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11月に入り、小春日和の中徒然なるままに、本 日は水曜会

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秋の冷え込みは続いてますが、一昨日、昨日と気温が上がり、今日も心地良い小春日和ですね。
春秋の気持ちの良い気候は、時期がわずかですので、大事に楽しむとしましょう。w

緊急事態宣言は解除されて、嵐山の人出も増えては来ましたが、まだまだ元には戻りません。^^;
私の仕事も別段増えてはいないので、日常、研究と学習に勤しんでおります。w

主にヒーリングの施術法について考えているのですが、観点や考えが多岐にわたり、まとまりが着きかねることも多々あります。^^;
11月に入りましたが、祝日なるも格別の書くべき時事ネタもなく、徒然なるままに、今考えてることでも書いてみましょう。w

ほとんど全ての動作痛や可動域制限は、関節包内の固有受容器センサーを解除することが解決になります。
関節そのものを狙った操体法から始まって、筋膜のつながりによる遠位施術から、ファシアにもある固有受容器を刺激して関節包に働きかけることがまとまりました。
さらには皮膚にもその受容器が多数あることから、皮膚に触れて関節には触れずに関節包の問題を解決することを目指しています。

ヒトが胎内で形成されるとき、真っ先に形成されるのは外胚葉で、皮膚→小腸→脳神経です。
事実として人の幸福度を左右する「ドーパミン」や「セロトニン」は、食べ物から摂ったアミノ酸を原料に腸の中で合成されます。

尤も、その合成には腸そのものでなく、腸内細菌が深く関与してるのですが、小腸は脳の母親とも言えましょうね。w
発生学の観点から言えば、皮膚は最初にあって、露出した脳であるとも言えましょう。w

皮膚に触れることによる快適な刺激が脳に伝わると、皮膚と脳を繋ぐ架け橋として「C触覚線維」が興奮するとともに、
視床下部では「オキシトシン」という神経伝達物質が分泌されます。

オキシトシンといえば、下垂体後葉から放出される産褥期の女性の体内ではたらく女性ホルモンとして有名ですが
それ以外に脳内で神経伝達物質としての働きがあることが分かっています。

オキシトシンは、視床下部の視策上核と室傍核で産生されます。
下垂体で産生されたオキシトシンが下垂体後葉に送られて、ホルモンとして血中に放出される他に、下垂体を経ずに視床下部から長い神経の軸索を通って標的細胞に運ばれてオキシトシンを分泌し、神経伝達物質の役割も果たしているのです。

オキシトシンは、「家族の絆」や、「信頼」、「愛情」といった感情などの社会的行動に複雑に関わってきているモノです。
ヒトもそうですが、ヒト以外の動物では特に、他の個体に対して本来持つ正常な警戒心を一時的に緩め、
接近行動を可能にすることで、交配や集団の維持を促すという一種の敵か味方かを判断する脳の機能に関与しています。

オキシトシンは元々、ヘビなどの爬虫類では、刺激が恐怖の対象かを判断する扁桃体といった古い脳で働く神経伝達物質でしたが
哺乳類になり乳腺や子宮ができたことにより、平滑筋にはたらくように転用されたと考えられるそうです。

結果的にはオキシトシンの分泌により、副交感神経が優位に働き、
ヒトは心身共にリラックスし、ストレスを軽減させることができます。

最近の研究では、心臓にもオキシトシン受容体が豊富に存在していることが分かっており、
オキシトシンによって血圧と心拍が下がることで、ストレスから心臓を守る働きを持っているともいえます。

更に、オキシトシンは脳内では「セロトニン神経」の活動を活性化させています。
セロトニン神経とは、不安や興奮した状態から、元の安定した心の状態に戻す働きをしています。

「絆」や「信頼」、「愛情」などが、親密な相手とスキンシップやマッサージなどで肌に触れることにより、オキシトシンの分泌はより高まります!
愛情的な満足や家族的な絆は特に、触れ合うことが大事ですね。w

心地良く、気持ち良く、快く、皮膚に触れられることによって、オキシトシンさらにはセロトニンが分泌されやすくなります。
コロナ禍で、本場のタイやバリ島のマッサージには行けるはずもないのですが^^;
最近ずっとメンズエステやアロマオイルマッサージなどには行ってないし、どこか良い処ないかなあ。。。w

閑話休題(それは置いとくとして)w
皮膚は、感覚器として非常に繊細に敏感に働き、快・不快を判別していますが、身体の筋出力にも如実に表れます。
簡単な実験で、このことは証明されます。w

