今日は今年最後の己巳日で、納めの弁才天供養日になりますね。
11月第2土曜日に当たり、本日も月例の気の科学体験講座を開催します。w
弁才天は、インドが発祥で、河川の女神・サラスヴァティーと言われ、音楽・弁舌・財富・知恵・延寿・戦勝などを司る女神です。
いずれ、弁才天は水神様ですから、河川、池沼、滝、海などによく祀られていますね。
仏教経典では「弁才天」と書かれてましたが、「才」が「財」変わり、福徳財宝を授ける神としても信仰されました。
本地垂迹説で、市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)と習合され、七福神の紅一点としても祀られていますね。
日本では、弁才天信仰は奈良時代から始まっていますが、当時のお姿は、8本の手を持っています。
家にもありますが、「金光明最勝王経」の第15「大弁才天女品」によると、
8本の手には、弓、矢、刀、矛、斧、長杵、鉄輪、羂索を持つと説かれています。
これ、その全てが武器に類するもので、経典では弁才・知恵の神としての性格が多く説かれてますが、
そのお姿は戦神としての姿が強調されてるようです。
現在、多くの弁才天のお姿は、2本の手を持っていて、琵琶を抱え、バチを持って奏する音楽神の形をとっていますね。
密教で用いる両界曼荼羅のうちの胎蔵曼荼羅中にその姿が見え、「大日経」では、妙音天、美音天と呼ばれますが、元のサラスヴァティーにより近い姿です。
ただし、胎蔵曼荼羅中に見える2臂像は、後世日本で広く信仰された天女形ではなく、菩薩形の像です。
平安時代には弁才天の作例はほとんど知られず、鎌倉時代の作例もごく少数だそうです。
京都御所の中にある、白雲神社の弁才天像は2本腕で、胎蔵曼荼羅に見えるのと同じく菩薩形で、
琵琶を演奏する形だそうです。
この像は琵琶の名手として知られた太政大臣・藤原師長が信仰していた像と言われ、
様式的にも鎌倉時代初期のもので、現存する日本における2臂弁才天の最古例です。
中世以降、弁才天は宇賀神(出自不明の蛇神)と習合して、頭上に翁面蛇体の宇賀神をいただく姿が広く信仰されました。
宇賀弁才天は、宇賀神将、宇賀神王とも呼ばれます。
弁才天の化身は、蛇や龍とされますが、それは宇賀神と習合したことに大きな要因があるようですね。
宇賀弁才天は8臂のお姿が多く、その持物は全て武器ではなく、新たに「宝珠」と「鍵」(宝蔵の鍵とされる)が加えられ、福徳神・財宝神としての性格がより強くなっています。
日本最古の弁才天は、天川大弁才天社におわしますが、今年も秋のツアーはなし。^^;
10日の木曜日に奥琵琶湖に出かけましたので、白髭神社から竹生島弁財天を遙拝してきました。
マキノのメタセコイヤ街道と琵琶湖の光の光景が私の目当てでしたが、パワーが得られます。w
秋晴れの日差しで、顔が日焼けしちまいましたが。^^;
いただいた光のパワーで、本日は体験講座を楽しみましょう。w
光を意識してイメージすれば、簡単なコツで触れるだけで、痛みや硬結がとけるように消失します。
首・肩こりや、仙腸関節の詰まりなどを、先ずは簡単な操作で楽にしましょう。
皮膚の感覚受容器、神経と脳との関連で、人体は法則通りに作動してくれるものです。w
今回のメイン特修は、「波動叩打法」になります。
全身調整から始める技法ですが、百会、印堂、壇中、仙骨の4点から波動を伝えると、全身が整います。
指先を皮膚に触れて添え、そこへトントントンと別の手指で重ね打つだけで、瞬時に身体が整うのが面白いですよ。w
術前・術後に身体の可動域検査をしてみると、そのことが如実に分かります。
「波動叩打法」は、私の分類では「ネオ活法」に属し、どこでも瞬時に身体を改善する技法です。
今回は、立ったままで行える立位技法を頭→首→肩→背中→腰・臀部→股関節→下脚部と順次やって行きましょう。
