オフィシャルブログ

日別アーカイブ: 2017年4月26日

土用最中、新京野菜「京ラフラン」で4月最終水 曜会

DSC00058_R.JPG DSC00060_R.JPG

早くも4月の最終週、土用の最中ですが、初夏を迎える晩春の候ですね。
庭木の荒れが気になってたので、山田にあるバーミースクエアさんに見てもらいました。

女性の見積もり担当の方でしたが、庭木に関する造詣が深く感心しました。^^
今年は消極的な事由によって得る結果が良いので、土用が明けたら庭の環境整備を目指します。w
ちなみに春の土用は巳・午・酉日が間日なので、土を弄るには28日が酉の間日になります。

春の終りですが、色々な野菜を楽しめる候ですね。
京野菜には、堀川ゴボウ、壬生菜、九条ネギ、聖護院大根など数多の野菜がありますが、新京野菜というのもあります。

新京野菜は、京都市が市内の野菜生産者、京都大学と連携し、平成21年から本格的に栽培を始めたものです。
トマトの京てまり、京あかね、葉物の京ささげ、みずき菜、京唐菜、京北子宝芋などがあるのですが、まだまだ市民にも知られていません。^^;

昔、都があった京都では食文化が発展し、社寺の需要に応えるべく、京の農家が何百年もかけて栽培技術を高め、改良を重ねて京野菜を作ってきました。
農薬も化学肥料もない時代、害虫がつかない時期を選んで種を蒔く。
そこから取り入れ時期も決まり、「旬の野菜」が生まれ、そうした先人の野菜づくりを伝承して今の京野菜が作り上げられた歴史があります。

そもそも、京の伝統野菜といっても、そのすべてが昔から京都にあったものではありませんえ。w
聖護院大根は江戸末期、尾張の国の長大根を当時の愛宕郡聖護院に植え、品種改良を重ねて現在の丸みを帯びた形になったものです。
海老芋は江戸時代、京都の農家が長崎から持ち帰って栽培、鹿ケ谷カボチャは津軽から持ち帰って栽培、改良したものです。

京都の伝統野菜、京野菜は今でこそ全国的に知られるようになり、ブランドにもなりましたが、
京都市、京都大学、栽培農家が共同で約10年前から取り組んでいる、京都の風土に合った新しい野菜「新京野菜」も、もっと広がり知られると良いですね。

そんな新京野菜の一つに「京ラフラン」というのがありますが、何を隠そう、私も知らなんだ。^^;
「京てまり」というトマトは、平和堂やライフで見かけたことはあったけど、「京ラフラン」って名前も初耳でしたよ。w

「京ラフラン」は、京都市が専用の施設で苗を育て、11月に農家へ販売された後、ビニールハウスで冬を越え3月下旬〜5月にかけて出荷されるそうです。

葉物野菜の出荷が少ない時期に栽培できるため、市内の京北地域を中心に栽培が拡大しており、栽培農家も増加していますが、苗の供給が安定しないことが課題となっています。
出荷先は、道の駅「ウッディー京北」などの直売所が大半を占めています。
故に、京都市内の市場に出回ることってないので、そりゃ市民にも知られんわな。w

大根とキャベツの仲間のコールラビを掛け合わせて誕生した「京ラフラン」は、だいこんの学名「ラファヌスサティブス」の「ラフ」とキャベツの和名「カンラン」の「ラン」から名付けられたそうです。
3月中旬から5月中旬に旬を迎えますが、病気や害虫にもに強く、農薬も少なくて済む上、栽培の手間もあまりかからないとか。

栄養価が優れており,ほうれん草と比べると、カルシウムが1.7倍,ビタミンB6が1.8倍,総ビタミンCが2.9倍含まれています。
京大では、動脈硬化や脳卒中を予防する働きが期待できると述べていますね。

花蕾、葉、茎を食用としますが、ラベルを読むと、生で食べると大根の味わい、ゆでると甘みが引き立ちますとあります。
苦みやアクがないので、調理方法が多彩で、炒め物、和え物に最適と書いてあります。

昨日、桂川街道の業務スーパーで、なんと1P98円で売ってたので、買いましたわよ。^0^
初物を食べて、縁起を良くするべく、4月最後の水曜会の食卓をこれで彩りましょう。

この候、山菜や野草が食べごろですが、コゴミも同じく1P98円で売ってたので、天ぷらにするのも良いですね。^^
ちょっと山に入ると、無料で!美味しい山菜や野草が入手できるのですが、最近サバイバルしてないなあ。w

およそ多くの野草は、アクや苦みがあるものも、油炒めや天ぷらで食べるとイケるのですがね。^^
ヒマができると思索に耽るか、遊行に出かけてその際昼呑みしてるかですので、野草摘みはご無沙汰です。w

遊行というと、5月4日に嵯峨野から不動明王を巡る依頼がありますので、それも愉しみ。^^
夕刻からは、木曜ということもあり、ヤマノカミと飲み歌いに連れられることでしょう。w

今週は、水曜会に続いて木曜の夜行、金曜は弟子真授と昼飲み大宮開発、土曜は松尾大社の護持講と連日飲み続けです。^^;
即日の予約は、お断りするかも?wですが、4月は月末まで、日々が充実しそうです。^^

さて、料理の方も調いました。
4月最終水曜会のメニューは、こんな13品です。
1.サニーレタス、新玉ネギ、カニカマ、プチトマトのサラダ、2種のお好みドレッシングで。
2.いづみ式キュウリ、ワカメ、クラゲの酢の物。w
3.京ラフランとエリンギのバターソテー。
4.コゴミの天ぷら、ヒマラヤの紅塩で。
5.鶏ハツの幽庵焼き、赤軸水菜のフレンチドレッシング添え。
6.ラム肉と卵の炒めもの、トリュフ・ドゥチー味噌ソース。
7.牛肉、豆腐、九条ネギの魯山人風すき焼き。
8.ポークスペアリブの漬け炙り照り焼き。
9.鶏の手羽元の柔らか煮、みぞれポン酢で。
10.セロリ、ニンジン、玉ネギ、パセリ入り、鶏と豚のガラだしスープカレー。
11.身欠きにしんの幽庵照り焼き。
12.刻み厚揚げ、水菜、オレンジピーマンの郡上味噌炒め。
13.鶏胸肉、セロリ葉、パセリのタイ風炒め。