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今日から春の土用入りにて、本日は水曜会

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今日17日から、春の土用に入りますね。
土用は、立日前日までの18日間だから、5月6日の立夏になるまでは春の土用
期間になります。

「土旺用事」の略が「土用」ですから、五行の土気が旺じる(盛んとなる)期間
です。
気が過不足すれば不調が生じますので、土用の期間は脾・胃つまり消化機能や消
化器官に不調が生じないよう注意しましょう。

自然の恵みの中で生活してきた古来の人たちは、土用の期間は土を休めることを
大事にしていました。
基礎工事や土木工事、植樹、井戸掘りなどが、土用期間は禁忌とされてきたのは
このためで、今でもれっきとした工務店や造園業店では守られている風習です。

18日間、1年で4回も工事ができないのは不便なので、例外とする間日が設け
られました。
春の土用は、巳、午、酉の日が間日となりますので、4月18,26,27,3
0日が間日です。

古く陰陽道では、普段は規則に則って遊行している土公神(どくじん)が、土用
の期間は土中で休んでいるので、それを犯すと怒りに触れて災いが起こると説き
ました。
土公神というのは、「土の気」の化身であり、土を司る神様です。

1年の約2割に当たる期間、土を触れないのでは、農業や建築、土木に携わる人
にとっては不都合極まりません。^^;
そこで、土用期間中、数日は文殊菩薩が土公神を天上に呼び寄せて、土を触って
も良い日を作ってくださったのだとか。w

ほとんど民話やおとぎ話のような由来ですが、自然を大切にしてきた古来からの
人たちが土を休める期間を設けたのは、自然への畏敬であり、配慮ですね。
陰陽五行では、「土の気」は、万物を保護して育てる性質を持つといいます。
こうした「土」の性質から、土用の期間は、新しく迎える季節の気を育む期間と
されています。

人体でも「土の気」を休ませるべく、土気に属する脾・胃の消化機能を酷使しな
いよう配慮するのが良いですね。
五行の土気は、五味では甘味に当たりますので、でんぷん・糖質を控えることが
よろしかろうかと。w

土剋水で、水気は腎に当たりますので、でんぷん・糖質の摂取がその人にとって
過剰に傾けば、糖尿病や腎臓疾患を引き起こすのは、この理によるものです。
ある意味、土用に土いじりをするより、タタリあることかもしれませんえ。w

また、土用は季節の終わり目に当たりますが、6か月前の対冲の期に摂った栄養
は枯渇しているので、例えば春の土用ならば、秋の気のあるものを摂ることが食
養とされました。
夏の土用は未月なので、対冲の丑の日に、玄冬の色である黒い物を摂る風習はそ
うした理があります。

丑にちなんで、「う」のつくものを食べるのが縁起食です。
ウナギは「う」がつき黒いので、夏痩せしたウナギでも精が付くと、「土用の丑
の日、鰻の日」などと喧伝した平賀源内の仕掛けた呪(しゅ)は今も効いてるよ
うです。w

春の土用なのに、スーパーなどで、「本日は丑の日」とウナギを売り出すのは釈
然としませんが。^^;
この伝でいうなら、春土用は辰月ですので、6か月前の十二支の戌にちなんで戌
の日に「い」のつくものを食べるのが縁起食になります。
また、春の終わりには枯渇している、秋の金気に当たる白いものを食べることが
食養となります。

白いものなら、しらす、大根、ウド、豆腐などが挙げられますが、消化を良くす
るのは大根おろしが適しますし、土剋水で水気が損なわないよう、水気に当たる
大豆製品の豆腐を食するのも適しています。
「い」のつくものなら、いわし、いか、インゲン豆、芋、いちごなどが挙げられ
ますが、現代の陰陽師、そうした縁起食には拘りません。

ちなみに、春の土用期間の戌の日は、4月19日と5月1日になります。
縁起に拘るなら、「い」のつく白いものなら単にイカとかイワシとかを食べれば
よいのでしょうが、五行の理を図るなら、イカ納豆とか、イワシの水煮缶の大根
おろしポン酢掛けとか、煎り大豆とか、白いんげん豆の白だし煮とか。w

占いの流派によると、土用期間は旅行も避けるべきだというのがありますが、私ゃ
別に気にせんけど。w
土用殺と称して、春の土用は南東への移動が禁忌とされますが、現代の陰陽師、
それも別段怖れません。w
気に掛けたり、不安に思うことが、素粒子となって働き、負の事象を招きますの
で、気がかりで案じる方は、方除けの符を持つと良いでしょう。w

東洋医学漢方には、秋病春治、冬病夏治などという根治法があって、十二支運気
律上も6か月後の対冲月には変化作用が生じます。
10月から冬にかけて症状の出る人は、今からが体質改良や根治の最も効果的な
時期といえます。
土気の万物を保護して育てる性質が旺じる土用の期間は、悪因子を破壊し、良因
子を再生する土気の力を利して、半年先の健康のためにも活用したいものですね。

土の力といえば、東福寺塔頭同聚院の十万不動とか、宇宙の虚空蔵菩薩に対して
大地の大慈大悲を表す地蔵菩薩を、土用の連休に訪ねて祈念するのも良いかも。

神道では、大国魂神(おおくにたまのかみ)が大地の神で、巳と未の守護神です
ね。
十二支守護では下神神社の言社(ことしゃ)が有名ですが、大国魂神は、近くな
ら広隆寺のある太秦(うずまさ)の「蚕ノ社(かいこのやしろ)」に祀られてい
ます。

蚕の社は、「木嶋神社」とも呼ばれますが、正式名称は「木嶋坐天照御魂神社
(このしまにますあまてるみたまじんじゃ)」。
うちらは、フツー、蚕の社と呼んでますが。w

広隆寺の東にあり、太秦森ヶ東町にあるのですが、境内の原生林が広がる一帯を
「元糺の森」と呼び、その森の東側付近を指す町名です。
平安京はるか以前の昔、平地が広がるこの一帯に、こんもりと巨樹が生い茂る森
がまるで島のようであったことから、「この島」と呼ばれたそうです。

広い境内の神社ですが、元糺の池(もとただすのいけ)の中に、珍しい三柱鳥居
があり、知る人ぞ知る京のエネルギースポットです。
この三柱鳥居の方位が、稲荷山・松尾山の冬至線、比叡山四明岳・愛宕山の夏至
線に関係すると見て、境内の元糺の池に日が差すという構造から、朝鮮半島の日
光感精型の信仰に基づく半島系の太陽神(日の御子)を祀ると推察されています。

ここも、十万不動の同聚院と同じように、あまり人が訪れないので、落ち着いて
過ごせるのが良いですね。
連休の遊行も良いけれど、私はあまり、人混み、ヒトゴミは好きくないですから。

連休にもし会員さんたちの要望があれば、静かで清浄なエネルギー場を訪れたい
ものです。

さて、本日は水曜会です。
土用の入りに当たり、あれこれ考えつつ、今日のメニューは以下の12品です。
1.ホウレン草と豆腐のワサビ・山椒白和え。
2.刻みオクラの湯引きと納豆の和えたん。
3.サバの水煮缶、フレンチドレッシング和え、ブロッコリースプラウト掛け。
4.イカげそ(モンコウイカ)と千切りタケノコのバター塩コショウ焼き、パセ
リを散らして。
5.豚ロースの生姜照り焼き。
6.干し大根、刻み揚げ、蒸しサラダ豆の炒め煮。
7.ヒジキ、ブナシメジ、蒸し大豆の炒め煮。
8.鶏胸肉の生ハムと茹がきブロッコリー、辛子明太子マヨネーズと焼き海苔を
添えて。
9.丸ごと玉ネギ、タケノコ、牛こま切れ肉の生姜煮込み。
10.京絹揚げのバター焼き、クルミ味醂味噌を添えて。
11.合挽ミンチ、ホワイトブナピー、エリンギ、マイタケのキノコ肉味噌。
12.アタリメの直火炙り、レモンと一味マヨネーズでも。
(これは、炙りたてを割いて食べるのが一番かと。w)

十三参りの本日は、4月度の気の科学体験講座

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本日は、4月の第2土曜日に当たり、4月度の気の科学体験講座を開催します。
法輪寺虚空蔵さんの十三参りや、桜を求めて、多くの人が訪れるため、嵐山は入
りが混雑してますね。^^;

桜も散り始めていますので、講座の帰りは桂川沿いの堤を通って、セイヨウカラ
シナの黄色と名残の桜を眺めて戻りましょう。
阪急で移動される方は、嵐山への進行方法の後ろ側から、松尾駅構内の桜を愛で
てください。w

法輪寺は、中2の夏に嵐山へ越してきてからは、毎日の武術鍛錬の場でした。
20歳まで続けましたが、その後も時々使わせてもらい、虚空蔵求聞持法の行で
もお世話になりました。

十三参りは関西でも誰でも親に連れられて行く風習ですが、虚空蔵菩薩へのお参
りは、けっこうご利益のあるものですよ?w
別に虚空蔵菩薩様だけでなく、歴史ある寺院の諸々の神仏は、それ相当の価値や
意義がある存在です。

神社は、その土地の最もエネルギーの強い場所にあり、岩やら鏡やら神籬やらに
神というエネルギーが宿っています。
私たちの心や身体が不調であったり、運気が悪いと感じるときは、私たちの気と
いう波動が弱くなっていたり、乱れていたりします。

そこで強いエネルギーある場へ出向き、小1時間ほど境内で過ごしたり、手っ取
り早くご祈祷を受けて最強のエネルギーと直面することによって、音叉が共鳴す
るように、気が整ってきます。
これが、祓い清めであり、神社の役割でもありましょう。w

気が汚れたり、気が枯れることが「穢れ」で、神社は穢れを嫌いますので、神職
はお掃除が一番大事なお仕事ですね。w
神社に限らず、寺院でも、公園でも、ゴミは持ち帰って欲しいものです。^^;
日本人に限らず、中国や韓国の風習の違う人たちにも、礼儀として守ってほしい
ことですね。

