先週は2日ほど、愛宕や比叡が雪化粧になった日がありました。
1.叢雲立ち上る愛宕山の光景。
暑さ、寒さも彼岸までと言いますが、冷えても冬には戻ることなく、一雨ごとに
春は熟して行くようです。
今日は快晴となり、朝の散歩はすこぶる快適。w
2.嵐山遊歩道の土手も、緑が萌えています。
3.嵐山東公園の桜はまだ蕾ですが、敷地の桃は八分ほど咲いております。
せっかくですから、この桃の花をサラダにあしらって食すことにしましょう。w
18日から春の彼岸に入りましたが、明日は春分の日で、お彼岸の中日になりま
すね。
日本では、春分の日は、「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日として、秋分
の日は、「祖先を敬い、亡くなった人々をしのぶ」日として、国民の祝日に定め
られています。
春分の日も、秋分の日も、前後3日間を入れた1週間がお彼岸期間になります。
仏教では、ご先祖様のいる世界、極楽を「彼岸(ひがん)」、いま私たちが生き
ているこの世界を「此岸(しがん)」といい、「彼岸」は、西に位置し、「此岸」
は、東に位置するとされています。
3月の春分の日と9月の秋分の日は、太陽が真東から昇り、真西に沈むので彼岸と
此岸がもっとも通じやすい日になると考えられ、この時期に先祖供養をするよう
になりました。
先祖供養でなくとも、この日に沈む太陽を拝むことは、西にある極楽浄土に向かって拝むことになるの
で功徳になるといわれています。w
お彼岸では、お盆の時のような特に決まった行事や飾りつけをすることはありま
せんが、一般的には中日の前後にお墓まいりに行きますね。
実は、お彼岸にお墓参りをするという習慣は日本独自のものです。w
お彼岸には「彼岸会(ひがんえ)」が、いずこのお寺でも行われますね。
彼岸会は、お寺で故人の供養をすると同時に「六波羅密」の教えを会得する大事な行事です。
日本仏教独自の行事ですが、古来の民俗信仰とも深く結びついた「盂蘭盆会」や
「施餓鬼会」と共に仏教の年中行事の中でも最も一般的に盛んに行われています。
彼岸会の法要の歴史は、平安時代の中頃までさかのぼります。
当時、浄土思想が盛んになり、真西に沈む太陽を見て、西方極楽浄土を思い描く
「日想観」という修行が盛んに行われました。
この修業によって極楽浄土に行けると信じており、お寺では法要をしっかり営む
ようになったといわれています。
彼岸会で大事なことは、本来、悩みや苦の世界から悟りの境地に達するための修行、六波羅蜜を会得することだ
とされてきました。
お彼岸の期間の7日間は、中日がご先祖さまに感謝(かんしゃ)する日。
その前後6日間は、人が生きていく上で良いことと悪いことをきちんと判断し、
正しい行いができるようになるための6つの行いを1日に1つずつでも実践する大切な期間だということです
ね。w
ちなみに、お釈迦様が説いた六波羅蜜(ろくはらみつ)とは、こんな行です。
1.布施(ふせ)
人に施しを与えること、たいそうなボランティアでなく、笑顔や明るい好意の声
掛けも立派な布施行になります。
2.持戒(じかい)
戒律を守り、省みることですが、法律や道徳に限らず、自律を大事にしましょう。
3.精進(しょうじん)
つねに努力することですが、もう一歩、昨日よりもひと踏ん張り、力を発揮して
みましょう。
4.忍辱(にんにく)
苦しくても耐えることですが、不平、不満は口にせず、不快や怒りを表さぬこと
です。
5.禅定(ぜんじょう)
心を落ち着かせること、安定させた状態で自己修養することですが、瞑想が良い
効果があります。
6.智慧(ちえ)
正しい判断力をもち、物事の真実を見る目をもつことですが、これが一番難しい
ですね。^^;
神仏に問いかけても、こちらの受信能力がないせいか、なかなかオイソレと答えが返って来ないものです。^^;
時に、不動明王さんに向かって、答えんかい!などとケンカを売ると、テキメン、
片目が真っ赤になって痛むことがあります。w
第6チャクラ、第3の目を開いて、物事を見通すのも難しいものです。^^;
