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日別アーカイブ: 2016年1月14日

正月事始め、己巳日翌日、水曜会

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昨日の12月13日は、鬼宿に当たり、「正月事始め」と暦にあります。
発祥は江戸時代、この鬼宿日が江戸城の「御煤納め」と定められました。
このため12月13日が「正月事始め」として定着し、煤払い、松迎えなどの正月の準備にとりかかる日とされています。

暦では、12月8日は「事納め」とありましたが、「事八日」といって、8日を「事始め」とする行事もあります。
実は「事」とは「コトノカミ」のことで、コトノカミが「年神様」か「田の神様」かによって、時期が逆転してるのです。

年を司る神様を年神様といいます。
年神様を迎えるために正月行事の準備を始めるのが12月8日の「事始め」で、年越しの「神事」が始まる日です。

そして正月行事を終えて、後片付けもすべて納めるのが2月8日の「事納め」です。
こうして神様に関する一連の「事」が終わると、「田の神様」を迎え、田畑を耕す時期となり、人々の日常が始まります。

年神様は、年徳神(歳徳神)とも言いますが、陰陽道では、娑謁羅竜王(しゃからりゅうおう)の娘、
頗梨采女(はりさいじょ)のことを年神といい、元旦に来訪する神霊といいます。
暦には女神の姿をした歳徳神が描かれていますが、神話に出てくる大年神は男神であり、翁の姿をしているとされます。

本居宣長は年神の「年」は稲の実りのことで、穀物神、農耕神としました。
日本神話では、スサノオと神大市比売(かむおおいちひめ・大山津見神の娘)の間に生まれた
大年神(おおとしのかみ)としています。

両神の間の子にはほかに宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)がおり、これも穀物神ですね。
また、大年神と香用比売(カヨヒメ)の間の子に御年神(みとしのかみ、おとしのかみ)、孫に若年神(わかとしのかみ)がおり、同様の神格の神とされています。

閑話休題(話を戻して)、12月13日の正月事始めは元来は旧暦でしたが、現在は新暦になっています。
二十七宿の「鬼宿」は、婚礼以外は万事に大吉とされていましたが、今年は18日までは宿曜陵逼期間。

イレギュラーな因縁生起には用心が必要で、期間中例えば命宿が「房宿」なら、「鬼宿」は六害宿の同宿に当たり、寺社詣でや冠婚葬祭・パーティの参加など、解約などの縁切り事は禁忌事項ですが、掃除事が禁忌に当たる日は存在しません。

「事始め」には、正月に年神様を迎えるために、1年の汚れを払い、清めることが「煤払い」です。
1年間の汚れを払い隅から隅まできれいにすると、年神様がたくさんのご利益を持って降りてくるといわれているので、煤払いも盛大で賑やかな暮らしの行事のひとつだったようです。
大店といわれる商家では、煤払いが終わると主人を胴上げし、祝宴を開いたといわれます。w

「松迎え」は、門松にする松やおせちを調理するための薪などを、この日に採りに行ったものです。
お歳暮を12月13日頃から贈るのは、お歳暮が正月用のお供えものだったことの名残りですね。
「煤払い」や「松迎え」が済んで、年神様やご先祖様を迎える態勢が整う頃に届けるというわけです。

正月を迎える準備も、事始めを過ぎましたので、これから着々と進めて参りましょう。
大晦日に大掃除は、おせち作りもあり慌ただしいですから、ボチボチとできるところから片付けましょうか。w

ちなみに昨日は、己巳(つちのとみ)の日でした。
巳の日に弁財天の遣いである白蛇(巳:へび)に願い事をすれば、その願いが弁財天に届けられると言われており、金運・財運にまつわる縁起のいい吉日の一つとされています。

白蛇は商売繁盛、金運、幸福を招くとして信仰されるようになり、巳の日は金運アップに効果がある日とされてきました。
60日に一度やってくる己巳の日という日は、巳の日のなかで最も縁起の良い弁天様の縁日です。
弁財天をお祀りしている神社は、必ずこの日に催事を行っています。

弁財天や宇賀神、白蛇を祀る寺社に、銭洗いや祈念に出かけるのも良い縁起となりましょう。
財布の新調や使い始め、果ては宝くじを買うにも良いとされる縁起日ですが、はてさて?w

