今日、3月6日は二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」です。
啓蟄は春の季語にもなってますが、「啓」は「開く」、「蟄」は「虫などが土中
に隠れ閉じこもる」意で、大地が温まり、冬眠をしていた虫たちが穴から地上に
出てくる頃という意味です。
柳の若芽が芽吹き、フキノトウの花が咲き、桃の花が咲き始め、ウグイスが囀り
始める頃と歴書にありますが、二十四節気は元は中国から由来しているため、若
干の季節のずれが生じています。
通年では、虫が冬眠から起き始める平均気温10℃を超えることが少ないため、
「啓蟄」とはならないことが多いです。^^;
とはいえ、今冬は暖冬で、このところずいぶん春めいてきてますね。
昨日の京都は快晴で暖かく、いやはや日が長くなったことよと感じましたわ。
今朝は曇天ですが、風もなく、寒くもなく、一雨ごとに春が来る気配ですね。
朝の散歩で、虫はまだ見かけませんが、若芽、若草の緑がよく目についてきまし
たよ。
啓蟄は、さらに二十四節気を3つに割り、一年を七十二の候で分けた七十二候で
は次の三つに相当します。
蟄虫啓戸(むしかくれて、とをふさぐ)。
桃始笑(もも、はじめてさく)。
菜虫化蝶(なむし、ちょうとなる)。
それぞれの候は5日ずつを意味し、啓蟄の候は春分(3月21日)までの15日
間を指しています。
初候の「蟄虫」の虫は、虫に限らず、カエルなどの両生類や爬虫類も、ヤマネや
クマなど、あらゆる冬眠をしていて目覚め始める動物を意味します。
次候の「桃始笑」で、古来は「咲く」を「笑」と表現していますね。w
古事記や日本書紀を見ても同じで、当時は「咲」は「笑」だったんですね。
人は最初の3秒以内で印象づけられてしまうものですが、笑顔は必ず会った人に
好印象を与えるものです。
笑顔は、「咲顔」ですので、花がほころんだような微笑や、花びらが開くような
笑い顔が、人の心を開くようです。
人生の主人公は主体である自分ですが、全ては作用と反作用。w
意識して笑顔(咲顔)を振舞って、笑顔が返ってくることが、福招きになります
ね。^^
末候の「菜虫」とは、葉物の植物につく青虫を意味します。
この時期は、越冬した蛹(さなぎ)が美しい蝶へと変わり始める時期を意味してい
ます。
自己嫌悪や自己閉塞などで気も籠りがちだった人も、春の陽気を利して、季節が
移り替わるように陽転して行きましょう。
朝、鏡を見たら笑顔を浮かべ、最初に顔を合わせた人には笑顔を振舞い、一日3
度は意識して笑い声を出すことが、良い効果がありますよ。w
顔が凍り付いて微笑がどうしても引きつってしまう場合は、歯ブラシでもボール
ペンでも横に咥えたら、口角が上がる作用があります。w
声を出して話すことが苦な場合は、朝食の際、「美味しい」とか「元気になる」
とか「ありがとう」とか、何でもプラスの言葉を口にすることが効果的です。
笑うときは、ハ音で3音節以上、「ハハハ」とか「ハッハッハ」とか声に出すの
が良い作用があり、「アハハ」でも同様です。
時に耳にしますが、「ハ!」と一声叫ぶように笑うのは「笑い捨て」^^;
「ハハ」とか「ハッハ」とかの2音は「笑い消し」で、例えば「すまん、すまん」
はホントに済まないと思ってないし、「ごめん、ごめん」は本気で詫びてないで
すよね?w
神社では2度柏手を打ちますが、2度打つことで自身のけがれある気を消し、神
の波長と同調するための作用でしょう。
神社はその土地の一番のエネルギースポットに建てられているものですが、神と
はエネルギーであり、ご神体などに宿るモノです。w
心身の不調や、状況の不適応などは、自分の気に適応の乱れが生じているので、
強い正のエネルギーある神社に詣でて、気をチューニングすることこそ、祓い清
めとなります。
神社の気と自分の気が共鳴して力を得るには、小1時間ほど境内で過ごしたり、
