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日別アーカイブ: 2017年3月29日

不動明王の縁日翌日、3月最終水曜会

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昨日の28日は、不動明王のご縁日でしたね。
2月4日から丁酉年に入っていますが、不動明王は十二支の酉の守護本尊です。

十二支守護本尊というのは、宗旨が何であろうが、生まれてから死ぬまでその人の一生を守り続けてくれる仏様のことです。
「一代守り本尊」といわれ、普通は生まれ年によって守り本尊が定められています。

一般的なお守りならば、大体1年間だったり、その願いが叶ったりした時にお役御免となるのに対して
守護本尊は、死ぬ時まで有効となっているようです。w

然るに生まれ年というのは、誰でも〇年生まれと知ってるものですが、正しくは十二支守護本尊なので、
酉なら酉年生まれのみならず、酉月や酉日でも守護されることになります。

ただし、例えば今年なら酉月は9月7日の白露から寒露前日の10月7日までですが、
来年なら白露は9月8日なので、酉月は年によって少し異なります。
ま、普通は生まれ月や生まれ日の十二支は、知らない人がほとんどでしょう。^^;

五柱推命を研究して来て、かつて相性や相互作用、調和要素などを解析する「十二支相合法」を編み出しました。
例えば命式と大運などを相合するに、各要素が調和して総合的に働く日取りや要素があるものです。

一例を挙げると、例えば丑年、戌月、辰日に生まれて、大運か生時が申だったとしましょう。
ちょっと専門的ですが、丑は戌を刑し、戌は辰を冲しますので命式に難を伴い、申は独立、遊離しています。
この場合に酉を用いれば、酉と辰は支合し、申酉戌は西方金気方合し、酉と丑は半合しますので、冲・刑解けて遊離もなくなり全ての支が調和します。

酉の月日の活用や、相性的縁の活用を図ると見事に命式が働きますが、守護本尊として不動明王を護持することも効果的でしょう。w
守護本尊はもとより空なる次元の存在ですので、空亡も懼れず、むしろ空亡の無事をも守る神仏ともいえましょう。

一代守護本尊は、八枚の花弁がある蓮の花が八方に開くように、八体の本尊が配当されています。
北の方、子に千手観音。
北東(艮)、丑寅の方に虚空蔵菩薩。
東の方、卯に文殊菩薩。
南東(巽)、辰巳の方に普賢菩薩。
南の方、午に勢至菩薩。
南西(坤)、未申の方に大日如来。
西の方、酉に不動明王。
北西(乾)、戌亥の方に阿弥陀如来。

とりわけ、今年は酉年ですので、今年の酉を守護する不動明王を訪ねて祈念するのも良い縁起となりましょう。

お不動さんはあらゆる現世利益を叶えると信仰されてきましたが、その語源はサンスクリットのアチャラ・ナータ。
「動かない守護者」を意味し、インド神話やヒンズー教のシヴァ神の別名です。

シヴァは暴風雨の威力を神格化したもので、破壊的な災害を起こす半面、慈雨によって作物を育てます。
その破壊と恵みの相反する面は不動明王にも受け継がれているようです。

不動明王は仏法の障害となるものに対しては怒りを持って屈服させますが、仏道に入った修行者には常に守護する大慈大悲の仏尊といわれます。
五大明王、八大明王の中心仏で、大日如来の化身として、災禍邪障悪毒を除き、煩悩を断ち切り、行者を守って諸願を満足させるのが不動明王。

特に自分の中にある煩悩、迷いや弱さの悪因を断ち、邪魔や妨げに打ち勝って精進する力となる守護仏となります。
どうしても断てない想いや悪因縁、手立て不明な障りの解消など、お不動さんは力になってくれる存在です。

不動明王慈救呪(じくじゅ)にいわく、ノーマク・サンマンダー・バーザラダン・センダー・マーカロシャーダー・ソワタヤ・ウン・タラター・カン・マン。
意味合いは、遍満する金剛部諸尊に礼したてまつる。暴悪なる大忿怒尊よ。砕破したまえ。忿怒したまえ。害障を破摧したまえ。
不動明王に対座して、真言を繰り返して入我我入を念じると、不思議と揺らがぬ力が湧いてくるようです。w

京都では、東寺の講堂と大師堂、大覚寺、仁和寺、蓮華寺、青蓮院、智積院、曼殊院、聖護院、東福寺の同聚院などなど有名どころがいっぱいあります。w
今年は12月の嵯峨野巡りの他に、仏縁ある同行者とともに、どこかで一日、不動明王三密行巡りを企画しようかと?

密教では、業(習慣の集積)は身口意(しんくい)の三密で成立しているといいます。
身の表すものは、しぐさ、姿勢、行動パターン、表情、態度などです。
口の表すものは、言葉、口調、話し方、口癖などです。
意の表すものは、意識、想い、考え、イメージなどです。

苦が有る負の習慣から解脱して、より良い成りたい自分に成るには、身口意の習慣を意識して改良することですね。
師匠や先達は良いお手本になり、真似ぶ=学ぶことで、近づくことができます。

それを超えることはなかなかできないので、芸道には「守破離」の教えがあるのですが、先賢を超えないと進化はありません。
その点、神仏を手本に目指せば、もとより人間を超えた存在ですので、自戒護持すれば良いわけです。w

仏教では、慈悲や理性や諸々の崇高なイメージが仏像の姿で見ることができるのがいいですね。
お不動さんによらず、そうしたイメージの象徴たる仏を訪ねて対座することは、心の落ち着きと気づきが与えられることが多いものです。

明王は、如来より菩薩よりもっと人界に近い存在ですので、親しく、より身近に感じやすいかも?w
尤も、フッ君にケンカを売ると、今まで幾度も勝てたことなく、必罰テキメンでしたが。(自爆)

早々ともう、3月も終わりで、今日は最終週水曜会です。
昨夜に新月を迎えましたので、これから段々と夜も明るく、陽気が増してくることでしょう。

嵐山に開花宣言はありましたが、桜の見頃は来週からになるでしょうね。
1.桜を迎えて、家の敷地に満開になった桃の花びらをあしらったサラダでも作って、ご来客を迎えることにしましょう。
(似合わね〜というか、敷地内浮浪者のような?w)

2時からカウンセリング予約が入っていますので、それまでに準備万端整えて。^^v
今日のメニューは、以下の13品です。
1.レタス、水菜、イエローパプリカ、ミニロケットトマト、桃の花びらのサラダ。
3種のお好みのドレッシングで。
2.刻み厚揚げ、青梗菜、壬生菜、ホワイトブナピーのオイスターソース炒め。
3.丸ごと玉ネギ、ニンジン、ジャガイモ、牛肉、豚肉の和風煮。
4.カボチャと合挽きミンチのタイ風プリック・パクチー・ナムプラー炒め煮。
5.豚ロースの豚カツ、レモンかソースで。
6.ホウレンソウと辛子納豆のエゴマオイル醤油和え。
7.九条ネギ、辛子納豆の揚げ包み焼き。
8.インゲンの胡麻和え。
9.いづみ式菜の花のお浸し、削りカツオ掛け。
10.いづみ式茎ワカメの三杯酢和え。
11.いづみ式酢昆布。w(前菜に酢の物から食べろと・・w)
12.新宿会館「京」のかっちゃんからもらった、舞鶴の山芋竹輪。
13.王林リンゴの、ベイクドバターシナモンアップル。