本日は、11月度の気の科学体験講座を開催します。
関西全般、今日は雨ですが、南無八大龍王尊、雨しばし止めたまへ。(念)
暦の上では立冬を過ぎましたが、11月は紅葉たけなわで、やはり晩秋の季節ですね。
この季節、私はよく哀愁寂寞の感情堪え難く、夏の気分を求めに常夏の国に一人旅しようとするのですが、
スケジュールと経済的な要因、その他の呪で(謎笑)、今年は逃避行できないようです。^^;
心理的には、ささやかなる祭りごとと遊行、神仏に対面する機会を増やしたことが秋の悲情を制してるようです。
講座の案内にも書いたことですが、秋は悲哀の情が立ちやすく、肺の気が盛んになります。
水分代謝の調節機能を持つ「肺」は、 皮膚に潤いを届ける役割を果たしています。
肺の状態は、すぐに皮膚に反映されます。
秋の空気の乾燥によって「燥邪」が生じると、肺の働きが低下して、皮膚に潤いがなくなり、
乾燥やかゆみが起こるのです。
皮膚の乾燥が気になったら、表面のケアだけでなく身体の中から潤いを保つよう心がけましょう。
適度に水を補い、コラーゲンやヒアルロン酸を含む食材を家庭薬膳としましょう。
ぬめりある海草、鶏の皮・手羽・軟骨、豚足、豚耳が良く、煮魚は内臓を取って丸ごと煮るのが一番。
また、季節に対応する気を養うに、白菜、白葱や根菜は、秋から冬に良いものです。^^
夏は暑いのでよく人は水を飲みますが、秋になってから減ってませんか?
秋は乾燥のシーズンで、本当は水が必要で、咽喉が渇いてから飲むのは遅すぎなのですよ。^^;
水を食間によく摂ることは大変良いことで、体温、基礎代謝が確かに上がります。
体温が1℃上がると、代謝は12%上昇しますので、ダイエット効果もあります。
血液は50%が水ですが、よく摂ると汚血を解消し、血が綺麗になって、デトックス効果も高いものです。
汗もかきやすく、尿の出も良くなり、体内の水の流れやリンパの流れも良くなります。
その適量とは、過激に運動しない限りは一日1.5〜2リットルとなっています。
しかし、がぶ飲みは、体内のナトリウム量を一度に薄めるもので、バテやすくなってしまいます。^^;
コップ半量からせいぜい1杯程度を、小まめに小分けして飲むことと、常温かぬるま湯程度の温度で、
沸かさぬ良い水であることが大事です。
冷えた水は胃腸を傷めますし、沸かした水分は身体から即座に排出され、古い水が排出されません。
また日本人にはやや軟水が良く、ミネラルがあまりに豊富な硬水は、血管を損ないやすいので、
ほどほどが大事となります。
ところで、皆さんは朝、起きたとき、のどが渇いていませんか?
人間は、寝ている間に、特に暑くなくても、最低コップ1杯程度(約200〜300ml)の汗は出ているものです。
また、起き抜けにはトイレにも行くため、朝一番は、 身体が最も乾燥している状態にあると言えます。
就寝中、血液中の水分が汗となって体外に出ると、血液の濃度が上がり、
同時に血を固める血小板の凝集能力も上がるので、血液は固まりやすい状態になります。
この状態のピークを迎えるのが、水分を摂取しなくなってから数時間後、つまり明け方ということになります。
明け方は、最も心臓に負担がかかり、心筋梗塞を起こしやすい時間帯なのです。
就寝中は、身体を休める副交感神経の働きで、血流もゆるやかですが、明け方になると、
身体を目覚めさせるために、交感神経が働き、一気に大量の血液が心臓から全身に送り出されます。
しかし、血液の濃度が高い場合は、流れが悪く、心臓にも血管にも負担がかかるために、
心筋梗塞を起こしやすくなるのです。^^;
これを予防するためには、血液の水分量を充分な状態にしておかなければなりません。
そのためには、就寝前に、睡眠時に不足する量の水を補うこと。
寝る前に、コップ一杯の水を摂ることが効果的なのです。
私のように酒をよく飲む人は、飲んでる途中に水を補うことも大事ですね。(自爆)
さて、本日の講話と実習は、呼吸の妙と心身の活性化についてです。
呼吸の要諦は吐くことにあり、その秘訣によって、気を操り、身体の姿勢と調子が変化するのを実習しましょう。
講座を終えての懇親会では、晩秋を味わう宴をしましょう。
日本酒が幾つか到来していますので、食前、食中と味比べをしましょうね。^^
水を適時、補うことも忘れずに。w
用意したのは、以下の10品です。
コラーゲンをたっぷりと摂り、秋の五味である辛みを補って、身体を温めるために。
1.豚足と鶏ガラを煮詰めたスープで作る人参、玉ネギ、ジャガイモのカレー。
秋の五畜肉は鶏ですが、タイのナーム・プリックも添えてピリッと食べてみましょう。
2.鶏ミンチ、エノキ、プリック、フライドオニオン・ガーリックのつくねバーグ。
3.鶏肩肉のピカタ。
4.鶏手羽元の生姜竜田揚げ。
秋から冬に必要なビタミンB群を摂るべく。
5.豚ロースのしゃぶしゃぶ、水菜と白菜の温サラダとともに。
6.豚ヒレ肉のカツレツ。
揚げ物は、コレステロール値を上げないよう、全てオリーブオイルを使用しよう。w
晩秋の仕舞い茄子は身体を冷やさないように生姜をたっぷりと添えて。
7.揚げ出しナスの生姜白だし浸し。
秋から冬、最も美味しくなり、カロチンをたっぷり含んだ人参で。
7.沖縄風炒り卵とニンジンのシリシリ。
βカロテンは抗発ガン作用や免疫賦活作用で知られていますが、その他にも体内でビタミンAに変換され、
髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして、喉や肺など呼吸器系統を守ります。
秋は春の気が失せますので、カロチン豊富な青物で補い、繊維質も摂って腸内環境を整えましょう。
8.京風シロ菜の炊いたん。
9.青梗菜のお浸し、削りカツオ掛け。
これらの野菜は、カリウムも多く含んで、血圧を下げるのが良いですね。
今日は日本酒を出すので、カリウムあり、水の代謝を良くして浮腫みを取る一品を。
10. キュウリの塩・昆布だし汁漬け。
よし、できた。w
雨止めを念じつつ、出発の支度をします。^^v