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日別アーカイブ: 2013年1月15日

4月16日より「八専」入る

八専とは、古く陰陽道に用いる選日で、一年に6回あり、各12日間続き、60日ごとに繰り返すものです。
この八専の間は雨が多いのだと云いますが、どうなんでしょうね?

60日周期で繰り返す干支が、壬子(甲子から数えて49番目)から癸亥(同60番目)の間の12日間の中に
干・支ともに同じ五行となるものが 壬子(水・水)、甲寅(木・木)、乙卯(木・木)、丁巳(火・火)、
己未(土・土)、庚申(金・金)、辛酉(金・金)、癸亥(水・水)と8日あるため、 「八専」と総称されているわけです。

ちなみに、壬子(みずのえね)の日から癸亥(みずのとい)の日までの12日間中、
癸丑、丙辰、戊午、壬戌の4日は、干支の五行が異なるため、 「間日(まび)」と呼ばれ、八専の影響を受けない日とされています。

だから、「八専入り」は干支とも水の重なる壬子(みずのえね)の日、 「八専終」はこれも干支ともに水の重なる癸亥(みずのとい)の日となるのです。 このあたりに、水・水で挟まれた期間だからという所以と、暦の入梅後には必ず巡るからということで、雨が多いと伝えられるのかもしれませんねえ。^^

こうした天干と地支の五行が重なることを「専一(せんいつ)」といいますが、 専一の日は天干・地支とも同じ性質なので、五行の生・剋の関係から、 善いことは更に善く、悪いことは更に悪くなるというような増幅効果がある日だと昔の人は考えたのです。

今は昔、日本では、八専は元々軍事上の厄日として兵家で用いられていたのですが、江戸時代には庶民にも伝わり、種蒔きや普請など建設的なことには吉、 破壊的なことや仏事には凶とされたのでした。

原典を尋ねると、紀元前百数十年の頃、前漢時代の皇族で、学者でもあった「淮南王劉安(えなんおうりゅうあん)」が、 学者を集めて編纂させた思想書、「淮南子(えなんじ)」に、「専を以て干支に従えばすなわち功あり」と記載されています。

「干支に従えば」、すなわち天干・地支の五行の相生・相剋理に従えば、それぞれの命題によって、
着手・実行・決着に効果的だということですね。^^

占いだけでなく、漢方や針灸などの東洋医学にも必須の陰陽五行の理ですから、
現代の陰陽師としては、活用を図りたいところ。(笑)

八専の期間中は、五行の相生・相剋が強くなる日が、60日中8日集中する期間ですから、諸事極端に走らぬよう、 人間関係や飲食健康面でも、 バランスに注意すべき期間かと思います。

言い方一つで角が立ち、聞き方一つで腹が立つ。
諸行無常で、全ては移ろってゆくものだから、昨日の所業はよしとしても、今日の所業は許されぬかも?^^;

兎角に人の世は度し難く、親子や夫婦といえども、人間関係は難しいもの。
些細なことに拘り執着して、人間関係に亀裂が入ったりしないよう、やりすぎたり引きすぎたりして、努力して来た営みを損なわないよう、 中庸、中道を大事としましょう。

軍事の忌み日ですから、争いごとや諍いは、避けることが賢明ですね。^^;

今でも地方地方には、こうした選日の行事や風習が残っているところもあるようですが、 現代一般市民は普通、誰も知らないでしょうね。

検査結果・・

朝の雨は、高雄へ出かけるとみぞれに変わった。(寒っ)
昨夜、家の式神のしわざか、スリッパが裏返しになってたけど、
この予兆だったのだろうか?(違っ)

洋さんに脈を診られて、「昨日の酒がまだ残ってるよ。」と。^^;
血圧は高めで、上が135。これは呼吸のコツで120に下げられる。
食後90分の血糖値は、123。ま、こんなものでしょ。w
痛風の数値は、正常値。ええ子にしてるもん。(笑)

これらは全て納得。うん、うん。。
然るに、解せんのは、中性脂肪値が上がってたこと。><
釈然とせんなあ。。昨日は、でんぷん・糖質、カットしたのに。。

しばらくは、セイブル錠飲んでのでんぷん摂取も、お預けにせねば。
湿熱と経絡の汚血を取る、えずくほど不味い漢方を毎日煎じねば。(泣)

雨は上がり、今は曇天。
夕刻5時からカウンセリングなので、夕食の準備に掛かります。

高雄の小栗先生。東北へ帰っても、縁もネットも繋がってるよ。
京都へ来ることがあれば、またSJTで食事しましょう。^^

福田 龍博

2泊3日の飛騨高山

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新幹線と在来線での旅で良いのは、駅弁とかを肴に飲みつつ行けることですね。
(笑)
2人で、焼酎の4合瓶が空になる頃、高山駅に着きました。
昼食がてら酔い醒ましがてら、飛騨蕎麦を食べてみました。
1.十割(とわり)蕎麦は売り切れたそうで、二八ソバを注文。
今の季節、姫竹の旬だそうで、朝取りの姫竹をサービスで戴きました。
生の姫竹の筍を皮を剥いて、塩をふって食べるのです。
うん。血が綺麗になるような?(笑)

