オフィシャルブログ

カテゴリー別アーカイブ: 日記

雛祭り・東山花灯路前々夜、女の子居らずw、水 曜会。

DSC00016_R.JPG

明後日3日は雛祭りですね。
娘たちが巣立って行って早や10数年、ひな人形を飾ることもなくなりましたが。^^;

ひな祭りの元となっている上巳(じょうし)の節句では、特に女の子のための日という概念はなく、
男女共通の行事として厄払いや邪気祓いが行われていました。

上巳の節句とは中国から伝わった五節句の一つで、三月上旬の巳の日に、
草や藁で作った人形(ひとがた)で自分の体を撫でて穢れを移し、
それを川に流すことで厄払いや邪気祓いを行う風習がありました。

また一方、貴族階級の女の子の間では、紙の人形を使った遊び、
今で言うところの「おままごと」が流行っていました。
これを「ひいな遊び」と言うのですが、このひいな遊びと川に流す人形(ひとがた)が結びついて「流し雛」が誕生しました。

さらに江戸時代になると、人形作りの技術が向上したことで、川に流すのではなく、家で飾るように変化していきました。
ひな祭りに雛人形を飾るのは、昔の人形(ひとがた)や流し雛の風習の通り、
お雛様に女の子の穢れを移して厄災を身代わりに引き受けてもらうためです。

雛人形は、厄払いの意味があるので一夜飾り(3月2日から1日だけ飾ること)は避けるべきとされ、
遅くとも2月の中旬くらいまでには飾らないといけないと言われています。w

江戸幕府は、それまで日付が変動していた上巳の節句を三月三日と定め、
さらにひな人形を飾ることから、この日を女の子の日と決めたのです。

また、桃の花には元々「魔除け」や「長寿」のパワーがあるとされていました。
中国では上巳の節句には、桃の花を愛で、桃の花を漬けたお酒を飲み、
桃の葉が入ったお風呂に入って邪気祓いを行っていました。

旧暦の3月3日は、ちょうど桃の花が咲く頃だったことから、ひな祭りに桃の花が飾られるようになったそうです。
ひな祭りを別に「桃の節句」と呼ぶのも、こうした背景があるからですね。

旧暦3月3日は、今年なら3月30日になり、この日が旧雛祭りですね。
敷地南東隅の桃の木は、未だ蕾も固く、月末には多分咲くことでしょうが時至らず。w

ゆえに明後日が雛祭りといっても、私にはあまり係わりのないことで。^^;
家にヤマノカミは居りますが、女の「子」ではないし、甘酒やマッコリ出しても喜ばず、焼酎飲むし。w

元来の上巳の節句は、3月7日が巳の日になりますので、男女を問わず大いに厄と邪気を祓うとしましょう。w
巳の日は弁財天のご縁日ですから、銭洗いなど財布を浄めるのも良いですね。

雛祭りの行事もさることながら、3月3日から京都では、東山花灯路が12日まで開催されます。
東山が約2500の行灯の灯りといけばなの花で彩られ、普段と一味違う夜の風景が楽しめます。

東山界隈の寺社も協賛して、特別拝観とライトアップが期間中開かれています。
青蓮院、八坂神社、高台寺、法観寺、清水寺、圓徳院などですが、夜の境内は荘厳ですよ。

今年は酉年なので、青蓮院の青不動を訪れるのも良いですね。
花灯路の巡回路からは一筋外れますが、古川町商店街に入って、美癒亭キッチンで一杯飲んでもいいし。w

今日から三月、弥生の入りで、春の宵を楽しむことを考えましょう。
先ず、本日は水曜会、料理の方も仕上がりました。
今日のメニューは以下の12品です。
1.レッドキャベツのスプラウト(新芽)とツナのイタリアンオリーブオイルソース和え。
2.茹で春菊とイエロープチトマトのオリーブオイルナムル。
3.ホウレンソウのお浸し、醤油絞り。
4.ヒジキ、3種豆、スイートコーンのカレー炒め煮。
5.いづみ式畑菜と京揚げの炊いたん。
6.鶏手羽元の甘辛さっぱり煮、胡麻散らし。(酒・酢・醤油・羅漢果で煮詰め、味醂で照りを入れたん。w)
7.大根の照り焼き、茹でブロッコリー添え。(蒸し大根を上記のタレで絡め焼きに。)
8.人参・玉ネギ入り肉じゃがの和風トマト煮。
9.鹿児島産鰻の蒲焼。
10.いづみ式ゴボウとニンジンの掻き揚げ、ヒマラヤの紅塩で。
11.山口産丸干しの焼いたん。
12.小シマアジの干し焼き。

五大力さん前夜、2月最終水曜会

hfedwgxcy.jpg DSC00014_R.JPG

2月22日、ぞろ目が揃って何だかめでたげな日ですが、顧問先への指示書作成が山場を迎えております。
明日は醍醐寺の五大力さんの日ですが、到底行けそうにないですね。^^;

五大力さんは、正しくは五大力尊仁王会(ごだいりきそんにんのうえ)といいます。
不動明王など五大明王の力を授かり、その化身・五大力菩薩によって国の平和や国民の幸福を願う行事です。

その歴史は醍醐天皇の時代、西暦907年まで遡ることができます。
この日に限って授与される災難・盗難除けのお札「御影(みえい)」は、京都の町屋や老舗はもちろん、各家庭の出入り口に貼られています。

このお札を求めて、早朝から夕刻まで人の列が途切れることなく、毎年十数万人が参拝します。
一度行って、たいそうな混雑の中、お御影を手に入れたこともありましたが、今は昔。^^;

五大明王を祀るのは、地元では大覚寺があります。
ここでは絵葉書の五大明王像が手に入りますが、それらは客間にいつも飾ってあります。

中央に大聖不動明王、東方に降三世夜叉明王、南方に軍荼利夜叉明王、西方に大威徳夜叉明王、北方に金剛夜叉明王。
五大力尊像と対座すると、いつも気が引き締まる思いがします。
1.醍醐寺の五大明王像

武術修業では、密教修行と同じく神仏との入我我入を目指し、お姿を観想して舞い動くことを行じたものです。
四我偈に曰く、「我即ち金剛金剛薩タ身なり、我怖れず、我惑わず、我即ち不動となる」。

加持観想の文にも、五大明王は出てきますね。
「前略・・バン・ウン・タラク・キリク・アクの五字は四魔降伏の不動明王となる。
天魔を降三世夜叉明王が降伏す、諸悪魔を軍荼利夜叉明王が降伏す、
人魔諸病を大威徳夜叉明王が降伏す、地の悪魔を金剛夜叉明王が降伏す、後略」

