6月17日は、夏至前の甲子の日。
今日から、九星は九紫火星から八白土星と順に下がって行く陰遁の始まりです。
陽遁は外への発達に向けてリズムが付き、陰遁は内なる実りへ向けてリズムが付くとか?
いずれ個々のバイオリズムは一概には言えませんが、日々の流れが変化しますので、
今まで思わしくなかった展開は好転のチャンスがあり、良い展開には確認と補正が大事になりますね。
運気論の行動学では、「破を入れる」と称しますが、マンネリ化した、あるいは喜びの乏しい生活リズムから、
意識的に違う行動や、変わった休息を入れることが、好転の良いきっかけになったりします。
人間関係がより良くなったり、営みの展開が良い流れになったりするには、あるきっかけが大事です。
気づかず見逃したり、一歩行動を起こす勇気を欠いて、チャンスを失うのはもったいないですね。^^;
ところで、甲子の日は大黒天の供養日です。
大黒天を日本で最初に祀ったのは天台宗開祖の最澄とか。
国費留学生として唐に渡った最澄は、そこで三面大黒天の凄まじい力を知り、
自ら三面大黒天像を刻んで、比叡山の守護神としました。
当時の比叡山は最澄の小さな草庵に過ぎませんでしたが、三面大黒天を祀ってからどんどん発展し、
「日本仏教の母山」と称されるまでになったのです。
戦国時代には信長の焼き討ちに遭いましたが、信長は予想外の謀反で殺され、
代わりに三面大黒天を守護神とする秀吉が天下を取ります。
秀吉は比叡山を再興させ、自らも莫大な寄進をしました。
これもまた、因縁ですねえ。w
秀吉の出世守り本尊の三面大黒天は、東山の高台寺、圓徳院に祀られています。
この三面大黒天は、大黒天、毘沙門天、弁財天の三天合体像です。
一度祈れば、三天に届くという合理性があるのですね。
圓徳院の縁日は、甲子の日ではなく、毎月3日になっています。
よく大黒門の横に在る大国様の像を、出世本尊と勘違いしている人も多いものです。^^;
あれは「触れ仏」で、ご本尊の三面大黒天ではありません。w
圓徳院の三面大黒天は、当時サル顔の貧しい足軽にすぎなかった秀吉が、織田家中のマドンナ的存在だったねねと結婚できたように、縁結びにおいて強いご利益があるといいます。
思うに、ねねの内助の功なくしては、秀吉も天下人にはなれなかったでしょうね。
夫にとって、妻の内助は家庭の求心力でもあり、外交の源にも当たるものですからねえ。w
日本においては、大黒の「だいこく」が大国に通じるため、古くから神道の神である大国主と混同され、
習合して、当初は破壊と豊穣の神として信仰されました。
後に豊穣の面が残り、七福神の一柱の大黒様として知られる食物・財福を司る神となったといいます。
本来の大黒天は、密教の破壊と創造を司る大暗黒天であり、自在天の化身として、三面六臂で忿怒の黒色形相のお姿です。
家では客間の北側にお祀りしてますが、宝珠の中のお姿は、美しくも、とても厳しい憤怒相です。^^;
1.火炎宝珠の中の大暗黒天。
だからといって、厳しく激しい妻と縁が出来るわけではありませんよ。(笑)
飲んでよく絡まれることはありますが^^;触らぬ神に祟りなしではなく、触れるカミさん障りなしです。(爆)
触れず、放置し、聞き流し、逆らうと天罰テキ面です。(ワラ)
陰遁開始に際して、祈りおきましょう。w
南無大黒天、おん・まか・きゃらや・そわか。
南無毘沙門天、おん・べいしら・まなや・そわか。
南無弁財天、おん・そらそばてい・えい・そわか。
南無帰命頂礼三面大黒天神大菩薩摩訶薩。
さて、本日は、暦下段十二直の「やぶる」ですが、別段、何事も破ることなく、日々是好日。^^
客間とキッチンとを行ったり来たりして、水曜会の料理も調いました。
今日のメニューは、以下の12品です。
先ずは、ビールやハイボールで、4種の手作りドレッシングの比べ祭り。
イタリアンオリーブオイルドレッシング、ヨーグルトワサビマヨドレッシング、すり胡麻和風ドレッシング、
玉ネギ酢ニンニク生姜醤油中華ドレッシングの競演です。^^
1.サニーレタスと赤パプリカのサラダ。
2.紫玉ネギ、キュウリ、プチトマトのサラダ。
3.豚ロースの生姜照り焼き。
4.タイ風、豚ミンチと玉ネギ、ニンニク、生姜、ナムプラーの肉団子揚げ、ムー・トート。
5.黒アワビタケとブラウンマッシュルームのバター醤油ソテー。
ここらで焼酎や日本酒に切り換え、魚の煮つけ比べのお祭りをしましょう。(笑)
6.生サバの味噌煮。
7.薄塩サバの京風甘辛醤油煮つけ。
8.身欠きにしんの鞍馬煮(山椒の実と酒・醤油の煮漬け)
9.イワシのペペロンチーノ・アヒージョ。
10.丸茄子の田楽焼き、煎り胡麻散らし。
11.小松菜のお浸し、だし醤油絞り、ひねり煎り胡麻散らし。
12.「月のうさぎ」コンニャク中華麺とサニーレタス、焼き豚の冷やし中華。
(最後のこれはいづみ作なので、真っ先に成仏させねば、タタリます。ワラ)