神社の神様はエネルギーですので、よほど特殊な人以外は、見ることはできませ
ん。w
その点、寺院の神仏は、像や画で見ることができるのが良いですね。

例えば、観世音菩薩=観自在菩薩は、観ること自在で大慈大悲の御心を持った存
在ですが、釈尊の居た太陽系、銀河系宇宙でなく、はるか遠くのアンドロメダ星
雲だかM87星雲だかから遊行に来ていて、この世にありえない知恵を授けて人々
を救ってくれるとか。w
最高変化バージョンとしては、十一面千手観音の姿にメタモルフォーゼして、あ
りとあらゆる自在な観方からありとあらゆる救済の手段を差し出してくれるとか。

そんな存在を、釈迦誕生のはるか前から、こういうお姿であろうよと人々がイメー
ジし、現在もそうであろうよと人々が敬い祈念してきたものが、今ある仏像であ
り、仏画ですね。
密教では、「入我我入」といいますが、仏、我に入り、我、仏に入ると念じ、神
仏と一体になることを観想します。

私たちが初めての仕事をするとき、先輩やら上司やらをお手本として、真似をし
ますね。
「学ぶ」は「真似ぶ」が語源で、お手本を真似することは、いち早くその境地や
出来に近づく最良の手段です。
が、それだけでは、お手本を超えることは出来ず、「守破離」が道の大事となり
ます。

師匠の教えを忠実に守り、出来る境地になって敢えてその一部を破って可能性を
見つけ、それ以上の境地に達し皆伝となれば、師匠や流儀を離れてバックに頼ら
ず自立するというのが、「守破離」のプロセスです。
その点、初めから神仏という人間を超えた存在をお手本として真似することは、
大変効果的だと思いますよ。w

人間の欲求は、下次元からいうと生理的欲求、安全安定の欲求、社会的欲求、自
尊の欲求、自己実現の欲求と5段階あるというのが「マズローの欲求図」で、さ
らに言えば自己超越の欲求がその上の次元にあります。
習慣とは自動的、安定的なもので、何か自分を変えろと言われると抵抗・反発す
るのは安全安定の欲求が脅かされるからです。

多くの人が社会的欲求を大事にしていますが、社会的欲求とは、人に認められた
い、ほめられたい、理解されたい、愛し愛されたい、役に立ちたいなど、全て人
の承認を必要とするものです。w
人に誤解されたり、否定されると悔しかったり、反発が生じるのは社会的欲求の
せいですが、社会的欲求段階に踏みとどまったり、欲求が偏りすぎると、苦と良
くない結果が生じてきます。
人に何と言われようが気にかけず、自分が今こう在って良かったと感謝したり、
出来たと喜んだり、老後や死も含めて斯くありたいと思う自分になりたいもので
すね。w

神仏と接することは、心を落ち着け、そうした精神作用にも良い効果があります。
金運や財運発達とかの祈願はしたことがありませんが、今まで出来なかったこと
を成就する願いを叶えるにも知恵や閃きが必要ですので、そうした仏縁やご利益
もあるかと思いますよ。w

観音経の偈文には、「念彼観音力、不能損一毛」とか「念彼観音力、うんたらか
んたら」とか書かれてあって、「かの観音の力を念じれば、髪の毛一つも損じる
ことはない」とか、刑場で処刑されそうになっても、観音様のお力を念じれば、刀はばらばらに折れてしまう
とか。w
鎖につながれても、観音様のお力を念じれば、たちまち鎖は解けて自由になると
か、呪いのため命が危険にあっても、観音様のお力を念じれば、その人に呪いが戻っ
ていくとか書かれています。w

それを信じて、観音様のお札を身に付ければ何でも安全と思うのは、妄信。^^

神仏を念じて心を落ち着け、観ること自在な観点で物事を捉えると、知恵が出て、
自分は自由だし、損したことはなく、実害もないのだよという例え話=方便です。

縁もまた自分の力や思いだけでは生じにくいものですが、因あっての縁であり、
不思議な仏縁が生じるものですね。
チャクラヒーリングなどのエネルギー治療を研究していて、神仏を訪ねて対座し
たり、観想すると、また新たな領域や方法が見出せました。w

今回の講座では、筋反射テストを用いる人体の反応の不思議さや、触れずとも身
体のバランスが整い、身体の可動域が良くなる方法、脳脊髄神経にアプローチし
て痛みを消し、戻りを無くす方法などをお伝えしようと思います。
が、仮称「愛染明王法」と名付けた、一瞬から数秒以内に身体のどこの痛みも消
えて、可動も良くなる方法もお披露目できればと思います。w

楽しく面白い体験講座が終われば、会場をこちらに移して、懇親会で歓談しましょ
う。
17日からは土用の入りで土気に当たる脾・胃を休めることが肝要ですが、春も
盛りから終わりに入る候、枯渇した秋の気を摂り入れることも大事です。

夏の土用は、枯れた玄冬の黒いもの、6か月前の土用月に当たる丑にちなんで
「う」の付くものを食べるのが、食養であり、縁起食でした。
縁起食には拘りませんが、枯渇した白秋の気を得るべく、白いものもお出ししま
しょう。w
春は青菜が旬なので、フレンチドレッシングやコールスローのサラダとか、白和
えなんかも良いですね。

そこらを配慮して、今日のメニューは、以下の11品です。
1.ホウレンソウの豆腐・煎り胡麻の白和え。
2.ワサビ菜、水菜、アイスプランツのフレンチドレッシングサラダ。
3.白身魚バサフィレのオリーブオイルソテー、ホワイトソース掛け、プチトマ
ト添え。
4.丸ごと玉ネギ、新じゃが、人参、牛こま切れ肉の和風煮込み。
5.鶏ミンチ、エリンギ、ホワイトブナピー、ブナシメジの味醂・肉味噌、九条
ネギを散らして。
6.ラム肉の冷しゃぶ・クレソンのポン酢掛け、春キャベツのコールスローを添
えて。
7.蒸し大豆と湯がきホワイトブナピーの素麺つゆ和え。
8.中華風ニラ玉炒め。
9.かぼちゃの含め煮。
10.京絹揚げのバター焼き、クルミ味醂味噌を塗って。
クルミ味噌は、嘗め味噌として、酒の肴に合いますよ。w
11.皮付きピーナッツの0カロリー甘み・黒酢・リンゴ酢ピクルス。

足りぐるしいようであれば、赤身卵「どん玉」があるので、温泉玉子でも作りま
しょう。w
70℃を維持した湯に24分漬けておくと、一番美味かと思います。^^v

十三参りの日、4月度の講座を控えて、本日は水 曜会

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嵐山の桜も散り始めましたが、めっきり暖かくなったと思えば、今日の京都の最
高気温は9℃だそうです。w
今朝からの雨は夕刻まで続くのだそうで、桜の散るのが惜しまれますね。^^;

日曜日は、京都の多くの場所で桜が満開でした。
1.松尾大社駅の桜。
2.東山将軍塚、青蓮院青龍殿の桜。

祇園の円山(まるやま)公園のライトアップも、14日が最終日になります。
公園の中央には、「祇園の夜桜」として有名な大きなシダレザクラがあります。
桜祭りとしての催事は行われませんが、かがり火も焚かれ、ライトアップも行わ
れ、夜桜の名所として連日、花見客で賑わっています。

東寺のライトアップも、14日が最終日になります。
不二桜・しだれ桜をはじめ、日本一高い五重塔、東寺の伽藍群などもLED電球で
ライトアップされています。
金堂・講堂の仏様が、お堂の外から拝観することが出来るのも良いですね。

8日の花まつり、灌仏会が終わり、次の仏教儀式は13日の十三参りですね。
嵐山の法輪寺には、平安時代の初期に、清和天皇が数え年13歳になった年に法輪
寺で勅願法要を催したのが、十三参りの始まりと伝わります。

数え13歳は、十二支が一巡して初めて自分の生まれ年の干支に戻った年齢で、生まれて初めての厄
年になります。
身体的にも精神的にも、子どもから大人へ変わっていく年齢ですね。

かつて女子が数え13歳になると、成人女性となったことを祝う「成女式」を行なっていた地域があります。
初潮を迎えてから行うところもありますが、今はどうなんだろ?w
男子は昔、数え15歳頃に元服の儀式を行ないましたが、13歳は「若衆組」に入
るなど、社会の一員となる年齢です。

十三参りは、子供が大人の仲間入りをするお祝いと、厄払いの風習と、虚空蔵菩
薩の縁日の十三日とが結びついたものと考えられます。
関西では大正時代になるまでは、江戸発祥の七五三よりも十三参りの方が盛大な行事でした。

虚空蔵菩薩の虚空蔵とは宇宙のような無限の知恵と慈悲が収まっている蔵を意味
し、人々の願えを叶えるために無限の蔵から取り出して知恵や記憶力、知識や福
徳を与えてくれる菩薩とされています。

真言宗の開祖、弘法大師空海は、虚空蔵菩薩の真言を作法に基づき100万遍唱
えるという虚空蔵求聞持法(こくうぞうぐもんじほう)を行いました。
無限の記憶力がつき、仏の知恵を体得することができるといわれていますので、
私も20代前半で取り組んだものですが、ご利益や如何に?(謎笑)
「ノウボウ、アキャシャギャラバラ、オン、アリキャマリボリ、ソワカ。」w

虚空蔵菩薩は、求聞持法の本尊像のほかに、増益(ぞうやく)や除災を願って行
う修法の本尊である五大虚空蔵菩薩があります。
これは虚空蔵菩薩の持つ智恵を5方に配し、金剛界五仏の変化した姿としたもの
で、京都では神護寺多宝塔と東寺の観智院の仏像が有名です。

知恵と福徳を授かり、技芸上達や官位栄進を願って、大人の仲間入りをする通過
儀礼が十三参りですが、古来からは男の子は羽織袴、女の子は大人の晴れ着が正式な装いとされます。