五体加持もよく行じたものですが、この文面も趣の深いものです。
「それ清めるは天性、濁るは地性、陰陽交わりて万物を生ず。
悉く皆、仏性あり、故に人倫を選び、身仏となる。中略・・
肝の臓は降三世夜叉明王、心の臓は軍荼利夜叉明王、肺の臓は大威徳夜叉明王、
腎の臓は金剛夜叉明王、胃の臓は中央大日大聖不動明王、その心は諸天諸菩薩住し給う。後略」

地上のみならず宇宙を含む自然のエネルギーやその働きをイメージ化したものが神仏と捉えれば、
「自分」とは「自然の一部分」であり、宇宙にも神仏に通じているものですね。

宗派によらず、十二支の守護仏が生まれてからの一代を加護し、年支の守護仏は一年を守護するとか。
今年は酉年で、不動明王がその守護に当たるので、訪ねて仏縁を深めるのも良いですね。

愛弟子のドイツ人、和名重治朗(Dr.Raji Steineck)が3日間滞在し、スイスに帰りました。
4月に再訪の予定だというので、大覚寺辺りで小周転の技法と変幻自在掌の技を伝授します。
五大力さんの加護を受けて、ドイツとスイスで日本学の教授の糧になればいいな。

さて、本日は2月最終水曜会です。
20日の誕生日からの空亡月空亡日を明けてw今朝は快晴で、良い天候と気分です。^^
2月は28日までしかないので、時間を駆使して為すべきことを着々と進めて行きましょう。

指示書作成で忙しいので、今日の数品はヤマノカミいづみにお任せしました。w

昨日のTVで、ブロッコリースプラウト(新芽)が、抗酸化や解毒といったからだの防御機能を高める働きがあることを伝えてましたね。
その成分、スルフォラファンは新芽だと成熟したブロッコリーより20倍以上高濃度に含まれる上、抗酸化作用は3日間も持続します。
ビタミンCとEも1.5倍、葉酸も1.4倍多く含むので、最も効率よく栄養素を吸収できますね。

最も良い食べ方は、生のまま細かく刻んで、お酢と油、動物性たんぱく質と一緒に摂ることだそうです。
よく刻むほど吸収しやすいので、相性の良いツナと絡めて、ワサビ塩コショウで和えてみましょう。

肝臓の働きも高めるという効果も持っているので、肝数値がやや?悪い私に良いというので買わされましたわ。^^;
ま、1パック98円ですから、安価でよろしいし。w

またこれも昨日の番組でしたが、レンコンの皮を捨てるのは管理栄養士の立場からはマチガイだとか。w
レンコンの皮は、アンチエイジングや生活習慣病の予防にも効果があるポリフェノールを含んでいます。

調べてみると、そのそも皮を剥くのは、和食の美、見た目の美しさのためだとか。^^;
確かに皮をつけたままのレンコンを調理すると、レンコンの美しい白い色が失われ、茶色になってしまいますね。

だったら、レンコンチップスにしてオリーブオイルで揚げてやれば良いですね。^^
その気でいたら、いづみが皮付きのレンコンとニンジンをスティックに切って、掻き揚げを作りました。w

63のムーミンになったので、健康に配慮され、管理調教師のなすがまま、キュウリがパパ。(笑)
2.今日のメニューは以下の11品です。
1.いづみ式ブロッコリースプラウトのみじん切りとツナのマヨネーズ和え、サラダ菜に添えて。。
2.赤軸ホウレン草とオクラのお浸し。
3.春菊と豆腐のすり胡麻辛子白和え。
4.いづみ式皮付きレンコンとニンジン、スイートコーンのかき揚げ。
5.いづみ式鶏肩肉のニンニク生姜唐揚げ、美癒亭キッチン風。w
6.黄金カレイと青梗菜の甘酢餡かけ。
7.牛肩肉、エリンギ、エノキ、京麩、豆腐、葛きりのすき焼き。
8.シラスの釜揚げ、大根おろしポン酢で。
9.聖護院蕪のとろみ餡。
10.椎茸と片栗粉をはたいた鶏胸肉のしっぽく。
11.ヒジキ、ホワイトブナピー、ひよこ豆、レッドキドニー豆の炒め煮。

涅槃会の夜、水曜会

DSC00010_R.JPG

2月15日の今日は、涅槃会(ねはんえ)が催されますね。

「涅槃」は仏教においては究極の理想の世界、すなわちあらゆる煩悩から解放された「悟り」の境地を指します。
現在では仏教の開祖である釈迦の入滅のことをこう呼び、釈迦の亡くなった命日である2月15日にその遺徳を偲んで行われる法要のことを「涅槃会」と呼んでいます。

涅槃会は、飛鳥時代に奈良の元興寺で始められたのが最初といわれています。
4月8日の釈迦の誕生日を祝う「仏生会(ぶっしょうえ)」、12月8日の釈迦が悟りを開いた日を記念する「成道会(じょうどうえ)」とともに、三仏会(釈迦の三大法要)の一つです。

涅槃会は、文字が読めない人々にも仏教の教えを説くことができるように、釈迦の入滅の姿を描いた「涅槃図」を掲げるのが一般的ですね。
怖いと思われていた「死」を身近に感じ、「生」と同じよう祝福されるものとして、涅槃会が広く庶民に広まったのもこの表情豊かな絵解きによるものです。

涅槃会では、釈迦の最後の説法を記した「遺教経(ゆいきょうぎょう)」を読み、あられ餅や煎り豆などのお供え菓子が供されます。
授与されるお供え菓子は「花供御(はなごく)」またはその見た目から釈迦の「花御供(はなくそ)」と呼ばれますが(笑)
食べると1年間無病息災で過ごせるといわれています。w

遺教経は、釈尊がマッラ国の首都クシナガラの沙羅双樹の間で、今まさに滅度されようとする最後の時の説法を伝える経典です。
遺教経の正式な経名は、「仏垂般涅槃略説教誡経」で、しばしば「仏遺教経」とも略称されます。

遺教経には僧侶のありよう、飲食、睡眠、怒り恨みなどの戒めと、少欲、知足、瞑想、精進などの功徳が説かれています。
要するに、戒律を守って五欲を慎み、瞑想を修行して悟りの智慧を得ることを説いたものです。

比較的短い経典でありながら、出家修行者がいかに修行すべきかの要が、訳者が美文で名高い鳩摩羅什(くまらじゅう)だけあって、流麗な漢語によって綴られており、故に古来多くの宗派で用いられてきました。
禅宗では「仏祖三経」の一つとして重用し、道元禅師もその著『正法眼蔵』で重用しています。

