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月別アーカイブ: 2018年4月

4月最終水曜会、

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桜の花見は疾うに終わり、松尾の山吹も花落ちて、早や4月最終水曜日。w
嵐山のツツジはこれからが見頃ですが、来週からのGW、何処も観光客でいっぱいでしょうね。^^;

会員の方のご要望あって、5月4日は臨時に特別行事を組みました。
10:30にこちらに集合してもらって、東山方面への神仏巡り、対座瞑想を企画しています。

青蓮院将軍塚青龍殿の青不動明王、観光客が行かない寺院での丈六の阿弥陀如来と、2点をメインに、楽しく充実できる遊行ができますように。(念)
詳細はHPにはアップせず、一部の会員さん参加ということで、ご都合のつく会員の方はご連絡ください。

ところで、実は昨日、高雄病院での検査があって、中性脂肪値、肝数値ともに落第点でした。(自爆)
なぁ〜んにも、どっこにも、異変や痛苦の自覚症状はないのですがねえ。w

それが?型糖尿病の特徴なんでしょうが、健康も運気も生活も、破綻の予兆や自覚症状のないのはコワイものですね。^^;
亡き洋さんと理事長の康ちゃんとの縁あって、血液検査で数値が分かるのは幸いですが、自覚症状や痛苦がないと、厳しい自律自制は難しいもんです。w

土剋水の理で斯くなるからには、土のでんぷん・糖質を減らし、水気を補い、木剋土の理で土気を制するのがよろしかろうと。w
そこで考えた結果、冷やし中華始めました(違爆!)酢生活、始めました。(ワラ)

五行の木は、五味の酸味で、毎日もっと酢を使って、内臓脂肪を減らしてやろうかと。w
酢には、どんな酢でも、内臓脂肪を減らす働きがあり、熱を加えてもその作用は阻害されません。^^v

以前、TVでやってたのは、一日大匙1杯の酢を摂り続けることで、2,3週間もすればその効果が表れるとか?w
だったら今から毎日、毎食、何らかの法で酢を摂り入れ、来月の検査で宗ちゃんを驚かせてやろうかと?(ワラ)

本当は私、個人的には、あまり酸っぱいものや二杯酢の料理は好きくなんで。^^;
甘みにはせいぜい味醂少々か、羅漢果のラカントSを使うと美味しく食せますが。w

寿司飯などには米酢が適し、穀物酢なんかはあまりクセがないので何にでも使えますし、肉をソテーするにはバルサミコ酢もオツなもんです。
しかしこの際、毎食に酢を摂り入れてやろうかと、他の酢も買い込んでやりました。w
なぁに、凝った酒を買うより、はるかに安いもんです。(笑)

黒酢やリンゴ酢には、クエン酸が含まれています。
クエン酸は糖質、脂質、たんぱく質を分解してエネルギーを作るクエン酸サイクルの代表物質ですが、クエン酸はこのサイクルを活発にします。

このクエン酸サイクルが円滑でないと、エネルギーが効率よく生産されず疲れやすくなるのです。
疲労物質である乳酸がたまりやすくなると、糖が効率よく使われず、体脂肪に変わりやすくなりますし、また、体に不調が表れたりします。
また、クエン酸をはじめとする有機酸は、血液をさらさらにするといわれ、血行不良のために生じる肩こりや冷え性の方にとっても一役買ってくれます。

黒酢には、体内の肝臓でしか作ることの出ないアミノ酸が3種含まれていますので、肝臓を休める働きもあるとか。w
アミノ酸は、筋肉、肌、髪や爪の構成成分ですし、疲労物質である乳酸の生成を抑える効果もあります。
また、ビタミンB群を豊富に含むので、糖質や脂質のエネルギー代謝を効率良くさせ、血糖値や脂肪値を気にする人、ダイエットしたい人に最適ですね。^^

リンゴ酢には、カリウムが豊富に含まれています。
カリウムは、細胞内の余分なナトリウムを排泄し、身体の水はけを良くする上に、血管に良く血圧を正常に保つ働きがあります。