女の子の服装に関しては、肩や腰をしつけ糸で仮止めする「肩上げ」「腰上げ」
をした状態で参拝を行い、帰宅後に糸を解くのが正式な作法です。
とは言え、現在は必ず正装でなければならないというわけではなく、スーツやワ
ンピースといったフォーマルな装いや、中学校の制服を着用しての参拝が多く見
られます。

嵐山の法輪寺にお参りした帰り道には、「渡月橋を渡り終えるまでに後ろを振り
むくと、授かった知恵を落としてしまう」といわれます。w
法輪寺以外のお寺でも、「振り向くな」といわれるところは、大山崎の宝寺にも
あり、他にも色々ありそうですね。

十三参りでいうなら、これは、「大人として約束事を守る」ことを学ばせるため
だそうです。
そして、もう13歳になったのだから小さな子どものようにあちこち見ながら歩くな、という大人の自覚を促すためのものでもあるそうです。

戦後、日本の教育は、宗教的な意味合いのあるような内容を、道徳からも排除し
てきました。
仏壇や神棚に手を合わせたり、目に見えないものを尊んだりする習慣は、心の育
成にも大いに役立つことなんですがねえ。^^;

宗派を問わず、十三参りなどの佳き風習は、廃れることなく続いて行って欲しい
ものです。
ちなみに、法輪寺では、毎年3月13日から5月13日までが「春の十三参り」、10月
1日から11月30日まで「秋の十三参り」が行なわれます。

数え13歳の知恵と福徳授かりだけでなく、虚空蔵菩薩は丑年、寅年生まれの守
護本尊です。
法輪寺の境内にも、このことにちなんで牛と寅の像がありますが、謎に羊の像も
あります。w

未は丑を冲するのに?未は申と同じく大日如来が守護本尊では?と疑問に思って
ましたが^^;
羊は、本尊、虚空蔵菩薩のお使いとして像が置かれているそうです。
虚空蔵菩薩が背中で休まれるために伏した姿をしていますが、珍しいので参拝さ
れる方はぜひご覧になってください。

干支の守護本尊というのは、誰でも分かる生まれ年を該当していますが、生まれ
月や生まれ日も同様にご縁があります。
ちなみに1月1日から2月3日までは干支は前年になりますが、ほとんど丑の月
生まれになります。
2月4日の立春からが寅月で、丑月は1月5日か6日のいずれかからになります
ので、暦を見ないと分かりませんが。^^;

干支が直接該当しなくても、その干支を用いて調和がとれる命式にも応用が利き
ます。
例えば、子年・酉月・巳日生まれの場合、丑を用いると子・丑が支合し、酉を局
長に巳と丑が三合して、全ての干支が結び付き、調和します。
この「十二支相合法」、もしかして虚空蔵菩薩のプレゼントかも?(笑)

4月13日は第2土曜日に当たりますので、4月度の気の科学体験講座を開催し
ます。
虚空蔵菩薩参りほどの御利益はありませんが^^;相手の身体に全く触れずに、
即座に立ちバランスを整え、身体の出力を増したり、身体の可動が良くなる法な
ど、その場で即座に誰でもできるようにはなりますよ。w

首の不調がある場合に、難度の高い頸椎調節などは不要で、簡単な肩甲骨操作で
4呼吸で解決するネオ活法など、面白くて楽しい体験と時間が共有できればと思
います。

今日はあいにくの雨ですが、13日はお約束で晴れることでしょう。w
天気予報では今日は夕刻6時まで雨といってましたが、我が膝のお告げではそれ
までに上がるそうです。w

今日は水曜日ですので、例によっての水曜会。
ご来客のためにも、夕刻までには雨上がりしてもらいましょう。w
今日は予約が入ってないので、ヒーリング技術の向上研究に勤しみます。

料理の方は仕上がりました。
3.今日のメニューは以下の12品です。
1.刻みオクラとエノキダケの素麺つゆ和え。
2.湯がきブロッコリーのナッツ味噌マヨネーズソース掛け。
3.焼き白ネギの辛子白味噌ヌタ和え。
4.鶏胸肉の手作り生ハムとアボカドの挿み、エビチリ塩かポン酢で。
5.熟成牛ロースステーキのステーキソース掛け。
6.豚ひれ肉、春キャベツ、玉ネギ、赤・オレンジパプリカの酢豚。
7.ヒラタケ、エリンギ、ブナシメジ、九条ネギの味噌バター炒め。
8.豚バラ肉、キャベツ、玉ネギ、イタリアンパセリの中華スープ。
9.白身魚バサフィレとエリンギのムニエル、ホワイトソース掛け、九条ネギ散
らし。
10.ホッケの開きの焼いたん、レモンと大根おろしを添えて。
11.京絹揚げのバター焼き、ピーナツバター味噌とアーモンド味噌塗り、九条
ネギ散らし。
12.皮付きピーナッツの黒酢・リンゴ酢ピクルス。

花見の候、清明を控えて、4月最初の水曜会

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4月に入って花冷えの京都ですが、昨日の朝、やけに冷えると思ったら、朝の散
歩で見た愛宕山から北山連峰がうっすら白く雪化粧してました。^^;

明後日の5日は二十四節気の「清明」です。
この日から戊辰の月に入りますが、この頃は桜の花が咲き誇り、お花見のシーズ
ンでもありますね。

「清明」という名は、春先の清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」
という語を略したものです。
「こよみ便覧」には、「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれるなり」
と記載されていて、 万物が若返り、清々しく明るく美しい季節の候を表しています。

南の地方ではツバメが渡って来る頃ですが、雨が多い時季で、暖かくなった後に
小雨が降り続いて寒くなったりもします。

この頃に降る雨を、発火雨(はっかう)と呼びますが、今や死語ではなかろうか
と?w。
清明の頃に、やわらかく静かに降る雨のことで、「桃花(とうか)の雨」や「杏
花雨(きょうかう)」ともいいます。

一昨日も、三日前も、このような雨が降りましたが、傘をさすほどのことはない
と思いつつも、しばらく歩くなら多分に濡れてしまいますよ。^^;
今は昔、行友李風(ゆきともりふう)作の新国劇「月形半平太」で、主人公が傘を
差し掛ける舞妓に言う有名なせりふがありました。
「春雨じゃ、濡れて行こう。」これ、知る人も、今じゃ珍しいのかも?w

清明の日、特に行事はないのですが、沖縄には「清明祭(シーミー)」という風習
があり、18世紀に中国から伝わったといわれています。
中国の清明節と同様に、祖先のお墓にお参りして掃除をし、親類一同が墓前で餅、
豚肉料理、お菓子、果物などの食事をします。
雰囲気としては、やはりピクニックのようなもので、中国の清明節とよく似ているといえるでしょう。

琉球語は元来、日本語ではない言語で難しいので私も習得してませんが、沖縄の
首里地方では御清明(ウシーミー)と呼ばれています。
お盆やお正月には帰らなくても、シーミー、ウシーミーに帰省する人は多いといわれています
ね。
日本では、お盆に該当する行事でしょう。

清明祭はしなくても、この時節、やはり花見には行きたいところです。
明日は木曜で、いづみの美癒亭キッチンは定休日なので、歩いて行ける嵐山公園
の桜の下で弁当を広げることにします。w

四条大宮のディープスポットで知り合い、家に行き来するお友達になった80数
歳のお爺ちゃんも同行しますが。w
レレレのおじさんを京職人風に大変イカツクした感じの方ですが、超元気で、一
緒に花見に行きたいと以前から言われていましたので、楽しみを共有しましょう。

寿司とビールを持って行くとのことですので、私らは手作りの総菜と焼酎を用意
します。w
ホントはでんぷん・糖質にプリン体はあんまり摂ると良くないのですが、たまに
はええことに・・・だって、死ぬまで死なんよ。ねえ、洋さん。(献杯)

嵐山東公園の桜は、3月30日にソメイヨシノが咲き始めました。
何処も土日はすごく混雑するでしょうから、花見は平日が良いもんです。w

洛西では、桂川の向こうの車折(くるまざき)神社は今が満開になっています。
ここは「桜の宮」と呼ばれるだけあって、早咲きの河津桜をはじめ、4月下旬に
見頃となる香りを漂わせる匂い桜まで15種類もの桜がリレーのように咲き、長い
期間お花見を楽しむことができます。

渡月橋周辺の嵐山公園、亀山公園の桜は三分咲き、天龍寺や大覚寺の桜は見頃近
しで、これからが楽しみですね。
夜桜は寒いのが難ですが、昼間の陽気の中、野外で飲食するのは趣があります。

おしゃべりを楽しみながら、美しい風景の中で、美味しいものを味わうのも歓び。
気心の合った人と、沈黙を楽しく共有して、五感の快さを味わうのも喜びですね。

昼日中の酒は、ときにうとうとと眠気を誘いますが、それもまた快感。w
「願はくは 花の下にて 春死なむ そのきさらぎの 望月のころ。」
そんな和歌が偲ばれますね。

西行法師の歌ですが、事実、彼は旧暦の二月、自ら望んだ日のわずか1日遅れで
亡くなったそうです。
そういえば、陰暦2月16日は、釈尊が入滅し涅槃に入った日とされていますね。

桜の歌人といわれるほど、西行は桜の歌を残していますが、若くして世を捨てながら、
本当の自分をつかみ、生涯を遂げた西行の情熱は、多くの歌が今に伝えているよ
うです。

私、和歌など詠まず、週に一、二度はほろ酔い酒で歌を唄ったりしてますが、平
成も終わるというのに歌うのはほとんど昭和の歌だったりして。^^;
脳の訓練には、新曲も覚えるべきなんでしょうが、お勉強が行き届きません。w

色んなことが習慣になって、新しい刺激がないと、脳は衰えてしまいますね。
週に一、二度の外食でも、1年、2年と経つうちに、気に入ったおなじみの店に
行きがちで、新しい発見や開拓をしなくなりがちです。^^;