金運アップでよく行われることは、こうした日に使い古した紙幣を新札に替えて、財布に仕舞うことです。
金運は汚れを嫌いますので、トイレや流通を司る水回り、外からのものを迎える玄関を清めるのも良いですね。

呪(まじない)としては、洗い米と綺麗な金銭の「米銭」を紙に包んで封じ財布に入れておくというのもあります。
新しい財布や、ストック用の財布などに、自身の発展計数に当たる金額を「種銭」として入れておくのも一法です。
これらは、手を付けず、使わずに大事にすることが、金運育成になるといいます。

今年の最終の巳の日は、12月25日ですので、クリスマスプレゼントに財布をもらって、米銭か種銭を入れるといいですね。
この日は最終行事で、嵯峨野巡礼と瞑想の会を納め行事としますので、弁財天様にも忘れず祈念しに参りましょう。

昨日の検査で分かりましたが、この頃、金銭ではなく、中性脂肪ばっかり溜まってきたようで。(自滅)
呪をかけて、新たに発展計数の新札を財布に仕込んで弁財天供養をしておきましたよ。w
内臓の脂肪退散に、ダイエットの神は降りてこないので、真面目に防風通聖散を飲まねば。^^;

自覚症状がないので、ついつい飲み食いに拍車が掛かってしまう、ボクの悪い癖。(笑)
しばらくは意識して、でんぷん・糖質をしっかりと制限しましょう。w

さて、本日は水曜会。
今日の京都は、曇り時々晴れで、北風がやや強く、冷えますね。
スーパーでこだわりの大根が手に入ったので、これをお出しすることにしましょう。^^

今日のメニューは以下の10品です。
1.紅大根のヨーグルトソースマリネ。
2.長丸大根とブリを煮込んだ、ブリ大根。
3.鶏の手羽元の白菜、豆腐、シイタケ、春雨入りトロトロ白湯。
4.大根の皮と大根葉の昆布塩一夜漬け。
5.鶏胸肉とエリンギの卵の白身ピカタ。
6.絹豆腐、豚ミンチ、ニンジン、ピーマン、青梗菜の酢・オイスターソースとろみ餡。
7.卵の黄身で豚ロースの薄み豚カツ、キャベツの千切りを添えて。
8.ロメインレタスと豚バラ肉のしゃぶしゃぶ、特製ソースで。
9.ワサビ菜、カニ身、京揚げのあっさり煮。
10.タコと長ネギのすり胡麻・酢・辛子・味噌・味醂で和えたタコネギヌタ。

梅干しの傍にある黒茶色のモノは、ポーランドのデーツというナツメヤシの実です。
おツマミにでも、どうぞ。^^

中秋の名月前夜、水曜会

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今年の9月は、新暦と旧暦の日取りが一致していますね。
明日、15日は「中秋の名月」です。

「中秋の名月」は「仲秋の名月」とも書きますが、はてさて、どっちでもいい?w

月の満ち欠けによって暦を作っていた太陰暦(旧暦)では、7、8、9月を秋としていていました。
旧7月が孟(初)秋、8月が仲秋。9月が季(晩)秋で、仲秋は旧8月全体を指します。

対して「中秋」とは「秋の中日」を意味して、陰暦8月15日のみを指します。

然るに実際には、旧暦8月15日の「中秋」が満月というのは、出る確率が少ないですね。^^;

朔(新月)から望(満月)までの平均日数は、約14.76日で、これが本当の満月の月齢の平均となります。
これは旧暦15日の月齢平均より0.76日分だけ長い値ですから、実際の満月は旧暦15日より遅れる傾向があるのです。

今年だったら、9月17日が満月なので、「中秋」と少しずれた「仲秋の名月」が見られるでしょう。
「仲秋の名月」だったら、この月内の満月辺りだったら、晴れればいつでも名月といっていいでしょうね。w

このところ、毎日天気予報は書き換えられていて、雨が降ったり止んだりの京都です。w
昨日、今日の予報は雨のち曇りでしたが、曇りのち雨に変更されました。

明日も曇る模様なので、中秋の月見は期待できませんね。^^;
江戸時代の古文献を読んでも、「この十年、中秋の名月が見れたのは、一度きりであった」と書いてるのがありましたよ。w

