今日、12月8日は、納め薬師の日です。
8日は薬師如来のご縁日ですが、「納めの薬師」とは、その年の最後の薬師の縁日のことで、この1年間のご加護を感謝するとともに、新しい1年に向けての祈願をする行事です。
「薬師如来」は「東方浄瑠璃世界」の教主で、正式名は「薬師瑠璃光如来、別名を大医王仏とも呼ばれます。
広く人々の病気を治し延命するだけでなく、精神的な苦痛までも取り除くといわれる仏様です。
薬師如来のご加護を受けて、この日祈念し手当てすることが、全ての病や痛苦を無くし、心身共に良い状態で年の暮れと新年を迎えられると良いですね。
オン・コロコロ・センダリ・マトウギ・ソワカ。(十念)
陰極まって陽となるという陰陽論理がありますが、この薬師如来の真言にもそうした意味合いがありそうです。w
サンスクリット音でこの真言を発音すると、オーム・フルフル・チャンダーリー・マータンギー・スヴァーハー。
和訳は、帰命したてまつる、速疾に除きたまえ、チャンダーリーよ、マータンギーよ、祥福あれ。となります。
チャンダーリーもマータンギーも、狩猟や漁業種族で屠殺、獄卒、屎尿処理などをする最下層の民の女性名でした。
法華経の陀羅尼品にも観音懺法にも出てくる名前ですが、もとはアーリア民族以外の未開種族が信仰した農業豊穣女神で、危険な汚穢の種族を摂受して仏法の守護者としたものであろうよと考えられています。
天台宗の摩多羅神の真言なんて、もっとえげつないものがありますが、秘中の秘とされてるので口に出せませんけどね。^^;
穢れも煩悩も、苦悩も挫折も、陰極まって陽として、濁った池の底から根を張って蓮の花が咲くように、人生を幸せに開こうというのが仏教ですね。
癌治療や脳梗塞の予後に苦しむ方も、統合失調症や強迫神経症などで未来を危惧する方も、今この時を大事にして、これからの人生を開いて行きましょう。
戌、丑、辰、未のいずれかの年・月・日には働く仏縁を活用して、目には見えない力をプラスに用いたいものですね。
気も心も、目には見えないものですが、その活用は大きな作用をもたらします。
中国武術では、勁と呼ぶ呼吸を伴う技法を用いて、一見触れただけの相手にガードを通り越して甚大なダメージを与えたりする技がありますが、活法にはその逆に即座に相手の不調を解消する技法があります。
肩が上がらない、腰が痛くて動けない、膝が痛くて曲がらない伸ばせないなどといった苦痛も、経絡や筋膜のつながり、特効点となる経穴、脳脊髄神経の反射などを用いれば、不調は改善できるものです。
今日は第2土曜日に当たり、今年最後の月例講座になりますので、こうした技法を今年の納めにしましょう。
最後の特別行事は、23日の東山寺院巡りと忘年会ですので、まだまだ8日に事納めはできませんが、精進して行きましょう。
そもそも「事納め」は農事などの仕事納めですが、同時に年神様を迎える「事始め」でもありますので、むしろ運気論的には事始めの儀が大事かも。w
昨日の7日は二十四節気の「大雪」で、甲子の「月に入りました。
甲子は60干支の始まりとなりますので、これから始まる60か月にとっても、良き始まりとなりますように。
100年ぶりの異常な暖冬現象で、12月というのに20℃を越える暖かな日が続きましたが、これで季節は逆行するのはずもなく、また冷え込む日がやって来ます。
人体にとってこの気温差は大変応えますので、代謝や筋関節が異常をきたさないよう、特に腹部は温めておきたいところです。
人体の要は脊椎にあり、仙骨がその基底にあります。
仰向きに寝た姿勢で、呼吸を合わせて脚を操作するだけで、仙骨は整い、身体の可動も良くなります。
脊椎に歪みがあって身体の可動にロックが掛かっている場合は、経絡に関連している筋膜の硬結を解けば、ロックが解除されます。
気というエネルギーの流れが悪くなってる場合は、弱体化している筋肉に力が入りませんが、任脈の気を操作することで簡単に解決することができます。
どの脊椎が異常をきたして気の流れが阻害してるのかは、督脈の気を操作して、オーワングテストやWオーリングテストで身体が教えてくれます。
その部分に気を当てたり、CTスキャナーのように手を触れずに気を操作することによって、自然にその場で身体が整い、可動が良くなるのは面白いものですね。
脳は身体の痛みをいつまでも忘れず覚えているもので、無意識に体の動きをかばったりして、姿勢も動作も悪い習慣が付いてる場合が多くあります。
痛みが取れて、可動が良くなったら、必ずそれを脳に伝えて、脳から痛みをリセットすることも大事となります。
アルファ10誘導法は前頭骨を軽〜くマッサージすることで眠りも良くなるものですが、額を両手の指先でくるくる柔らかにマッサージするだけで、例えば腰の後方伸展なども可動域が広がるものです。
初めての方はよく魔法のようなと驚かれますが、誰でも簡単にその場でマスターできるのが、講座の技法の良いところかと?w
気のワークと瞑想の講座の後は、例によって会場をこちらに移して懇親会です。
鍋の美味しいシーズンですので、温かくなる鍋を中心に、冬の気に備える料理を用意しました。
今日の懇親会のメニューは。以下の11品です。
よもやまの話で、楽しい第一次忘年会をしましょう。w
1.茹でカリフラワー、いづみ式セロリ葉散らしカレーマヨネーズで。
2.刻みオクラの麺つゆ和え。
3.水菜、ツナ、蒸しサラダ豆のサラダ、手作りスダチポン酢掛け。
4.豚バラ肉、ハモのつみれ、豆腐、白菜、大根の寄せ鍋、仕上げに菊菜を入れて。
5.鶏ミンチ、ニンジン、エリンギ、ブナシメジの味醂味噌炒め、大葉を散らして。
6.蒸しオレンジ白菜の温サラダ、青紫蘇ポン酢を掛けて。
7.近江蕪の赤味噌煮。
8.絹揚げのバター焼き、九条ネギを散らして。
9.つまみ菜のバターソテー。
10.皮付きピーナッツのレモン黒酢ピクルス。
11.チェンマイ、ワローロット市場のケームゥ(豚の皮を干して揚げたん)。
本日は限定で、タイウィスキーのセンソ〜ンもありますよ。w