勇を持して初めての店に入って、不満を持つことも多々ありましたが、それも含
めてお勉強で、脳の訓練。w
この頃は、視覚や匂いに惑わされないよう、密かにWオーリングテストで適・不
適を決めてたりして。w

先月は、四条大宮の近く、後院(こういん)通を上がった裏で、美味しい店を見
つけました。
後院通は、明治時代に京都市三大事業の一環として市電を通すために、碁盤の目
の京都には珍しく千本三条と四条大宮にかけて斜めに走らせた道路ですが、市バ
スも多く走っているにもかかわらず「後院通」の名前はほとんど知られておらず、
よく千本通りと間違われています。^^;

「ほっこり酒場 なごみ家」という名前の店ですが、壬生操車場の北隣のマンショ
ンの横を西に入り、一筋目を北へ上がったところにありますが、後院通からは見
えません。
ご夫婦で相当永く営業されてるのですが、6時過ぎに満席では入れなかったこと
もあり、こんな場所でも繁盛してるんだと驚きでした。w

確かに、味といい、値段といい、品数といいお値打ちのある内容で、満足しまし
たよ。
1.内装も奇麗で、カウンターや座敷のほかに、中庭もあり、トイレも奇麗です。
2.初めのお通しは日替わりで、4品付いてきますが、どれも丁寧で良いお味で
す。
特に魚料理が美味しく、岡本さんご夫婦の対応も気持ち良くて、店名の如く、ほっ
こりとなごめる静かなお店です。

日曜がお休みなので、行けても週一ですが、習慣に埋没しないよう、新たな発見
も目指しましょう。w
春の陽気は、遊行の心を掻き立てるようで、予約のない日は勉強や研究に充てて
るものの、家に籠ってると何だか損したような気分になります。^^;

そろそろ夜桜の映える頃ですが、まだ夜の外気は寒く、夜は室内で飲食するのが
良いようです。w
本日は、4月最初の水曜日ですので、例によっての水曜会。
料理の方も仕上がりました。

明日は午前が忙しいので、これをアップしたら、散髪に参ることにしましょう。

(田尻君、QPカットよろしく。たまには食べにおいで。)
今日のメニューは、以下の13品です。
1.刻みオクラとナメコの麺つゆ和え。
2.ホウレンソウの摺り胡麻豆腐白和え。
3.焼き白ネギのクルミ味噌ぬた和え。
4.ヒジキ、ブナシメジ、黒ゴマ、蒸し大豆の炒め煮。
5.春キャベツのコールスロー、プチトマトを添えて。
6.ハーブソルト豚ローストンカツ、レモンを添えて。
7.エリンギとポークのスパイシーガーリック・ペッパーステーキ。
8.豚バラ肉、ニラ、キムチ、炒り卵ソテー。
9.赤身卵「どん玉」の温泉玉子。
10.ワサビ菜、水菜、京揚げの炊いたん。
11.鮭ハラスの焼いたん、レモンを添えて。
12.京からし菜の一夜漬け。
13.京絹揚げのバター焼き、九条ネギをたっぷり散らして出汁醤油掛け。

28日甲子の不動明王、大黒天ご縁日前日、3月 最終水曜会

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3月も後4日で終わり、嵐山の桜はまだ蕾ですが、来週からは咲き出すことでしょう。
家の桃は全開をやや過ぎて、散り始めましたが、こちらの桜の見頃は来週の後半
になるかと思われます。

明日は28日で不動尊の縁日ですが、甲子(きのえね)の日に当たりますので、
大黒天の御縁日にも当たります。

古来、日本では、60日に一度の甲子の日の夜に子の刻まで起きて、商売繁盛、五穀豊穣などを子(ネズミ)を使者とする大黒天に祈る祭り
がありました。
子の刻(深夜12時)まで起きて、大豆・黒豆・二股大根など食しましたものです
が、この祭りは甲子待、甲子祭、甲子講などとも呼ばれています。

大黒天様を祀る寺院では、必ずこの日に供養がなされますが、大黒天はキチンとお祀りし、ご供養すれば八万四千もの眷属を遣わして、毎日1000人の人々をも養う功徳
があるといわれてきました。w
これは、「佛説摩訶迦羅大黒天神経」に由来するものですね。

抜粋すると、「ノウマクサンマンダ、ボダナン、オン、マカキャラヤ、ソワカ。
この呪を持たん者は、我が体を若しくは五尺、若しくは三尺、若しくは五寸に、
その形像を刻みて、伽藍に安置し、若しくは家内に崇敬せば、我れ七母女天の眷
属八萬四千人の福徳神を遣わし、十方に遊行して、毎日一千人を供養せしめん。」
とあります。

「甲」は「十干」の初めで、「子」も「十二支」の初めで、そして、「甲子」は
六十干支の最初の干支です。
「子」は新しい生命力が想像されて芽が伸び始める事を表します。
「甲」は新しい生命力が始まる事を意味します。
「子」が陰陽の交合から生じる状況を、「甲」が生じたものに対する主体的な対応の仕方を表しています。

中国の古典の『詩経』には「戊午に革運し、辛酉に革命し、甲子に革政す」とあります
が、「甲子」の時には、新しい王朝や政府が法令を定めたり、新設の会社が社則を作ったりするものとされてきました。

歴書の注には、「甲子日」を、以下のように述べています。
この日から始めたことは良い流れを持ち続く。
この日に行動を起こすと、運が良い流れを持つ。
長く続けたい物事は、この日から始めると良い。

色々な言われ方をしますが、要するに、「 事始め」の吉日であるとされますね。w
例えば、俗に甲子日に、お財布を購入すると財運が上がると言われています。
その日から、その財布を大切に、丁寧に使い始めると、お財布の中身が暖かくなっ
てくると言われています。w

暦注自体、個人の運気律は百人百様ですので、あまりあてにはなりませんが。^^;
それでも、良い因縁生起を願って、縁起を大事に行動を始めるのは良いことと思
います。

個々の運気律を論ぜず、天の時としての「甲子」は、基本的な姿勢として、ちょうど草木の芽が古い、固い殻を破って出
てくるように、旧来の陋習(ろうしゅう)を打破して改革に取り組むべき事を示
しています。

然るに、「子」には、「増える」とか「はびこる」との意味があり、新しい問題
が色々と発生してくることもあります。^^;
しかも新芽が出たばかりの状態で、まだまだ陽気は弱く運勢も盛んではないので、
物事を性急に進めようとすると失敗する事を示しています。

これからの花実となる新しい種子を育て、不調・不具合・不吉なことは改めて、
この日から始まる60日の始まりの日として活用しましょう。

推命学や算命学で、空亡をあまりに怖れるきらいがありますが、子丑空亡の人も、
子丑の年月日に別段新しい縁や営みがすべて損失するものではありません。
我や欲を出さず、争わずが大事で、亡失や失念には注意が必要ですが、空亡期に
学び得たことが役立ちますので、学びを意識して行動してもらいたいですね。

空亡は、もとより空なる次元にある神仏とは縁ある期間なので、物品的なグッズ
は求めず、神仏と対座してみるのも良いですね。
甲子の日だけに御開帳される大黒天は、京都では松ヶ崎大黒天があります。
私がたまに行くのは、天王山の中腹にある宝積寺(ほうしゃくじ)通称「宝寺
(たからでら)ですが、ここも対座出来て、ご祈祷の御利益は霊験あらたかと言
います。w

烏丸の因幡薬師堂「平等寺」には、胎蔵界曼荼羅に描かれている憤怒相三面六臂
大暗黒天が祀られていますが、このお姿こそ元来の大黒天です。

大黒天と毘沙門天、弁財天が一体になった三面大黒天は、東山の圓徳院にある豊
臣秀吉の念持仏や比叡山延暦寺の大黒天堂の出世大黒天、今熊野観音寺の本堂に
ある三面大黒天像など、数多あります。

28日は、不動明王の縁日でもありますが、近畿三十六不動明王霊場のうち11
が京都市にあります。
大覚寺、仁和寺、蓮華寺、大原三千院、曼殊院、青蓮院、聖護院、智積院、北向
山不動院、醍醐寺、岩屋寺がそれですが、三十六霊場一つ一つで水晶玉を授かり、
一連の念珠になったときは達成感がありましたよ。w

三十六不動では、比叡山延暦寺の無動寺明王堂にはよく通い、先代阿闍梨さんと
ダベッてましたが、葛川明王院には毎年の禊行で三の滝に浸かるときお世話になっ
てました。w

ここ2,3年は、冬の行事で東山の智積院、青蓮院、その飛び地の昇龍殿に不動
明王とご対面に行くのですが、三十六不動には入っていませんけれど、東福寺の
塔頭、同聚院の十万不動は見事なものです。
謎に結界を切ったように参拝者が入ってこないので、時間を気にせず参拝祈念で
きるのが幸甚です。w

今日の水曜会にて今月の仕事はすべて終わり、明日は好きに一日を過ごすことに
します。w
やれ、キャップやら靴を買うんだとか、夕刻からは飲み歌いするのだとか、雑事
はありますが楽しい一日になると良いですね。w

さて、3月最終水曜会、準備の方は整いました。
今日のメニューは、以下の12品です。
1.ワサビ菜、水菜、ツナ、蒸し大豆のポン酢サラダ、桃の花びら散らし。
2.鶏胸肉の生ハムとアボカドの明太子マヨネーズ掛け。
3.ホウレン草の摺り胡麻辛子豆腐白和え。
4.キハダマグロのワサビだし醤油ヅケ、焼き海苔を添えて。
5.刻みオクラと納豆のだし和え。
6.ヒジキ、蒸しサラダ豆、シメジ、エノキダケ、黒ゴマの炒め煮。
7.菊菜のクルミ・摺り胡麻・辛子・酢・白味噌和え。
8.牛ハラミ、エリンギ、ブナシメジ、ホワイトブナピーのソテー。
9.鮭の塩焼き、レモンと大根おろしで。
10.サバの水煮、マッシュポテト・マスタード・マヨネーズソース掛け、パセ
リ散らし。
11.京絹揚げのバター焼き、九条ネギ散らし、クルミ味醂味噌を添えて。
12.赤身卵「どん玉」の温泉玉子、卵用だし醤油か牡蠣醤油で。

