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3日後に6月度の気の講座を控えて、本日は水曜 会

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3日後は第2土曜で、月例の気の科学体験講座があります。
あれこれと過去を振り返りつつ、思索していますが、完璧にはまとまらず。^^;
私の復習になりますが、とりとめもない内容ですので悪しからず。w

2009年、英国のセラピスト、トーマス・マイヤーズ氏が解剖学の理論「アナトミートレイン」を著してからこの方、
およそ整体で筋膜の繋がりを利用して施術することは、もはやどこでも当たり前の技法になっているでしょう。w

「アナトミートレイン」とは、「筋筋膜経線」と訳される「筋膜の連結(繋がり)」を指します。
人の身体には600ほどの筋肉がありますが、それを包んでいる筋膜はそれぞれの筋肉をいくつかのラインで繋がっています。

日常生活や運動する時に、筋肉は単独で働いているわけでは無く、筋膜の繋がりにより連動して身体を動かしているということです。
姿勢や、体の動かし方のクセ、重力などでそのライン上にトラブルが起きるとラインを通じて別の場所に伝播していきます。

さらに、このラインには拮抗するラインがあるのでそれぞれが引っ張られるように連鎖していきます。
つまり痛みが起きている場所とは違う場所が痛みの原因になっていることが多々あるわけです。

肩こりで固まってる僧帽筋や、腰痛でガチガチの脊柱起立筋などは、作用点であって原因は別にあります。
だから、その固まってる筋肉をいくら緩めようと、すぐに元に戻ってしまいます。

また、痛む部分に痛い圧し、揉みは、防御反応が働き、脳も拒絶するので効果薄。^^;
かつ、翌日からの揉み返しで、却って身体が痛んでしまいます。w

アナトミートレインを活用すると、その点が解決できることです。
例えば、腰部の痛みがある場合に、遠位の足底筋や腓腹筋にアプローチすることで、腰部の筋肉の硬さが取れ痛みが軽減すること
が多々あります。

これは、スーパーフィシャルバックライン(SBL)の活用になります。
SBLは足底から登頂まで亀の甲羅のように身体の後面全体を繋いでいて、
足から眉まで左右で2つの部分からなっています。

SBLの機能は、身体を直立伸展した状態に保ち体が円く(前屈)なる状態を防ぐ役目を担っています。
赤ちゃんはSBLが未発達なため、立ち上がることができません。
逆にお年寄りの方は加齢とともにSBLが弱くなってくるので、姿勢が崩れていきます。

腰痛や首の重だるさ太ももの張り感などは、このライン上におきています。
猫背傾向の方では、背中が張ることによって後頭部や前頭部の筋肉が引き上げられ、
首のコリからくる頭痛や肩こりなどを引き起こします。

こうしたアナトミートレイン=筋筋膜経線は、12発表されています。
スーパーフィシャルバックライン(SBL)
スーパーフィシャル・フロント・ライン(SFL)
ラテラル・ライン(LL)
スパイラル・ライン(SPL)
スーパーフィシャル・フロントアーム・ライン(SFAL)
スーパーフィシャル・バックアーム・ライン(SBAL)
ディープ・フロントアーム・ライン(DFAL)
ディープ・バックアーム・ライン(DBAL)
フロント・ファンクショナル・ライン(FFL)
バック・ファンクショナル・ライン(BFL)
ファンクショナル・ライン(FL)
ディープ・フロント・ライン(DFL)

例えば、スーパーフィシャルバックライン(SBL)の場合、繋がりは以下の如し。
趾骨の底面
足底筋膜、短趾屈筋
踵骨
腓腹筋、アキレス腱
大腿骨頭
ハムストリングス
坐骨結節
仙結節靭帯
仙骨
腰仙椎筋膜、脊柱起立筋
後頭骨稜
帽状腱膜
前頭骨、眼窩上隆起

筋肉・筋膜の連結によって、広範囲の問題に対処でき、時短にもなるので便利ですね。w
でも、万能ではないことも、当然です。^^;

いわば、縦のラインに着目したのが、アナトミートレインですが、骨膜などの深部硬結を解いて関節の問題を解除するのは、違う観点も必要です。
近年、病院の治療施術にも取り入れられてるのが、沖倉国悦先生の六層連動操法です。

