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青蓮院青龍殿にて

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美癒亭キッチンの近く、知恩院の隣に青蓮院門跡があります。
10月8日から12月23日まで、青蓮院の飛地境内、青龍殿で、秋の特別拝観
が開かれています。
青龍殿は、東山の山頂、将軍塚にありますが、国宝青不動画像が開帳され、夜は
ライトアップされているのです。

昨日、9日に映画を観た後、参拝して来ました。

1.高野山の赤不動、三井寺の黄不動と並んで、日本三大不動とされる青不動。
平安時代から秘仏として、青龍殿に代々受け継がれてきたものです。
青蓮院のご本尊の熾盛光(しじょうこう)如来は、光そのものですが、その化身
の青不動明王も炎の光を背負っておられ、この寺院は光との関係が大変深いので
す。

10月24日から12月23日まで、青蓮院でも秋の特別拝観、ライトアップが
ありますが、これも荘厳なものです。
闇に浮かんでは消える紅葉の木々、光の中で雄大な力を感じる天然記念物の大ク
スノキ5本、青く光る静清な竹林、一面の苔庭の海に浮かぶ光の星。
青蓮院の願いは、参拝者お一人お一人の光がご本尊の功力によって、夜空に光の
たばとなって駆け上がり、世の中を明るく照らしていただきたいとのことです。

将軍塚は、いわば京都の発祥となった場所です。
和気清麻呂が桓武天皇をこの山上にお誘いし、京都盆地を見下ろしながら、都の
場所にふさわしい旨進言しました。
天皇はその勧めに従って延暦十三年(794年)、長岡京から平安建都に着手され
ました。
天皇は、都の鎮護のために、高さ2.5メートル程の将軍の像を土で作り、鎧甲を着せ鉄の弓矢を持たせ、太刀を帯させ、塚に埋めるよう命じられました。
これが、この地を「将軍塚」と呼ぶ由来です。

青蓮院から歩けば、3,40分掛かるでしょうが、シャトルバスが30分ごとに
出てるので便利でした。

2.今は昔で像は残っていませんが、直径20mの塚は当時のままに残っています。
3.展望台から見る将軍塚と青龍殿。
4.暮れてゆく京都を見おろす展望台にて。
5.青龍殿の展望舞台から見る暮れなずみ灯り出す京都の街並み。
6.ライトアップされた青龍殿の庭園にて。
7.ライトアップされた石庭と妻。(ワラ)

11月に入って、紅葉の景色はより美しいことでしょう。
将軍塚は、地元の人やタクシーの運転手さんしか知らない京都観光の穴場的なスポット。
多くの人に、知ってほしい場所の一つです。