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祇園祭、前(さき)祭の最中、本日は水曜会

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土曜日の月例講座は、骨膜に表れる凝固痛点を解き関節のアライメントを整える
甲賀活法の膝の治し、7カ所に表れるダメージ残留点から骨膜振動を伝えて全体
の痛点を消して行く周波数調整の「腕弓射虎法」などを展開しました。

参加者はわずか4名でしたので、個々の気(周波数)を整えてその効果を実感し
てもらえたことでしょう。w

京都では、昨日は前(さき)祭の宵山、今日は山鉾巡行と、祇園祭が酣(たけなわ)になっています。
暑いのによう見に行かはりますなあ。うちら、よう行かんわ。w
などど若い頃にさんざ観た京都の人は言いますが、初見の人は価値ある思い出に
なるかと思いますので是非どうぞ。w

八坂神社からスサノオノミコトがお神輿に乗って街にくりだすための神事を前祭だとすると、
スサノオノミコトが再び八坂神社へ帰るのが後祭、ということにないます。

前祭りの人出は、宵山から順行までの14日から17日では、昨年はのべ82万人。
巡行だけでも15万人ありましたが、後祭の巡行だけなら5万人足らずでした。
例年なら3万5千人ほどで、屋台などは出ないので、昔から「後の祭り」の語源だとか。w

明日から後祭りに向けて山鉾の組み立てが始まります。
後祭りは21日から始まりますが、後祭の宵山は、歩行者天国や露店の出店はな
く、お祭り本来の幻想的な雰囲気の中、落ち着いて散策することができます。

後祭の楽しみには山鉾や会所飾りの鑑賞・祇園囃子やわらべ歌の鑑賞・厄除けち
まきやオリジナルグッズの購入・御朱印の収集・屏風祭の鑑賞などがあります。
町会所には飾り席が設けられ、山鉾のご神体や懸装品などが飾られ、山鉾と一緒に会所飾りも楽しめます。

なお後祭では、大型の山鉾で囃子方がいる北観音山・南観音山・大船鉾と八幡山
が南北に立ち並ぶ新町通(約510メートル)を中心に巡るのがお勧めです。

後祭では、大船鉾を除くと山鉾の多くが黒主山・鯉山を中心に半径300メートル
ほどに集中していることから、ゆっくり巡っても2時間あれば山鉾11基を全て巡
れるのも良いところです。w

屋台はなく、前祭ほどの人混みもないのですが、居酒屋など飲食店は開いてます
ので、祭の余韻を味わいつつハモ尽くしやアユなどで一杯飲るのも良いところ。w
京野菜なら、万願寺唐辛子、加茂茄子、鹿ヶ谷かぼちゃなどが旬を迎え、夏を代
表する食材になってます。

5月から7月にかけての夏祭りでは、京都では鯖寿司もポピュラーですね。
酢を使う料理は、食中毒を予防し、夏バテを防ぐ効果があります。

ところで、2013年12月4日、「和食」が、ユネスコの人類の無形文化遺産に登録されました。
「無形文化遺産」とは、形のない文化のことです。

例えば、慣習、描写、表現、知識及び技術などのことで、日本では「歌舞伎」「能楽」が登録されています。
「和食」も、うどんや寿司など具体的な料理が登録されたのではなく、「和食」
という文化として登録されたのですね。

学校や地域では、「食育(しょくいく)」の取り組みがあります。
給食では、「飯・汁・菜」の形を取りながら献立を組んだり、郷土料理などの伝
統的な食文化をメニューに入れていることもあります。

学校教育と対となって大事な教育が家庭教育です。
子達が社会に出て行き、自己実現を目指すには、自律・自立・自活が命題となります。

現在の日本では、家族で食卓を囲むことが少なくなりました。
ですが、食生活は健康生活の根幹となる基盤ですので、親と一緒に食事を作る調理、料理
は大事な家庭教育だと思いますよ。

故郷の味、実家の味が、ソウルフーズであり、海外旅行から帰ってくると、和食が真っ先に食べたくなります。w
近年、外国人観光客がどんどん増えていますが、日本の料理を絶賛する人々は多いものです。
誇りを持って、和食という文化を守り伝えて行きたいものですね。

閑話休題(話を戻して)w、和食の伝統料理に「幽庵焼き」がありますね。
幽庵焼きの表記には、「幽庵」「柚庵」「祐庵」など 様々な表記がされますが、
江戸時代の茶人、滋賀堅田の北村祐庵(幽安)が考案した料理です。

幽庵焼き(ゆうあんやき)とは、料亭や懐石料理のお店でよく出される魚料理ですが、
魚を、醤油、みりん、酒(1:1:1)に柚子などの柑橘類の果汁で作られる「幽庵地(ゆうあんじ)」
というタレに漬けてから焼きます。

照り焼きと混同されがちですが、幽庵焼きには砂糖を使いませんし、柑橘系の果汁を使います。
照り焼きは砂糖を使って甘めに仕上げたたれを付けながら焼いたり、仕上げにたれを煮詰めることが多いものです。

30分から1時間、幽庵地に漬けておいてから焼くので、焦げやすくなりますが、
家庭では漬けダレに少し水を加えると、焦げを防ぐことができます。
柑橘類を色々と変えることで、違った風味が味わえます。

時折、幽庵焼きも作るのですが、この頃はもっと手間いらずの料理にしてます。w
名付けて「龍庵」なるタレに、例えば焼きちくわとキュウリ・ミョウガ・大葉と
タレをまぶした龍庵和え。
加茂茄子、トマト、ズッキーニ、絹揚げなどを軽くフライパンで焼いてタレを掛
け入れて炒めた龍庵炒め。

夏場に酢を入れた料理は、サッパリとした優れモノです。
龍庵の秘密を明かすと、簡単なことで、めんつゆと酢やポン酢を合わせるだけです。w

これからも猛暑は続きますので、夏バテしないように、食を大事にしていきましょう。
良い子は、家族のために料理を作って提供してあげてください。w

セミが鳴き出し、暑い日となりそうですが、本日は水曜会。
今日のメニューは、以下の13品です。
1.キャベツ、赤パプリカ、ブロッコリースプラウトのコールスローサラダ。
2.焼きちくわ、胡瓜、ミニトマトの白胡麻散らしリンゴ酢龍庵和え。
3.湯がきブロッコリーの手作り胡麻ドレッシング掛け。
4.揚げハモと夏野菜の南蛮漬け。
5.自家製絹揚げ、ズッキーニ、トマトの龍庵炒め、青紫蘇散らし。
6.鶏レバーとニラのガーリック・オイスターソース炒め。
7.豚ロースのステーキ、フライドガーリックステーキ乗せ。
8.伏見甘長唐辛子とちりめんじゃこの白胡麻炒め。
9.鶏胸肉片栗粉コーティング、ズッキーニ、赤パプリカの龍庵炒め。
10.いづみ式舞茸の天ぷら。
11.京うらら揚げと小松菜の炊いたん、胡麻油を垂らして。
12.カボチャのオリーブオイルソテー、パルメザンチーズを振って。
13.ヒジキ、エノキダケ、蒸しサラダ豆、黒胡麻、刻み揚げの炒め煮。