春分の日、お彼岸中日前日にて、水曜会

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先週は2日ほど、愛宕や比叡が雪化粧になった日がありました。
1.叢雲立ち上る愛宕山の光景。

暑さ、寒さも彼岸までと言いますが、冷えても冬には戻ることなく、一雨ごとに
春は熟して行くようです。
今日は快晴となり、朝の散歩はすこぶる快適。w

2.嵐山遊歩道の土手も、緑が萌えています。
3.嵐山東公園の桜はまだ蕾ですが、敷地の桃は八分ほど咲いております。
せっかくですから、この桃の花をサラダにあしらって食すことにしましょう。w

18日から春の彼岸に入りましたが、明日は春分の日で、お彼岸の中日になりま
すね。
日本では、春分の日は、「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日として、秋分
の日は、「祖先を敬い、亡くなった人々をしのぶ」日として、国民の祝日に定め
られています。
春分の日も、秋分の日も、前後3日間を入れた1週間がお彼岸期間になります。

仏教では、ご先祖様のいる世界、極楽を「彼岸(ひがん)」、いま私たちが生き
ているこの世界を「此岸(しがん)」といい、「彼岸」は、西に位置し、「此岸」
は、東に位置するとされています。
3月の春分の日と9月の秋分の日は、太陽が真東から昇り、真西に沈むので彼岸と
此岸がもっとも通じやすい日になると考えられ、この時期に先祖供養をするよう
になりました。
先祖供養でなくとも、この日に沈む太陽を拝むことは、西にある極楽浄土に向かって拝むことになるの
で功徳になるといわれています。w

お彼岸では、お盆の時のような特に決まった行事や飾りつけをすることはありま
せんが、一般的には中日の前後にお墓まいりに行きますね。
実は、お彼岸にお墓参りをするという習慣は日本独自のものです。w

お彼岸には「彼岸会(ひがんえ)」が、いずこのお寺でも行われますね。
彼岸会は、お寺で故人の供養をすると同時に「六波羅密」の教えを会得する大事な行事です。
日本仏教独自の行事ですが、古来の民俗信仰とも深く結びついた「盂蘭盆会」や
「施餓鬼会」と共に仏教の年中行事の中でも最も一般的に盛んに行われています。

彼岸会の法要の歴史は、平安時代の中頃までさかのぼります。
当時、浄土思想が盛んになり、真西に沈む太陽を見て、西方極楽浄土を思い描く
「日想観」という修行が盛んに行われました。
この修業によって極楽浄土に行けると信じており、お寺では法要をしっかり営む
ようになったといわれています。

彼岸会で大事なことは、本来、悩みや苦の世界から悟りの境地に達するための修行、六波羅蜜を会得することだ
とされてきました。
お彼岸の期間の7日間は、中日がご先祖さまに感謝(かんしゃ)する日。
その前後6日間は、人が生きていく上で良いことと悪いことをきちんと判断し、
正しい行いができるようになるための6つの行いを1日に1つずつでも実践する大切な期間だということです
ね。w

ちなみに、お釈迦様が説いた六波羅蜜(ろくはらみつ)とは、こんな行です。
1.布施(ふせ)
人に施しを与えること、たいそうなボランティアでなく、笑顔や明るい好意の声
掛けも立派な布施行になります。
2.持戒(じかい)
戒律を守り、省みることですが、法律や道徳に限らず、自律を大事にしましょう。
3.精進(しょうじん)
つねに努力することですが、もう一歩、昨日よりもひと踏ん張り、力を発揮して
みましょう。
4.忍辱(にんにく)
苦しくても耐えることですが、不平、不満は口にせず、不快や怒りを表さぬこと
です。
5.禅定(ぜんじょう)
心を落ち着かせること、安定させた状態で自己修養することですが、瞑想が良い
効果があります。
6.智慧(ちえ)
正しい判断力をもち、物事の真実を見る目をもつことですが、これが一番難しい
ですね。^^;

神仏に問いかけても、こちらの受信能力がないせいか、なかなかオイソレと答えが返って来ないものです。^^;
時に、不動明王さんに向かって、答えんかい!などとケンカを売ると、テキメン、
片目が真っ赤になって痛むことがあります。w

第6チャクラ、第3の目を開いて、物事を見通すのも難しいものです。^^;
そこで最近は、第8チャクラ、頭頂にある第7(クラウン)チャクラの上に、仏
頂尊があると仮定して、そこから俯瞰して観ようと試行しています。w

超心理学ではハイヤーセルフといいますが、身体が損なわれようが、心がけがれ
乱れようが、輪廻転生もせず、常に自身と共にあり、全てを見通している存在を
仏頂尊と名付けてみました。
エネルギー療法や気功療法を行うとき、意識の活用は大変大事な重点ですが、
Wオーリングテストや、TL(セラピー・ローカりゼーション)筋反射テストのと
きなどに意識してみると、我が仏頂尊、その効果は如何に?w

この6つの徳目、六波羅蜜を実践することで私たちは浄土の世界に到達できる人になる、と言われています。

が、別に、仏道を修行せずとも、お彼岸の7日間は、心安らかに、穏やかに過ごしたいもの
ですね。

この時期、京都は墓参りラッシュになりますので、天龍寺三秀院の墓参りは明日
の早朝に済ませることにします。
毎月、20日から24日は顧問先への指示書作成の集中期間ですが、カウンセリング
の予約が入ったりもしますので、時間に追われてバタバタしがちです。^^;

ところで、春のお彼岸には「ぼたもち」を、「秋のお彼岸には「おはぎ」を供え
るのが一般的ですね。
実は、モノは同じですが、「ぼたもち」と「おはぎ」は、それぞれ「牡丹餅」、
「お萩」と漢字で書きます。

これは、春のお彼岸の頃には「牡丹」の花が咲き、秋のお彼岸の頃には「萩」の
花が咲くことに由来しています。
こだわってるお店によれば、牡丹の花は、大きな花ですから「ぼたもち」は大き
めに、「萩」は小さな花なので「おはぎ」は小ぶりに作ってるとか。w

その起源を遡ると、江戸時代にお彼岸や四十九日の忌明けに食べる風習が根付いたようです。
日本には古くから邪気を払う食べ物への信仰がありましたが、あずきの赤色には、災難から身を守る厄除けの効果があると考えられていたようです。

しかしもともとは先祖を崇拝するためのお供え物であり、自分たちで食べるためのものではなかったとも言われています。w
昨今の墓参りでは、お供え物は放置せず、供えてから墓所で食べるか、持ち帰っ
て食べるのが良いですね。

本日は、水曜会にて、「ぼたもち」は如何かと思いましたが、私はでんぷん・糖
質の制限が持戒でもあり、自戒、忍辱の項目にも当たりますので、買えませなん
だ。w
前日、一個だけでも破戒しようかしらと、買い物かごにそっと忍ばせたら、ヤマノカミ
が商品棚に戻しましたわ。^^;
いや、いや、これは仏様へのお供え物と言い張っても、聞く耳もってはくれませ
んから。w

このところ、朝はもち麦入りのご飯とか、キノコ・もち麦入りの炊き込みご飯と
かを100〜150g、味噌汁と焼き魚に野菜を添えて食べていますが、夜はほ
とんどでんぷん・糖質を減らした料理を作っています。

以前は、野菜から食べるのが糖質の吸収を妨げて、ダイエットに良いとか言われ
ていましたね。w
最近では、肉から先に食べるのが良いとか、マイタケなどのキノコから食べるの
が良いとか、諸説あって何が良いのかワケワカメですが、夜のでんぷんは控えた
方が良いようですよ。^^;

今日は春分の日の前日ですが、例によっての水曜会。
精進料理ならぬタンパク質十分の料理になりましたが、野菜にキノコもたっぷり
摂ることにしましょう。w

今日のメニューは、以下の12品です。
1.湯がきブロッコリー、辛子マヨネーズに付けて。
2.水菜、蒸しサラダ豆、ツナのポン酢サラダ、桃の花びらを散らして。
3.サラダ菜と鮭の中骨缶のフレンチドレッシングサラダ。
4.刻みオクラと納豆の出汁醤油和え。
5.茹でスペアリブのステーキソース炙り焼き。
6.茹で豚足の炙り焼き、辛子酢味噌を添えて。
7.豚骨ベースの3種のキノコ、セロリ、人参、玉ネギ入りカレー。
8.京絹揚げのバター焼き、クルミ味醂味噌を添えて。
9.ホウレンソウの摺り胡麻辛子白味噌和え。
10.京畑菜と京揚げの炊いたん。
11.牛ロースのステーキ、キウイ・ソイソース添え。
12.炒り黒豆。

福田 龍博

嵯峨の釈迦堂、清凉寺のお松明式前々日、本日は 水曜会

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昨日は、奈良の二月堂でお水取りが行われ、春の訪れが告げられましたね。
同じく今日は奈良の春日祭がありますが、久しく奈良へは行ってないなあ。w

このところ、めっきりと春めいてきたようで、敷地の桃も咲き出してきました。
京都でも明後日、春を告げる祭りが行われます。
それは、嵯峨野の清凉寺で、毎年3月15日に行われる「お松明式」と呼ばれる火祭り
です。

私どもは、清凉寺と呼ぶより、「嵯峨の釈迦堂」と呼ぶ方が分かりやすいですが。

秋の「鞍馬の火祭」、真夏の「五山の送り火」とあわせて「京都三大火祭」と称
されています。
清凉寺の境内に設えられた高さ7メートルの大きな松明に火が投じられて、
火勢の強弱でその年の農作物の豊凶を占う、伝統ある行事です。

当日、本堂前の広い境内の真ん中に、大きな松明が3本設営されます。
夕暮れの始まる18時ころには、まだ人はそんなに集まって来ていませんので、
松明の近くに行ってその大きさをじっくり見ることができます。

