昨日18日は納め観音、2日後の21日は納め大師と納めの仏事が目白押しですが、
暦では今日は納め厄神の日だそうです。
厄神神社というのは、確か府下の綾部市にあるようですが、京都市では見当たり
ませんね。
日本の仏教では、厄神明王というのがあります。
嵯峨帝の41歳の厄年にあたる829年に、空海により厄除祈願が行われたのだそうです。
嵯峨帝は、愛染明王と不動明王が一体となり厄神明王となるという霊告を受け、空海に祈願を命じました。
空海は最大の庇護者である嵯峨帝のこの命を受けて、空海は愛染明王と不動明王
が一体となった厄神明王像(両頭愛染明王像)を三体も刻み、高野山天野大社、山
城石清水八幡宮、当東光寺へと納めますが、門戸厄神東光寺の厄神明王だけが現
存しています。
兵庫県にある「厄神さん」と呼ばれるこのお寺の『厄神堂』にお祀りされているのは、弘法大師空海により白檀の木に彫られた「厄神明王」です。(行ったことないけど。^^;)
愛染明王は、煩悩(愛欲・欲望・執着)を打ち砕き、悟りへと変えてくれる仏様で、
不動明王は、憤怒の形相をもって、悪と煩悩を知恵の火で焼き尽くす仏様ですね。
厄神は祀ってなくとも、厄除けにご利益のある神社なら、どこでもいっぱいありますね。
市内なら、上賀茂神社、下鴨神社、吉田神社、八坂神社、松尾大社、今宮神社、城南宮など枚挙にいとまがありません。w
そもそも厄というのは、災厄,苦しみ,特に病苦の意味です。
古くは人間に災厄,特に疫病をもたらすのは神のなせる業であると信じられ,
その神を厄病神,疫病神,厄神,行疫神などと呼んだものです。
日常生活を続けていくうち、日常厄と呼ばれるマイナス要因が、知らずと溜まっていくもので、
ホントは小まめに祓うのが良いのですが、厄年に祓うのは一般的通過儀礼ですね。
古くは平安時代の頃より、この考え方は存在していて、未だに根強く残っている
風習の一つです。
普通は厄年は、数え年で男性ならば25歳、42歳、61歳。
女性ならば19歳、33歳、37歳、61歳の前後1年を合わせた3年間が厄年と呼ばれています。
特に数え年で、男性の42歳、女性の33歳は大厄と呼ばれ、特に大事とされてきました。
細かく言うなら、男女共通の厄年というのは、数えで1,4,7,10、13,
16、19,22,25,28,31,33,37,40,42,46,49,52,55,59,61,64,67,
70歳ですが、多過ぎですね。^^;
厄年というのは、人生の一種の節目に当たり(人によって異なりますがw)季節
の変わり目に健康を害さないようにするのと同様、溜まったマイナス要因が苦や
災難とならないよう、慎重かつ謙虚に過ごしましょうということですね。
そのため、神社や祈祷寺院で、厄除け、厄払いをするのは、うがったことでもあ
りましょう。
一般に厄払いは、1月1日から節分までの期間に行くのが普通ですが、別段、い
つ行っても問題はないでしょう。w
ただし、神社によっては忌中を嫌いますので、その点だけは配慮を要します。
大厄は特にですが、気学でいう坎宮に同会する年は一種の厄年に当たり、課題律
では過去の清算が要となります。
前年の離宮同会で不要なものやマイナス要因を離し、次年の坤宮同会でこれから
の基盤を固めることが課題で、この3年間は習慣の改良、体質の改善がテーマと
なります。
よく厄年には、町内会の役や同窓会の幹事、節分の鬼役を務めると厄除けになるといわれています。w
が、役立ちが「厄絶ち」になりますので、厄という災難を絶つには、意識して人
に役立つように振舞いましょう。
別段、ことさらなボランティア活動や町内・公園などの清掃活動をしなくても、身辺をよく整理し、笑顔や笑い声、明るい声掛けを
周囲の人に振舞って、自他の気を良くすることが効果的です。^^
厄年に限らず、ちょっと運気が悪いな、物事の調子が良くないなと感じるときは、
神社で気をチューニングすることも効果的ですが、厄絶ち=役立ちの振舞い行動
もより効果的かと思います。w
そういう意味からも、日常生活の中で知らずと溜まる厄も、小まめに祓って行き
ましょう。
男女ともに数え61歳(満60歳)になる年が還暦ですが、生まれた年の干支が60通
り巡り還ってくる年のことです。
推命学では、転祉殺と呼びますが、因縁・因果が再起・再生するといわれていま
す。
「ツァラツストラは斯く語りき」にあるニーチェの言葉、「この人生、二度目として生きよ。」が至言になりますね。
どんなことも過去に経験してることなので、良いことは再開し、良き縁とは再会
して、同じ苦や失敗を繰り返さないよう、過去の経験と照合して正しきを選ぼう
ということです。
3日後の22日は冬至で、最も日中が短く夜が長く、陰極まる日となりますが、こ
の日からが一陽来復。
徐々にですが、少しずつ明るい陽気へ向かって行きます。
諸々の事を納めて、良き年が明けますように。(念)
日常業務は31日まで行いますが、顧問先への翌年・翌月の傾向と対策指示書の作
成も佳境に入り、23日は今年納めの行事があります。
東山の寺院などを巡って、神仏と対座して、瞑想を楽しみましょう。
日常からちょっと離れて、納めの神仏事は、心の整理と新たな一年を迎える良い
準備になりましょう。
参加者の確定人数がまだつかめてないので、参加される会員の方は、ご連絡くだ
さいね。
夕方からの美癒亭キッチンで行う直会(なおらい)忘年会の準備がありますので。w
はてさて、新しいPCの扱いに四苦八苦しながらも、アール・エムさんのサポート
を受けて、何とか写真もアップできそう。
水曜会の準備を整え、指示書作成に集中します。
今日のメニューは、以下の13品です。
1.小松菜のナムル、捻り煎りゴマ散らし。
2.ほうれん草のおひたし、醤油絞り削りカツオ掛け。
3.刻みオクラの麺つゆ和え。
4.いづみ式鶏天。
5.ニンニク生姜を利かせた、いづみ式鶏モモ肉のから揚げ。
6.鶏モモ肉とエリンギのブラックソースソテー。
7.赤身卵どん玉の温泉卵、たまご用だし醤油で。
8.小かぶらの赤味噌煮。
9.昆布だしの風呂吹き大根、ネギ味噌を乗せて。
10.鮭の甘塩焼き、巣立ちを添えて。
11.鶏ミンチのつくね団子、焼き長ネギ、白菜の寄せ鍋、菊菜を添えて。
12.豚バラ肉、キクラゲ、セロリ葉、玉ネギのタイ・タクミソース炒め。
13.合挽ミンチ、エノキダケ、シメジのバルサミコ酢・味醂・赤味噌炒め煮。