうね。^^;
緩むポジションや、重力などの負荷のかからないゼロポジションを採って、筋膜
のつながりや脳脊髄の反射を用いて、その部分だけでなく、小さな短時間の作用
が全体に及ぶような施術が効果的ですね。

古典的な気功法よりも進化したエネルギー療法も採り入れることがより有効で、
クライアントに負荷がかからず、時短できるのも良いですね。
触れずに重心が整い、筋可動の出力がアップしたり、羽が舞い降りたくらいに触
れただけで痛みが消え、可動域が良くなると、たいてい魔法かと驚かれますが。

平成が終わり、令和になって、効かず長引き、苦痛のある通いが無くなって行く
と良いですね。
ちょっとしたコツと体験から、多くの人が不調を改善、解消できる世になること
を願います。
セルフケヤーも然ることながら、身内の不調や痛みを、即座に軽減し、解消する
技術は、平成の終盤に大きく発展してますから。

平成の納めに振り返ってみると、教員を辞めて自営を始めたのが昭和60年、気
の科学研究所の設立は昭和63年でした。
その翌年から平成に移ったのですが、31年を過ぎてみて色々苦心もあったけど
悔いはなく、会得するものも多かったですね。w
元号が変わっても、営みには変わりなく、適応と進化を目指して精進しましょう。

予約がなければ、せっかくのGWですので、3日か6日は社寺へ遊行に出かけるこ
とにします。w
非日常を味わうべく、神仏と対座して、気を練ることも良いですね。
不動明王から愛染明王、そして千手観音へとイメージ化が進んだある法も、練り
上げたいものです。w

さて、令和元日となる今日は、5月初日の水曜会です。
土用であることも鑑みて、今日のメニューは以下の10品になりました。
休日の方は、比較的早い時間からでも、開宴はいつでもOKです。w
1.水菜と赤パプリカの胡麻ポン酢和え。
2.のらぼう菜のお浸し、削りカツオ散らし。
3.壬生菜の摺り胡麻・豆腐白和え。
4.刻みオクラと納豆の麺つゆ和え。
5.牛ロースステーキともやし炒め。
6.絹揚げのバター焼き、辛子明太マヨネーズかクルミ味醂味噌で。
7.アナゴと白身魚のカラフル南蛮。
8.牛バラ肉、マイタケ、エリンギ、京麩、シラタキ、タケノコのすき焼き。
9.ヒジキ、黒ゴマ、ホワイトブナピーの炒め煮。
10.ちりめんじゃこと実山椒の鞍馬煮。