涅槃会は、京都では2月15日、または旧暦の2月15日にあたる3月14日〜16日頃に行われ、京都に春を告げる風物詩として親しまれています。
中でも3月14〜16日に行われる東福寺と泉涌寺の涅槃会は、日本でも有数といわれる巨大な涅槃図が公開されることで有名です。

嵯峨・嵐山では清凉寺の涅槃会が有名で、京の三大念仏狂言の一つで国の重要無形民俗文化財「嵯峨大念仏狂言」が奉納され、京都三大火祭「お松明式」が行われるなど有名な涅槃会の一つです。

今日、涅槃会が行われるのは、東山の清水寺で、経堂にて「涅槃会」の法要、法要後「大涅槃絵」を無料で一般公開、その後数日間公開されます。
涅槃図は縦391cm、横303cmの大きさで1708年、江戸時代の狩野派の絵師・山口雪渓の筆によるものですが、2003年に全面修復されたものです。

同じく東山の知恩院では、13日から今日まで集会堂内正面に「涅槃図」が掲げられ、遺教経が唱えられます。
昨日、行こうかとも思いましたが、仏縁遠く俗にまみれて^^;木屋町から富小路へと飲み歩きましたが。w

昨日はバレンタインデーということで、東京の元顧問先からはチョコを戴きました。^^
妻からはチョコはなく、謎に寿司屋を奢ってもらいましたが、初期糖尿病の身としては、いずれもアリガタイものです。(ワラ)
月例の検査を終えた日は、でんぷんとか糖質は欲しくなるものですね。(自爆)

さて、涅槃会とは関係もなくw本日は水曜会です。
準備は終えましたので、いつでもどうぞ。^^

今日のメニューは以下の11品です。
1.赤ナマコの紅葉おろしポン酢和え。
2.キハダマグロとアボカドのワサビ牡蠣醤油和え。
3.湯がきタコのペペロンチーノマルガリータカルパッチョ。
4.豚ロースのガーリックソテーとエリンギ・ロメインレタスのバターソテー合わせ。
5.いづみ式2種のキノコデミグラソースハンバーグ。
6.小松菜のお浸し醤油絞り煎り胡麻散らし。
7.胡麻高菜の漬物。
8.鱈、ナメタケ、エノキダケ、椎茸、白菜の寄せ鍋。
9.ヒジキ、刻み揚げ、シメジの胡麻炒め。
10.ブリ大根。
11.ベビーホタテの酒蒸し。

会場お間違え無きよう、本日2月度気の講座

DSC00001_R.JPG

第2土曜日の今日は、月例の気の科学体験講座を開催します。

普段は桂西口会館での開催ですが、祝日は閉館になってしまってて、会場は気の科学研究所となります。
1Fでの喫茶の後、3Fで気功、ヒーリング、瞑想を行いましょう。

青空の見える朝ですが、屋根には雪が積もっています。^^;
道路はところどころ凍ってるようなので、足元に注意して、ご来場ください。

イレギュラーな運びの多かった宿曜陵逼迫期間でしたが、明日で陵逼は終了です。^^
リビングも模様替えしましたので、丁酉年の初月に当たって、気分新たに懇親会も楽しみましょう。

昨日のTVでもやってましたが、肩こりや腰痛、運動障害には筋膜が大きく関係しています。
前回の講座でやりましたが、腕の外関・内関を圧して腕を振動させた後、前腕の皮膚を軽く雑巾絞りのようにマッサージするだけで、肩の可動域は大きく広がりましたね。

軽い動きやストレッチを採り入れて、呼吸とともに心身の調子を良くして行きましょう。
特に冬場は筋肉が収縮しがちで運動はしずらいものですが、5分以内で凝った筋繊維を柔らかくする方法は便利なものです。

腰痛は椎間関節、仙腸関節、椎間板の異常が原因ですが、85〜90%は椎間関節にズレが生じています。
四肢調整法の後、仙腸関節からアプローチして、椎間関節を正常に戻してみましょう。
前屈や背反らししてみて、どれくらいの違いが出るのか体験してみてください。

懇親会は移動のない分、早く始めることができますね。w
今日のメニューは、以下の11品です。
1.白菜、豆腐、ブナシメジ、九条ネギの郡上味噌を使った木こり鍋。
2.インゲンの辛子・胡麻和え。
3.いづみ式白ネギの肉巻き焼き。
4.風呂吹き大根の田楽味噌胡麻散らし。
5.鶏もも肉のパルメザンチーズカツレツ。
6.豚骨だし、ニンジン、エリンギ、ホワイトブナピー、メークイン、玉ネギのカレー。
7.湯がき豚足、ヒマラヤの紅塩で。
8.豚のスペアリブ、炙り漬け焼き。
9.鶏ミンチ、紫玉ネギ、フライドガーリック、タイ・プリックのつくねバーグ。
10.合挽きミンチとカボチャのナンプラー、タイ・プリック甘辛炒め。
11.里芋とタラの芋棒煮。

土曜日に気の講座を控え、法輪寺に参って、水曜 会。

064051a31703592f9022785742af783c.png DSCF3353_R.JPG DSCF3358_R.JPG DSCF3359_R.JPG DSCF3357_R.JPG DSCF3360_R.JPG

2月8日の今日は、新暦の「事始め」で、意味的には農耕仕事を始める日ですね。
今日は、京都では護王神社と法輪寺で針供養が営まれる日です。

地元、嵐山の法輪寺では、農耕を終える「事納め」の12月8日にも針供養が行われます。
事始めと事納めの両日は、古来、身を慎んで過ごす日とされましたが、そのため仕事も休みにして供養する日になったようです。

針供養祭では、日頃裁縫仕事などで使用し、折れたり、役目を終えたりした針に感謝し、針仕事の上達を祈願します。
因みに、針は日頃硬い生地などに刺されてることから、針供養祭では柔らかいコンニャクに刺して供養します。

法輪寺のご本尊は虚空蔵菩薩で、虚空蔵とは、宇宙の宝蔵を意味します。
宇宙はあらゆる一切の物を収蔵して、光、熱、雨、水、温、湿など、絶えず自然の恩恵を与え、平等に、しかも無限の動植物を育成しています。

虚空蔵菩薩はこの広大な宇宙の徳性を総合する霊位であり、無限のご利益を人間をはじめ動植物の育成から一切の物資の生産に至るまで施し、守護する存在。
即ち「山川草木悉有佛性」の思想であり、自然現象から人間を始め生きとし生けるもの全ての生存、育成まで、これみな虚空蔵菩薩の御慈悲、ご利益であると云う考え方です。

