暦の上では11日が入梅ですが、平年ならば6月6日頃が梅雨入りで、昨年は6月14日でしたね。
今年は、平年より8日・昨年より16日早い梅雨入りです。w
5月29日(月)に気象庁は、九州北部・中国地方・四国地方・近畿地方・東海地
方が「梅雨入りしたとみられる」と発表しました。
梅雨明けは、昨年は7月23日、平年ならば7月19日頃ですが、今年ははてさて?w
「梅雨入りしたとみられる。」とか「梅雨入りした模様。」とか、どうも言い方が微妙ですね。w
毎年、気象庁には、梅雨の入り明けに対するクレームが多数寄せられてるようですが。^^;
もともと「梅雨入り」「梅雨明け」を気象庁が発表するようになったのはマスコミの要請があったからで、気象学的な明確な定義は無いものだそうです。w
元々はっきりした定義も無いものですし、気象現象ですから「ここから梅雨でこの前までは梅雨ではない」
と定規で線を引いたように区切れるものではないので、或る意味現在の歯切れの悪い表現のほうが妥当なのでしょう。w
手元の辞書には、梅雨とは、6月から7月中旬にかけて、朝鮮南部・長江下流域から、北海道を除く日本列島に見られる雨期。
また、その時期に降る長雨。五月雨(さみだれ)とあります。
梅雨は、中国から「梅雨(ばいう)」として伝わり、江戸時代頃より「つゆ」と呼ばれるようになりました。
「日本歳時記」には「此の月淫雨ふるこれを梅雨(つゆ)と名づく」とあります。
「梅雨」の漢字の由来には、次の二説が有力ですね。
ひとつは、カビの生えやすい時期の雨という意味で、中国では元々「黴雨(ばいう)」と呼ばれていた。
しかし、カビでは語感が悪いため、同じ「ばい」で季節に合った「梅」の字を使い「梅雨」になったとする説です。
もうひとつは、「梅の熟す時期の雨」の意味で、元々「梅雨」であったという説です。
然るに、梅雨が「つゆ」と呼ばれるようになった語源は未詳部分が多いようですね。^^;
梅雨はしとしと雨が降くことから「露けき時節」であるから「つゆ」と呼ばれるようになったとか(大言海)。
「つゆ」は「潰(つ)いゆ」で、ものが湿り腐る季節であるからとか、梅が熟するの意であるとか(日本語源大辞典)。
暦では、梅雨入り、梅雨明けそれぞれの位置に「入梅」「出梅」と書かれます。
ただ、入梅は暦の雑節として確たる地位を築いているのですが、出梅の方は影が薄く、
現在では暦でも取り上げられることがほとんど有りません。w
暦の上の入梅は、現在では「太陽の視黄経が80度となる日」で、6月11日頃とされています。
昔の暦の入梅の定義は、「芒種(五月節)以後の最初の壬(みずのえ)の日」で、
6月6日〜15日頃(新暦)でした。
芒種が壬の日であったらその日を入梅にするのか、十日後の壬の日からかと言った論争は有りましたが、
大勢は芒種の日が壬の日であれば、その日を入梅としたそうです。
壬の日の壬は、五行説の「水の兄」を表す言葉ですから雨(水)の沢山降る時期である梅雨に縁の深い日として選ばれたのでしょう。w
ちなみに、昔の暦の出梅の定義については、「小暑(六月節)以後の最初の壬(みずのえ)の日」で、7月7日〜16日頃(新暦)となっていました。
「こんなに晴れているのに、まだ梅雨明け宣言しないの、なんでや!?」
晴天が続いているのに気象庁からの梅雨明け宣言がなかなか出ないようなとき、
クレーム電話や書き込みまではしないでも、こんなことを言う人は多くいます。w
誰か権威あるところ(例えば気象庁)に「梅雨明けしました」と言ってほしいのでしょうかねえ?w
誰か、もしくは国家が梅雨明けといったからって、それで梅雨が明けて晴れが続くわけじゃないのに。^^;
コロナ禍やそれに伴うワクチン接種も同じことかと?w
享保6年(1721年)に書かれた「百姓嚢」には、暦に頼りすぎて農作業の時期を誤らないようにと注意が書かれています。w
人任せにせず、自分で確かめ、自分で判断しろということですわね。
昨今、TV・雑誌等のメディアやネット情報を鵜呑みにして、見識や胆識なく、
さもそれが常識のように採り入れてる人が多いようです。^^;
医学的療法も、整体療法もそうですが、ネットでもDVDなどでも、効果的な方法はやたらと発表されていますね。
業界の権威とか、有名人だからとか、採り入れ基準は、そんなところにはなく、
実際に行なってみて、その効果が実感できるかどうかが大切だと思いますよ。w
自分で判断するより、何かの権威に頼り切る方が楽だという人間の心理は今も昔も変わらないようですね。^^;
3日後の第2土曜日は、6月度の気の科学体験講座です。
梅雨の中、降水確率は50%ということですが、お約束で講座の行き来は傘が要りませんように。w
講座では、人体の歪みの法則「骨と筋肉の関係」、人体の退化痕から骨に情報を
与え、脳から筋肉や関節、神経を再起動する方法を展開します。
電子情報量は、骨:皮膚=10:1であることから、骨にアプローチする方法は
大変有効と考えています。
研究では、皮膚と骨が近接している例えば肋椎関節や仙骨に当たるところから、
わずか3秒足らずで神経を再起動する方法ができています。
また、中医学の推拿・按摩・叩打法の見直しや、戦国時代の活法を発祥とする江戸期に腱引き師が行っていた技法を学び、
それと最新の学説「斜めによじれて痛みを生じる名もなき斜め筋」とを対比考察することで、新しい展開ができそうです。
昔と違って、貴重な情報も多く集められますが、それ相当な金額も伴ってしまいます。^^;
学び道楽、趣味ではなく、ライフワークとして、役立ちの進化のために、
出費はできる範囲で抑えつつ、精進して行きましょう。w
さて、本日は晴れにて水曜会です。
花粉症のタタリと梅雨の湿っぽい憂さを祓って、明るい歓談と飲食を楽しみましょう。w
今日のメニューは、以下の12品です。
1.キャベツのコールスロー、ミニトマトを乗せて。
2.サニーレタス、京水菜、ズッキーニの和風玉ねぎドレッシング掛け。
3.鶏胸肉の手作り生ハム、千切りキュウリを添えて、オリジナル胡麻ドレッシングで。
4.豚ロースの冷しゃぶ、蒸し白菜とブロッコリースプラウトを添えて、ポン酢か胡麻ドレで。
5.豚ロースとピーマンのオリエンタル炒め。
6.小松菜、シメジ、京うらら揚げの炊いたん。
7.千切りピーマンのおろし生姜・ニンニク・醤油・胡麻油和え。
8.ホウレン草のお浸し、醤油絞り削りカツオ掛け。
9.摺りおろし生姜たっぷりの揚げだしナス。
10.じゃが芋・人参・シメジ・豚肉・豆腐の煮物。
11.ヒジキ、蒸しサラダ豆、黒胡麻、ホワイトブナピーの炒め煮。
12.アジの開きの胡麻まぶし焼き。