明日22日は、二十四節気の「冬至」ですね。」
冬至の日は、太陽が南回帰線上を通過するため、日の出・日の入りは最も南寄りになり、
北半球では、一年の中で最も昼の長さが短く、夜の長さが長くなる日です。
中国の太陰太陽暦(日本の旧暦)では、冬至が暦の起点とされ厳粛な儀式を行っていました。
これが日本にも中世になって伝わり、宮中などでは朔旦冬至(さくたんとうじ)といって祝宴を開いていたようです。w
この日からが、一陽来復。
だんだん、昼の長さが長くなりゆくのですが、実際には「冬至冬なか冬はじめ」といって、
寒さがいっそう厳しくなるころです。^^;
二十四節気詳説には、「蚯蚓(きゅういん)結ぶ。」とあり、ミミズも寒さで縮みあがっている位、寒さが厳しい頃です。
男性諸氏も、これだけ寒くなると、脱ぐと素肌は寒いわ、球茎ともに縮むわで、不如意なことになりますよね。(僕だけ?^^;)
冬至風呂(柚子風呂)に入る風習が、全国にありますが、ユズ風呂には、
血液の流れを良くする血行促進効果が高く、冷え性や神経痛、腰痛、リウマチなどを癒す効果もあります。
果皮に含まれるクエン酸やビタミンCにより、美肌効果もある上、
柚子の精油ピネン・シトラールなどのアロマ効果と皮膚からの刺激により、血行を促進し、皮膚も保湿され、
寒くて停滞しがちな、体の機能を目覚めさせるのです。
ある検査によると、さら湯(普通のお湯)と柚子湯に入浴後のノルアドレナリンを比べたところ、
なんと、4倍の差が出たそうです。
ノルアドレナリンは、血管を収縮させる効果のある成分ですから、
それだけ血管が拡張していたことが分かります。
古くから日本では、柚子風呂はひび・あかぎれを治し、風邪の予防になるだけでなく、
中風(脳卒中)にならないと伝承されてきましたが、まさに効果的な、昔の人の知恵ですね。^^
冬至は湯治(とうじ)に通じ、柚子は「融通」が利きますようにと、年の暮れ行事として、
江戸時代の庶民も味わったものです。w
柚子湯の作り方としては、柚子の果実を5〜6個輪切りにして、湯に浮かべます。
皮膚が弱い方はヒリヒリしますので、輪切りにした柚子の果実を熱湯で、20〜30分蒸らし、
その後、布袋に入れて湯に浮かべるとよいですよ。^^v
市販のユズの香りの入浴剤より、香りも鮮烈で、効能も高いので、ぜひ味わって下さい。w
こうした季節を味わえる行事は、日本の風土の恵みですね。^^
幼子と入るもまた楽し、綺麗なお姉さんと入ると天国です。(アホ爆!)
また、この日は「冬至かぼちゃ」といって、かぼちゃを食べると病気にならないと
古くから各地で言い伝えられていますね。
「中風(脳卒中)にならない」「風邪をひかない」「長生きできる」などのほかにも
「厄よけになる」「一年中おこづかいに困らない金運がつく」などの言い伝えがあります。w
実際にかぼちゃには、体内でビタミンAに変化するカロチンがたっぷり含まれています。
ビタミンAは、肌をツヤツヤにし動脈硬化の予防になるだけでなく、皮膚や粘膜、視力、骨や歯にも効果があるものです。
秋野菜の収穫も終わって、食べられる野菜もほとんどなくなってきた時代。
そこで元気に冬を越せるようにと願いを込め、栄養もあって保存もきくかぼちゃは、
特別に貴重なものだったといえましょう。
冬至の特有の食べ物は地域によって若干違いますが、「かぼちゃ」のほかには「こんにゃく」を食べる風習もあります。
「トウジ、コンニャク、スナハライ」という言葉が、冬至近くになるとよく口にされますが、
こんにゃくは1年間たまった砂を払うものだといわれています。
繊維質が乏しくり、寒さによって便秘がちになる頃、こんにゃくは格好の腸のお掃除ができますからね。^^
冬至には、「冬至の七種」といって、「ん」のつく食品を食べると病気にかからず、
幸運が得られるという言い伝えもあります。w
冬至の七種とは「ん」が2つつく食べもので、
「なんきん(かぼちゃ)」「にんじん」「れんこん」「ぎんなん」「きんかん」「かんてん」「うんどん(うどん)」のことです。
うどんはこじつけみたいですが、運(うん)・鈍(どん)・根(こん)に通じるので、
出世するといわれています。w
美しき言霊の国、日本ですね。(笑)
さて、本日の水曜会を終えると、最終日曜25日が年度納めの特別研修となります。
直会のご馳走のために、文字通りあちこち走り回って特別な食材を手に入れていますが、今年は過去最低の参加人数かも?^^;
ですが、めげず、怠らず、見事な年の納めになるよう、努力いたします。w
特に、遠く長崎からやっと来られるようになった方には、最高の1日となりますように。^^
それまでに、手渡し以外の顧問先への指示書を完成せねばならず、年度と翌月のダブルあるので大変な毎日です。^^;
25日はブログなんて書いてる間がないので、ご了承を。w
28日の水曜会をもって、今年の仕事納めとさせていただきます。
新年は、3日にお年始ご来客あって、4日からが通常業務となります。
それでは、本夕の水曜会、「ん」の重なる縁起食や身体の温まる手料理で歓談しましょう。^^
今日のメニューは、以下の11品です。
1.キャベツとスィートコーンのコールスロー、ミニトマトを添えて。
2.ホウレン草のだし醤油絞り。
3.小松菜のだし醤油絞り、黒ゴマ散らし。
4.壬生菜と京うらら揚げの炊き合わせ。
5.白菜、結びコンニャク、エノキダケ、焼きネギ入り牛すき焼き。
6.ピリ辛豚ホルモン煮込み、青ネギを乗せて。
7.松坂からの豚バラ肉の味噌角煮。
8.ミックスベジタブルのオープンオムレツ、スィートチリソース掛け。
9.人参、玉ネギ、じゃが芋、海老名高原ソーセージ、粉チーズ入りクリームシチュー。
10.栗南瓜(マロンナンキン)と白黒蒸し大豆の炊き合わせ。
11.ブリアラの幽庵照り焼き。