飛騨と言えば、黒毛和牛の元祖、飛騨牛の地。
店でも、屋台でも、串焼きが1本300〜450円で色々楽しめます。
2.晩飯の店で、ご飯は摂らず、ワラビと飛騨牛の串焼き(3本1280円)で
焼酎の水割りを。肉は柔らかく、タレは甘いモノでした。

二軒目に御用改めしたのは(笑)、「串の三百両」という居酒屋です。
全品、全飲み物オール300円が売りですが、安かろう・不味かろうではなく、
味付け、素材共に誠実で、店員さんも私語無くてきぱきとした動きで、お主らできるなって感じです。
3.先ずはハイボールで、シーザーサラダとドテ煮込みをやっつけます。
4.ここの飛騨牛串焼きは1本300円でしたが、ワサビと香ばしい醤油タレで美味でした。

8、古い町並み、上三の町や二の町を歩いても、食の安心宣言のレッテルを貼っ
た、飛騨牛串焼きの店がよく目にとまります。
目にとまったのなら、足も止め、試食せねばなりますまい。(笑)
ここのは味噌・醤油ダレで、1本350円でした。

飛騨は造り酒屋が有名ですね。外はかんかん照りでも、屋内は涼しく、長居できます。(どんな客?笑)
9.この原田酒造は、手に持ってるお猪口を100円で買うと、コーナーで冷や
してある16種類の酒を、気の済むまで試飲(?)できます。
30年ほど昔、ここで同じように寛ぎ、思索に耽り、出来上がった技に「山車
(さんしゃ)」というここで造られる原酒の名をつけたものです。
キレとコクがある技、いや酒ですよ。^^

三の町を抜けると、宮川を渡って、陣屋前の朝市へ。
11.朱塗りの橋の欄干に凭れ、吹き抜ける風を楽しみながら、箸の棒に刺した
キュウリの浅漬けをかじります。

近所をぷらぷらして、酔いを醒ませば、次は原田酒造の向かい、深山菊(みやま
ぎく)や飛騨自慢を造る船坂酒造へ。
ここは、小ぶりのマス1杯が200円で色々試飲できるのです。
ずいぶん以前にオーナーは変わって、中庭の奥はレストランになってましたが、
杜氏など古い従業員の方はまだいらっしゃるそうです。
13.マス一杯になみなみと深山菊を注いでもらい、盛り塩の用意してある中庭
の椅子に座って、先ずは深山菊と飛騨自慢をば、味見、味見。^^
14.ヒノキの一枚板のテーブル、ヒノキのマスの木の香りが、日本酒とよく合
います。帽子を置いて、中庭に吹き渡る風も楽しみましょう。

夜は、ところどころの居酒屋などの看板にある、謎の郷土料理「ケイちゃん」を
御用改めしてみました。
34.ホテル近くの一品料理「八角亭」のの「ケイちゃん」。
ホルモン・スジ肉とキャベツの鉄板鍋焼きでしたよ。
38.例の全品300円の「串の三百両」では如何であろうか?
ここには「元祖、下呂竹原のケイちゃん」とあり、鶏ムネ・モモ肉とキャベツの
唐辛子ニンニク塩ダレ、紙敷鉄板鍋焼きでした。
うん。これで300円は安すぎで、美味でしたよ。

飛騨2泊は、駅の近くの飛騨、花里の湯、高山桜庵。
22、玄関には造り酒屋のように、杉玉が吊るしてあります。
杉玉は酒林(さかばやし)、久寿玉(くすだま)と呼ばれるモノです。
これは魔除けでも人招きでもなく、「 街の人たちに蔵元の状況を知らせるため」なんですと。
日本酒の造りというのは9月ぐらいから始まり、お酒を絞るのは10月初旬。
その時期に杉玉を蔵の外に吊るすことで「日本酒を搾りはじめましたよぉ〜。」
という新酒の季節を街の人たちに知らせる合図となるそうです。

お酒の造り・搾りが終わるのは3月で、搾った日本酒をそのまま出荷するものと
タンクに貯蔵するものがありますが、
貯蔵した日本酒が春を過ぎ、夏を過ぎ、熟してきてまろやかになった日本酒のことを“ひやおろし(秋あがり)”と言
います。
ひやおろしが出てくる季節には“杉玉が枯れて茶色がかる”ことから新酒の熟成
具合を街の人たちに知らせます。
蔵の街や酒屋さんと訪れたときに青々とした杉玉を見かけたら“新酒の季節”。
9月も半ばにかかり茶色がかった杉玉を見かける蔵元が多くなり“ひやおろしの季節”だそうですが・・
6月半ばの飛騨でしたが、至るところの杉玉はすべて熟成を告げてましたよ。(ワラ)

42.朝食は和洋中のビュッフェ・スタイルで、好きなものを好きなだけ取りま
す。14品ほどの小皿を、ちょこっとずつお盆に載せていただきます。^0^

花里の湯、高山桜庵の最上階の13階は、貸し切り露天風呂が3部屋と男女大風呂。
6.大浴場の「鳥瞰の湯」はここの源泉で、お湯さらさらと気持ちよく、市内を
見渡しつつ風呂を楽しみます。
サウナで火照った身体で、自然の風を浴びるの、気持ちいいですね。^^
7.浴場内から見る露天風呂。朝風呂もまた贅沢な気分でした。^^


福田 龍博