そこで最近は、第8チャクラ、頭頂にある第7(クラウン)チャクラの上に、仏
頂尊があると仮定して、そこから俯瞰して観ようと試行しています。w
超心理学ではハイヤーセルフといいますが、身体が損なわれようが、心がけがれ
乱れようが、輪廻転生もせず、常に自身と共にあり、全てを見通している存在を
仏頂尊と名付けてみました。
エネルギー療法や気功療法を行うとき、意識の活用は大変大事な重点ですが、
Wオーリングテストや、TL(セラピー・ローカりゼーション)筋反射テストのと
きなどに意識してみると、我が仏頂尊、その効果は如何に?w
この6つの徳目、六波羅蜜を実践することで私たちは浄土の世界に到達できる人になる、と言われています。
w
が、別に、仏道を修行せずとも、お彼岸の7日間は、心安らかに、穏やかに過ごしたいもの
ですね。
この時期、京都は墓参りラッシュになりますので、天龍寺三秀院の墓参りは明日
の早朝に済ませることにします。
毎月、20日から24日は顧問先への指示書作成の集中期間ですが、カウンセリング
の予約が入ったりもしますので、時間に追われてバタバタしがちです。^^;
ところで、春のお彼岸には「ぼたもち」を、「秋のお彼岸には「おはぎ」を供え
るのが一般的ですね。
実は、モノは同じですが、「ぼたもち」と「おはぎ」は、それぞれ「牡丹餅」、
「お萩」と漢字で書きます。
これは、春のお彼岸の頃には「牡丹」の花が咲き、秋のお彼岸の頃には「萩」の
花が咲くことに由来しています。
こだわってるお店によれば、牡丹の花は、大きな花ですから「ぼたもち」は大き
めに、「萩」は小さな花なので「おはぎ」は小ぶりに作ってるとか。w
その起源を遡ると、江戸時代にお彼岸や四十九日の忌明けに食べる風習が根付いたようです。
日本には古くから邪気を払う食べ物への信仰がありましたが、あずきの赤色には、災難から身を守る厄除けの効果があると考えられていたようです。
しかしもともとは先祖を崇拝するためのお供え物であり、自分たちで食べるためのものではなかったとも言われています。w
昨今の墓参りでは、お供え物は放置せず、供えてから墓所で食べるか、持ち帰っ
て食べるのが良いですね。
本日は、水曜会にて、「ぼたもち」は如何かと思いましたが、私はでんぷん・糖
質の制限が持戒でもあり、自戒、忍辱の項目にも当たりますので、買えませなん
だ。w
前日、一個だけでも破戒しようかしらと、買い物かごにそっと忍ばせたら、ヤマノカミ
が商品棚に戻しましたわ。^^;
いや、いや、これは仏様へのお供え物と言い張っても、聞く耳もってはくれませ
んから。w
このところ、朝はもち麦入りのご飯とか、キノコ・もち麦入りの炊き込みご飯と
かを100〜150g、味噌汁と焼き魚に野菜を添えて食べていますが、夜はほ
とんどでんぷん・糖質を減らした料理を作っています。
以前は、野菜から食べるのが糖質の吸収を妨げて、ダイエットに良いとか言われ
ていましたね。w
最近では、肉から先に食べるのが良いとか、マイタケなどのキノコから食べるの
が良いとか、諸説あって何が良いのかワケワカメですが、夜のでんぷんは控えた
方が良いようですよ。^^;
今日は春分の日の前日ですが、例によっての水曜会。
精進料理ならぬタンパク質十分の料理になりましたが、野菜にキノコもたっぷり
摂ることにしましょう。w
今日のメニューは、以下の12品です。
1.湯がきブロッコリー、辛子マヨネーズに付けて。
2.水菜、蒸しサラダ豆、ツナのポン酢サラダ、桃の花びらを散らして。
3.サラダ菜と鮭の中骨缶のフレンチドレッシングサラダ。
4.刻みオクラと納豆の出汁醤油和え。
5.茹でスペアリブのステーキソース炙り焼き。
6.茹で豚足の炙り焼き、辛子酢味噌を添えて。
7.豚骨ベースの3種のキノコ、セロリ、人参、玉ネギ入りカレー。
8.京絹揚げのバター焼き、クルミ味醂味噌を添えて。
9.ホウレンソウの摺り胡麻辛子白味噌和え。
10.京畑菜と京揚げの炊いたん。
11.牛ロースのステーキ、キウイ・ソイソース添え。
12.炒り黒豆。
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福田 龍博