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白露翌日、重陽の節句、水曜会

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昨日9月8日は、太陽黄経が165度のときで、二十四節気の「白露」でした。
この日から、次の節気の秋分前日までが白露の期間となります。

「暦便覧」では、「陰気やうやく重りて、露にごりて白色となれば也」とあり、
大気が冷えてきて、朝露ができ始めるころですね。

初候は、草露白(そうろ しろし)で、草に降りた露が白く光り、
次候は、鶺鴒鳴(せきれい なく)で、鶺鴒が鳴き始め、
末候は、玄鳥去(げんちょう さる)で、燕が南へ帰って行くとあります。

朝方は、特に秋の冷えが始まって来ましたが、昨日から今日は台風の影響で、雨が続き、
草木の露珠を見て、しみじみ思う天候ではありませなんだが。^^;

タイ在住の友人、徳原さんは台風のため、帰国便が6時間半ほど遅れるそうですが、
ホテル移動ではなく、ブランケットを配られての空港待機だそうで、お気の毒様です。^^;
身体がガチガチに固まってそうなので、水曜会に来られたら先ずヒーリングしましょう。

9月9日の今日は、重陽の節句です。
五節句の一つで、節句を締めくくる行事として昔は最も盛んでしたが、今日では影が薄くなくなってるような?

五節句は江戸時代に制定された式日(祝日)で、そのうち4節句は今日でも風習になってますね。
1月7日の人日の節句で七草粥を祝い、3月3日の上巳の節句で桃の節句の雛祭り、
5月5日の端午の節句で菖蒲、粽を祝い、7月7日の七夕の節句で笹を祝う。

古来より、東洋では奇数は縁起の良い陽数、偶数は縁起の悪い陰数と考えてきました。
その奇数が連なる日をお祝いしたのが五節句の始まりで、めでたい反面悪いことにも転じやすいと考え、
お祝いとともに、厄祓いもしてきたものです。

中でも一番大きな陽数、9が重なる9月9日を、陽が重なると書いて「重陽の節句」と定め、
菊の節句として、不老長寿や繁栄を願う行事をしてきました。

菊は古来より薬草としても用いられ、延寿の力があるとされてきました。
菊のおかげで少年のまま700年も生きたという「菊慈童(きくじどう)」伝説もあります。
また、他の花に比べて花期も長く、日本の国花としても親しまれていますね。

元来、重陽の節句は中国由来の行事で、日本では平安時代に貴族の宮中行事として取り入れられました。
当時は、中国から伝来したばかりの珍しい菊を眺めながら宴を催し、菊を用いて厄祓いや長寿祈願をしたそうです。

これが時代とともに民間にも広がり、庶民の間では「御九日(おくんち)」と呼ばれて親しまれ、
秋の収穫祭と合わせて祝うようにもなりました。
有名な「長崎くんち」「唐津くんち」はその名残で、今でも新暦の10月に開催されています。
佐世保の杏薬局、徳永さんとこはどんな祝い料理がでるんだろう?w

江戸時代から重陽の節句には、栗ごはんを食べる習わしがあり、「栗の節句」とも呼ばれています。
が、糖尿病対策で、特に夜はでんぷん・糖質制限してるので、これはパス。^^;

「おくんちに茄子を食べると中風にならない」と言う言い伝えもあります。
秋茄子は身体を冷やすので、生姜とともに用いてみましょう。^^v
幸い、米茄子と鴫茄子が買えたので、これで2品作ってみましょーね。(沖縄的語尾使いw)

菊の花を杯に浮かべて、菊酒もオツなものですね〜。w
食材として栽培された食用菊は、昔から親しまれてきたエディブルフラワー(食べられる花)で、
おひたし、お吸い物、サラダなどに使えます。
お刺身の盛りつけでお馴染みの黄色い菊は、見た目の美しさだけでなく、優れた抗菌作用で防腐効果があります。
お棺にも入れるほどですから。(ワラ)

ところが、本日、重陽の節句というのに、どこのスーパーでも食養菊は売ってませんでした。−−
友人のため寿司を握るのに、刺身でも買えば付いてるかな?と確認したら、海藻が付いてた。^^;

菊菜が売ってたので、華やぎはないが、これで一品作るとしましょーね。w
札には「春菊」と書いてあったが、これからのシーズン、菊菜と書いてほしい。(と思うの、ボクだけ?^^;)

どうも重陽の気分には欠けるので、9月は酉月ということで、鶏の料理も2種ほど料理してみよう。w
明日は急遽のカウンセリングやヒーリングがなければ、雨上りの遊行して、外の宴がしたいものです。

言葉と構成に悩み、サボりにサボった著作の原稿も、雨で籠もってたせいもあり、再開しました。w
こうしてブログとかの駄文に時間を割きつつも、年内には全項を書き上げたいものです。^^;
美人編集者でも通い催促してくれれば、もっと捗ると思うけど。(ワラ)

例によって、そうこうするうち、時間を分割活用して、今日の仕事と料理も調いました。^^
今日の料理は、以下の13品です。
1.菊菜、豆腐、すり胡麻、和だしの白和え。
2.モロヘイヤの天ぷら、好みで塩か天つゆで。
3.葉唐辛子(木ゴショウ)の炊いたん。
4.赤・青万願寺、じゃこ炒め煮。
5.メバチマグロの握り。
6.山椒香る、ニシンと鴫茄子揚げの合わせ煮。
7.胡麻香る、米茄子の田楽味噌焼き。
8.いづみ式餅と半熟卵の2種巾着とシイタケ・ニンジンなどの和風煮込み。
(美癒亭キッチンのおでんの半熟卵もそうですが、温め直しても半熟を維持するのはコツが要ります。^^;)
9.丸ごと玉ネギの冬瓜・ニンジン・セロリ入りカレー煮込み。
10.鶏もも肉のガーリック・パルメジャーノチーズ・カツレツ。
11.鶏のハツとレバニラ炒め。
12.茹で豚足の炙り焼き、好みで酢味噌か塩を添えて。
13.豚ロースのガーリック・ピカタ。