中秋のみに期待せず、17日辺りの仲秋の名月を期待しましょう。^^

中秋の今夜の月齢は12.7で、17日は15.7になります。
月の引力に伴って、満ちて行くパワーが最高潮になって来ますね。

身体に良いものも悪いものも吸収されやすくなり、満ちる作用で、身体は浮腫みやすくなります。
交感神経も優位になり、感情も昂りやすくなりますので、リラックスを大事に、円く収めて行きましょう。
心と身体が、良いもので満たされて行きますように。(念)

ワクチンなどの投薬や手術は、副作用や出血、むくみが強くなりがちですので用心しましょう。
身体の水の代謝が良くなるよう、適時水分を補うとともに、水はけを良くすることが大事ですね。

40歳以上の人が適時の水分補給をしないと、水分不足で血液がドロドロになりやすく、血栓ができやすくなります。
脳梗塞や心筋梗塞などは、起床後三時間が「魔の時間帯」といわれるのですが、寝ている間は水分補給ができない上、コップ一杯以上もの量の汗をかいて、なおかつ呼吸でも水分を失います。

就寝前と起床直後の、コップに軽く一杯の水が、不慮の事態の予防に効果的です。^^v
疲れてたり、酒を飲んだなら、特にこのコップ一杯の水が大事となりますよ。

食養では、秋に入ったこの季節、五行の理からは、特に「白、辛み、根菜」が気候に対応できます。
大根おろし、生姜、玉ネギ、長ネギなどは、汗腺や肺、大腸に溜まった脂を溶かし、肺を活性化して、発汗を促します。
例えば大根おろしを毎日欠かさず食べてしばらく続けると、特に動物性食品を多く摂っていた人は、その効果が実感できることでしょう。w

また、シイタケ、エノキダケ、エリンギなどのキノコ類は肺や大腸の脂汚れ、リンパ管の掃除に効果的です。
レンコンやミツバ、海藻などの水辺の植物やキュウリ、冬瓜などの瓜類は、身体の水はけを良くします。
これから陰気の高まって行く季節、大根、レンコン、ゴボウ、ニンジンなどの根菜は、腸を整えるとともに、陽気を高める効果があります。

などということを考え、駄文に書いて、一向にまとめに掛かるべき原稿は進まず^^;
今日は15時からカウンセリングが入ってるので、料理を早めに仕上げる必要があります。
知行合一で、知り、思ったことを実践に移して、直面する事優先に、料理に掛かりましょう。w

斯くして、早くも今夕の水曜会の料理は完成しました。
今日のメニューは、以下の12品です。
1.サニーレタス、キュウリ、紫玉ネギ、ミニトマトのサラダ。作り置きのお好みドレッシングで。
2.豚ロースのニンニク生姜焼き、大葉を添えて。
3.納豆と九条ネギのお揚げ包み焼き。
4.キャベツ、エリンギ、白マイタケのオイスターソース炒め。
5.ニンジン、丸ごと玉ネギ入り、肉じゃが。
6.豚ヒレ肉のニンニク生姜酒醤油漬け唐揚げ、柚子を散らして。
7.いづみ式干しエビ入りレンコン饅頭、大葉を添えて。
8.ゴボウの甘辛醤油バター炒め白胡麻まぶし、甘みは糖質0羅漢果粉末で。
9.ニンニク醤油味醂で漬けたゴボウのステック揚げ、八味唐辛子マヨネーズを添えて。
10.赤魚の唐揚げ、生姜入り麺つゆ浸し。
11.豚バラ肉と茄子のバルサミコ酢・ポン酢、白胡麻まぶし炒め。
12.青茄子のステーキ、焼肉ソース、ミニトマト添え。

月は見えずとも、心に月のパワーを満たし、水はけ良くして、ツキを招きましょう。w

本日、五月度、気の科学体験講座

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端午の節句は終わりましたが、粽(ちまき)、柏餅、菖蒲湯(しょうぶゆ)などが節供の縁起物ですね。

粽は中国の屈原の故事に由来する、魔よけの縁起ものです。
昔はは「茅(ちがや)巻き」と言われていましたが「茅」は「ち」ともいい、こちらが多く使われるようになったため
「粽(ちまき)」という名前が定着したのです。

