7月度の講座では、治療ベクトルと退化痕の再起動の2観点によるもので、骨から正しい情報を原始脳にインプットして、身体を治す方法を展開しました。
人体は電気信号で動いていますが、気を電子と捉えると、電子量は骨:皮膚=10:1になります。
骨に正常な位置や可動の情報を与えると、原始脳に働いて、神経・間接・筋肉が正常に再起動してくれるのです。
治療ベクトルは余すところなくお伝え出来ましたが、頸骨からの技法が残ってしまいました。^^;
休憩なしのあっという間の2時間半で、内容の濃いものにはなったかと思います。w
次回も、人体の退化痕に刺激を入れて、可動域を限界からさらに動かせる方法の復習から入りましょう。
椅子から立ち上がるだけで、体軸が整う方法も復習しましょうか。w
武術的に体軸が整った状態というのは、真っ直ぐ立ってどう押されても崩れないだけではありません。
身体を前後屈しても、体を回旋しても、スイングやボール投げなどの動作を途中で止めても、
びくともしない姿勢が体軸の整った姿勢と言えます。
10日の月曜日に、熊本での学会を終えた愛弟子、スイスの重治朗が家に再来しました。
6月末に武術の気光道の奥伝を授けましたが、それの確認と試行の際に、この姿勢作りを伝えました。
体後屈させて胸を押したり、90度にお辞儀させて仙骨を頭方向に押すと、彼も姿勢が維持できませんでした。w
そこで、椅子から立つ際の秘訣を伝えたところ、見事に体軸が整いました。
チューリッヒ大学での副学部長の仕事で大変だろうけど、母国ドイツの武術道場
主ベッカー(別家)さんにも伝授を分け与えてくれるよう伝えました。
次はいつ会えるか分らんけど、進化を目指して精進してくれることでしょう。w
整体やヒーリングでは、改善するのは当たり前で、解決・解消を目指すべきです。
次の講座では、退化痕の再起動と活法から生まれた腱引き師の4つの筋絡の技法を統合的観点から展開しましょう。
また、痛む原因は斜めに走行する名もなき斜筋が硬結を起こすことから、人体各部の斜筋硬結を解く方法をお伝えせねばと思います。
これには、人体各10部位を対象とする方法があります。
さらなる新たな展開では、痛みのメカニズムは筋繊維のスパズムと筋細胞のカル
シウムイオン滞留であることから、絶対的な治療システムを考察し展開して行きましょう。
全ての動作時痛には、感覚センサーを再起動する関節センサーアクティベーションが即効があります。
それには、上位・下位の肋椎関節、胸肋関節、胸鎖関節、仙腸関節だけを捉えれば事足りるものです。w
上肢の肘、手首、指の動作痛には、まだ橈舟関節、橈月関節のセンサー解除が必要ですが。
然るに、残った痛みは筋肉の問題で、筋繊維のスパズムが原因ですから、筋細胞深部リリースを施します。
この対象は、小・中殿筋や深層外旋六筋、大・小菱形筋など7か所になります。
そして最後に、神経と筋肉を再起動する神経・筋ファシリテーションを施すのです。
この対象も、広筋(大腿四頭筋)や多裂筋、棘下筋・肩甲下筋などの7か所になります。
歩き始めや荷重すると痛む変形性膝関節・股関節症タイプでは、この上でまだ距
骨下関節、距舟関節、第2足根中足関節のセンサー解除が追加されます。
以上が、現在予定している今年の後半の展開になります。
書いてみるとややこしく難しそうに見えますが、実技はいたって簡単で、誰でも出来て即座に効果の分かるものです。w
今や、整体など人体科学の領域でも、今までのレベルを超える理論と技法が発表されています。
今までの知識や技法に安住してるのは怠りですが、新しい技法を枝葉を増やすように取り入れても進化は難しいでしょう。^^;
違う幾つかの観点からの交わりから、如何なる螺旋を描けば統合でき、より効果のあるものになるのか。
人こそが人を癒し治すのですから、進化するコンピューターに負けることなく、
人として進化して行きたいものですね。w
さて、本日は水曜会です。
京都のお盆は8月ですが、7月盆の地方では明日が迎え火になります。
手元の暦には、12日の今日は草市とあります。
草の市とは、盆の行事に用いる蓮の葉、真菰筵、茄子、鬼灯、燈籠、土器などを売る市のこと。
昔は十二日の夜から翌朝にかけて立ったそうですね。
京都は祇園祭の最中ですから、お盆はまだという感じでいます。w
然るに、さるクウボウ君が講座後の懇親会で、「また葛の葉の天ぷらが食いたい」
と宣ったので、朝の散歩では草摘みしました。w
一首、献上。w「いつまでも あると思うな 葛若葉 葛枯れる頃 我も枯るやも」
梅雨明け宣言はされず、今日も京都は暑いことです。^^;
ひんやりとしたものも用意しておきましょう。w
今日のメニューは以下の13品です。
1.サニーレタスとスィートコーンのシーザードレッシングサラダ。
2.刺身湯葉コンニャクの麺つゆ和え、ワサビを添えて。
3.冷やした冬瓜の餡とじ。
4.鶏のレバー・ニラ、オイスターソース炒め。
5.豚ロースの生姜幽庵焼き。
6.エビ・イカなど海鮮とニンジン・青梗菜の中華炒め。
7.いづみ式葛の葉の天ぷら。
8.カボチャのソテー、パルメザンチーズ掛け。
9.新じゃが、人参、玉ねぎ入りポークカレー。
10.一日干しどんこ椎茸のチーズ焼き。
11.椎茸と京うらら揚げの卓袱煮。
12.三重の干しニギスの焼いたん。
13.鯛アラの煮込み、山椒を振って。