雨模様で、止んでもムシムシと蒸してる京都ですが、本日は、仏滅(ぶつめつ )ですねえ。w
仏滅、大安、友引、先勝、先負、赤口の日取りは、六曜といいます。
七曜といえば、子供も知ってる月曜から日曜の七つの曜日ですが、六曜とは六曜星の略で、六輝、孔明六曜とも呼ばれます。
日本では有名な暦注で、祝い事などの日の吉凶や、友引の日に通夜や葬式を避ける風習は、この六曜日から来たものです。
仏滅は、 「仏様も滅亡するような大凶の日」と言う意味で、古くは「空亡」「虚亡」「物滅」と書かれました。
これを全てが虚しいと解釈して「物滅」と呼ぶようになり、これに近年になって「佛(仏)」の字が当てられたものです。
字面から仏陀(釈迦)が入滅した(亡くなった)日と解釈されることが多いのですが、本来、全くの無関係ですよ。
釈迦の死んだ日とされる旧暦2月15日が必ず仏滅になるのは、偶然そうなっただけなのですから。^^;
この日は六曜の中で最も凶の日とされ、「祝い事・法事など、万事に凶」とされ、婚礼などの祝儀を忌む風習となりました。
この日に結婚式を挙げる人は少ないため、仏滅には料金の割引を行う結婚式場は多いですね。^^
「何事も遠慮する日、病めば長引く、仏事はよろしい」ともいわれます。
また『物滅』として「物が一旦滅び、新たに物事が始まる」とされ、「大安」よりも物事を始めるには良い日との解釈もあるようです。
陰極まって陽となる、最悪から始めれば後は伸びてゆく限り。^^
要は、心と意識の用いよう、気の配りようですね。(笑)
六曜が中国から日本に伝来したのは、14世紀の鎌倉時代末期から室町時代にかけてとされていますが、その名称や解釈・順序も少しずつ変えられ、
19世紀初頭の文化年間に現在の形になったものです。
幕末頃から、民間の暦にも記載されていたのですが、明治時代に入って、吉凶付きの暦注は迷信であるとして政府に禁止されたのですが、
六曜だけは迷信の類ではないと引き続き記載されたのです。w
いやはや、強くしぶとい呪(しゅ)であることよ。(笑)
六曜とか、三隣亡とか、運気には全く根拠のない迷信の吉凶ではありますが、大事な日であるからこそ、縁起を担ぐことも分かります。
結婚式や葬式など、多様な人を招く会であれば、常識や風習を考慮した上で、気遣いすべきではありますからね。^^;
現代の陰陽師、言霊によって寿(ことほ)ぎ、より佳き日取りとなりまするよう、
結婚披露宴の日取り選定などでは、六曜を使うことも・・・
あるんどすえ。(ワラ)
ところが、困ったことに2033年になると、六曜が定まらない事態がやって来ます。^^;
旧暦(天保暦)は1844年に制定されたのですが、このルールをすべて満たして暦を作ると、
この年9月の次に11月が来るという前代未聞の異常事態となります。
火葬場、葬儀管理所事務所や葬儀各社は、友引を休日にしたり、メンテナンスしているため、大問題でしょうね。^^;
春分や秋分を定める現代の陰陽寮、国立天文台はこの問題について関知しないと言ってるし。w
日本カレンダー暦文化振興協会の案では昨年、2033年11月には臨時に閏月を置く案を発表しました。
実は、それでもこの方法も、旧暦のルールを全て満たすわけではないんですよ。^^;
その頃となると、団塊世代が80代後半になり、「葬儀インフラ」が足りなくなるといわれています。
現在でも、都内の葬儀会社によると、昼の時間帯に告別式・火葬を望む場合、斎場が1週間以上先まで埋まっていてすぐに葬式が出せないケースが増えているそうです。
高齢化社会のあおりで葬儀難民になって、遺族に迷惑はかけたくないなあ。。^^;
生きとし生けるものの命題は、適応と進化です。w
時代に応じて、これからの冠婚葬祭や風習儀礼のあり方も変わって行くことでしょうね。
結婚式がバブル時代のハデ婚から、今ジミ婚とかラシサ婚とかに変わってきたように、葬儀も家族葬が増え、
墓石も「〇〇家先祖代々の墓」から、「倶会一処」や「平安」など、家に縛られず縁ある者が集えるようにと。
伝統や宗教は大事なものですが、守るべきは残しても諸行無常が世の習い。w
今を生きる私たちが自覚、適応して行きたいものですね。
さて、2件のメールカウンセリングと質疑を終えて、料理も仕上がりました。^^
今日のメニューは、以下の10品です。
1.こんにゃく冷麺とラタス、キュウリ、プチトマトのサラダ。
2.いづみ式合挽きミンチ、玉ネギ、シイタケ餡のレンコン挟み焼き、パセリ散らし。
3.いづみ式レンコンのキンピラ、煎り胡麻散らし。
4.小松菜のお浸し、だし醤油絞り煎り胡麻散らし。
5.チャーシュー風鶏胸肉と白ネギ、半熟玉子煮付け合わせ。
6.鶏胸肉とブナシメジの生姜ニンニク入り甘辛ちょっと酢炒め、パセリ散らし。
7.万願寺唐辛子と京揚げの炊いたん。
8.コンニャクとピーマンの煎り胡麻だし炒め。
9.エイの煮つけ、煮凝り。
10.ハタハタの唐揚げ。
天候は良くないですが、良き日を収め、好き酒、良き食事と歓談を楽しみましょう。^^