4月13日、数え年十三歳になった男女が参詣する「十三詣り」の慣わしは、古来から今でも続いています。
法輪寺は京都十三仏霊場の一つですが、虚空蔵菩薩は十三番目に誕生した智恵と福徳を司る菩薩とされます。

これに因み、十三参りは元服の歳、13歳に詣でて知恵と福徳を授かる通過儀礼で、別名知恵詣り、または智恵もらいともいいますね。
全国的には七五三ほど一般的ではないのでしょうが、関西圏なら知らない大人はいないでしょう。

今なお、参詣の帰路、本堂を出たあと、後ろを振り返るとせっかく授かった智恵を返さなければならないという伝承があって、
狭い長い石段を降リ切った鳥居をくぐるまでは、または渡月橋を渡り終わるまでは、周囲の誘いにも動じず、後ろを振り向かないで貫き通す習俗があります。

私が13歳の砌には、阪急嵐山駅から徒歩で参拝したので、渡月橋は渡らず帰ったから振り向くことはなかったと思いますが。w

中学2年の夏、桂から嵐山に引っ越しして以来、20歳までは早朝、深夜の武術修業で法輪寺には毎日ほど繁く通ったものです。
虚空蔵菩薩は、丑寅の干支守護仏で、一般には丑・寅年生まれの人の一代守護仏とされてます。

干支を司るので、丑寅の月日も適用するはずで、私の場合は寅月生まれのご縁が働いたのかもしれませんね。w
思い起こせば、老師から陳式太極拳老架式技法、形意拳を習ったのも法輪寺境内でしたし、初めて刑意十二形の虎形を伝授されたのもここでしたわ。w

虚空蔵菩薩と言えば、弘法大師空海が室戸岬の洞窟に籠もって、「虚空蔵求聞持法」を修したという伝説はよく知られていますね。
日蓮もまた12歳の時、仏道を志すにあたって虚空蔵菩薩に21日間の祈願を行ったといいます。

「虚空蔵求聞持法」は、一定の作法に則って真言を百日間かけて百万回唱えるというもので、これを修した行者は、あらゆる経典を記憶し、理解して忘れる事がなくなるというものです。
私は21,2歳の時、これにあやかろうと発念し、31か33歳のときに再び修したことがありますが、その効果ははてさて?(笑)

虚空蔵菩薩は、明けの明星(金星)が象徴であり、化身とされますが、空海は満行に当たって明星が体内に飛び込み、覚醒を得たといわれています。
私の場合、覚醒は得ませんでしたが^^;後々、仏縁のご利益を感じたことは多々あったようです。w
真言に曰く、「ノウボウ アキャシャキャラバヤ オンアリキャ マリボリソワカ」(感謝)

法輪寺では、奥本殿に伝わる虚空蔵求聞持法の御本尊を収めたmicroSDお守りが授与されますので、護持するのによいですね。
毎月13日が虚空蔵菩薩のご縁日ですので、そうした折の参拝祈念にもなりますね。^^
1.法輪寺の虚空蔵菩薩画像。
2.客間にある、今年の北野天満宮初天神で手に入れたクリスタル虚空蔵菩薩像。

今日は折しも寅日ですので、ちょっと散歩して法輪寺の虚空蔵さんに参拝して来ました。
舞台から見える比叡山も愛宕さんも、まだうっすらと峰白く、風が冷たかったですよ。^^;
針供養のお接待で、甘酒がお相伴に与かれますが、年配女性の参拝客の中、ボク一人だったので気恥ずかしくパス。(笑)

法輪寺の境内には、丑寅の守護神仏だけあって、狛犬ではなく狛虎と狛牛がいます。
3.向かって右が吠える狛虎。
4.向かって左がおとなしげな狛牛。

少し離れて、この境内には狛羊もいるのです。w
羊は虚空蔵菩薩のお使い、または虚空蔵菩薩の化身とされているからです。
5.羊のポーズは、ふりむいて虚空蔵菩薩を背中に乗せようとしているところだとか。

未申の守護神仏は大日如来ですが、羊が化身ならば、虚空蔵菩薩は未の年月日の守護神仏としても有効でしょう。^^
私の生まれ月日は寅未ですので、やっぱりご縁を感じます。w
生月日の寅と半合、未と支合する生まれ年の午の勢至菩薩ともども縁ある大事な守護神仏です。

さて、原稿は進まず^^;料理は進みw水曜会の準備は調いました。
いづみが3品用意したので、早々に開宴の支度を終えて、しばし原稿について熟考することにします。w
6.今日のメニューは、以下の11品です。
1.ホウレン草のお浸し、だし醤油絞り、煎り胡麻散らし。
2.いづみ式モズク酢。
3.いづみ式鶏胸肉、エリンギ、小松菜のあっさり炒め。w
4.いづみ式ブロッコリとプチトマトのチーズ焼き。
5.人参と小松菜のナムル。
6.牛ハラミの漬け焼き。
7.牛粗挽きミンチ、厚揚げ、長ネギ、生姜、プチトマトの豆板醤オイスターソース炒め。
8.豚ヒレ肉のカツレツ。
9.切り干し大根のすり胡麻甘酢醤油和え。
10.サバとニンジンの甘辛煮つけ。
11.ワサビ菜・ツナの炊いたんと鯖の水煮の炊き合わせ。

節分会を控えて、2月最初の水曜会

DSCF3340_R.JPG

間もなく節分で、あちこちの寺社で多様な節分会(せつぶんえ)が行われますね。

明日から4日までは、厄払いで有名な吉田神社の節分会が開かれます。
2日と3日は参道や境内に約800の露店が並び賑わいますので、遊行心が沸々と。(笑)

2日の18:00から行われる追儺(ついな)式は、見ごたえのある神事です。
黄金の四つ目の仮面をかぶった方相氏が松明を持った童子をともなって登場し、
赤・青・黄鬼を追い詰め、上卿以下が桃の弓に葦の矢を射かけて鬼たちを追い払います。

節分祭の期間中に授与される「疫神斎」と書かれた神札は、悪病災難除けにご利益があるとされます。
普段の買い物でもそうですが、期間限定って、何だかご利益があるように感じてしまう。(小市民笑)

