11月に入り、快晴の京都ですが、これからいよいよ紅葉が始まって行きますね。
京都では少し色づいて来た程度ですが、7日の立冬から紅葉と冷えはさらに進むことでしょう。
土日には、天川に出かけますので、一足早く紅葉狩りが味わえます。
奈良と和歌山の県境、大峯山中奥深くにある天川村ですが、恒例の秋の特別行事になってます。
角川映画でも取り沙汰された有名な神秘スポットで、ここには日本最古の弁財天社、
天河弁財天(日本三大弁財天)があり、古来より大峯修験者をはじめ、
神官・密教僧・瞑想家・芸能家等々、年間全国から多くの敬虔な参拝者が訪れ、瞑想に取り組んでいきます。
天川村は古来より「天にもっとも近い場所」といわれ、UFOのよく見える場所としても有名です。
行者の方々の間では、「天河には三度参れ。必ず神験あり。」といわれるほど霊験あらたかな聖地です。
行くたびに、深夜瞑想などを通じて、不思議な体験ができるのが楽しみです。^^
然るに、夜間は特に冷え込みますので、服装には工夫が要りますが。w
天川弁財天から洞川へ走り、龍泉寺の一願不動尊、八大龍王堂にお参りして、吉野の蔵王堂、如意輪寺を巡って来ます。
今年はチェンマイの寺院巡りに行けそうもなく、日本の神仏と対面して、ご縁を深めようと思います。w
たまには非日常な体験に接して、日常生活をあらためて省みることも良いですね。
気づき、目覚めるには、瞑想は2500年来の優れた方法です。
最近では、宗教的要素を外した瞑想が、「マインドフルネス」と称して、医療・教育・ビジネスの現場で実践されていますね。
欧米では、ストレス対処法の1つとして、すでにその効果について、多くの実証的研究報告があります。
マインドフルネスとは、広義の瞑想に集中し、「今この瞬間」の自分の体験に注意を向けて、現実をあるがままに受け入れることです。
マインドフルネスを実施すると、ストレスな場面においても否定的な感情や物事にとらわれ飲み込まれることなく、いつでも自分を取り戻すことができるようになります。
私たちの脳は、目の前のことに対しても、半分以上は違う雑念が浮かんでいるものです。
リラックスしている状態で脳はいわばアイドリング状態になりますが、ディフォルトモードネットワークが働きます。
これは脳の部分部分で雑念が起こり、それをシナプスが連絡して、不要や負の考え、ストレスが起きる状態といえます。
瞑想をして、意識的に五感に集中することによって、脳のDLPFC(背外側前頭前野)が働いて来ます。
DLPFCには、次のような機能があります。
?判断、意欲、興味をつかさどる。
この機能が低下すると、活力を失い、やる気がなくなります。
?扁桃体(へんとう体)のバランスを整える。
扁桃体は、不安、悲しみ、自己嫌悪、恐怖などの感情をつかさどりますが、この機能が低下すると、これらの色々な感情が強く出てしまいます。
例えば鬱病と診断された人では、この偏桃体が5%以上膨張していることが多いものです。
?痛みを制御する。
幻痛(まぼろしの痛み)を制御し、痛みを減少させ、ついには痛みを無くしてしまう。
脳は痛みを覚えていて、痛む部分がもう治っていても、アセチルコリンやブラジギニンなど筋肉の緊張や興奮物質を感知すると痛みを感じます。
慢性腰痛では、ほとんどがDLPFCの活動が衰えていることが報告されています。
マインドフルネスの実践報告では、1日30分ほどの瞑想を8週間続けることで、
ストレスを感じる偏桃体が5%縮小し、新しい記憶を取り込み大脳皮質に収納する働きの海馬灰白質が5%成長することが発表されています。
つまり、瞑想を習慣化すると、心身の健康のみならず、記憶力など脳の働きも良くなるわけです。w
海馬は統合失調症にも関連し、偏桃体は記憶固定の調節の調節を司って、鬱病や虐待、育児放棄などの情動障害にも関連しています。
