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2泊3日の飛騨高山

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新幹線と在来線での旅で良いのは、駅弁とかを肴に飲みつつ行けることですね。
(笑)
2人で、焼酎の4合瓶が空になる頃、高山駅に着きました。
昼食がてら酔い醒ましがてら、飛騨蕎麦を食べてみました。
1.十割(とわり)蕎麦は売り切れたそうで、二八ソバを注文。
今の季節、姫竹の旬だそうで、朝取りの姫竹をサービスで戴きました。
生の姫竹の筍を皮を剥いて、塩をふって食べるのです。
うん。血が綺麗になるような?(笑)

飛騨と言えば、黒毛和牛の元祖、飛騨牛の地。
店でも、屋台でも、串焼きが1本300〜450円で色々楽しめます。
2.晩飯の店で、ご飯は摂らず、ワラビと飛騨牛の串焼き(3本1280円)で
焼酎の水割りを。肉は柔らかく、タレは甘いモノでした。

二軒目に御用改めしたのは(笑)、「串の三百両」という居酒屋です。
全品、全飲み物オール300円が売りですが、安かろう・不味かろうではなく、
味付け、素材共に誠実で、店員さんも私語無くてきぱきとした動きで、お主らできるなって感じです。
3.先ずはハイボールで、シーザーサラダとドテ煮込みをやっつけます。
4.ここの飛騨牛串焼きは1本300円でしたが、ワサビと香ばしい醤油タレで美味でした。

8、古い町並み、上三の町や二の町を歩いても、食の安心宣言のレッテルを貼っ
た、飛騨牛串焼きの店がよく目にとまります。
目にとまったのなら、足も止め、試食せねばなりますまい。(笑)
ここのは味噌・醤油ダレで、1本350円でした。

飛騨は造り酒屋が有名ですね。外はかんかん照りでも、屋内は涼しく、長居できます。(どんな客?笑)
9.この原田酒造は、手に持ってるお猪口を100円で買うと、コーナーで冷や
してある16種類の酒を、気の済むまで試飲(?)できます。
30年ほど昔、ここで同じように寛ぎ、思索に耽り、出来上がった技に「山車
(さんしゃ)」というここで造られる原酒の名をつけたものです。
キレとコクがある技、いや酒ですよ。^^

三の町を抜けると、宮川を渡って、陣屋前の朝市へ。
11.朱塗りの橋の欄干に凭れ、吹き抜ける風を楽しみながら、箸の棒に刺した
キュウリの浅漬けをかじります。

近所をぷらぷらして、酔いを醒ませば、次は原田酒造の向かい、深山菊(みやま
ぎく)や飛騨自慢を造る船坂酒造へ。
ここは、小ぶりのマス1杯が200円で色々試飲できるのです。
ずいぶん以前にオーナーは変わって、中庭の奥はレストランになってましたが、
杜氏など古い従業員の方はまだいらっしゃるそうです。
13.マス一杯になみなみと深山菊を注いでもらい、盛り塩の用意してある中庭
の椅子に座って、先ずは深山菊と飛騨自慢をば、味見、味見。^^
14.ヒノキの一枚板のテーブル、ヒノキのマスの木の香りが、日本酒とよく合
います。帽子を置いて、中庭に吹き渡る風も楽しみましょう。

夜は、ところどころの居酒屋などの看板にある、謎の郷土料理「ケイちゃん」を
御用改めしてみました。
34.ホテル近くの一品料理「八角亭」のの「ケイちゃん」。
ホルモン・スジ肉とキャベツの鉄板鍋焼きでしたよ。
38.例の全品300円の「串の三百両」では如何であろうか?
ここには「元祖、下呂竹原のケイちゃん」とあり、鶏ムネ・モモ肉とキャベツの
唐辛子ニンニク塩ダレ、紙敷鉄板鍋焼きでした。
うん。これで300円は安すぎで、美味でしたよ。

飛騨2泊は、駅の近くの飛騨、花里の湯、高山桜庵。
22、玄関には造り酒屋のように、杉玉が吊るしてあります。
杉玉は酒林(さかばやし)、久寿玉(くすだま)と呼ばれるモノです。
これは魔除けでも人招きでもなく、「 街の人たちに蔵元の状況を知らせるため」なんですと。
日本酒の造りというのは9月ぐらいから始まり、お酒を絞るのは10月初旬。
その時期に杉玉を蔵の外に吊るすことで「日本酒を搾りはじめましたよぉ〜。」
という新酒の季節を街の人たちに知らせる合図となるそうです。

お酒の造り・搾りが終わるのは3月で、搾った日本酒をそのまま出荷するものと
タンクに貯蔵するものがありますが、
貯蔵した日本酒が春を過ぎ、夏を過ぎ、熟してきてまろやかになった日本酒のことを“ひやおろし(秋あがり)”と言
います。
ひやおろしが出てくる季節には“杉玉が枯れて茶色がかる”ことから新酒の熟成
具合を街の人たちに知らせます。
蔵の街や酒屋さんと訪れたときに青々とした杉玉を見かけたら“新酒の季節”。
9月も半ばにかかり茶色がかった杉玉を見かける蔵元が多くなり“ひやおろしの季節”だそうですが・・
6月半ばの飛騨でしたが、至るところの杉玉はすべて熟成を告げてましたよ。(ワラ)

42.朝食は和洋中のビュッフェ・スタイルで、好きなものを好きなだけ取りま
す。14品ほどの小皿を、ちょこっとずつお盆に載せていただきます。^0^

花里の湯、高山桜庵の最上階の13階は、貸し切り露天風呂が3部屋と男女大風呂。
6.大浴場の「鳥瞰の湯」はここの源泉で、お湯さらさらと気持ちよく、市内を
見渡しつつ風呂を楽しみます。
サウナで火照った身体で、自然の風を浴びるの、気持ちいいですね。^^
7.浴場内から見る露天風呂。朝風呂もまた贅沢な気分でした。^^


福田 龍博