地元では松尾大社でも天龍寺でも、当然ながら節分会は行われます。
天龍寺の節分会は2月3日ですが、大福豆撒きや甘酒・樽酒の無料接待など、多くの参詣人で賑わいます。

また、それに伴って、境内の七つの塔頭では、他所とは変わった七福神めぐりが開催されます。
総門で福笹(有料)を授与され、三秀院では東向大黒天、弘源寺は三國傳来毘沙門天、
慈済院は水摺辯財天、松巌寺は福禄壽、永明院は永明精舎恵比寿、寿寧院は身守不動明王、
妙智院は宝徳稲荷から福を授かります。

お気づきでしょうか?天龍寺の七福神巡りには、布袋尊と寿老人が居ないのですよ。w
その代わりに、不動明王と稲荷が存在します。

七福神巡りは、室町時代の末期より始まった民間信仰ですので、これぐらいの緩さはありなのだと。w
当日、観光客も多いのでしょうが、元来、多くの地元の人が老若男女を問わず、参拝に来られます。

私の場合、今まで七福神を巡る遊行はして来なかったのですが、今年は酉年。
酉を司る守護神仏、不動明王との縁を深めて来ましょう。w

未だ天龍寺寿寧院(じゅねいいん)の身守不動明王とは、きちんと結縁してないことですしね。
大福豆まきや樽酒の無料接待も、遊行の楽しみの一つです。w

豆撒きは平安時代中期、宇多天皇の時代(867〜931年)鞍馬山から鬼が出て、
都を荒らしましたが、毘沙門天のお告げにより、鬼の穴を祈祷で封じ、鬼の目を炒り豆で打ち潰したということに由来するそうです。

鬼は元来、目に見えない邪気を表す陰(おん)に由来するとも、姿が見えず怖いモノを表す隠(おぬ)に由来するとも言われていますね。
人に危害を及ぼす疾病や災害、飢饉などは、鬼の仕業と考えられてきたのでしょう。

尤も、古今和歌集などにも当時相当謳われた和歌でも、「詠み人知らず」なんて書かれてあったり^^;
朝廷に出入りできない人は人でなし、祭ろわれぬ民は鬼や妖怪の扱いだったようですが。w

今は逆に、ツイッターやインスタグラム、ユーチューブなどで個人情報などが拡散される時代ですね。^^;
それもそれで煩わしいことなので、知る人ぞ知るで、縁に応じての分を尽くして行きましょう。w

節分会を終え、2月4日の立春から、丁酉の一白水星年が始まります。
今年の傾向と対策を踏まえて、課題に失念なく、良き年を開きたいものですね。^^v

さて、本日は2月最初の水曜会です。
早々に料理を仕上げて、ご来客をお待ちすることに心ましょう。^^

今日のメニューは、以下の14品です。
1.聖護院丸大根の風呂吹き田楽、スダチの皮を摺り散らして。
2.同じく丸大根の生姜水晶餡。
3.タケノコ、鶏胸肉、ホワイトブナピーの和風煮。
4.豚ばら肉の角煮、トンボーロー。
5.豚ロース、丸天、レタスの卵炒め。
6.豚ヒレ肉のパルメジャーノチーズカツレツ。
7.ピーマンとちりめん山椒の白だし胡麻炒め。
8.赤エビの塩焼き。
9.ブリカマの塩焼き、スダチを添えて。
10.鶏ミンチ、玉ネギ、フライドガーリックのミンチボール、中華甘酢とろみ餡。
11.同じ鶏ミンチに生姜のみじん切りとタイ・プリック唐辛子を混ぜたつくねバーグ、トマトを添えて。
12.菊菜、豆腐、すり胡麻、梅昆布粉末、辛子の白和え。
13.菜の花のお浸し、だし醤油絞り。
14.北野天満宮の大根の京漬け物。

本日は初天神にて、水曜会。

IMG_0368.JPG DSCF3321_2_R.JPG DSCF3323_2_R.JPG DSCF3325_R.JPG DSCF3326_2_R.JPG DSCF3327_R.JPG DSCF3329_R.JPG DSCF3331_R.JPG DSCF3333_R.JPG DSCF3334_R.JPG DSCF3335_R.JPG

今日はは湯天神で、毎月25日は「天神さんの日」で知られる北野天満宮のご縁日です。
菅原道真公の御誕生日である6月25日と薨去(こうきょ)された2月25日に由来しています。

参道には朝6時頃から午後9時頃まで露天が所狭しと立ち並び、日没から境内がライトアップされます。

毎月25日の当宮のご縁日の中でも、特に賑わうのが1月25日の初天神と12月25日の終い天神です。
他の月より多い約1000軒の露店が立ち並び、人出は約15万人にも及びますとか。w

1月は丑月ですので、神使(しんし)が牛の天満宮参りは、時節に合った参詣かも。w
菅原道真公は学問の神様ですので、全国から合格祈願に参拝する人が多いですね。

余談ながら、多くの神社では神仏の守護獣たる神使として、獅子を左、狛犬を右に置いています。
「類聚雑要抄」には、「獅子は色黄にして口を開き、胡摩犬(狛犬)は色白く口を開かず、角あり」と記載されています。

よって、一般に「コマイヌ」と呼んでますが、普通は右側の角のあるのが狛犬で、左で口を開けてる角のないのは獅子なんですよね。w。

閑話休題(話を戻して)、京都市の神社では半数以上は獅子と狛犬がありますが、他にも神使には狐・鹿・猪・龍・蛇・狼・虎などもあります。
今年は酉年ですので、鶏が神のお使いである伊勢神宮や石上神宮に参拝するのも縁があるかもしれませんね。

鶏に拘らず、鳥にちなめば、三宅八幡宮など八幡神社の鳩、新熊野(いまくまの)神社や下鴨・上賀茂神社の八咫烏などが市内にありますね。
仏教的には酉を司る八葉仏は不動明王ですので、私的には京の霊験鮮かな不動尊も巡ってみたいものです。

朝からここまで書いてて、ムラムラと初天神に出かけたくなりました。w
幾多の屋台の中を歩くのは、祭り気分で楽しいし、何かロマンか(笑)掘り出し物に巡り合うかも?