或いは、仰臥位→座位→立位と全身調整する方法から、順次不調のある箇所を解決する症状別打法を展開しても良いかも。
参加者の様子を観て、臨機応変にするのが良いでしょうね。w
経絡や頭部は指先を、筋肉や骨膜へは小指球を用いること、手首をぶらぶらに脱力することが大事になります。
それぞれの部位でのポジション作りに秘訣がありますので、それに注目してください。w
今回もレシピにして、要点を記しましたのでお持ち帰りください。
特修の第2は、最先端の人体科学、5つの生体ルートを実習しましょう。
2足歩行する人体には、仙骨から始まる5つの生体神経系ルートがあります。
尺骨神経系ルートは、首の不調に特効があります。
橈骨神経系ルートは、腰の不調に特効があります。
腓骨神経系ルートは、膝の不調に特効があります。
脛骨神経系ルートは、肩の不調に特効があります。
脊柱神経系ルートは、肘と足の不調に特効があります。
が、これらは部分的な不調や痛みを解除するだけのものではなく、原因・原点に戻ってこれから生じるであろう不調も解決するためにあります。
皮膚の感覚受容器が関節包内の受容器とも密接に関連することがわかって、皮膚を触れる程度の圧で、関節の問題も解決できます。
新しく学んだこの方法は、大転子を皮膚から調整して仙腸関節を整えるものです。
骨盤をこの方法で整えてから、一連の手順でルートを調整して仙骨に戻ると、全ての神経系が整うことになります。
脚長検査のあるあるミスに注意して、先ずは、誰でも1cm内外の身体のズレがあることを確認しましょう。
短い方の脚は伏臥位では、骨盤が下に回転し、長い方は上に回転してズレているのです。
それを大転子に当たる皮膚から、7秒ほど猫の頭を撫でる程度の圧で擦れば、骨盤が整い脚長が揃います。
右が短い場合は両大転子とも,、伏臥位で時計回り、左が短い場合は反時計回りに撫でることが絶対法則になります。
この骨盤調整をしてから、5つの生体神経系ルートを順次調整して行きましょう。
実験して分かったことに、このルートに沿えば、痛みのある箇所を痛みのない箇所の皮膚を撫でるだけで痛みが消えます。
ところが、面白いことに、さっき撫でた痛みのない部分が、今度は圧痛を訴えるのです。w
まるで、さっき消えたはずの痛みが、痛くないところに転移したかのように。w
首や肩などの痛みある箇所をその場で解消しても、戻りが出たりするのは実はこのためです。^^;
次々と神経ルートに沿った反応点を撫でては痛みを仙骨方向に誘導して行き、最終的には大転子を撫でて仙骨から痛みを解除するのです。
そうすれば、ルートにあった痛みは全て解除されています。w
例によって、あっという間に2時間半が経つので、全部のルートは辿れるかどうか?^^;
ですが、戻りのない施術を目指すには、この方法は大変有効なものです。
百聞は一見に如かずといいますが、百見は一体験に如かずかと。w
体験し、体感して、会得し、家庭医として縁ある方に振舞ってください。^^v
講座を終えれば、例によって会場をこちらに移しての懇親会です。
今日のメニューは、以下の13品です。
1.ワサビ菜とスィートコーンの和風胡麻ドレッシングサラダ。
2.水菜とツナのマヨネーズポン酢サラダ。
3.鯖の水煮とブロッコリースプラウトの和風サラダ。
4.いづみ式チキングリーンカレー。
5.土佐甘唐辛子とちりめんじゃこの黒胡麻幽庵炒め。
6.カリカリベーコンと茶エノキダケの炒め。
7.ポーチドミニトマト、胡麻ドレッシングソースを添えて。
8.揚げ出し絹豆腐。
9.ブリアラ大根の煮込み、山椒を振って。
10.いづみ式パルメジャーノチーズ入り豚カツ。
11.キャベツのコールスロー。
12.バリ島風ミックスベジタブルのオープンオムレツ・サンバルクチャップ。
13.いづみ式カボチャの天ぷら、ブラックソルトで。