ネット情報は眉唾物も多く、TVもまた然りですが、中には良い情報もあるものですね。w
これもTVで見たのですが、納豆は夜の食べるが良いのですと。w

納豆に含まれる酵素、ナットウキナーゼは唯一、血管内にできてしまった血栓を溶かす作用があります。
それは食後4時間経って効果を表し、8時間に亘って作用するとのことです。
故に、朝ではなく、夜に食すのが良いとのことでした。(目からウロコが。笑)

そういうことで、本日の水曜会は、私の酢生活をご一緒ください。w
今日のメニューは、以下の13品です。
1.新玉ネギのスライスサラダ、削りカツオと手作りポン酢で。
2.いづみ式豚ロースの薄切りピカタ。
3.いづみ式豚ロースの厚切り照り焼きステーキ。
4.ロールイカのガーリックステーキと水菜のシーザーサラダ、プチトマト添え。
5.ヒジキ、3種豆、ホワイトブナピーの黒酢・和風だし炒め煮。
6.片栗粉まぶし鶏胸肉とスイスチャードのバルサミコ酢ソテー。
7.湯がきスナップエンドウ、辛子マヨネーズで。
8.小松菜と京揚げの胡麻油炒め煮浸し。
9.「どんたま」の手作り温泉卵、牡蠣醤油で。
10.キュウリの和風リンゴ酢ピクルス。
11.オクラのスプラウトと納豆の黒酢だし醤油和え。
12.若狭カレイの焼いたん。
13.アブラカレイと青梗菜の炊いたん。

昨日から春の土用に入って、本日は水曜会

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4月17日から、春の土用期間に入りましたね。
立夏の18日前からが春土用の期間となりますので、5月4日までが土用になります。

「土用」とは「土旺用事」の略ですが、もともと中国の陰陽五行説から始まったものです。
五行には木、火、土、金、水(もく・か・ど・こん・すい)の5つのファクターがあります。

それをそれぞれ季節に当てはめて、春は木、夏は火、秋は金、冬は水としていきました。
そこで土については、それぞれの季節の変わり目の期間に当てはめ、それが土用の期間とされています。

土用といえば夏を思う人が多いものですが、四季にそれぞれ土用があります。

春土用は三寒四温と言われるように、寒くなったり暖かくなったりと、気候が変わりやすいので体調を崩しやすいとか、五月病で代表されるようなやる気が無くなりやすい時期と言われています。
そこで春の土用には、栄養学上はビタミンなどが豊富なものや、良質なタンパク質を摂ることが良いとされています。

夏の土用は、丑の日に、うなぎなどの「う」のつくものや、黒い物を食べるのが養生訓であり、風習食、縁起食ですね。
夏には冬に摂り入れた水の玄気が枯渇するため、冬の水気に属するもの、黒いものを食べるのが五行のバランスを取るものです。

丑の日を選ぶのは、夏の土用である未の月の対極にある十二支、丑を選ぶという縁起です。w
また、丑の日にちなんで、「う」のつくものを食べるのは、五行の理ではなく、全くの縁起ものです。w

その伝で言うと、春の土用は秋の金気に属するもの、白いものを食べるのが五行のバランスを取ることになります。
金気は土中に生まれるもので、大根、蕪、レンコン、里芋などの根菜、五色で金気に当たる白いものを摂ることが理に適っています。

縁起で日を選ぶとしたら、春の土用月である辰の対極にある土の十二支、戌を選ぶことになります。
現代の陰陽師、こうした縁起には拘りませんが、戌にちなんで「い」のつくものを食べるのが縁起食ですね。w
ビタミン豊富で良質なタンパク質となると・・・イワシとか、イリコとか、インゲン豆とか?
何か、ピンとこないけど。^^;

四季のそれぞれの土用期間には、土を犯すことが禁忌とされてきました。
家の基礎や壁の工事、土木工事、畑を耕したり、庭木の植え替えをしたり、墓を掘ったりすることが禁忌ですが、今でも守られている風習になっていますね。
その他にも、引っ越しや遠方への旅行、人生に関する決め事も避けるべきだという人が居ますが、それは現代の陰陽師、気にしません。w