本殿に参拝してご神体の近くで気を受けることが効果的ですよ。
お寺と違って、酒を厭う神は無しですので、この陽気に境内の片隅で、一杯ヤる
のも良いもんです。w
3日のひな祭りでは、白酒ならぬ芋焼酎とハイボールを嗜みw大宮寛遊園の「し
ず」ママから売り物ではないバラずしを頂いて、帰宅後も楽しんでましたが。w
w
閑話休題(あだしごとはさておき)、二十四節気では、啓蟄の前に当たる雨水の
日に雛人形を飾り、啓蟄の日に雛人形を片付けるのが良いと言う伝統があります。
雛人形をしまうのが遅れると婚期が遅れるという迷信もありますが、啓蟄の期間、
春分までにしまうのが一般的とされています。
前回も書いたと思うのですが、雛人形は高価なものであり、一年に一回だけ飾り
付けるものですので、片付けるのは良く晴れて湿気の低い日を選のが良いようで
すよ。
本日、3月6日からは、丁卯月に入ります。
一白水星が本宮に入る月ですので、私にとっては整理が課題。^^;
明日は確定申告を済ませ、底がすり減った5本指ソックスを処分して、諸々の整
理をつけてまいりましょう。w
3日後の第2土曜には、3月度の気の講座がありますので、そっちの組み立てに
も整理を要します。
飛騨からも参加者が来られるようなので、新しく開発した技法の紹介に拘らず、
基本と今までの展開を復習、整理できる内容にまとめればと思っています。
30秒以内で立ちバランスを整える気光発気功や、ダブルオーワングテストと掌
当て、一瞬で身体の可動域が良くなる立位ゼロポジション抜長法やネオ活法は、
その場で習得出来て役立つ技法ですので、基本の気の概念や操作法に長く説明を
置くより、実体験する時間を取ることがよさげですね。w
この頃は、脳の機能を利して心身の復元力を引き出すことに研究の重点をおいて
いて、頭蓋だけを触れて全身の可動域を良くし痛みを消すことや、揺らぎと螺旋
の動きをさらに進化させて、以前はなかなか難儀だったアトラス(第1頸椎)に
簡単にアプローチできるテクニックをお披露目したくてうずうずしてますが。w
あまり生き急ぐと良くないと、常々ヤマノカミが言ってますので、焦らず少しず
つ、一つずつを大事に進めて行きましょう。w
ここ数年、特に月日の経つのを早く感じてますが、ややもすれば行動が習慣に埋
没しがちで、基本日・木の外食も行くパターンが固定化してます。^^;
先だっては久しぶりの御用改め?で、四条大宮界隈にある隠れ家的な居酒屋さん
を発見しました。w
選んだ研修会に参加しても落胆どころか立腹することもあったり^^;ネットや
口コミ、あるいは紹介で来店しても失望することが多々あるもんですが、新しい
発見と満足が得られると、脳の機能も良くなるようです。w
おかげで、螺旋と揺らぎの用い方や、重力や身体の負荷を無くして機能を復元す
ることなど、新しい気付きを得ることができました。
温故知新は大事ですが、たまには新しい体験が大事ですね。^^
さて、本日は第1水曜日に当たって、3月最初の水曜会です。
準備を整え、ご来客をお待ちしつつ、講座の構想を整理することにしましょう。
今日のメニューは以下の14品です。
1.刻みオクラと摺り生姜の手作り麺つゆ和え。
2.菊菜の辛子・胡椒風味白和え。
3.ヤマトイモの摺りおろし手作り麺つゆ和え。
4.いづみ式ブロッコリーの胡麻和え。
5.いづみ式牛蒡と人参のかき揚げ。
6.大根、人参、エリンギ、豆腐、九条ネギ入り生姜たっぷりの酒粕味噌汁。
7.小松菜とちりめんじゃこの胡麻炒め。
8.白菜、白ネギ、エリンギ、人参、玉ネギ、鶏胸肉の六宝菜。
9.赤身卵「どん玉」の温泉玉子。
10.近江蕪と椎茸の赤味噌煮。
11.昆布だし風呂吹き大根、ネギ味噌を乗せて。
12.粗挽き合挽ミンチ、マイタケ、シメジ、椎茸の味醂肉味噌。
13.京絹揚げのバター焼き、クルミ・ピーナツバター味噌で。
14.皮付きピーナツのピクルス。