昨夜は、くろ谷さん、正しくは金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)に行ってき
ました。
京都では「くろ谷さん」と呼んでいますが、浄土宗の大本山で、法然上人が比叡
山の黒谷を下り、草庵を結んだのがこの浄土宗最初の寺院のはじまり。
幕末、京都守護職会津藩松平容保公が、一千名の藩士を率いて本陣にもなったと
ころで、私の好きな新撰組が生まれたところでもあります。
今年は初めて、金戒光明寺の夜間参拝が開催されています。
11月15日(土)〜11月30日(日)17:30〜20:30まで。
あまり知られていないのか?参拝客はそれほど多くなかったですよ。
比較的近くにある永観堂のライトアップは、混雑で入場制限があるくらいですが。
御影堂の中は撮影禁止ですが、右脇壇にある古来から日本三大文殊の一つとされ
る運慶作の「中山文殊」が美しく見事です。
また、左脇壇には今から千二百余年前、遣唐使吉備真備の難を救った吉備観音
(重要文化財)のお姿があります。
寺宝の山越阿弥陀三尊図屏風も開帳されていて、阿弥陀如来と縁を結び深める鉦
も撞かせてもらいました。
これで極楽往生間違いなし?(ワラ)
大方丈から虎の屏風のある会津藩本陣を通って、庭園「紫雲の庭」を巡っての夜
間参拝。
冷えゆく秋の夜を一人過ごすより、たまにはこうして、夜の行楽に出かけるのも
良いもんですね。^^
1.黒谷だぁ!的な、荘重な山門が夜の闇に浮かび上がっていました。
2.山門を通って、裏から見る山門と浮かび上がる紅葉。
3.紅葉の夜景を背に、着物姿の連れ合い。
4.除夜の鐘が撞かれる鐘つき堂を背に、帽子・コートで防寒姿の私。w
5.紅葉の参道を背にもう一枚。
6.黒谷の紅葉は、今からたけなわで、山門を彩っています。