作物を育てる自然のサイクルの中で、土を休めることも大事ですので、土用は土を犯さないように配慮してきたのでしょうね。
工事日程を気にする方は、土用の間日を選ぶと良いでしょう。
春の土用は、巳、午、酉の日が間日に当たりますので、4月は19,20,23日、5月1、2日が間日になります。

春土用は春に溜まった疲れや毒を浄化するという意味で、心や体をゆっくりとすることがお勧めです。
人体で五行の土気に属するのは脾・胃で、消化機能を司りますから、胃腸を労わり、消化を良くしましょう。

今年は戊戌(つちのえいぬ)年で、干支に土気が重なりますので、「土旺用事」期間には特に胃に負担を掛けないことが大事ですね。
五行の土気は、五味では甘味に当たり、でんぷん・糖質を指しますので、主食のご飯やパンよりも、根菜や各種野菜の量を多くすることが理に適っています。

土剋水の理で、でんぷん・糖質過多が腎気を損なわないように、木剋土で木気の野菜を多くしたり、金生水で根菜を摂って腎を助けるのが良いのです。
また、木剋土の理からは、五味の木気に当たる酸味を摂るのが良く、各種の酢は熱を加えても、血糖値や血圧を下げ、内臓脂肪も減少させる効果が実証されています。
五行の水気に属する豆腐や納豆などの大豆製品や、黒い玄気のあるものを摂って、腎気を補うことも理に適っています。

土気は五情では思い、五志では思慮に当たり、滞ると憂悶、憂慮、取り越し苦労を発生させます。
要らざること、考えても仕方のないことは考えずに、高まり行く気候の陽気を陰に籠もらず発散し、気分転換をすることも大事ですね。

夏に備えて、冬物を仕舞って衣替えをしたり、調度を整えたり、大掃除などをすることも、気分をすっきりさせる良い方法かと思います。
目に青葉を楽しみ、暖かな日差しや風を肌身に味わい、遊行をするのも良いシーズンですね。

今日の京都は晴れ日で、日中は20℃になるようです。
陽光の中、ぶらりと遊行に出かけたいところですが、まとめたい研究もあり、雑務もありますので、明日に夜行することにしましょう。w

自由な時間を生み出すには、為すべきことを先んじて片付けるに如かず。w
先ずは今夕の水曜会の支度を調えておきましょう。

斯くして今日のメニューは、以下の12品になりました。
ご縁ある方々の来宅をお待ちします。
なお、不覚にもビールの在庫が乏しくなってますので、ビール党はご持参ください。m(__)m
1.鯛の刺身、水菜、千切り大根、大葉、海藻のレモン・オリーブオイル・カルパッチョ。
2.ツナと水菜のポン酢・エゴマオイル・サラダ、プチトマト添え。
3.ピーマンの胡麻・ニンニク・ショウガ・味噌・リンゴ酢和え。
4.鶏の胸肉ハムポン酢と赤軸水菜のシーザードレッシングサラダ。
5.京壬生菜とお揚げの炊いたん。
6.手羽先のバルサミコ酢・幽庵照り焼き、煎り胡麻散らし。
7.牛カルビとエリンギの黒酢甘辛ソテー。
8.鶏ミンチとエリンギ、紫玉ネギの肉味噌炒め、レタスで包んで。
9.賀茂茄子の山椒田楽焼き。
10.ジャコと小松菜の胡麻油炒め、煎り胡麻まぶし。
11.蒸かしメークインの肉じゃがだし煮しめ、パルメザンチーズ掛け。
12.赤身タマゴ「どんたま」の温泉卵、ヒマラヤの紅塩で。

本日は第2土曜日、4月度の気の科学体験講座。

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4月17日からはいよいよ春の終りで、土用に入りますね。
土用は土旺用事の略ですが、今年は戊戌年で土気が干支に重なるので、健康にも運気にも大事な期間になります。

土剋水の理で、腎を損なわないよう、注意が必要ですね。
春には秋に摂り入れた気が枯渇しますので、秋の金気を補うことも大事です。
金気は水気を生み助ける母なる存在ですので、土剋水を土→金→水の循環の理で守る効果もあります。