いづみは嵐電でも天神川で降りれば、地下鉄で東山三条まで行けますからと途中まで同行。w
1.渡月橋から見る愛宕山は、うっすら雪化粧ですが、風冷たくも青空が見えてます。

愛車ランエボを天龍寺に着け、密呪を唱えて駐車料金を無料にして、京福嵐電で北野白梅町へ。
昨日まで顧問先への指示書作成で籠もり切りだったので、遊行心が沸々と満ちて来たようです。w

今日、壬子日から八専入りで、吉凶極端に走りやすい日取りですが、仏事はともかく神詣でに禁忌なしです。

再度余談ですが、八専はもともと、築城・軍営・出陣・出兵には向かない日(凶日)として、出兵や戦争を司る兵家の用いるものでした。
一般には、家作・植樹・地ならしなどの建設的な事柄には良く、立ち退き・解体・廃棄など処理的な事柄や婚礼、蓄類の売買には良くない日とされ、仏事も忌むとされてます。

閑話休題(それはさておき、なにはともあれ)、人混みも気に掛けず、祭り心で初天神を楽しみましょう。
2.酉年を言祝ぐ、山門に掲げられた開運鶏の巨大絵馬をくぐって境内へ。
3.境内の神使、赤目の牛の周りは白梅がちらほら咲きです。w

本殿に入る重要文化財三光門の前には、やはり獅子と狛犬がありましたよ。
4.北野天満宮では、謎に、向かって右に口を開けた獅子が。
5.向かって左には、口を閉ざした一本角の狛犬が居りますが、逆位置なのは何でだろう?w

神社によっては位置も違うこともあるようですが、暫し、三光門で考え込みましたわ。^^;

外側を睨む「アケル神」なので、東側の日の出の方に「阿(ア)」形を置き、日没の側が「吽(ン)」になるよう配置したのではなかろうか?
さりとも、菅原道真公は祟り神なので、普通の阿吽と逆向きにしたのであろうか?
さすれば東から西に自然なる寂滅を願ったのか?あるいは生から死を意味する阿吽の逆にして死からの復活を図った呪なのか?w

6.答えは不明なので、何はともあれ本殿へ。(人の多いことですね^^;)
7.本殿の裏の屋根は北側のため、未だ雪が残ってました。(寒)

八専期間中は雨が降る日が多いといわれていますが、この直後、雪がちらついて来ました。w
八専始めの日が「壬子=水と水」で、八専終わりが「癸亥=水と水」と、水の気が始めと終わりにあるので雨が多いとされたのでしょうがね。w

何はともあれ、丑月にちなんで参拝したのですから、神使の牛にも触れておきましょう。
8. 参道脇の茶白黒の模様石で造られた狛牛。
9.参道を挟んだ反対側には、ピカピカした黒い狛牛が寝そべってます。

屋台では、蒸し牡蠣が3個500円、自家製の京漬け物の蕪と大根が一袋100円でゲット。^^
これは、ご利益のお裾分けで本日お出ししましょう。^^v

丑寅を司る八葉仏は虚空蔵菩薩ですが、水晶の四角柱の中に虚空蔵さんの入った像を見つけたのでお持ち帰りしました。w
明日が癸丑の八専間日ですので御性根を入れて、ご縁に応じて客間に安置してもらいましょう。

境内では、せっかくの参拝ですので、縁起物の「梅ノ枝、思いのまま」を購入しました。
災難厄除、学業成就ですが、瓢箪の中には玄米が入っていて、お供えが済んだら、米と一緒に炊いて食べると病難除けになるそうです。w
10.キッチンの東側に活けておきましたが、梅の蕾が花開くといいですね。

斯くして縁起をよろしゅうして、1月最後の水曜会が始まろうとしています。
12.本日のメニューは、以下の15品です。w
1.オクラと黒豆納豆のワサビだし醤油和え。
2.はんぺんのバター焼きと蒸し黒豆のタルタルソース和え。
3.実は私の昼用であった、いづみ式小松菜・エリンギ・キャベツ・豚ヒレ肉の卵ソテー。w
4.ちぢみ法蓮草のお浸し、だし醤油絞り。
5.豚ヒレ肉のカツレツ、レモンを添えて、お好みでトンカツソースを。
6.京絹揚げとエリンギの郡上味噌・オイスターソース炒め。
7.鶏のレバーとハツ、小松菜のピリ辛アジアンソース炒め。
8.酉年にちなんで手羽先の塩胡椒焼き、酢橘を添えて。
9.骨付き鶏もも肉のスパイス焼き。
10.ブリの照り焼き、鞍馬胡椒を散らして。
11.鮭カマの塩焼き、レモンを添えて。
13.北野天満宮祭り屋台の牡蠣の蒸し焼き。
14.これも持ち帰りの京漬け物、蕪と昆布大根。
15.鏡開きした干し餅の揚げおかき、ヒマラヤの紅塩で。

テーブルの背景の変化にお気づきであろうか?w
明日は反対側の食器棚などが、またヘンゲする段取りです。(ワラ)
リビングが如何に変化するのか、ヤマノカミサマの云う通りwww。

本日は初観音にて、水曜会

DSCF3314_R.JPG IMG_0351.JPG IMG_0346.JPG DSCF3317_R.JPG

土曜の夜から特に日曜日は、数年ぶりの大雪の京都でした。
やっと今日になって、青空と陽光が帰って来たようです。

1.月曜日、雪だるまと化したランエボ。w
2.火曜日、高雄病院への途上、氷の広沢の池。
3.車中から見る雪解けの松尾大社。

1月18日の今日は、初観音ですね。
観音菩薩を祀る寺院は数多くありますが、京都市内の初観音参りでも清水寺、今熊野観音寺、六角堂、革堂(こうどう)、六波羅蜜寺、三十三間堂などと枚挙にいとまがありません。

観音様の新年の最初の縁日が初観音ですが、特に縁日に参詣すると、普段以上の御利益があると信じられたものです。
縁日は、神仏の降誕・示現・誓願などの縁のある日として、祭祀や供養が行われる日だからですね。

縁日は毎月あるわけで、昨日17日は千手観音菩薩の縁日で、今日が観世音菩薩。
明日19日は馬頭観音、20日が十一面観音、20日が准提観音、22日が如意輪観音、23日が不空羂索観音と七観音の縁日は続きます。
23日は勢至菩薩の縁日でもありますね。

美癒亭キッチンのある東山三条からは、各観世音巡りに便宜が良いので、空きがあれば遊行に出かけたく思います。
東方、観世音菩薩は宿曜陵逼期間の六害宿の凶難を避けしむとありますからね。w

今月のイレギュラーは心の衝動とフトコロに生じ、今週・来週でリビングの家具やら電化製品やらが新品に入れ替わります。w
劫財働く年の最後の月、空亡月間に入る前に出て行く金銭は厄払い、立春からの新しい年を気分良く迎えたいものです。^^;

先週は東山泉涌寺の塔頭、戒光寺の不動明王と丈六釈迦如来、今熊野観音寺の十一面観音に参詣して来ました。
日本に2,3体しかない左脚を投げ出し足の裏を見せた戒光寺の不動明王像は、元旦から15日までの公開でしたが、今回初対面でした。

