1月15日の本日は、小正月ですね。
お正月を締めくくるいくつかの節目のひとつになります。
正月飾りを片付けるタイミングで、こちらでは「どんど焼き」で、正月のお飾り
をお焚き上げしてもらいます。
忘れじと、私も朝、松尾大社に出かけましたよ。w
かつては、元服の儀を小正月に行っていたということから、1月15日は成人の日
という国民の祝日となってたものです。
然るに、その名前から小正月との関連が分かりづらく、かつ、高度経済成長期以
降の都市化などの影響で小正月自体がなじみが薄いものとなったこともあり、
2000年から成人の日は1月第2月曜日に変更されていますね。w
今は、18歳が成人となりましたが、選挙権や納税の義務があるも、酒や煙草は
ご法度なのは、成人なのに何だかな?w
正月を締めくくる行事ですので、当然ながら縁起食があります。
古く、平安時代の延長5年(西暦927年)の書物「延喜式(えんぎしき)」には、
小正月にいただく七種粥について記載があります。
七種とは、米・粟(あわ)・黍(きび)・稗(ひえ)・蓑米(みのごめ)・胡麻・小豆だったとか。
現代では、粟・黍・稗なんて雑穀は、小鳥のエサに売ってるくらいで、却って入手は難しく、値も張るかも?^^;
ましてや、蓑米なんて、食べたことないし。w
図鑑で調べると、別名カズノコグサやムツオレグサというそうですが、これもいい加減な記述。^^;
植物学者牧野富太郎博士によると・・
「カズノコグサは食用にならないため、ミノゴメではない。
ミノゴメは、平安時代の七草のうちの一つ「蓑(みの)」のことで食用になる。
食用になるムツオレグサをミノゴメとするべきところを、江戸時代は間違えてカズノコグサにミノゴメと名付けてしまった」と指摘し、カズノコグサと改めたそ
うです。w。
現代では、七種の穀物を各家庭で用意することは大変で、ご飯に小豆を炊いていただく「小豆粥」を行事食としていただく
ことが主流になってるようです。
といっても、だんだん日本の伝統である行事食の風習も廃れてきた感がありますね。^^;
行事食は、縁起食でもありますが、縁起は「因縁生起」の略。w
無理やり縁起を担がなくても良いけれど、移ろって行く時節の節目を祝い、感謝
と共に楽しむ風習は、日本の良き伝統だと思いますよ。w
ハロウィンやらバレンタインデーそのお返しのホワイトデーとか、西洋の風習は
どんどん入って来てますが、いやはや世の中、諸行無常で移ろって行くことですね。^^;
適応と進化は、生物の命題ですから、それをも利して活用し、生き生き活きる生
活を目指して行きましょう。w
第二土曜、11日は鏡開きの日にして、今年最初の気の科学体験講座でした。
巳年は、弁才天と縁のある年ですが、弁才天は水の女神。
縁起よろしく水の観点からの展開を始め、懇親会では鏡餅のお飾りを開いて、出
てきた小餅で雑煮を振舞いました。w
水の観点からのウォーターブリッジ現象を起こす周波数共鳴圧法、拮抗圧を用い
て、体内の水を動かし、気血水を活性化する方法です。
所作を型としてまとめ、水の技法、一から五の型を実習したことです。
これらの型を用いて、次回は人体の縦横の隔膜を共鳴させる法、隔膜と内臓をリ
ンクする法を展開しましょう。
気を電子電位と捉えると、電位は人体の内圧とも関連しているので、体内の電位
=内圧の調整法がさらなる展開になろうかと思います。
温故知新で、失伝されている日本古来の整体・操体法や活法、中医学整体や武術
整体の技法にも、優れた技法がありますので、それらも現代の視点から掘り起こ
すことができると良いですね。w
さて、小正月の本日は水曜会になります。
正月を締めくくり、新たな展開を目指して、夕刻からは宴を楽しみましょう。w
今日のメニューは、以下の11品です。
1.キャベツのコールスロー、ミニトマト乗せ。
2.三つ葉のお浸し、白胡麻散らし。
3.揚げカボチャの黒ゴマ塩散らし、ほの甘小豆掛け。
4.京うらら揚げと小松菜の炊いたん。
5.自家製絹揚げ、金山寺味噌を添えて。
6.鶏胸肉の片栗粉コーティング、セロリ、ミックスナッツの炒め。
7.いづみ式鶏肩肉のから揚げ。
8.敷き昆布、聖護院蕪、小餅の味噌雑煮。
9.松尾大社境内の「もり」の漬物、青しそ大根。
10.聖護院蕪のシメジとろみ餡。
11.サバの溜まり醤油・味醂煮付け。