相手に腕を真っすぐ伸ばしてもらって、手首あたりに掌で触れ、下に降ろそうとするのを耐えてもらいましょう。
その後、「犬の糞を乗っける」とでも意識してイメージし、同じテストをすると相手は全然力が入らなくなります。w

口に出して言って行うなら、それこそ呪詛であり、不快感も与えることになります。^^;
言霊も活用して、「楽になぁれ」「心地良くなぁれ」と触れたり、「美味しくなぁれ」「元気になぁれ」と料理することは、良い効果がありますね。w

「触る」と意識すると、痛みがあったり、信頼関係がまだなかったら、拒絶・抵抗・緊張の反応が出てしまいます。^^;
先に良い意識とイメージを持って、「触れますね」と同意を得てから触れるようにすることが大事でしょう。w

意識と同じく、言葉も大事で、「皮膚に触れる」「筋繊維に触れる」「筋膜に触れる」など脳裏でも言葉を選ぶと、指や掌の皮膚は精妙に働いてくれますよ。
言葉の妙で、「触れ合い広場」なら行こうかなと思うことはあっても、「触り合い広場」なら行きませんよね。(ワラ)

皮膚のランゲルラインと走行性の研究をしてて、テンセグリティ(張力)という観点から、陰圧二点一字螺旋法が筋硬結部位だけでなく、より広範囲に効果が及ぶことが分かりました。
皮膚の遊びを取るように、法則性ある方向へと皮膚をずらして関節を動かすだけで、関節包内の固有受容器センサーが解除されることも分かっています。

「やられた」感なく、ソフトに皮膚に触れて誘導するだけなのですが、魔法?と問われるほどの効果があります。
必ず、可動域や動作痛、圧痛の検査をして、ビフォーアフターを示してあげないと、何をされたか判らず、値打がないので損しますが。w

参加者少なき^^;月例の気の講座では、「やられた感」ある施術法を希望される方があるのでwまだお披露目はしませんけどね。w
施術を「型」にまとめると、必ず型から外れ漏れる事例が出てくるので、複数の観点からの理に従って基盤や定型に拘り執着するなと仏頂尊が教えてくれてるようです。(ワラ)

次回の講座では、5つの内臓リリースと太陽神経叢の再起動法をメインに考えています。
左の首・肩の不調には胃、右の首・肩の不調には肝臓由来であることが多く、内臓由来の不調であれば関節や筋肉を操作しても原因が解消されず、効き目が薄いか戻ってしまうことになりますから。^^;

内臓と神経叢、ファシアと皮膚の走行性などを観点とすると、腹部には8点のキーポイントが存在します。
このポイントは、ただその部位をリリースして、内臓の働きを良くするだけにとどまらず、脊椎神経を通じて身体の可動域にも影響を及ぼしています。

例えば、リンパ系に異常があれば右足小指、循環器系に異常があれば左足小指に圧痛があるものです。
心臓の反応点は、鼠径部、膝の内側副靭帯、足首の内果下にありますが、足の親指を動きにくい方向へゆっくり回すと緩みだします。

これにフラクタル反射の観点を入れると、関節へのアプローチは指先を引っ張り撫で去ることによっても、関節と内臓の調子を良くすることが可能になります。
これらが次々回のテーマになるでしょう。w

六層連動操法などまだ習熟を要する技法、複数の観点を統合するにまだ試行を要する技法など、やるべきことは山積みですが、精進あるのみ。w
同じ境地や技能に留まっていると、進化は出来ないですからね。^^;

さて、11月3日の文化の日、本日は祝日ですが、11月最初の水曜会です。
料理はできていますので、早い時間からでもいつでもどうぞ。^^v

今日のメニューは、以下の11品です。
1.刻みオクラ、エノキダケ、ワカメの麺つゆ和え。
2.サラダ菜、水菜、イワシの水煮、ミニトマト、胡麻ポン酢マヨネーズのサラダ。
3.京絹揚げのバター焼き、クルミ味醂味噌を添えて、好みで刻み青ネギでも。
4.鶏手羽元、大根、人参、白菜、ホワイトブナピー、豆腐の和風白湯鍋。
5.しろ菜と京うらら揚げの炊いたん、好みで胡麻油を垂らしても。
6.京海老芋の揚げ出し煮、好みで山椒を振っても。
7.皮付き新じゃがのジャーマンフライドポテト、エビチリソルトとパルメジャーノチーズ振り掛け。
8.国産牛、ヒラタケ、エリンギ、ホワイトブナピー、ブナシメジの味醂味噌バター焼き。
9.鶏胸肉、キャベツ、ニンジンの鶏ガラだし料理酒・オイスターソース炒め。
10.ブリカマの塩焼き、青レモンを添えて。
11.ちりめんじゃこのナメタケしぐれの和え。