戒光寺の丈六釈迦如来は、重要文化財ですが、身の丈は約5.4メートル、台座から後背部を入れると約10メートルにもなり、長い爪や流麗な衣など仏画から抜け出してきたような大仏様です。
内陣に入ってお近くから拝観くださいと言われ、見上げましたが、それは見事なもので、通常参拝は無料です。

首の辺りから何か流れている様に見えるのは、血の跡の聖痕だといわれてます。
これは、後水尾天皇が即位争いに巻き込まれ暗殺者に寝首を掻かれた時に、この釈迦如来が身代わりにたたれ、ついたものだといわれています。
この事から、身代わりのお釈迦様と呼ばれるようになり、「悪しき事のお身代わりになって下さる」又、「首から上の病気、のどの病気を治してくださる」と、崇められ、大きな仏様という意味で「丈六さん」と呼ばれ親しまれています。

この日は、小豆粥のお接待も受けて、心安んじるひと時が過ごせました。
泉涌寺の観音様にご対面するのは、西国三十三箇所観音霊場巡りのときから、20年ぶりに近くなります。

観音菩薩=観世音菩薩=観自在菩薩ですが、観ること自在な智慧にあやかりたく、今でもよく念じる仏様です。
梵語では「アヴァローキテーシュヴァラ」と呼びますが、普く観る自在者という意味です。

観音経の偈文にあるように、念彼観音力、刀尋段々壊、或囚禁枷鎖、手足被紐械。
かの観世音菩薩の力を心に念じれば、我が身に振り下ろされる刀はバラバラに砕け散るだろう。
あるいは囚われて縄や鎖で拘束され、手足に手かせや足かせをはめられても、たちまちにそれらの拘束から逃れることができるだろう。

「ねんぴかんのんりき、とうじんだんだんね、わくしゅきんかーさー、しゅーそくひーちゅうかい」などと、
呪文の如く念彼観音力と繰り返し唱えても、縄抜けや斬られても切れない金剛身にはなれませんが。(笑)

妄信、盲信するのではなく、大慈大悲の心で観ること自在な知恵から見れば、がんじがらめでどうしようもない境遇からも脱出でき、誰が傷つけようとしようが何も怖れることはない。
仏教、経文は全て方便ですから、密教と同様、裏の意味を知ったり、感じたりして、心の自在を会得したいものです。w

お釈迦様のような悟りに至らずとも、一つ気づき、一つ目覚めて、覚えておき、小さな覚りを重ねて行けると人生、ありがたいものですね。^^
今年は酉年ですので、酉を司る一代守護神仏の不動明王様とも仏縁を深めたいものです。

立春から清明までが我が空亡期間ですが、元より空なる次元と関係するものなので、学びと吸収を課題に空なる次元の神仏を訪ねに行きましょう。w
はい、はい、遊行だけを心にせず、著作の進行も失念なく、ですよね。^^;

さて、本日は水曜会です。
謎に今日は、電話とメールで或囚禁枷鎖、手足被紐械でしたが、本星一白水星の心でちょろちょろ流動しつつ(笑)、料理の方も出来上がりました。w
4.今日のメニューは、以下の9品です。
1.焼きガニと昆布のスープで湯豆腐、菊菜を添えて。
2.牛ハラミとマイタケのソテー、大葉を添えて。
3.厚切り豚カツ、キャベツを添えて。
4.鶏手羽先の唐揚げ、レモンを添えて。
5.牛肉と丸ごと玉ネギ、ジャガイモ、ホワイトマッシュルーム、ニンジンのワイン煮込みシチュー。
6.牛肉と葛きりの和風煮、茹でブロッコリーを添えて。
7.青ブキの昆布だし水煮。
8.ブリ大根の煮込み。
9.鯛アラの山椒焼き。

本日、1月度気の科学体験講座

DSCF3313_R.JPG

本日は1月第2土曜日に当たり、桂西口会館にて月例の気の講座を開催します。
今日、明日が一番の冷え込みになると天気予報が告げてましたが、午前の京都も雪が吹雪いてます。^^;
先ずは「完全呼吸」を1,2度するだけで、肺が活性して全身が温かくなる方法を実践しましょう。

寒い冬は筋肉が縮こまり、運動しがたく、また痛みも出やすいものです。
太極拳ほども身体動かさずとも、軽いスチレッチや揺らぎの動きと呼吸によって、気を操作して血と水の循環を良くしましょう。

黄帝内経による今年出やすい諸症状を予防や治療する要となる経穴(ツボ)も知っておくと便利ですね。^^
もちろん、食事で気を得、気・血・水の循環を良くすることが大事ですので、食の五行も活用しましょう。

立春からは丁酉の一白水星年が開きます。
運気論と五行の関係から、今年の特徴と、それを良くする活用法について、気学・風水の手立ても講じると良いですね。

21世紀に入って、世の中は大きな流れが、陽から陰へと変化して来たようです。
陽の社会は、男性、発展、成長、拡大、物体、合理、マニュアル、組織などを示します。
それが陰へと、女性、内部充実、成熟、縮小、遊び、心、個性が重要視されてきているようです。

丁(ひのと)は陰の火気、酉は陰の金気で、一白水星は水気の年。
これらの要因は事象として如何に表れて来るのか?
また、個々の人にとっては、如何なる課題や傾向が生じるのか?

そうしたことを講話でお話ししながら、年の初めを考えてみましょう。
酉年の縁起を講じて、お勧めの寺社もご紹介したいと思います。

外はかなり寒いでしょうから、身体の歪みや筋肉の緊縮もかなり出やすくなっていることでしょう。
簡単に早く四肢を調整する法、筋繊維の緊張を解いて痛みや凝り、運動障害を解決する法も実践しましょう。

講座を終えたら、今年度初の懇親会です。^^
折しも明日は「どんど炊き」ですので、鏡開きした中の小餅を雑煮にしたり、「玉の光」の酒粕と根菜などを中心にした温かいものをお出ししましょう。

初の懇親会ですので、何か初物をと考えて、南米のキヌアをお出しすることにしました。
キヌアは通常の精白米と比べ少ない炭水化物(糖質)で、同等のエネルギーに対して、2倍のタンパク質、5倍の良質な脂質、8倍の食物繊維、6倍のカリウム、10倍のカルシウム、7倍のマグネシウム、7倍のリン、8倍の鉄を含むスーパーフードです。

1993年のNASAの専門誌は次のように述べています。
「1つの食材が、人間にとって必要な全ての栄養素を提供することは不可能だが、キヌアは植物界、動物界において何よりもそれに近いものである。」

