今日、2月11日は建国記念日ですが、立春後初めての午の日なので、初午ですね。
京都の伏見稲荷大社は、全国四万社とされる稲荷社の総本社ですが、初午祭は最
大の大祭として、平安時代より営々と続いています。
主催神は、宇迦之御魂大神 (うかのみたまのおおかみ)。
この稲荷大神が稲荷山の三ヶ峰に初めてご鎮座された和銅4年(711年)2月の
初午の日をしのび、ご神威を仰ぎ奉るお祭が初午祭です。
2日前の辰の日に、稲荷山の杉と椎の枝で作った「青山飾り」をご本殿以下摂末社に飾り、
この日を迎える習わしがあります。
伏見のお稲荷さんの初午詣は、福詣とも呼ばれ、前日の巳の日から、ご社頭は参
詣者で埋まり、京洛初春第一の祭事とされています。
社頭で参拝者に授与されている「しるしの杉」は、このとき限定の縁起物で、商
売繁盛・家内安全の御符(しるし)として、古くから拝受する風習が盛んです。
尤も私の場合は、教育大に通った昔々以来、お稲荷さんの護符はもらったことは
ないのですが。^^;
平安時代から人気の高い伏見稲荷ですが、近年は外国人観光客の間でもすごく人
気があるようですね。
トリップアドバイザーによる2013年の「外国人に人気の日本の観光スポット」調
査では2位を、2014年の調査では広島平和記念資料館を抜いて1位を獲得していま
す。
一般的な参拝では、奥社奉拝所くらいまでしか行きませんが、その後ろにも参拝
の道は続き、稲荷山を巡拝できるようになっています。
平日は多くの日で外国人観光客の方が日本人よりも多くなっており、夕暮れのあ
とも稲荷山に登る外国人が多くなってるようですね。
拝観料不要で閉門時間が無いことも人気の理由であり、稲荷山のお山巡りで欧米
人が好むウォーキングができることも高評価の理由だとか。
夜間も本殿付近はライトアップされており、奥社奉拝所までは街灯も完備されて
いるのですが、稲荷山に登るには、途中から懐中電灯が必要ですよ。^^;
行ってみると分かりますが、稲荷の山は、鞍馬や貴船と同じく、魔界のようです。(ワラ)
夜間のお山巡りは、斎戒沐浴して護身法を切り、覚悟して行くべきです。w
お山に登らずとも、奥の院までの無数に並ぶ朱色の鳥居のトンネル「千本鳥居」
は、異界をくぐるような気がします。
1300年の時を経て、多くの信者が奉納していったという鳥居の列は、その数1万
基にのぼり、参拝路を埋め尽くしている眺めは異次元然として圧巻ですね。
今日は、建国記念日の祝日にかぶるので、参詣者も多いことでしょう。
というか、建国記念日って、特に国民の行事ってありましたっけ?^^;
青年会議所の調査では、18歳以上の日本人で建国記念日がいつか知ってるのは、
20%足らずだとか。
そのうち、60歳以上が44・3%と最も高く、25〜39歳が14・9%で最
も低かったそうですね。^^;
日本の建国記念日は、記紀神話がもとになっていて、神武天皇が即位したとされ
る2月11日になっているのですが、小学校教諭時代にも、そのことに社会科で
も触れることなかったし。w
同じ調査でも、約7割が「自国の成り立ちを学ぶ『国史教育』の充実」を必要と
答えたほか、約6割が「日本でも建国を祝う行事を開催した方がいいと思う」と
回答したそうです。
73%が日本に誇りを持ってる日本人ですが、建国記念日などの国民の祝日は、
もっと国民の意識が高まるようなイベントで祝いたいものですね。
ここらは、政府にもよく考えてもらいたいところです。
さて、今日は法則講座の個別レッスンが入りましたので、その後、水曜会にスムー
ズに移行できるよう、料理を早目に調えておきましょう。
そして、早々に出来上がったのは、以下の9品です。
1.菜の花の辛子甘酢ゴマ味噌和え。
2.鶏ハツとホワイトブナピーの味醂醤油山椒炒め。
3.茎ブロッコリーの辛子マヨ醤油和え。
4.豚ロースの生姜焼き、サニーレタス添え。
豚を10秒ほど両面炒めてから、紅茶で2分ほど煮て、煮汁を捨ててから生姜味
醂醤油で炒めたのですが、紅茶のタンニンが肉を柔らかくジューシーにしてくれ
たはず。^^
5.大根、豆腐、お揚げ、水菜の味噌バター鍋。
6.昨日のすき焼きのダシで、オカラ、人参、ヒジキ、刻み揚げのいづみ式おから炒り煮。
7.鶏のキンカンの餡かけ、九条ネギ散らし。
8.すき焼きの麩、ニンジン、シメジのいづみ式卵とじ、菊菜散らし。
9.ベーコンと春キャベツ、摘み菜のソテー。
建国記念日と初午を祝して、今夜は一献傾けましょう。^^v