露店も多数出ますので、これも楽しみなところです。
お寺ですが、この日は葷酒山門に入るを許されますので飲めます。w

夜20時ころから、涅槃会(ねはんえ)及びお松明(たいまつ)式が執り行われ
ています。
お松明式は、釈迦が荼毘に付される様子を再現した行事です。

20時過ぎから、高張提灯の列が、本堂から大松明のしつらえられている境内の広場にやって来て、お松明の行事が始まります。
まず、護摩壇に火が入れられて、ものすごい煙が上がります。
その後護摩壇の火が大松明に順番に投じられて、あっという間に松明から炎が燃
え上がり、松明も燃えていきます。

1.以前、行ったときの火の様子。

すっごい火勢で、ロープ付近で見物すると、風の向きによっては服や帽子が焦げ
ますので注意が必要です。^^;
境内のどこで見物してても、コートや帽子には火の粉や灰がいっぱい掛かります。

松明や炭の焦げた火事場のような匂いが服にしみ込みますが、これはこれで無病
息災の御利益が。(ウソ爆)

清凉寺は「源氏物語」の光源氏が造営した「嵯峨の御堂」に目される寺院です。
それは清凉寺の本尊釈迦如来像が、古来より多くの人々に信仰を集めてきたこと
に由来しています。

本堂も良く、阿弥陀堂も良いのですが、私が清凉寺に行くときは、必ず一切経蔵
を参ることにしています。

一切経蔵には、法輪と呼ばれる手押しで回転する逗子(ずし)があります。
この法輪を回すと一切経を一読した効果があるといわれるものです。w

四方には仏法護持の四天王が配置されていて、これも見事な迫力あるものです。
静かな部屋で、休める椅子もあり、あまり人が訪れないのが良いですよ。w

4月と5月は春の特別開帳で、霊宝館に収蔵されている秘仏の公開が値打ちがあ
ります。
平安時代作の毘沙門天立像や四天王立像、文殊菩薩騎獅子像や普賢菩薩騎象像な
どの重要文化財、国宝の藤原時代初期の作である木造阿弥陀如来両脇侍像などと
直接ご対面できるのが良いですね。

嵐山から嵯峨の桜は、3月30日くらいから4月6日までが丁度見頃になること
でしょう。
毎年、一度は手弁当で近くの花見を楽しんでいますが、住んでても嵐山から嵯峨
の景色は飽きが来ません。w
来週、春分前からは指示書作成の集中期間に入りますが、3月最終週辺りからは花を求めて遊行をしましょう。w

さて、本日は水曜会。
料理の方は、仕上がりました。
今日のメニューは以下の12品です。
1.いづみ式小麦粉使わず山芋のお好み焼き風ふわふわ焼き。w
2.便通に大変よろしい刻みオクラの麺つゆ和え。
3.京壬生菜のお浸し、だし醤油絞り。
4.コンニャクとワカメでできてる麺、「磯小鉢」の胡麻油中華ドレッシングま
ぶし。
5.菊菜の白味噌・豆腐・練りからし・摺り胡麻の白和え。
6.牛すき焼き、マイタケ、シメジ、椎茸、京麩、豆腐入り。
7.タコと大根の煮つけ。
8.鶏ミンチ、エノキダケ、シメジの味醂味噌。
9.小松菜と京揚げの和風あっさり炊き。
10.鮭ハラスの焼いたん、レモンを添えて。
11.赤身卵「どん玉」の温泉玉子、牡蠣醤油で。
12.皮付きピーナッツのピクルス。

二日灸翌日、本日は3月度気の科学体験講座開催

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昨日の京都は快晴でしたが、朝、愛宕山も比叡山も雪化粧でした。
今朝も快晴で、絶好の講座日和ですが、朝7時過ぎ、愛車は霜に覆われてました
よ。w
日中はポカポカ陽気で、暖かくなってきたとは言え、まだまだ冷えには注意が必
要ですね。^^;

昨日は旧暦の2月2日で「二日灸」の日でした。
「ふつかやいと」や「如月(きさらぎ)灸」とも呼ばれますが、旧暦2月2日、
8月2日にお灸をすえることで普段の2倍の効果があり、病気にならず、再難を
逃れ、無病息災で暮らせるといいます。w

昨日は、私も膝の皿の上に灸をすえ、気血の巡りを良くしましたが、この時期、
冷えで固くなった筋腱を和らげたり、筋硬縮を解いておくのは良いことです。
旧暦の二日に拘らずとも、この時期いつでも効果的です。w

痛みに冷えは厳禁ですが、冷えると人体の筋繊維も拘縮しがちで、関節や無理の
掛かっている筋肉が硬結して様々な痛みや不調を引き起こします。
どこにも痛みはないし、身体も動くと思ってる人でも、自然と姿勢や体形が崩れ
ている場合が多いものです。

それが加齢や一時的なショックによって、五十肩や腰痛、膝痛などになるのはよ
くあることですね。w
私も行政上は高齢者に分類されましたが^^;後期高齢者の方でも健康で活躍さ
れている方はほとんど姿勢がシャンとしていますね。

加齢によって、身体のラテラルライン(左右外側のライン)は外へ下へと崩れて
いきます。
それによって、O脚になり、巻き肩、猫背になって身体の可動域が制限されるほ
か、内臓も下垂して機能が悪くなります。

地球は、北極星を中心として見ると、反時計回りに自転しています。
そこに重力が働きますので、この螺旋力に対抗して私たちは生きています。

それゆえに、私たちの体内では、時計回りの螺旋力が働いているといえます。
するとその力の影響で、自然と体は時計回りの回転がついています。

だからがゆえに、人の脊椎と腰椎は左に変異するのが自然の法則です。
そうして仙骨は左が下がり、尾骨は右にズレているのが一般的です。

不調や不具合を感じていない人でも、この法則は働いています。
ちょっとこのことを試してみましょう。w

普通に椅子に座ってみてください。
多くの人は、後ろから見ると、左の尻が右に比べてわずかに前にズレていること
が多いものです。

その場で左手を真っすぐ前から上げてみましょう。
左耳についたり、耳より後ろに腕が上がるでしょうか?
真っすぐ腕を前方に伸ばして、人が前腕に手を置いて下に下げようとするのを、
どのくらい耐えられるでしょう?

じゃあ、意識してほんの1cmほど左のお尻を後方に下げて座ってみましょう。
そうして腕の挙上をしてみると、さっきよりぐんと腕が後方まで伸びることでしょ
う。w
出力テストをしてみても、さっきよりずいぶん力が入るのが分かります。w

気づきは会得の最初なりで、加齢に負けず、地球の自転と重力負けずに、反作用
を用いるべく、座るときにはベストの位置に尻を落として、姿勢を整えることに
しましょう。^^v

気は心とも密接な関連がありますが、生理学的、物理的にも人体に影響を与えま
す。
身体に触れずとも、その作用は働くものです。

気を発することを発気といいますが、別段特別な訓練をしなくても、人は気を発
していますよ。w
食い気や色気の気は、「ケ」と読みますが、それはモヤモヤと雰囲気として立ち
上る気です。w

例えば、家のヤマノカミがよくすることですが、ご機嫌悪い表情で私を指さし、
しかも掌を上にしてることがありますが、これは物理的な心身への攻撃でもあり
ます。^^;
人差し指を顔に向けられると、人は不快を感じますが、これは親指と3,4,5
指で気を螺旋状に増幅し、人差し指から発していることに他なりません。w

指先は脳と共鳴している部分ですが、人の指先からはよく気が出ています。
掌からも、誰でもよく気が出ています。

発気功は、この気を使って、人の不調を治すものです。
意守丹田とか、呼吸の妙は大事な秘訣ですが、やったことのない人でもできる発
気功をやってみましょう。w

家族かパートナーで試してみるとよく分かりますよ。
先ずは相手の立ち姿勢のバランスをテストしてみましょう。

肩幅程度に立ってもらって、その姿勢を維持してもらいます。
先ずは右手で相手の左肩を真横に押して、耐えてもらいます。
次は左手で相手の右肩を真横に押して、耐えてもらいましょう。

多くの人では、右から押すとしっかり耐えられるのに、左から押すと姿勢が崩れ
てしまう人が多いものです。w

その姿勢で、両手の指をしっかり組んで、下に腕を伸ばしてもらいます。
その手にこちらの拳を乗せて、体重を相手の手にあずけて耐えてもらいましょう。
次は後ろ手で指を組んで、腕を下にしてもらい、同様に拳を乗せ体重をかけてみ
ましょう。

多くの人は、前から体重をかけても踏ん張れますが、後ろ手に組むと耐えられず、
身体が崩れてしまうものです。w

じゃあ、身体に触れずに、即座にこのバランスを整えてみましょう。
先ず、相手の左側に立って、額の前方に左掌、後頭部の後方に右掌を配置します。

相手が男性の場合、右手の5指を下向き、左手の5指を上向きにしましょう。
相手が女性の場合は逆に、右手の5指を上向き、左手の5指を下向きにしましょ
う。

これを陰陽発気掌と呼びますが、そのまま、両掌から気を出すことをイメージして、7秒ほど待ってください。

次に、両手の形はそのままで、相手の背後に回ります。
すると、相手の右側頭部の外側に右掌、左側頭部の外側に左掌が配置されます。
その位置で、同様に陰陽発気掌で、7秒ほど、気を当てましょう。

最後に、その位置のまま、三指銃形掌を用います。
親指を天に向け、人差し指と中指を揃えて相手の両こめかみに向け、薬指と小指
は内へ向けます。
慣れると気線を感じますが、何も感じずともこめかみ辺りに2指を向けるだけで
効果はありますので、このまま指先から気を発して10秒ほど待ってください。

これで、施術は完了です。w
施術前にやったバランステストを再度、試してみましょう。
左右のバランスも、前後方のバランスも、出力が高まり、思い切り強く押しても、
身体を預けてもびくともしなくなってますね?w