人体に循環する気・血・水に着目すると、関節や筋繊維の痛みなどは、その部分の水の不足で硬結が出来てたり、絡脈の汚血が溜まってたり、水の循環が悪くて腫れてたりしてます。
それらを解決するのに、経絡では腎・膀胱系の気を通すことが極めて大事となります。

アトピーや花粉症などのアレルギー疾患も、この経絡、特に左脚の気を通すことがすごく効果的です。
大腿の付け根付近の内転筋起始部、そして膝裏のリンパ節の痛点を用いて、腎を活性化して疲れも取り去りましょう。

人体の要は仙骨にありますが、PSIS(上後腸骨棘)を調整するのは一般には大変ですね。
腰痛も膝痛も、果ては全身に作用が及ぶのが仙骨ですが、大腰筋と大殿筋の調整は陰陽の2大マストになります。

また、首や肩、腕の不調や不具合には、肩甲骨の調整がマストになります。
肩甲下筋のように深部にある硬結を解除できてないと、治りきることが不可能ですね。

同様に、腰方形筋や大腰筋などの深部筋繊維の硬結を取り去ることが大事で、特に慢性の痛みには必須です。
筋繊維のつながりや経絡を用いて、これらを簡単に、誰でもできる方法で解決しましょう。

ご自身の腕や肩、首の可動範囲、体の前屈や後屈がたちどころに良くなることを実感してください。
痛みや凝り、運動障害のある筋繊維を立ちどころに柔らかくする法を覚えておくと便利ですよ。^^

痛む部分は作用点に過ぎず、その黒幕になっている部分の筋硬結を解除することが大事です。
また、痛みは脳脊髄の反射然様によるもので、脳に痛みをリセットさせることが極めて大事なります。

仙骨と第2頸椎を操作して大腿、腰、背、肩、首の筋繊維の緊張を解いたり、力を用いず呼吸の作用で例えばガチガチの脊柱起立筋なども緩めることができます。
全身が軽く楽になる、すごく簡単で効果的な方法を味わってください。

スワイショウなどの気功法は健体康心に大変有効ですが、この頃特に人の重心バランスが気になっています。
崩れたバランスで立ち動いたら、ますます全身のバランスを欠き、無理や負荷の掛かった部分にタタリが出ます。(ワラ)

ほんのちょっとのコツで、人のバランスはたちどころに直るものです。
武術と活法の応用で、即座にバランスが取れ、力が入り、身体が軽くなるのを実感してみてください。

講座を終えたら、例によってこちらに会場を移し、無料懇親会で歓談しましょう。^^
今夕の懇親会メニューは、以下の13品です。
1.手作り鶏胸肉生ハムとサニーレタス、胡麻ドレッシング掛け。
2.ピーマンとツナのポン酢サラダ。
3.合挽きミンチ、大黒シメジ、エリンギの肉味噌炒め、レタスで包んで。
4.鶏肩肉のゴールデン唐揚げ。
5.京壬生菜とうらら揚げの炊いたん。
6.新玉ネギのスライスサラダ、削りカツオ掛け、手作りポン酢で。
7.いづみ式京タケノコとバナメイエビの叩きのはさみ揚げ。
8.ラム肉の冷しゃぶ、サニーレタス添え、特製タイ風ドゥチーソースで。
9.キュウリの昆布・塩水一夜漬け。
10.大根、人参、メークイン入りトマトカレー。
11.蒸かし男爵芋のチーズ焼き。
12.鶏のレバニラ、オイスターソース炒め。
13.赤身タマゴ「どんたま」の温泉卵。牡蠣醤油で。

松尾中酉祭、法輪寺十三参りの週、気の講座を控 えて水曜会

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嵐山の桜はほぼ終わりましたが、松尾大社では山吹祭の期間中で、境内や参道の3千株の山吹が咲き誇っています。
今日は松尾大社で、中酉祭(ちゅうゆうさい)が行なわれました。

卯の字は甘酒、酉の字は酒壺を意味していると言われ、古来から酒造りは「卯の日」にはじめ、「酉の日」に完了する慣わしから生まれた祭りです。
全国の醸造業者が集まって醸造完了を感謝するのが中酉祭ですが、松尾の国祭と称された4月22日の神幸祭(おいで)ほどには賑わいません。^^;
ま、参加せずとも、醸造文化に感謝して、今夜も一献傾けましょうぞ。(笑)