ちなみに屈原の故事にある、粽を縛った五糸の色は、こいのぼりの吹流しの色として受け継がれています。

柏餅の縁起は柏の木の生態にあり、柏の木の葉は、新芽が出ないと古い葉が落ちません。
このことが「子供が生まれるまで親は死なない」という思いにつながり「家系が絶えない」「子孫繁栄」を持ちという縁起を担いだのです。

菖蒲湯の風習は、1300年も前から受け継がれてきたものです。
菖蒲の葉や根茎には、精油となる成分が多く含まれていて、強い芳香を持ち合わせています。
この強い芳香が、古来において厄を祓うと信じられていたのです。

実際、菖蒲は漢方薬として用いられていますが、その精油成分にはアザロンとオイゲノールを多く含みます。
その効能は、血行促進、疲労回復、腰痛、神経痛、冷え性、筋肉痛、リュウマチ、肩こりに験があります。w

日本に於いては、菖蒲(しょうぶ)は「尚武」に通じ、「勝負」に勝つことが縁起づけられています。
言霊の国、日本らしい掛詞であり、呪8しゅ)ともいえましょう。

それにしても日本の行事や祝い事には、縁起物が付いて回りますね。w
そもそも、「縁起」とは、何かに「縁」って「起」きることであり、原因や条件、または部分によって、 精神的な働きも含む、一切のものが成り立っている、という意味の仏教語です。
「因縁生起」の略語ですね。

幸になるには、幸の因と縁をつくり、活用すべきであり、苦があるなら、苦の因縁を解除せねば。
そうしたきっかけを作るためには、縁起物も言葉や行事の活用も一理あるところです。

縁起を担ぐことを、験を担ぐとも言いますね。
歴史的にみると、江戸時代にヤッコやヤクザ言葉から庶民に逆さ言葉が流行りました。
「えんぎ」が「ギエン」になり、「ゲン」と発音して、「験」という意味合いを兼ねたのだとか。

「験」は「しるし」でもあり、効果、効き目の意味合いがありますね。
修験などのように、仏教や密教、神道の行を修めて、法力を得る意味です。
また、実験など、観察やそれまでに知られている知見に基づき、そこにはこんな仕組みや法則があるのではないかと予想し、反復再現性を確かめるものです。

以前あんな良いことがあったが、その前にこういう予兆があったり、こうした行動を執ったことがあった。
だから、初めにそれをやれば、良い結果がでるのではないか、うん、そうであってほしい、そうしよう。
などという祈念の心理行動、呪の発揚が、縁起や験を担ぐことなのでしょう。w

財布に入れるお金にしても、表裏・上下をきちんと重ねて、人物の頭が下に向くように入れると金運が良くなるとか。
長財布で、紙幣を折らずにしまうことが、金運を良くするのだとか。
これらは、お金を大切に扱う意識行動が、験の根本となっているものです。

陽気が盛んになりゆくこの月は、自身の気分を良くしたり、陰気やマイナス要素を祓ったりして、
運気や人間関係を良くする手立てについて、考えてみましょう。

なるほど、いかにもといった得心や、新しい気づきが、生活の弾みになるといいですね。^^

今日の講座は聞いてるだけで4名の欠席。^^;
人数はこじんまりとしそうですが、内容は濃く、味は豊かにしたいものです。w

鼻炎の方に効く甜茶も調い、料理の方も仕上がりました。
本日の気の講座の懇親会メニューは、以下の11品です。
講座を終えたら、大いに歓談しましょう。^^
1.サニーレタス、京水菜、ズッキーニ、黄パプリカのサラダ、イタリアンドレッシングで。
2.ホウレン草のラーメンだし白和え。
3.鶏もも肉の生姜ニンニク焼き、プチトマトとエリンギのソテー添え。
4.万願寺唐辛子と京揚げの炊いたん。
5.ヒラタケとシイタケのガーリックバターソテー、イカゲソのソテー添え。
6.牛バラ肉の漬け焼き。
7.絹揚げ、ブナシメジ、キャベツ、セロリのオイスターソース炒め。
8.カボチャと鶏ミンチの辣椒醤油、酒炒め煮。
9.ジャコとピーマンの胡麻油炒め、白だし醤油煮。
10.ヒジキ、ホワイトブナピー、刻み揚げの炒め煮。
11.セロリ、ホワイトブナピー、玉ネギのスープカレー。