昨夜の京都は五山の送り火で、お盆の締めくくりでした。
お盆に帰ってきていた先祖の霊「オショライさん」と呼ぶ魂を、再びあの世へと送り出す儀式として始まった儀式です。
古来、火には「祓い」の意味もあります。
室町時代から、戦などでたくさんの人が亡くなると火を灯してお祓いしてきましたからねえ。w
五山の送り火とともに、嵐山から桂川や、嵯峨野では広沢の池などで精霊流しが行なわれます。
7時ちょっとからの夕立ちってよりゲリラ豪雨で、大文字の点火は遅れましたが、無事点灯。^^
1.ほんの5分ほど歩けば、近くの嵐山東公園からは大文字が見えます。
2.鳥居形は正面から見えますが、8時前には雨も已み、鳥居形は時間通りの点灯でした。
3年ぶりの全灯点火で、コロナ禍もこれで祓われると良いのですが。
送り火の灯りを杯に映して飲むと中風にかからないと言われていますので、焼酎片手に近所から見える大文字と鳥居形を見てきましたよ。w
お盆に入って、朝の散歩ではツクツクホウシの鳴き声が目立つようになりました。
送り火が終わると、しみじみと夏も終わって行くのだなあと感じます。
まだ京都では23,24日に、お盆行事として「地蔵盆」が待っているのですが、盆踊りや化野(あだしの)念仏寺の千灯供養が行なわれます。
京都で最後の夏祭りは、松尾大社の「八朔祭」で毎年9月の第一日曜日に行われ、前日の土曜日より盛大に盆踊りなどの諸行事が実施されます。
23日は二十四節気の「処暑」に当たりますので、暑さのピークもそれまでになってくれると良いですね。
先週土曜日の気の講座も暑い日でしたが、部分的に夕立があった分、少しはマシでした。w
8月からは新しい展開を始めましたが、施術をし合っても汗をかくことはなかったはずです。
最小限度の刺激で最大の効果を及ぼす方法なので、全く力を用いないからです。w
私たちが触れることのできるのは先ず皮膚ですが、皮膚の感覚受容器をあるベクトルで動かすことによって、関節包内の感覚受容器も操作でき、脳に届けて電子電位の正常化を促すことができます。
例えば、マスク生活やデスクワークのせいで、首を後傾させると頭の上の天井が見えない人がいますね。
顏の面が天井と平行になれば正常ですが、後傾させると首の後ろが痛む人が多いものです。w
セルフでもできる簡単な操作を述べると、手の中3指を胸の中央の胸骨に当て、皮膚を上へずり上げて遊びを取ります。
指が止まったところで3秒待ち、圧はそのままで首を後傾させると、痛みなくスムーズに首が後屈できます。
首を元に戻して、次に指腹を下にずらし、皮膚の遊びが止まったところで3秒待てば終了で、もう首の可動は正常になっているでしょう。w
まだ頸骨に痛む部分があるならば、中3指か掌で「陰圧八方螺旋手」を用いると解決できます。
掌を用いる場合は、掌の中心「労宮」に100円玉があることをイメージして、玉がズレないようにピッタリと皮膚に付けることがコツになります。
手をピッタリと皮膚に着けて、上下左右、右斜め上・斜め下、左斜め下・斜め上の八方向に皮膚を動かし、一番動きにくかった方へ皮膚を引きます。
その位置で圧は抜かずに、今度は時計回り・反時計回りに動かしてみて、やはり動きにくい方へ皮膚を誘導して圧をキープします。
普通は1分以内、長くても90秒程度で、手に緩む感じが伝わりますが、これはやられた人にもよく感じられます。
この方法は、脊椎関節や肩・膝関節だけでなく、およそ全ての痛みのある筋肉にも使うことができます。
講座では、こうした部分技法だけでなく、人体の螺旋入力と骨膜振動による完全手順操作が伝授出来ました。