松尾大社といえば室町時代末期以降、日本第一酒造神とされて酒の神様で知られていますが、その起源は定かならぬ太古から松尾山の山頂付近に降臨した大山咋神(おおやまくいのかみ)を祀ったことに由来するそうです。

5世紀頃には、秦氏が松尾山の神を一族の総氏神として祀り、開拓に従事したとか。
701年(大宝元年)には文武天皇の勅命によって. 秦忌寸都理(はたのいみきのとり)が現在の場所に社殿を造営し、知満留女(ちまるめ)を斎女として神霊を社殿に移して祀りました。
その後、桓武天皇による平安京遷都のあとで、東の賀茂社とともに「東の厳神、西の猛霊」と並び称され、西の王城鎮護社に位置付けられたものです。

私は桂離宮の傍で生まれ育ったので、初詣、神幸祭(おいで)、還幸祭(おかえり)はいわば地元の年中行事でした。
中学2年から嵐山に移りましたが、ここも松尾大社の近くなので、未だ護持講の会員でもあります。^^;

引っ越し後、嵐山の実家からは早朝、深夜と法輪寺に鍛錬に出かける毎日が5年ほど続きましたが、4月13日は法輪寺の十三参りですね。
古来より、数え年十三歳に成長した男女が、成人の儀礼として法輪寺に参拝する風習がありますが、十三歳の厄難を払い、智恵を授けていただけるように虚空蔵菩薩に祈願するものです。

「難波より 十三まゐり 十三里 もらひにのほる 智恵もさまざま」の歌で知られるように、
江戸時代の中頃から京都のみならず近畿一円からのお参りが一般に広がりました。

以前は4月13日に参拝するというのが一般的だったのですが、最近は期間が広くなってお参りしやすくなりましたね。
参拝期間は、虚空蔵菩薩と縁が深い4月13日の前後1ヶ月間(3月13日から5月13日)と、秋の10月と11月です。

嵐山の中腹に位置する法輪寺も長い歴史があります。
およそ1300年前の和銅6年(713年)に、元明天皇の勅願により、僧行基が創建したのがはじまりです。
清少納言の「枕草子」では、京都の代表的な寺院として挙げられ、本尊のご利益は「今昔物語」にも描かれています。

「虚空蔵」はアーカーシャガルバ(「虚空の母胎」の意)の漢訳で、虚空蔵菩薩とは広大な宇宙のような無限の智恵と慈悲を持った菩薩という意味です。
そのため智恵や知識、記憶といった面での利益をもたらす菩薩として信仰されています。
「明けの明星」は虚空蔵菩薩の化身・象徴とされ、知恵の菩薩とも評され、人々に菩薩の知恵を授けてくれるといわれますね。

その修法「虚空蔵求聞持法」は、一定の作法に則って真言を百日間かけて百万回唱えるというものです。
これを修した行者は、あらゆる経典を記憶し、理解して忘れる事がなくなるといいますので、私も21歳の時に行じたものですが、その効果ははてさて?w
ノウボウ・アキャシャ・ギャラバヤ・オン・アリ・キャマリボリ・ソワカ。

ところで、法輪寺の十三参りには有名な禁忌事項があります。w
ご祈祷をしてもらったあとは、本殿から渡月橋までふり返らずに帰らないと、知恵を返さないといけないといわれています。

阪急電車で行った場合は、渡月橋を通らないので、どこまで振り返らずにいたらいいのか悩む方もいるかと思います。
私の実家や今の家から歩くと、渡月橋は渡りませんので、それが何か?と我関せずゑんでしたが。w

実は渡月橋ではなく、境内にある「石橋を渡ってください」という案内の立て札からすぐの石橋までというのが本来だったようです。
法輪寺以外のお寺では、大山崎の金運授けで有名な宝寺もそうですが、山門や鳥居をくぐって境内から出るまでというのが一般的ですね。

