今朝の京都は暖かでしたが、嵐山は午後4時に雪がちらつき、今は止みましたが
冷えてきました。^^;
今日、28日は不動明王の縁日で、今日は各地で初不動が催されていますね。
京都では、狸谷不動院で、ガン封じにご利益のある笹酒のお接待あり、護摩の火
で温めた青竹の筒の笹酒を、青竹の杯で無料でいただけます。
狸谷山不動院は、天応元(781)年に桓武天皇勅願で平安京の鬼門守護として「〓怒鬼(たぬき)不動明王」様が安置されたことが始まりです。
「鬼を叱る」といわれるほど大変険しい表情をされていることから、悪鬼・悪霊
退散、あらゆる災難を取り除いてくれる不動明王様として、今日でも厚く信仰さ
れています。
狸谷山不動院と呼ばれるようになったのも、ご本尊のお名前に由来しているので
すね。
ここは、宮本武蔵の「一乗下り松」の戦いで有名な地にあるのですが、境内にはその名の通り「タヌキ」の焼き物が多く置かれています。
これは「タヌキ〜他抜き〜他を抜く」ということから、参拝者が置くようになっ
たのが始まりだとか。
他を抜くということから、商売繁盛や芸事上達の祈願に、芸能人やスポーツ選手
も多く参拝に来られています。
28日はまた、荒神さんの縁日でもあり、京都七福神の一つで、日本初の清荒神、
護浄院(きよしこうじん、ごじょういん)でも初荒神が営まれます。
荒神様はかまどの神様として知られていますが、仏教的には、仏・法・僧の三宝
を守る神様です。
不浄をきらう神様で、火はすべてを焼きつくし清浄にすることから、火のある所
に居ると結び付けられ、かまどの神様となったそうです。
護浄院の寺伝によれば、宝亀二(771)年、開成皇子が摂津国勝尾山を開闢
(かいびゃく)した時、荒神が八面八臂の鬼神になって出現したとか。
その荒神様を、清(清らかな場所)に祀ったのが始まりであるとされています。
この辺りは、荒神口と呼ばれますが、かつての京都七口の一つで、平安時代以前
から白川街道、近江山中、坂本に通じる途中越えの起点となってました。
荒神橋付近は、北山、東山、五山送りの大文字山の見晴らしが良いので知られて
います。
橋の東に大文字山があるのですが、「山当て」という景観手法が用いられていて、
視線の先に山が来るように通りの方向を定めた、古来からの都市計画の一つです。
ま、嵐山に棲んでると、そちら方面は知ったことではありませんが。(笑)
そういえば、松尾から嵐山に進む物集女(もずめ)街道は、視線の先に五山の一
つである鳥居形が正面にありますね。
松尾橋からの四条通りは、西が松尾山松尾大社で、東は円山八坂神社があるので、
なるほどとうなずけることですね。
不動尊といい、荒神といい、いずれも火に由来する神仏ですね。
今日は火に感謝して、理を料(はか)ることにしましょう。^^
道教にいわく、料理とは、火や水の力を借りて工夫を重ね、土から得た器にこれ
を飾り、ある生命が他の生命を慈しみ、育み合っているという玄妙なる道(タオ)
の理を料りゆく術(すべ)であると。
そんなにたいそうなものではありませんが^^;席を同じくし、一緒に食べる人
が快く楽しめるよう、美味しくなぁれと呪(しゅ)をかけて作ることにしましょ
う。w
そんなこんなで、原稿は進まず、料理は完成です。(ワラ)
今日のメニューは、以下の12品です。
1.ラム肉のしゃぶしゃぶ、白菜の温野菜サラダ添え、中華胡麻ドレッシング掛け。
2.鯨肉の南蛮漬けの焼いたん、チシャ菜添え。
3.ゴールデン桃太郎トマトのサラダ、フレンチドレッシング掛け。
4.はんぺんと蒸し黒豆のつくねバーグ。
5.鮭とシメジ・玉ネギの味醂味噌焼き。
6.豚スペアリブの焼肉ソース炙り焼き。
7.もやしのゴマ入りナムル。
8.ブリアラの照り煮。
9.上田の手揚げの雪虎(お揚げの焼いたん、大根おろし添え)
10.鶏肩肉の竜田揚げと、キャベツの温サラダ、ポン酢掛け。
11.鶏肝の時雨煮。
12.玉ネギ、大根、ニンジンのビーフシチュー、あったかいンだから〜(笑)
さて、部屋を暖めて、一献やりましょう。^^v