昔から言われてる言葉に、初物は縁起が良く、福を呼び込んでくれるとか、75日間長生きできるとか?w
笑いながら食べることが、福招きと長寿になるとのことですので、談笑しながら懇親会を楽しんでください。

午後からの出動に備えて守護神に祈り、雪は止ませて陽光が照りますように。(念)
料理の方も仕上がりました。
今回の懇親会メニューは以下の11品です。

1.小餅と聖護院蕪、白菜の赤だし合わせ味噌雑煮。
2.大根、金時人参、豚肉、豆腐の粕汁。
3.里芋の煮っ転がし。
4.京小カブラの餡かけ。
5.柔らか大根の焼肉ソース・バターソテー。
6.カボチャと合挽きミンチのピリ辛ナンプラー炒め。
7.キヌアの炊いたん。
8.高菜の漬物。(キヌアとともに、あるいは箸休めに)
9.蕪葉の一夜漬け。(同じくキヌアに添えて、または箸休めに)
10.カクテル野菜入りおから。
11.八宝菜風餡かけ焼きビーフン。

1月11日鏡開きの日だそうですが、本日は水曜 会

DSCF3311_R.JPG

1月11日、1がスロットルして何だかめでたいような日取り。(やっぱり小市民、笑)
暦には本日、鏡開きとありましたが、正月行事の一つですね。
正月に鏡餅を飾る行事は、いつに始ったかは詳らかではないですが、室町時代にはその方式が定まったようです。

鏡開きは、江戸時代に武家で初め正月20日、後に11日を式日として、具足に供えた鏡餅を打ち欠いて食したところから始ります。
女子は鏡台に供えた鏡餅を手や槌(つち)で割り砕いたそうで、町家でもこの風習をまねて行うようになったとか。

しかし、3代将軍、徳川家光が亡くなったのが4月20日なので、鏡開きの日にしていた1月20日は月命日に当たります。
これは忌み日として縁起の悪い日になるので、1月20日を鏡開きの日にすることを取りやめることにしたそうです。

このとき、松の内そのものを1月7日まで短くして、そして今のように鏡開きの日を1月11日としたのですね。
この風習は、幕府がある関東を中心に広まりました。

これが正確に伝わらなかった関西では、1月15日に鏡開きを行なってきたようです。
京都では、1月4日が鏡開きの日となっていましたが、それは正月3が日が終わったらすぐに鏡開きをするという習慣があったからだそうです。

ところ変われば風習も変わるもので、「松の内」の期間もまた、関東と関西では異なりますね。
「松の内」とは、門松を飾ってある期間という意味ですが、年神様に帰るのを待っていただいている期間という由来があります。
一般的には関東は1月7日まで、関西では1月15日までという地域が多いですね。

もともとは、全国的に1月15日の松の内が過ぎた後、20日に鏡開きをしていたものです。
それが松の内中に鏡開きをするように変更されていったようですね。w

神様にお供えした鏡餅には力が備わっており、 それを食べることで一年間の無病息災につながると言われています。
また、鏡餅を開くことは、 「新しい年の始まり」を意味しています。

しかし、包丁などの刃物で鏡餅を切ることは、武家では切腹を連想させるため、禁忌です。
「切る」というのが祝いには忌み言葉なので、木槌で開くというのが、一等縁起がよろしいようですね。w

最近では、我が家もそうですが、真空パックされた小餅を詰めたお鏡餅で、切ったり割ったりせず、硬くなってないしカビも生えないので便宜が良いです。^^

いつ鏡餅を食すか、地域や家庭でそれぞれですが、我が家は15日の朝にしています。
正月飾りの注連縄や玄関飾りは、この日に外して、松尾大社の「どんど焼き」でお炊き上げします。

そもそも、門松やしめ縄、破魔矢を燃やすのは、 「降りてきた神様をちゃんと天に送り返す」という意味合いがあるので、神社でお炊き上げするのがベストです。

正月飾りは、一般のゴミとして出しても問題はないでしょうが、神聖なるモノですので、一般的には細かくし、塩で清め、丁寧に紙に包んでゴミに出すのが良いでしょう。
その際、感謝の合掌はなくとも、生ゴミと一緒に捨てるのはどうかと思いますが。^^;

モノを大事にする風習が日本文化の良さの一つですが、紙幣などの金銭や物品を大事に扱うことが縁と運気を守ることにも繋がるかと思います。w

15日までは宿曜陵逼期間なので、良くない因縁生起に注意して、バチやタタリのないように(笑)
人と神仏、物品と取り扱い、諸縁を大事に佳き新年を開いて行きましょう。^^v

14日の土曜日は、新年度初の気の講座を開催します。
それを端緒に新しい展望と展開ができるよう、お役に立てれば幸甚です。

さて、本日は年初2度目の水曜会。
先週、カーナビの設置やらでお世話になった方にCDのお礼を渡すのを忘れてたので、今日こそ忘れずに。^^;

先週は卯の空亡日でしたが、今日は仏縁働く戌日ですので大丈夫、大丈夫。w
斎戒沐浴して今日は良い伝法ができましたが、亡失、失念には歳とともに注意を要しますね。(自爆)
明日は忘れずにピエールの田尻君に散髪してもらい、QP頭の龍角を立てて、講座に備えましょう。(笑)

鏡開きはさておいて、本夕の料理は仕上がりました。w
いづみがブロッコリーをこれでもかと使い、私、昼飯抜きでしたので、これもお出ししましょう。^^;

今日の水曜会メニューは以下の12品です。
1.いづみ式ブロッコリー、玉ネギ、レタス、ハム、ミニトマトの温サラダ。
2.水菜と唐辛子の胡麻入りキンピラ。
3.レンコンと鶏ミンチのオイスターソース・ナンプラー炒め。
4.いづみ式ブロッコリーの茎、小松菜、ニンジンのナムルとちりめん山椒まぶし。
5.いづみ式ブロッコリーとベーコンのチーズグラタンらしきモノ。(笑)
6.ロメインレタスのマヨネーズソテーと牛肉のマヨネーズ・オイスターソース焼き。
7.豚ヒレ肉のカツレツ、大葉を添えて。
8.キャベツのタイ・タクミソース炒めと豚ロースのピカタ・クチャップ。
9.牛肉と青ネギの郡上味噌・オイスターソース炒め。
10.丸ごと玉ネギ入り牛肉ジャガイモの煮込み。
11.ブリの照り焼き。
12.椎茸、エノキダケ、京揚げの含め煮。