渡月橋といえば、これまた禁忌事項というか、ジンクスがありますね。
この橋を恋人達が渡っている時に振り返ると、別れると言われています。w
こういったジンクスがある場所は日本各地にみられますが、渡月橋の別れ伝説についての由来は分かっておらず、いわば都市伝説に過ぎませんわね。w

もし由来があるとすれば、平安時代の末期、平清盛の全盛時代にさかのぼるのかもしれません。
「平家にあらずんば人にあらず」とまでいわれる時代でしたが、天皇でさえ権力をほぼ持てなかった時代の頃です。

当時の高倉天皇に、「小督(こごう)の局」と呼ばれる女性の恋人ができました。
平清盛は二人の仲を引き裂き、小督の局を嵐山に追いやってしまいます。

治天の君といえども、自由恋愛の平安時代にもかかわらず、自由に恋愛することが出来なかったのですね。^^;
しかし、これであきらめきれなかった高倉天皇は、小督の局と再び会う為に、使いを嵐山に送ります。
そして、ついに渡月橋のほとりで、再開を果たすのです。

このままだったらハッピーエンドなのですが、実は、このお話には続きがあります。
再開はできたのですが、やはり、どうしても平清盛にバレてしまい、結局は二度と会うことができなかったんだそうです。

渡月橋の大堰(おおい)川(桂川)の左岸を少し上流に行くと、小督の局を弔う五輪の石塔があります。
法輪寺にも、小督の局の供養塔がありますので、哀れと思う方は手を合わせるとご利益があるかも?w
ちなみに多くの神社の神霊は、生前叶わなかった怨念を祀り上げられ、現世の祈願を叶える陰陽の理に基づくものが多いものです。

閑話休題(話を戻して)、また法輪寺では、十三参りのご祈祷後の初めての食事で、もらった知恵の箸を使用すると、知恵が身につくといわれています。
帰りにおなかが空いてどこかお店に入ったとしても、良い子は授かったお箸の存在を忘れないようにしてくださいね。w

今日は曇りで雲行きも怪しいですが、先週の木曜は最後の桜をと家から5分の松尾公園で花見をしました。
1.ここの桜も見事なもんですが、嵐山や中ノ島公園と違って、人が少ないのが良いです。^^
2.手作りの弁当を野外で食べるのもオツなものです。もちろん焼酎なども忘れずに。w
3.然るに、謎に昼から飲むとマワリが早いような?日焼けか酒焼けか不明ですが・・^^;
4.ただ、ヤマノカミは昼酒に顔を染めながらも、ご機嫌なようです。w

明日が晴れたら、松尾大社の山吹で一献傾けるのも良いですね。
14日の土曜日には4月度の気の講座がありますので、氏神様のパワーをもらって、全力でお役に立てますように。(念)
授業も、講座も、臨床も、生きものですので予めの構成通りに事は運べず、参加者に応じて臨機応変に、最も効果的なものを提示し実感してもらえればと思います。

さて、本日は4月第2週の水曜会です。
やりたいこと、やるべきことが色々とありますので、夜の支度は早々に済ませておきましょう。w
考え事は虚空蔵菩薩を念じつつ、オン・バザラ・アラタンナウ・タラク・ソワカ。

斯くして、料理の方は調いました。
5.今日のメニューは以下の品です。
1.いづみ式豚肉、モヤシ、卵のとん平、パセリ散らし。
2.京壬生菜、ニンジン、京揚げ、シメジの炊いたん。
3.小松菜、シイタケ、京揚げの煮びたし。
4.牛サーロインステーキと玉ネギのソテー。
5.豚ロース、マイタケ、エリンギタケの生姜照り焼き。
6.豚肉、シナチク、豆腐の和風餡。
7.ヒジキ、蒸し大豆、高菜漬け、煎り胡麻の和風炒め。
8.黄身の赤い「どんたま」の温泉卵、牡蠣醤油で。
9.成瀬の餃子ソーセージの湯がき焼きとブロッコリーの温サラダ合わせ。
10.合挽きミンチ、エリンギ、シメジのキノコ肉味噌、九条ネギを散らして。
11.畑菜とジャコの胡麻油炒め。
12.サバの西京焼き。