螺旋入力は足の指から始めて足首→膝→股関節へ、次いで手に指から手首→肘→肩関節へと軽く関節を回すだけの操作です。
これは動かしやすい方へと30回回すことで、脳に刺激が伝わり、螺旋の作用で脳から電子伝達を正常化させる技法です。
どっち回しも同じなら、正常か或いは脳の感覚が鈍化しているかなので、15回ずつ回転の刺激を与えると良いです。w
締め納めの技法では、足底からの2法を用いて、立ち歩いても土台から崩れないよう、戻らないようにしておくことです。
脳脊髄液の循環が良くなる最も簡単なクラニアル技法を4か所に行っておくと完璧です。w
特修の2では、骨膜を振動させることで脳骨連鎖反応が起こり、脳幹の原始脳を覚醒させる技法をお伝えしました。
この技法は人体の前後内外の4面のうち、1面だけを選んで軸足の下肢を3タップし、踝下の骨膜に触れて3回指を回すだけの操作です。
実際、腕を横から上げる肩の挙上動作に難があった方は、この操作だけで痛みも可動も解消できました。w
まだ腰に可動痛があった方は、フェイズ2の前腕・上腕、下肢・大腿の骨膜に触れて痛み方向へずらし、横に3回スリックする「陰圧スリック掌」で解決できました。
骨膜に振動を与える揺らぎ法の完全手順、武術の勁を応用したネオ活法などが、これからの展開になります。
骨膜を刺激することによって、深部リンパ液の分泌と流れの向上、毛細現象による血流の増加、神経と筋肉の緩和、原始脳の覚醒が図れます。
私たち「家庭医」は、病気を治すのではなく、痛苦を改善できれば解決・解消すること、並びに相手の自己治癒力や修復力を最大に高めてあげることです。
昨日は5人のカウンセリングを兼ねたヒーリングがありましたが、心身の不調と不適応症状は無事解決できたかと。w
このうち先天性の障害がある子達に対して、思う成果が挙げられなかった9年前が、猛勉強のきっかけになるご縁になりました。
経絡、内臓調整、それまでの筋・筋膜と関節技法が全く効を奏さず、愕然としたからです。^^;
考え方を改め、古典を見直し、最新の人体科学や脳科学などを学んで、脳からの自動修復を図る手段について研究を重ねてきました。
身に付けたいこと、学ぶべきことは山積みですが、インドの諺に「一口ずつなら、象でも食える」とあります。w
少しずつ、ちょっとずつでも進歩して、進化を目指して行きたいものです。w
今日は4時からのカウンセリング1件のみの予約ですが、仕事ができるのは幸甚ですね。^^
全ては御縁あってのこととつくづく思うのですが、縁を活かして自他共に喜びと楽しみある「生活」を目指しましょう。w
仕事を終えたら、5時過ぎからは水曜会の開宴です。w
今日のメニューは、以下の品です。
1.レタス、蒸し黒大豆、蒸し小豆、ミニトマトアイコの手作りポン酢サラダ。
2.黄ズッキーニのツナ乗せ、マヨネーズ掛けサラダ。
3.冬瓜の生姜入り冷やしとろみ餡。
4.京都男前豆腐「特濃ケンちゃん」の冷奴、おかかとレッドキャベツのスプラウトを添えて。
5.万願寺唐辛子の焼いたん、削りカツオ散らし。
6.白菜、椎茸、春雨のスープ、誰かさんのために餅を入れて。w
7.レバニラのオイスターソース炒め。
8.長崎の皿うどん、パリパリ麺に海鮮・白菜とろみ餡を掛けて。
9.干し椎茸の戻しとろみ餡。
10.赤ちゃん子芋の煮っころがし、山椒を振って。
11.ちりめんじゃこの山椒煮、ナメタケ時雨合わせ。
12.いづみ式ガーリック塩コショウ豚カツ。
13.いづみ式レンコンのから揚げ、ブラックソルトで。