これであなたも貴公子、ちゃう、気功師の仲間入り。(ワラ)
人体の機能は不思議なことばかりで、見事に精妙な復元力があるものです。
そうした一見不思議な体験を通じて、活き活き生きる生活や、健体康心のセルフ
ケヤーにも役立ててもらえればと思います。

一瞬で身体の可動が良くなる立位ゼロポジション抜長法や、肩甲骨はがしや頸椎
調整をせずとも一瞬で首や肩の不調、腰痛などを解消する活法も、人体の精妙な
復元作用に驚きます。

脊椎のどこに異常があるのかも、TL(セラピー・ローカライゼーション)テスト
の応用で、Wオーワングテストを行えば、本人の無意識の脳脊髄反射反応が教え
てくれます。
この反射反応を利用すれば、アジャストや押し込むこと不要で、触れるだけで身
体は健康な状態に戻ろうとしてくれます。

心身を整え、瞑想もしばし味わって、快い時間を過ごしましょう。
講座が終われば、会場をこちらに移して、懇親会で歓談しましょう。

春めき、陽気が高まり、緑が力を与えてくれる候、京野菜などを中心に楽しいひ
と時をご一緒しましょう。
今日のメニューは以下の14品です。
1.水菜、鮭の中骨水煮、蒸し大豆の手作りポン酢サラダ。
2.京畑菜の辛しだし醤油和え。
3.ブロッコリーの黒胡麻ドレッシング温サラダ。
4.ホウレン草の摺り胡麻白和え。
5.バリ島のミーゴレン・ウダン・サユール。
6.かぼちゃの京煮。
7.玉ネギたっぷり肉じゃが、八味を好みで。
8.京絹揚げのバター焼き、クルミ・ピーナツバター・味醂味噌で。
9.鶏胸肉ミンチ、玉ネギ、エノキダケ、タイ・プリック唐辛子のつくねバーグ。
10.赤身卵「どん玉」の温泉玉子。
11.ワサビ菜とエリンギの胡麻油炒め。
12.京からし菜の昆布・塩一夜漬け。
13.マイタケ、シメジ、椎茸入り粗挽きミンチのガーリック肉味噌。
14.皮付きピーナッツのピクルス。

本日は啓蟄にて、3月最初の水曜会

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今日、3月6日は二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」です。
啓蟄は春の季語にもなってますが、「啓」は「開く」、「蟄」は「虫などが土中
に隠れ閉じこもる」意で、大地が温まり、冬眠をしていた虫たちが穴から地上に
出てくる頃という意味です。

柳の若芽が芽吹き、フキノトウの花が咲き、桃の花が咲き始め、ウグイスが囀り
始める頃と歴書にありますが、二十四節気は元は中国から由来しているため、若
干の季節のずれが生じています。
通年では、虫が冬眠から起き始める平均気温10℃を超えることが少ないため、
「啓蟄」とはならないことが多いです。^^;

とはいえ、今冬は暖冬で、このところずいぶん春めいてきてますね。
昨日の京都は快晴で暖かく、いやはや日が長くなったことよと感じましたわ。

今朝は曇天ですが、風もなく、寒くもなく、一雨ごとに春が来る気配ですね。
朝の散歩で、虫はまだ見かけませんが、若芽、若草の緑がよく目についてきまし
たよ。

啓蟄は、さらに二十四節気を3つに割り、一年を七十二の候で分けた七十二候で
は次の三つに相当します。
蟄虫啓戸(むしかくれて、とをふさぐ)。
桃始笑(もも、はじめてさく)。
菜虫化蝶(なむし、ちょうとなる)。

それぞれの候は5日ずつを意味し、啓蟄の候は春分(3月21日)までの15日
間を指しています。
初候の「蟄虫」の虫は、虫に限らず、カエルなどの両生類や爬虫類も、ヤマネや
クマなど、あらゆる冬眠をしていて目覚め始める動物を意味します。

次候の「桃始笑」で、古来は「咲く」を「笑」と表現していますね。w
古事記や日本書紀を見ても同じで、当時は「咲」は「笑」だったんですね。

人は最初の3秒以内で印象づけられてしまうものですが、笑顔は必ず会った人に
好印象を与えるものです。
笑顔は、「咲顔」ですので、花がほころんだような微笑や、花びらが開くような
笑い顔が、人の心を開くようです。

人生の主人公は主体である自分ですが、全ては作用と反作用。w
意識して笑顔(咲顔)を振舞って、笑顔が返ってくることが、福招きになります
ね。^^

末候の「菜虫」とは、葉物の植物につく青虫を意味します。
この時期は、越冬した蛹(さなぎ)が美しい蝶へと変わり始める時期を意味してい
ます。

自己嫌悪や自己閉塞などで気も籠りがちだった人も、春の陽気を利して、季節が
移り替わるように陽転して行きましょう。
朝、鏡を見たら笑顔を浮かべ、最初に顔を合わせた人には笑顔を振舞い、一日3
度は意識して笑い声を出すことが、良い効果がありますよ。w

顔が凍り付いて微笑がどうしても引きつってしまう場合は、歯ブラシでもボール
ペンでも横に咥えたら、口角が上がる作用があります。w
声を出して話すことが苦な場合は、朝食の際、「美味しい」とか「元気になる」
とか「ありがとう」とか、何でもプラスの言葉を口にすることが効果的です。

笑うときは、ハ音で3音節以上、「ハハハ」とか「ハッハッハ」とか声に出すの
が良い作用があり、「アハハ」でも同様です。
時に耳にしますが、「ハ!」と一声叫ぶように笑うのは「笑い捨て」^^;
「ハハ」とか「ハッハ」とかの2音は「笑い消し」で、例えば「すまん、すまん」
はホントに済まないと思ってないし、「ごめん、ごめん」は本気で詫びてないで
すよね?w

神社では2度柏手を打ちますが、2度打つことで自身のけがれある気を消し、神
の波長と同調するための作用でしょう。
神社はその土地の一番のエネルギースポットに建てられているものですが、神と
はエネルギーであり、ご神体などに宿るモノです。w

心身の不調や、状況の不適応などは、自分の気に適応の乱れが生じているので、
強い正のエネルギーある神社に詣でて、気をチューニングすることこそ、祓い清
めとなります。
神社の気と自分の気が共鳴して力を得るには、小1時間ほど境内で過ごしたり、
本殿に参拝してご神体の近くで気を受けることが効果的ですよ。

お寺と違って、酒を厭う神は無しですので、この陽気に境内の片隅で、一杯ヤる
のも良いもんです。w
3日のひな祭りでは、白酒ならぬ芋焼酎とハイボールを嗜みw大宮寛遊園の「し
ず」ママから売り物ではないバラずしを頂いて、帰宅後も楽しんでましたが。w

閑話休題(あだしごとはさておき)、二十四節気では、啓蟄の前に当たる雨水の
日に雛人形を飾り、啓蟄の日に雛人形を片付けるのが良いと言う伝統があります。
雛人形をしまうのが遅れると婚期が遅れるという迷信もありますが、啓蟄の期間、
春分までにしまうのが一般的とされています。

前回も書いたと思うのですが、雛人形は高価なものであり、一年に一回だけ飾り
付けるものですので、片付けるのは良く晴れて湿気の低い日を選のが良いようで
すよ。

本日、3月6日からは、丁卯月に入ります。
一白水星が本宮に入る月ですので、私にとっては整理が課題。^^;
明日は確定申告を済ませ、底がすり減った5本指ソックスを処分して、諸々の整
理をつけてまいりましょう。w

3日後の第2土曜には、3月度の気の講座がありますので、そっちの組み立てに
も整理を要します。
飛騨からも参加者が来られるようなので、新しく開発した技法の紹介に拘らず、
基本と今までの展開を復習、整理できる内容にまとめればと思っています。

30秒以内で立ちバランスを整える気光発気功や、ダブルオーワングテストと掌
当て、一瞬で身体の可動域が良くなる立位ゼロポジション抜長法やネオ活法は、
その場で習得出来て役立つ技法ですので、基本の気の概念や操作法に長く説明を
置くより、実体験する時間を取ることがよさげですね。w

この頃は、脳の機能を利して心身の復元力を引き出すことに研究の重点をおいて
いて、頭蓋だけを触れて全身の可動域を良くし痛みを消すことや、揺らぎと螺旋
の動きをさらに進化させて、以前はなかなか難儀だったアトラス(第1頸椎)に
簡単にアプローチできるテクニックをお披露目したくてうずうずしてますが。w

あまり生き急ぐと良くないと、常々ヤマノカミが言ってますので、焦らず少しず
つ、一つずつを大事に進めて行きましょう。w
ここ数年、特に月日の経つのを早く感じてますが、ややもすれば行動が習慣に埋
没しがちで、基本日・木の外食も行くパターンが固定化してます。^^;

先だっては久しぶりの御用改め?で、四条大宮界隈にある隠れ家的な居酒屋さん
を発見しました。w
選んだ研修会に参加しても落胆どころか立腹することもあったり^^;ネットや
口コミ、あるいは紹介で来店しても失望することが多々あるもんですが、新しい
発見と満足が得られると、脳の機能も良くなるようです。w

おかげで、螺旋と揺らぎの用い方や、重力や身体の負荷を無くして機能を復元す
ることなど、新しい気付きを得ることができました。
温故知新は大事ですが、たまには新しい体験が大事ですね。^^