清明前夜、4月最初の水曜会

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明日、4月5日は二十四節気の「清明」で、これより丙辰の月に入ります。

「暦(こよみ)便覧」には、「万物発して清浄明潔なれば、此の芽は何の草と知れるなり」と記載されています。
「清明」は、春先の清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」という語を略したものなのですね。
ちなみに「暦便覧」は「太玄斎(たいげんさい)」ともいわれ、常陸宍戸藩5代目藩主、松平頼救(よりすけの)著した暦の解説書です。

万物が若返り、清々しく明るく美しい季節で、この頃は色々な花が咲き、お花見のシーズンでもありますね。
手元の暦の解説では、「清明」は、日差しもいよいよ強く、空も明るく晴れ渡るという意味で、夏の兆しが出始める頃とあり、日差しが強くなり雨の上がり際に初めて虹が見えるとあります。

暖かい地方では燕が渡って来る頃ですが、雨も多い時季で、暖かくなった後に小雨が降り続いて、花冷えで寒くなったりもします。
桜の花が雨で散るのは何とも無情で残念な気がしますが、今年は雨が降らずに桜が楽しめますね。^^

明後日の金陽の夜には、ちと強い雨が降るようですが、それ以外は晴れ日が続くようです。
基本的に私の場合晴れ男でw、雨は好きではないのですが、春の小雨にはそこはかとない風情を感じます。

3月下旬から4月上旬にかけて、菜の花(別名、菜種(なたね))の咲いている時期に降り続く雨のことを「菜種梅雨」と言います。
菜の花をはじめ色々な花を催す(咲かせる)という意味で、「催花雨(さいかう)」という別名もあります。
同じ発音の「菜花雨」(菜種の花の雨)から、「菜種梅雨(なたねづゆ)」になったという説もありますね。

春雨(はるさめ)は、このころの優しい雨のことを言う場合が多いようです。
春から夏にかけては、植物にとっては慈雨で、成長を促す大切な雨が降ることから、この時期の雨に植物の名前が付いているものが多いですね。

「菜種梅雨」の季節が終わり、5月初旬は「たけのこ梅雨」、そして、5月中旬からは「卯の花くだし」。その後、梅の実の熟す頃、本格的な「梅雨」がやってきます。
一雨ごとに季節は移ろって行きますので、時には雨で季節の移り変わりを感じてみるのも、心に落ち着きとゆとりをもたらしそうです。

4月5日の清明の節日に、京都では特に祭はないようですが、中国では清明節は歴史が古く、中国人にとっては伝統的な祝日です。
京都で「清明祭」というのは安倍清明を祀る清明神社のお祭りですが、これは秋分の日11月22日に催される全くの別物です。w

中国の清明節(チンミンジエ)は、先祖にご加護と平和を祈る祝日で、日本でいうとお盆のようなものです。
毎年、清明節の前後の日も休みとなり、3連休になるのですが、一に墓参りに行き、二に春を楽しむ宴会を家族で楽しむとか。
この風習の起源は、漢の時代(紀元前202年〜220年)からの伝統といいますので、文革があっても廃止できなかったのでしょうね。w

日本の暦に伴う風習の多くは、遣唐使などが中国から持ち込んだものですが、「清明節」は沖縄に伝わりました。
沖縄では三大行事の一つで、「清明祭(シーミー)」と呼び、墓前に親族が集まり、酒・茶・お重を供えた後、皆でご馳走をいただく習慣があるそうです。

基本的には清明の入り4月5日から15日以内に行うのが基本ですが、現代では休日に行うことが多いようです。
沖縄のお墓の前は「清明祭」をするための広いスペースがちゃんと設けてあります。
ここで、お重を囲んで宴が催されるのだそうですが、気候もいい頃ですし、今ではピクニック感覚でどのお墓もとても賑やかだとか。 w