医療の一環としても、心身の健康促進、自己実現のためにも、正しい瞑想習慣が広がると良いですね。^^
禅では「只管打坐」といいますが、「只管」とは「ただ、ひとすらに」という意味があります。
今、この一瞬一瞬に集中して、今を生き、今を味わい、自らの気づきと目覚めを会得しましょう。
雑念はストレスや負となる考えで、意識を以って感じることが大事なコツといえましょう。
そういえばブルース・リーの映画「燃えよ、ドラゴン」で、彼が愛弟子に教えるシーンの有名な言葉がありましたね。
「Do’nt think. Feel!」いやはや、懐かしい。w
四季の移ろい、自分の五感、今接していること、意識してその実感を味わうことが大事ですね。
下手な考え、休むにならず、脳を劣化し、老化を早める。(笑)
新たな気づき、発見は、脳を活性化するものです。
1.発見といえば、四条の業務スーパーで、初めて「しらはマコモ」なるものを見つけたので、買いましたよ。
マコモは「真菰」と書き、真菰筍(まこもだけ)とも言われるもので、英語ではワイルドライスと言って、アメリカインディアンの食料でもありました。
縄文時代には米代わりに常用され、古事記にも出てきますが、万葉集には22首の真菰の和歌がありますね。
マコモは聖なる植物で、今でも、出雲大社では毎年6月に「マコモの神事」が行われます。
「出雲の森」から、御手洗井までの道中に清い砂を敷き、その上にマコモが置かれ、宮司がその上を歩いて参進します。
宮司が踏んだマコモは御神威が宿るとされ、参拝者は持ち帰って、風呂に入れるのだとか。w
仏教でも、お釈迦様がマコモの葉を編んでムシロをつくり、その上で病人の治療をしたという話と、
お釈迦様がとても可愛がっていた象に、食べさせたのがマコモの葉という話もあります。
調べてみると、たけのこを優しくしたような適度の食感と、ほのかな甘味、ヤングコーンのような香りがあるとか。
くせがなく、さっと茹でたり、グリル焼き、炒めものにも向いているほか、新鮮なものは生食しても美味だそうです。
還暦を疾うに過ぎて、未だ「マコモ」を食する経験はなかったので、今夜はこれを供しましょう。
先っぽと外の青い部分は刻んで薬茶にし、残りは風呂に入れて薬湯にしますね。
マコモは米に比べて食物繊維、たんぱく質、ビタミンやミネラルを多く含んだ食材だそうです。
食物繊維は消化を促進し、腸内の不要なものを輩出し、善玉菌を増やすことで、腸内環境を整えます。
また、善玉菌が増えることにより、慢性疾患の予防、血圧や血糖値の低下、そして免疫力の強化などにも働きかけてくれます。
マコモはすぐれた体内浄化作用も持ち合わせているので、アトピーや切り傷などに最適だともいわれています。
たまには、いつもは摂らない珍しいものを食して、新たな心身の糧としましょう。^^
今日の水曜会の限定メニューとして、食べてみましょうね。^^v
マコモ茶はあまり多くないので、ご来客には水出しの黒烏龍茶をお出ししましょう。w
カウンセリングを終え、土用干しなどの家事雑事を終えて、料理も完成。
気を落ち着けて、快晴の陽気の中で瞑想しつつ、ご来客をお待ちしましょう。
2.今日のメニューは、以下の9品です。
1.しらはマコモの塩コショウ、醤油、味醂、胡麻油炒め。
2.茹がきブロッコリーの温サラダ、手作り胡麻ドレッシングソースを添えて。
3.塩湯がきしゃきしゃきメークインの温サラダ。
4.鶏ミンチ、玉ネギ、フライドガーリック、ケイジャンスパイス、タイ・プリック入りつくねバーグ、青紫蘇葉を添えて。
5.豚ロースのガーリック風味二口カツ。
6.粗びきミンチ、絹揚げ、ニンジン、シメジ、長ネギのオイスターソース・ナムプラー炒め。
7.水菜、白菜、春雨、骨付きぶつ切り鶏の鶏ガラだしスープ。
8.アオリイカのガーリックソテー、プチトマトを添えて。
9.ブリカマの塩焼き、柚子を添えて。