筋膜の繋がりを縦のラインではなく、浅深の観点から捉えたもので、人体には6層の膜が繋がって全身に及んでいます。
1層 浅筋膜
2層 深筋膜
3層 筋外膜
4層 筋周膜
5層 筋内膜
6層 骨膜

「六層連動操法」は、メスを入れなければ届かない深層部の癒着や硬結を六層に連なる筋膜や関節を連動させることで剥がし取ります。
これによって、物理的な制限が取れた身体の可動域は大きく改善し、滞っていた血液やリンパの流れも再開します。
また、一度剥がれた癒着部位は、炎症を起こさない限り簡単に再癒着することはありません。

この方法をマスターするのに、DVDと資料だけでは足りないので、二度に亘って直接の指導を受けたものです。w
難しいので、講座ではお披露目してませんが、ケースによっては臨床で使っています。w

西洋的な筋筋膜経線は12本ですが、東洋医学の経絡も正経12あるので面白い対比です。
経絡は、さらに奇経が8ルートあるのですが、私がよく使うのは刑部忠和先生譲りの奇経になります。w

アナトミートレインにも奇経があるのだろうか?
あったら是非にも使ってみたいな。w

経絡を使う場合、私は奇経、公会穴、特効点などを立体交差してますが、その方がよく効きます。w
然るに、それもまた万能とはいえず、経絡以外の観点から問題解決を図ることが必要でした。

数学でもそうですが、問題を解決するのに、違う観点の導入も大事なことです。
前回の講座では、人体の横のライン、隔膜に着目した施術法を展開しました。

前回は、頭部の「鞍隔膜+小脳テント」と、「後頭下筋隔膜」の調整を体感してもらいました。
DSRやLSRの脚上げテストでの可動域や筋出力が抜群に良くなり、水の観点からは全身のファシアが柔らかくよく動くようになりましたね。

隔膜施術には、即効効果があるのは無論の事ですが、良い効果が主訴以外にも波及して全身に良い効果が表れてくるのが醍醐味です。w
隔膜同士も波長が良い共鳴をすることで、難病などにも高い効果を発揮するようです。

波動、周波数の共鳴という観点から、新たな展開も用意が進んでいます。
7カ所の指標となる痛点・硬結が、たちどころに全て解消できて行くことが面白いところです。w

誰もが簡単にできる方法で、「家庭医」として、縁ある方の痛苦を解決してあげられると良いですね。
そうした技法を楽しく体験し、会得してほしいと願っています。

本日は、気持ちの良い快晴にて、6月最初の水曜会です。
嵐山東公園遊歩道脇には葛がよく茂っていたので、朝の散歩で若葉を摘んできました。w

葛の根を干せば葛根湯ですから、血流が良くなることでしょう。w
野菜が高いとお嘆きの方々に、野草の天ぷらなどはクセなく、美味しいのでお勧めです。w

今ならば、ヨモギ、タンポポ、イタドリ、ナズナ(ぺんぺん草)、カラスノエンドウ、クローバー、
ヤブガラシ、オニタビラコ、ドクダミ、ユキノシタなどなど。
湯がけば苦かったり、クセの強いモノも、天ぷらにすればクセなく美味しくなりますよ。w

今日のメニューは、以下の11品です。
1.サニーレタスのワサビチーズ、玉ねぎドレッシングサラダ。
2.春キャベツのコールスロー。
3.湯がきブロッコリーのマヨネーズ添え。
4.京うらら揚げと小松菜の炊いたん。
5.牛肉、黒舞茸、新玉ねぎ、新メークインの煮込み。
6.いづみ式自家製干し椎茸と京揚げの卓袱(しっぽく)。
7.いづみ式豚ロースのトンカツ。
8.いづみ式葛葉の天ぷら、ブラックソルトで。
9.鶏胸肉、白菜、エノキダケのとろみ白湯。
10.ヒジキ、黒胡麻、シメジ、ホワイトブナピー、蒸しサラダ豆の麺つゆ炒め。
11.ブリの幽庵照り焼き。