墓参りに伴なって墓前で酒盛りするこの風習、こちらの墓前は狭いですが、お彼岸に限らず、やってみたいものです。w
現代では誰もお参りしなくなった墓が増えてきましたが、「○○家の墓」とか建てると、姓が変わったりすると代々の墓には入りづらくなりますよね。^^;
これからは墓碑名を「やすらぎ」とか「絆」とかにすれば、兄弟姉妹でも、姓が違う人も、宗旨が変わっても、縁ある人がみんな入れるし。w
おまけにお彼岸や盆、命日などにはそのお墓に縁ある人が集えるし、供養の面でも便宜が良いと思いますよ。^^

この前の木曜日は、天龍寺の墓前ならぬ松尾公園で、花見のランチを楽しみました。
1.松尾公園の桜。
2.花見するならやっぱり飲まねばと、昼から飲んでますことよ。w
明日は松尾橋から遊歩道を下ったところで、終い桜の下で、ランチかつ昼酒を楽しむ予定でいます。w

陽気が盛んになり行く候、弁当なども外で食べると一入美味しく感じますね。^^
おにぎりなんかは、家の中で食べるより、一塩多くすることが美味となる妙です。
謎に野外で食べると、ちょっと塩辛い味が美味しく感じますね。w

尤も日頃余り塩分を摂り過ぎると、腎臓を傷め、高血圧やメタボリックシンドロームなどのさまざまな生活習慣病の引き金となります。
ナトリウムの蓄積が細胞壁を損傷することから、胃がん等の悪性新生物を発生させる一因になることもわかっています。

WHO(世界保健機関)が定めている目標値は5g未満となっており、世界基準に比べると、日本人は約2倍もの食塩を摂取しているとか。^^;
2015年のデータでは、日本の成人の1日平均食塩摂取量は男性10.8g/日、女性9.2g/日ですから、食塩を摂りすぎているのが現状です。

塩分、ナトリウムを排出するにはカリウムが必要ですので、ホウレン草やキュウリなどの青野菜、ワカメなどの海藻類、キウイやアボカドなどの果実を多く摂りましょう。
味が濃いと感じたり、日頃塩分が多いかもと思ったら、小まめに少量ずつの水をたくさん飲むことも排出を促します。

ちなみに咽喉が渇いたと思った時は既に体内の水分不足で、またがぶ飲みは身体を損ねます。^^;
今年は戊戌年で、土気がダブルで巡る年なので、五行の理では土剋水にならぬよう、水を補い、腎を守ることが何方にも大事となります。w
水の補給や代謝の不足で汚血が生じ、筋肉や膝、腰、肩などを痛めてる人はこの頃結構多いものですよ。^^;

例えば腰痛や膝痛なら痛む部分は作用点に過ぎず、黒幕の筋硬結を解くのが治療の必須で、大腰筋と大殿筋などは陰陽の理からもチェックが必要です。
経絡や筋繊維のつながり、ポジションを使って多角度から観て、即座に痛みや運動障害が良くなる施術が良いですね。^^
最後には、脳脊髄の反射反応を活用して、ご本人の自然治癒力を引き出し、不調をリセットしておくことも大事です。

新学期、新年度が始まりましたので、心身を整え、SPRINGの弾む心で4月に挑みましょう。^^
今日は、4月最初の水曜会、気を養い、心にも糧となりますよう、ご来客をお待ちします。
3.今日のメニューは、以下の11品です。
1.いづみ式八宝菜。
2.レタス、水菜、キュウリのサラダ、ロースハムを散らして。
3.沖縄風チキナー、辛子菜とシーチキンの胡麻油炒め。
4.からし菜のおひたし、煎り胡麻捻り散らし。
5.鶏のぶつ切り、大根、ニンニクの鶏ガラだし清湯。
6.豚肉、白菜、シメジ、豆腐の大吟醸酒粕味噌鍋。
7.合挽きミンチ、紫玉ネギ、ニンジン、タイ・プリック唐辛子のパルメザンチーズ・パクチー・オイスターソース炒め、レタスで包んで。
8.キャベツとクジラのスジ肉のとろとろ煮込み。
9.赤身タマゴ「どんたま」の温泉卵、ヒマラヤの紅塩で。
10.豚ヒレ肉の大葉包み揚げ。
11.鶏胸肉の蜂蜜梅干し、大葉のはさみ揚げカツレツ。
12.タケノコの田楽味噌焼き。