さて、本日は第1水曜日に当たって、3月最初の水曜会です。
準備を整え、ご来客をお待ちしつつ、講座の構想を整理することにしましょう。

今日のメニューは以下の14品です。
1.刻みオクラと摺り生姜の手作り麺つゆ和え。
2.菊菜の辛子・胡椒風味白和え。
3.ヤマトイモの摺りおろし手作り麺つゆ和え。
4.いづみ式ブロッコリーの胡麻和え。
5.いづみ式牛蒡と人参のかき揚げ。
6.大根、人参、エリンギ、豆腐、九条ネギ入り生姜たっぷりの酒粕味噌汁。
7.小松菜とちりめんじゃこの胡麻炒め。
8.白菜、白ネギ、エリンギ、人参、玉ネギ、鶏胸肉の六宝菜。
9.赤身卵「どん玉」の温泉玉子。
10.近江蕪と椎茸の赤味噌煮。
11.昆布だし風呂吹き大根、ネギ味噌を乗せて。
12.粗挽き合挽ミンチ、マイタケ、シメジ、椎茸の味醂肉味噌。
13.京絹揚げのバター焼き、クルミ・ピーナツバター味噌で。
14.皮付きピーナツのピクルス。

ひな祭りを控え(良いとこ紹介w)、2月最終水 曜会

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2月は28日までしかないので、明日が2月の最終日ですね。^^;
明後日からは3月に入り、3日はひな祭りです。

ひな祭りの起源は古く、中国までさかのぼります。
ホントは悲しいひな祭りの起源。^^;

昔、漢の時代の徐肇(じょちょう)という男がおり、3人の女児をもうけたにも
関わらず、3人とも3日以内に死んでしまいました。
その嘆き悲しむ様子を見た同じ村の人たちが酒を持ち、3人の女児の亡骸を清めて水葬したことに由来しているとされています。

日本に於けるひな祭りの起源は平安時代中期(約1000年前)にまでさかのぼりま
す。
その頃の人々は、三月の初めの巳の日に、上巳(じょうし)の節句と称して、無
病息災を願う祓いの行事をしていました。
陰陽師を呼んで天地の神に祈り、季節の食物を供え、また人形(ひとがた)に自
分の災厄を托して海や川に流したものです。

この上巳の節句は、古来中国の三国時代の魏より3月3日に行われるようになったと言われてい
ます。
中国では、漢初より両漢を通して行われた行事であり、官民そろって水辺に出て祓除をする行事
だったといいます。

また、平安時代の頃、上流の少女たちの間では「ひいな遊び」というものが行わ
れていました。
「ひいな」というのはお人形のことです。
紙や布などで作った人形と、御殿や、身の回りの道具をまねた玩具で遊ぶもので、
現代の「ままごと遊び」でしょう。
このことは紫式部の「源氏物語」や、清少納言の
「枕草子」にも描かれています。

長い年月の間に、こうした行事と遊びが重なり合って、現在のようなひな祭りとなっ
たようです。
上巳の節句が三月三日に定まったのは、600年ほど前の室町時代頃のことと思
われます。
しかし、この頃から安土・桃山時代にかけては、まだひな人形を飾って遊ぶ今の
ひな祭りとはかけはなれた、祓いの行事の日でした。

この日が華やかな女性のお祭りとなるのは、戦国の世が終り、世の中が平和になっ
た江戸時代からのことです。
江戸初期の寛永6年(1629)、京都御所で盛大なひな祭りが催されました。
この頃から、幕府の大奥でもひな祭りを行うようになり、やがてこの習慣は上流
から町民へ、大都市から地方へと大きく広がっていったのです。

そして江戸中期には、女性たちばかりでなく、女の赤ちゃん誕生を祝う初節句の
風習も生まれて、ひな祭りはますます盛んとなりました。
江戸市中には雛市(ひないち)が、日本橋十軒店(じゅっけんだな・いまの室町)
や浅草茅町(かやちょう・いまの浅草橋)など各所に立って大変にぎわいました。

またこの頃から附属のひな人形やひな道具の種類も多くなり、かなり贅沢なもの
が作られるようになりました。
幕府は節約政策を立てていたので、ひな人形の華美を禁じるお触れを再三出して
います。

明治に入ると、新政府は従来の節句行事を廃止して新しく祝祭日を定めました。
節句行事は一時衰えますが、しかし、長い間人々の生活に根を下ろした行事は簡
単になくなるものではなく、やがて復活します。
こうして上巳、端午、七夕など子どもに関係深いお節句は、いまも民間行事とし
て盛んに行われています。

ちなみに、雛人形は3月3日が過ぎたらすぐに片付けないと女の子の婚期が遅くな
ると言われていますが、片付ける時期は二十四節気のうちの「啓蟄(けいちつ)」
3月6日が良いとされていますよ。 w
昔、人形制作の安藤さんに聞いた話では、晴れた日に飾り、晴れた日にしまうの
が良いとか。
人形を長もちさせるためには、空気が乾いた日を選び、雨の日は避けるのが良い
そうです。

京都で3月3日に行われる「ひな祭り」行事は、上賀茂神社の桃花神事、下鴨神
社の流し雛が有名ですね。
我が家の近くの松尾大社でも「ひなまつり」神事の後で、松風苑の曲水の庭において、雅楽の調べとともに「流しビナ」の行事が
あります。

寺院でも、三十三間堂で「春桃会」が行われます。
三十三間堂の名前にちなんで「三」の重なる3月3日に法会が行われ、無料公開さ
れます。
千体観音を特設の高壇から遥拝することが出来て、華道池坊の献華式や青空説法なども行われ、3日限定の女性専用の「桃のお守り」も授与されます。

変わったところで女性にお勧めしたいのは、五条河原町にある市比賣(いちひめ)神社
の「ひいな祭り」。
市比賣神社の「ひいな祭り」は、あまり全国には知られていませんが、京都の人ぞ知る
「雛祭り」です。
ここでは他で見ることの出来ない「ひと雛」が見られます。

市比売神社は地元では「いちひめさん」と呼んで親しまれ、縁結び・子授け・女人厄除けなど、女人守護の神社です。
歴代皇后の御崇敬が篤く、現在も「皇后御祈願所」で、全国から厄年を迎えた女
性が参拝に訪れています。

「市比賣」の名は、もともと官営市場東市・西市の守護神として創建され、現在も京都
中央市場の守り神としていることに由来しています。
今でも商売・市場の守り神として全国に分社があります。
元は堀川の七条にありましたが、豊臣秀吉の時代に現在の地に移されました。

本殿は神社建築としては大変珍しく、北向きに建てられています。
これは市比賣神社が皇室守護の神社であることから、北の御所に向かって建てられてい
ると伝えられます。

市比賣神社の御祭神は、多紀理比賣之命(たぎりひめのみこと)、市寸嶋比賣之
命(いちきしまひめのみこと)、多岐都比賣之命(たぎつひめのみこと)、神大
市比賣之命(かみおおいちひめのみこと)、下光比賣之命(したてるひめのみこ
と)の5柱で、全てが女神様という日本でも珍しい神社です。

そんなことから女性の守り神とされ、良縁、子授け安産など全ての女性の悩み・お願い事にご利益があるとされています。
市比賣神社でぜひ手にしておきたいお守り、それは「おとう鈴」です。
「おとう」とはトイレのことで、古くから建物の東方にお手洗いを建てると家が
栄えるといわれていたところから「御東」とされています。

現在でも宮中では、お手洗いを「おとう」と呼んでいるそうです。w
龍彌は私のことを「おとん」と呼びますが、「便秘気味の時、おとんの顔を見る
とすぐにうんちできる。」と言うのには、釈然としません。。^^;

閑話休題(話を元に戻して)、そんなトイレの守り神が「おとう鈴」で、病や事
故を防ぎ、鈴の清々しい音で不浄を祓うとされています。
日本では家屋の全ての部屋に神が宿ると言われており、特に日常生活で最も必要な
お手洗いを清潔にして、守り神を崇めるということが大切とされているのです。

市比賣神社の「おとう鈴」は白木の台に乗せて綴じ目を手前にして祀ります。
そして一年が過ぎたらお手洗いの中で必ず割る、それが正しい祀り方とされてい
ます。w
一体2000円しますので、割るのは抵抗がありますが。^^;

神社の境内には、天之真名井(あめのまない)が有名です。
落陽の七名水の一つに数えられ、当社神宝天目椀「天之八塩(あめのやしお)」で汲
み出された「若水(わかみず)」を、歴代天皇の産湯に用いられたという伝承が残っ
ています。
現在も名水として茶会、花展・書展等に用いられる。また、絵馬を掛け、「天之
真名井」のご神水を飲んで手を合わせると、心よりの願い事が一つだけ叶うと伝
えられています。w

こじんまりとした境内の市比賣神社ですが、全ての女性の願い事を叶えるのに特化した
ような神社で、「することなすことうまくゆくご祈祷」を受けて授かる「ハッピー
カード」や、雛人形のように可愛い「姫みくじ」が有名です。
男子禁制ではないのですが、極めて女性のためにあるような京のスポットですの
で、厄除けや願いごとのある女性にはお勧めの神社です。

さて、家では特に雛は飾りませんが、本日は2月最終水曜日。w
ヤマノカミが喉を傷めて、酒焼けオンバのような声になってますので^^;生姜
を多用し、粘膜を守って免疫力を高めるような料理にしましょう。

今日のメニューは、以下の13品です。
1.ホウレンソウの摺り胡麻白和え。
2.菊菜のピーナツバター・味噌・味醂和え。
3.摺りおろし生姜と刻みオクラの麺つゆ和え。
4.アボカドと2種のチーズのアマニオイル削りカツオブシサラダ。
5.牛ロースとマイタケ・エリンギの焼き肉だれソテー。
6.近江蕪と刻み生姜の赤味噌煮。
7.ロールイカ、剥きエビ、ホワイトブナピー、エリンギ、白菜のとろみ五宝菜。
8.鶏胸肉の生ハム、湯がきブロッコリー、プチトマトの盛り合わせ、黒胡麻ド
レッシングで。
9.アジのナメロウ、好みで刻み九条ネギを添えて。
10.絹揚げのバター焼き、生姜味醂醤油掛け。
11.ヒジキ、蒸し大豆、エノキダケ、シメジ、黒ゴマの炒め煮。
12.赤身卵「どん玉」の温泉玉子、ヒマラヤの紅塩か卵用だし醤油で。
13.赤蕪の一夜漬け。